韓国旅行をする際「SIMカードとWi-Fiルーターはどっちが便利?」「Wi-FiとSIMカードはどっちがお得なの?」と気になる人は多いのではないでしょうか?
渡航人数や予算、旅行日数によって、SIMカード、Wi-Fiルーターどちらを選べば良いかは異なります。
今回は「【韓国旅行のスマホ事情】SIMカードvsWi-Fiルーターのメリットとデメリットを徹底解説」をご紹介します。
目次
韓国でインターネットを使う方法
まず、韓国でインターネットを使う方法は、全部で4つあります。
- Wi-Fiルーターをレンタルする
- SIMカードを購入する
- eSIMを購入する
- 現地で無料Wi-Fiを使用する
どの方法が向いているかは、以下の表をご覧ください。(韓国2泊3日で算出)
3日間 | メリット | デメリット | |
Wi-Fiルーター | 2,100円〜 | ほぼ確実に繋がる データシェア可 | 荷物になる 地下は繋がりにくい |
SIMカード | 1,800円〜 | 安い 荷物にならない ※データシェア可 | SIMフリー端末が必要 SIMカードの紛失 |
eSIM | 1,800円〜 | 安い 荷物にならない ※データシェア可 | SIMフリー端末が必要 非対応の機種がある |
無料Wi-Fi | 0円 | 無料 荷物にならない | 情報漏洩やハッキング等 |
※SIMカードならびにeSIMの商品によっては、1枚購入するだけでテザリングという機能を使って、データをシェアしてネットを使えるものがあります。
ただし、 Wi-Fiルーターと同様に常に近くにいる必要があり、別行動をする場合は1人1枚SIMカードまたはeSIMを購入する必要があります。
Wi-Fiルーターをレンタルする
渡韓前に宅配で受け取りまたは現地空港でWi-Fiルーターをレンタルする方法です。
グループ旅行の場合、1台で複数人とシェアできるWi-Fiルーターがあります。
例えば、グローバルWiFiやイモトのWiFiは1台で5台まで同時接続可能なので、1台をシェアして使用することで一人当たりの値段を安く抑えることができます。
また、パスワードとIDを入力するだけで簡単にインターネットを使うことができるのもメリットの1つです。
しかし、Wi-Fiルーターと予備バッテリーなどの荷物が増えるのがデメリットです。
他にも、ネットを使うには常にWi-Fiルーターの近くにいる必要があり、別行動が取れない、Wi-Fiルーターによっては地下鉄などは繋がりにくいというデメリットがあります。
安くレンタルできるWi-Fiルーターは、以下の記事で詳しくご紹介しています。
>>【7社徹底比較】海外旅行用Wi-Fiルーターを一番安くレンタルできる会社はどこ?
SIMカードを購入する
日本または現地空港、コンビニなどでSIMカード、eSIMを購入する方法です。
SIMカードは、皆さんが普段使用しているスマホの中に入っている「チップ」のことです。
SIMフリーの端末であれば、どの端末でもSIMカードを入れ替えるだけで海外の通信会社を利用してインターネットを使うことができます。
そのため、Wi-Fiルーターのように荷物が増えることなく身軽に旅行することが可能です。
ただし、SIMカードは小指くらいのサイズなので、入れ替える際に落としたり紛失したりすることで、日本帰国後に使えなくなることがあります。
また、海外現地到着後、SIMカードを入れても反応しない、ネットに繋がらないなどのトラブルも時々あります。
端末によっては使用できないSIMカードがあるので、購入前にお問い合わせされることをオススメします。
eSIMを購入する
eSIMは、SIMカードを入れ替えることなく使えるので、SIMカードを紛失する心配がなく手軽に現地でインターネットを使うことができます。
しかし、eSIMを利用できる対応機種は限られているため、購入前にeSIM対応の端末かどうかを確認してから購入しましょう。
また、海外現地到着後、SIMカードと同様に設定しても反応しない、ネットに繋がらないなどのトラブルが時々あります。
現地の無料Wi-Fiを使用する
現地のカフェやホテルにあるWi-Fiを利用する方法です。
現地でネットやSNS、LINEなどをほとんど使わない方にオススメです。
しかし、無料だとハッキングされたり、個人情報を抜かれたりすることがあるため、Wi-FiルーターやSIMカード、eSIMを購入されることをオススメします。
SIMカード / eSIM / Wi-Fiルーターどれがお得?
結論を言うと、旅行する人数、旅行日数、どの安心補償プランに加入するかによって選択肢は異なります。
一人旅の場合
比較する条件は、以下の通りです。
- 一人旅
- グローバルモバイルのWi-Fiを現地で受取る場合
- 安心補償なし
旅行日数 | SIM、eSIM代 | 安心補償 | Wi-Fi本体代 |
3日間 | 1,850円(3日間) | 未加入 | 700円×3日=2,100円 |
4日間 | 1,680円(4日間) | 未加入 | 700円×4日=2,800円 |
比較する条件は、以下の通りです。
- 一人旅
- グローバルモバイルのWi-Fiを現地で受取る場合
- 安心補償(330円 / 日)あり
旅行日数 | SIM、eSIM代 | 安心補償 | Wi-Fi本体代 | 合計 |
3日間 | 1,850円(3日間) | 330円×3日間=990円 | 700円×3日=2,100円 | 3,090円 |
4日間 | 1,680円(4日間) | 330円×4日間=1,320円 | 700円×4日=2,800円 | 4,120円 |
一人旅の場合は、SIMカードを買う方が断然お得という結果になりました!!
グループ旅行の場合
比較する条件は、以下の通りです。
- グループ旅行(2名)
- グローバルモバイルのWi-Fiを現地で受取る場合
- 4G無制限
- 安心補償なし
- 1人1枚SIMカード、eSIMを購入する場合
旅行日数 | SIM、eSIM代 | 安心補償 | Wi-Fi本体代 | 合計 |
3日間 | 1,850円×2=3,700円 | 未加入 | 700円×3日=2,100円 | 2,100円 |
4日間 | 1,680円×2=3,360円 | 未加入 | 700円×4日=2,800円 | 2,800円 |
比較する条件は、以下の通りです。
- グループ旅行(2名)
- グローバルモバイルのWi-Fiを現地で受取る場合
- 4G無制限
- 安心補償あり(330円 / 日)あり
- 1人1枚SIMカード、eSIMを購入する場合
旅行日数 | SIM、eSIM代 | 安心補償 | Wi-Fi本体代 | 合計 |
3日間 | 1,850円×2=3,700円 | 330円×3日間=990円 | 700円×3日=2,100円 | 3,090円 |
4日間 | 1,680円×2=3,360円 | 330円×4日間=1,320円 | 700円×4日=2,800円 | 4,120円 |
グループ旅行かつ3日間旅行する場合は、Wi-Fiルーターが安く、4日以上旅行する場合は、SIMカードならびにeSIMが安いという結果になりました。
個人的にSIMカードまたはeSIMをオススメする理由
Wi-Fi、SIMカード、eSIM全てを利用したことがありますが
「やっぱりWi-FiよりもSIMかeSIMが便利だよね!」と感じる理由が5つあります。
- 荷物にならない
- キャンセル料がかからない
- 購入の手間がかからない
- 韓国語ができなくても大丈夫
- 通信速度が安定している
荷物にならない
Wi-Fiルーターは、ルーターと充電器などが必要で荷物になりますが、SIMカードは小さいチップかつeSIMはQRコードがあればネットに繋がるので、荷物になりません。
実際にWi-FiルーターSIMカードの両方を使ったことがありますが、SIMカードは軽くWi-Fiルーターを持ち歩く必要がないので、とても身軽に旅行ができました。
キャンセル料がかからない
Wi-Fiルーターをレンタルする場合、急な体調不良などで旅行をキャンセルすると、Wi-Fiルーターのキャンセル料や宅配返送料などが必要です。
しかし、SIMカード/eSIMは、商品によっては余裕を持って使用期限が設定されているので、使用期限内であれば問題なく使うことができます。
そのため、使用期限内のSIMカード/eSIMであれば、次回の旅行に回すことができます。
購入の手間がかからない
現地空港でWi-FiをレンタルしたりSIMを購入する場合、以下の画像のように同じ便に搭乗したお客さんが一斉に列を作るので待たされることがあります。
また、空港カウンターでWi-FiやSIMカードなどを受け取る場合、カウンターにスタッフさんが1人または2人しかいないことが多く、購入するまでに時間がかかります。
SIMカードの設定に戸惑うお客さんがいると待たされることがあるため、日本で事前購入した上で渡韓すると、現地でスムーズにインターネットを使えます。
韓国語ができなくても大丈夫
現地カウンターでは、基本的に英語または日本語ができる人がいます。
ですが、日本語が得意ではないスタッフさんもいるので意思疎通に時間がかかって旅行の予定がズレることを考えると日本で事前に購入してから渡韓すると、現地でスムーズにインターネットを使えますよ。
また、日本でSIMカード/eSIMを購入する場合、LINEなどで日本語でサポートを受けられるのも嬉しいポイントです。
通信速度が安定している
WiFiルーターは、雷雨などの悪天候や地下に行くと電波が悪くなることが多いですが、SIMカード/eSIMは、現地韓国の電波を使うので、通信速度が安定しています。
実際にWiFiならびにSIMカードの両方を使ったことがありますが、WiFiルーターによっては地下に入ると一切繋がらないことがあったので、やはり現地韓国の電波を使えるSIMカード/eSIMは心強いと感じました。
日本で購入する場合のおすすめSIMカード
SIMカードはアマゾンや楽天、Yahoo!ショッピングでお得に購入できます。
日本でSIMカードを購入する場合、色んな会社がありますが、値段だけで判断すると現地で使用できないなどのトラブルが発生する恐れがあります。
値段も大事ですが、現地で使用できないと意味がないので、口コミを見て評価の良い会社で購入することをオススメします。
実際に調べてみて、評価の良い会社かつ日本語サポート付きのSIMカードをまとめたので参考にしてください。
ネット使いたい放題が良い人は「高速データ無制限」を選んでください!
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日本で購入する場合のおすすめeSIM
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eSIM(高速データ無制限:20日間)
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SIMカードの設定方法
今回は「DeSim」という会社のSIMカード(4日間)をAmazonで購入しました。
購入前に「SIMが反応しなかったらどうなるのか?」を聞いたところ、LINEで丁寧に説明してくださいました。
実際の設定方法も以下のように資料を送ってくださいました。
購入されるSIMカードによって、設定方法が異なるので説明書に沿って設定してください。
- データローミングをオフにする
- 現地空港到着後、スマホの電源を落とす
- SIMカードを挿入する
- 設定→モバイル通信→SIMの項目内の、挿入したSIMをタップ
- 挿入したSIMの「この回線をオンにする」をONにする
- データローミングをONにする
- データローミングをオフにする
- 現地空港到着後、スマホの電源を落とす
- SIMカードを挿入する
- 設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワークをタップ
- 「データローミング / モバイルデータ」をONにする
- 「アクセスポイント名」をタップ
- その後「+」から新規にAPN【アクセスポイント名】を作成
- 説明書に書いている内容に従ってAPN設定をする
- 5分ほど待つと開通する
※設定方法は端末やバージョンによって異なります。
今回「DeSim」という会社のSIMカードを購入し、韓国到着後に設定したところ、問題なくすぐに接続されました。
基本的に説明書の内容に従って設定すれば問題なく繋がるので安心して購入していただいてOKです。
eSIMの設定方法
eSIMによって、設定方法が異なるので説明書に沿って設定してください。
SIMカード、eSIMを挿入しても繋がらないときは?
時々、SIMカード、eSIMが反応せず使えない時があります。
そんな時は、まずは空港のWi-Fiを使って購入したお店に相談しましょう!
基本的に以下の方法で繋がることが多いようなので、記載しておきます。
- 端末の電源をオフにして、再起動する
- 機内モードをオンにして、再度オフにする
- SIMカードを差し直す
- 設定→モバイル通信→SIMの項目内の、挿入したSIMをタップ
- 「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ
- 説明書に記載している内容を確認してAPNの設定をする
※APNの項目は旅行先によって異なります
- 端末の電源をオフにして、再起動する
- 機内モードをオンにして、再度オフにする
- SIMカードを差し直す
まとめ
韓国でインターネットを使う方法は
- Wi-Fiルーターをレンタルする
- SIMカードを購入する
- eSIMを購入する
- 現地で無料Wi-Fiを使用する
SIMカード/eSIMとWi-Fiルーターはどっちがお得?
- 一人旅の場合はSIMカードが安い
- グループ旅行で3日間旅行する場合はWi-Fiルーターが安い
個人的にSIMカードまたはeSIMをオススメする理由
- 荷物にならない
- キャンセル料がかからない
- 購入の手間がかからない
- 韓国語ができなくても大丈夫
- 通信速度が安定している
SIMカード対応期間は
- 3日間
- 4日間
- 5日間
- 10日間
- 20日間
- 30日間
eSIM対応期間は
- 3日間
- 5日間
- 10日間
- 20日間
- 30日間
SIMカード、eSIMのデータ使用容量は2種類ある
- 毎日1GB
- 高速無制限(毎日使いたい放題)
今回は「【韓国旅行のスマホ事情】SIMカードvsWi-Fiルーターのメリットとデメリットを徹底解説」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
旅先で地図を見たり、SNSを利用するにはインターネット環境は不可欠です。
今回の記事を参考に韓国で素敵な思い出を作ってくださいね。
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