現地で味わいたい!マレーシアの心おどるカラフルスイーツとは!?

旅行先でちょっと休憩したいときには、甘いものが食べたくなりますよね?

南国マレーシアには、個性的で色鮮やかなスイーツがたくさんあるんですよ。

今回は「現地で味わいたい!マレーシアの心おどるカラフルスイーツとは!?」をご紹介します。

マレーシアのスイーツとは?

マレーシア旅行が初めての人は、どんなスイーツがあるのかイメージしにくいですよね?

マレーシアには、常夏の国にピッタリなかき氷をベースにしたスイーツや中華とマレーが融合したニョニャ・スイーツがあるんですよ。

これらのスイーツはマレーシアの多国籍な文化の影響を受けていて、個性的でカラフルなものが多いんです。

そして、地元で取れる新鮮なマンゴーやバナナなどのフルーツやココナツミルクを使っていて、とても南国らしいスイーツなんですよ。

あまりにも色鮮やかなスイーツも多いので、「人工着色料をたっぷり使っているのでは？」と心配になるかもしれませんね。

ですが、色付けには植物の葉っぱや花びらなど天然素材が使われているので、安心して食べられるスイーツなんですよ！

鮮やかなブルーの色も、青い花びらで色づけられているなんて驚きですね！

その色鮮やかな天然色素の中でも、注目したいのはパンダンリーフです。

緑色の色素で「東南アジアのバニラ」とも呼ばれています。

香りづけにも使われ、マレーシアスイーツに欠かせない材料なんですよ。

パンダンは、別名「ニオイタコノキ」とも呼ばれるタコノキ科の植物です。

マレーシアだけでなく、東南アジアの緑色のスイーツはパンダンリーフが使われているんですよ。

また、スイーツに使われるだけでなく、民間療法では糖尿病や高血圧対策として健康茶という形で飲まれたり、虫よけや車の消臭剤としても使われることもあります。

マレーシアのかき氷3選

マレーシアのかき氷①：マンゴー・ロー　Mango Loh

記得食にて、マンゴーロー。これ食べなきゃね。マンゴーピューレが濃くて、うまい。氷は細かい系。マンゴーの実もそのものでおいしいね。 pic.twitter.com/vTSlu23P

— 古川 音 (@OtoFurukawa) February 21, 2012

マンゴー・ローは「マンゴー・ロロー」とも呼ばれるマレーシアの中華系かき氷です。

マンゴーの果肉とマンゴーピューレを惜しげもなく、たっぷりのせた贅沢なスイーツになります。

マレーシアではマンゴーがたくさん採れるので、マンゴーをふんだんに使ったかき氷が格安で食べれるんです！

また、下までしっかり味がついているので、最後までおいしく食べれますよ。

マレーシアのかき氷②：アイス・カチャン　Ais Kacang

アイス・カチャンは別名「ABC」とも呼ばれています。

「ABC」とはAir Batu Campur（アイル・バトゥ・チャンプル）の略で、混ぜた氷という意味です。

名前の通り、色々な具材と練乳がたっぷりトッピングされたかき氷をよく混ぜてから食べます。

小豆、カラフルなゼリー、ナッツなどのたくさんの具材がトッピングされているんですが、その中にはなんと「トウモロコシ」もトッピングされているんですよ！

アイス・カチャンは、色々な食感が楽めるかき氷です。

日本ではなかなか味わうことができないかき氷なので、現地を訪れた際はぜひ食べてみてくださいね！

この黄色い粒は何だろうと思ったら、トウモロコシでビックリしました。

甘い練乳とトウモロコシの塩味が意外と合いましたよ。

ナッツのカリカリ感もあり、新しいかき氷の食べ方に出会えました。

マレーシアのかき氷③：チェンドル　Cendol

チェンドルは、パンダンリーフを使った緑色の麺のようなゼリーと小豆がトッピングされているかき氷です。

ココナッツミルクとヤシ砂糖でできた黒糖のシロップをたっぷりかけて食べます。

暑いマレーシアでは氷はすぐ解けてしまうので、かき氷というよりはひんやりとしたココナッツミルクでゼリーを楽しむスイーツですね。

鮮やかな緑色のゼリーは、食べるのに抵抗があるかもしれませんが、宇治金時のような味わいで意外と親しみやすい味なんですよ。

元々はマラッカなどでプラナカンのスイーツとして生まれたのですが、マレーシアだけでなくシンガポールやベトナムなど東南アジア諸国で食べることができるかき氷です。

マレーシアでは、マラッカやペナン島で本場のチェンドルが食べられます！

街中のレストランやカフェでも食べられますが、現地の人に人気があるのは屋台やキッチンカーのチェンドルなんですよ。

マラッカの人気屋台でチェンドルを食べました！

注文すると手動のかき氷器で素早く氷を削ってくれたので、一瞬でチェンドルが完成しました。

氷が解けやすい暑い国では、手際の良さが大事なんですね！

1杯RM1.5～RM2.5（約38円～64円）で売っていましたよ。

マレーシアのかき氷オススメ店

記得食　ケポン本店

記得食の系列店は他にもありますが、マンゴー・ローを食べるならケポン本店が一番美味しいと評判です。

きれいさを求めるならSS2店や1-Utamal店ですが、味を取るなら断然ケポン本店なんですよ。

かき氷以外にも点心や麺類も食べれるので、ランチにもいいですね。

山盛りのかき氷にマンゴーピューレがたっぷりかかっていて１杯RM7.2（約185円）で、とてもお得感がありました。

かき氷にはサゴと呼ばれるタピオカのような小さなツブツブが入っていたんですが、フルーツの自然な甘みとプチプチ感が絶妙な美味しさでした！

マンゴー・ロー以外にもストロベリー・ローやキウイ・ロー、レッド・ビーン・ロー（小豆）もあったので、次回は他のかき氷にも食べてみたいです。

ただし英語が通じなかったので、注文する時ちょっと困りました。

オリエンタル・デザート（東方糖水） Lot 10 Hutong

オリエンタル・デザート（東方糖水）は、クアラルンプールの繁華街ブキッ・ビンタンのショッピングスポットLot10のフードコートにあるお店です。

以前は「東方甜品」という中国名でした。

アイス・カチャンやチェンドル、ボボ・チャ・チャなどのマレーシアのスイーツが楽しめます。

マレーと中華の融合　ニョニャ・スイーツ2選

ニョニャ・スイーツとは？

ニョニャ・スイーツとは、15世紀後半にマレーシアやシンガポールにやってきた中華系移民の子孫「プラナカン」が作るお菓子のことです。

ニョニャはプラナカンの女性のことを意味するので、ニョニャ・スイーツは「プラナカン」のおふくろの味ですね。

マレー半島と中国の文化がお互い良い影響を与え、洗練されたニョニャ・スイーツが作り上げられたんですよ。

ニョニャ・スイーツ①：ニョニャ・クエ　Nyonya Kueh　

ニョニャカラーズ

Kuih Seri Mukaにハマってる！カロリー高そうだけどもっちり食感のもち米とココナッツクリームが最高においしい。いろんなフルーツなどと合わせカラフルでかわいい。30円くらいで買えるのも嬉しいおやつ。#マレーシア　#クアラルンプール　#おやつ pic.twitter.com/hvtF8uQpvL

— maruikemasako🇯🇵副業中ライター＆SMM (@maruikemasako1) January 14, 2020

伝統的なお菓子「ニョニャ・クエ」は、見た目もカラフルでお祝い事にも使われる色鮮やかなお菓子になります。

ココナッツや米粉、タピオカなどを使用していて、ういろうみたいなモチモチ食感で和菓子に近いお菓子です。

ニョニャ・クエには色々な種類がありますが、その中でもオンデ・オンデやクエ・ラピスが人気なんですよ！

ニョニャ・スイーツ②：ボボ・チャ・チャ　Buber cha cha　

料理図鑑更新。ココナッツミルクとイモの奇跡のコラボ「ボボチャチャ Bubur Cha Cha」。中にはサツマイモがたっぷり。身も心もほっこりする、すくって食べるおやつです。定番からニョニャ、マレー系のボボチャチャについて。https://t.co/UqefqtBVvp pic.twitter.com/pCmYurvWw4

— マレーシアごはんの会事務局 (@malaysiafoodnet) January 8, 2020

ボボ・チャ・チャはマレーシアでは珍しいホットスイーツで、「ブブ・チャ・チャ」とも呼ばれます。

ボボ・チャ・チャはマレーの言葉で「具だくさんのおかゆ」という意味がありますが、お米を使ったスイーツではありません。

サツマイモやタロイモをココナッツミルクで煮込んだ優しい甘さのスイーツです。

一口食べたらほっこりして、心まで温かくなる美味しいスイーツなんですよ！

元々ボボ・チャ・チャはニョニャ系スイーツですが、ニョニャ系にはバナナなどのフルーツ、マレー系にはゼリーが入っているのが特徴なんですよ。

ニョニャスイーツのオススメ店

ニョニャ・カラーズ　Nyonya colors

ニョニャ料理専門のカフェで、クアラルンプールのショッピングモールスリアKLCCや空港などにあります。

ニョニャ・クエやボボ・チャ・チャなどのスイーツの他に、チキンカレーやスナックなどの軽食も食べることができますよ。

イートインとテイクアウトどちらも可能です。

ショーケースに並んだ美しいニョナ・クエは50種類以上もあり、何を買おうか選ぶ時間も楽しいですね。

1つでもバラ売りしてもらえるので、好きなニョナ・クエが選べましたよ。

種類によって多少値段は違いますが、1つRM1.35（約35円）からでした。

ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキ　Baba Charlie Nyonya Cakes

ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキは、ニョニャ・スイーツ発祥の地マラッカの伝統的なお菓子屋さんです。

昔ながらの方法で1つ1つ丁寧にニョニャ・クエが作られていて、作っている様子も見学できますよ。

ただし、製造販売のみで店内でのイートインはできません。

お店で食べたいという方は、近くの同系列カフェ「ババ・チャーリー・カフェ　Baba Charlie Cafe」で作りたてのお菓子を食べることができるので、利用してみてくださいね！

英語を話せるスタッフさんもいました。

日本へのお土産を探していたのですが、日持ちのするものを教えてもらえました。

人気店なので、好きなものを選びたい場合は朝早く行くのがオススメですよ！

まとめ

マレーシアのスイーツとは?

• かき氷をベースにしたスイーツやニョニャ・スイーツがある
• 多国籍な文化の影響を受け、個性的でカラフル
• 新鮮なフルーツを使っている
• パンダンリーフなど天然色素で色づけられている

マレーシアのかき氷3選

1. マンゴー・ロー　Mango Loh
2. アイス・カチャン　Ais Kacang
3. チェンドル　Cendol

マレーシアのかき氷オススメ店

• 記得食　ケポン本店
• オリエンタル・デザート（東方糖水） Lot 10 Hutong

ニョニャ・スイーツとは？

• 中華系移民の子孫「プラナカン」が作ったお菓子
• ニョニャとは「プラナカン」の女性のこと

マレーと中華の融合　ニョニャスイーツ2選

1. ニョニャ・クエ　Nyonya Kueh　
2. ブブ・チャ・チャ　Buber cha cha　

ニョニャスイーツのオススメ店

• ニョニャ・カラーズ　Nyonya colors
• ババ・チャーリー・ニョニャ・ケーキ　Baba Charlie Nyonya Cakes

今回は「現地で味わいたい!マレーシアの心おどるカラフルスイーツとは!?」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

ワクワクするような色とりどりのスイーツで、旅の疲れも暑さも吹き飛ばしてしまいましょう！

今回の記事を参考に、マレーシアで本場のスイーツを楽しんできて下さいね。