マレーシアのご飯は何がおすすめ?絶対食べたいローカル料理を紹介!

みなさんは「マレーシア料理」と聞いて何を思い浮かべますか?

「ナシゴレン」等は有名ですよね。

でも実は、マレーシア料理というものはありません。

多民族国家のマレーシアは、マレー系料理や中華系料理等、なんと民族の数だけ料理があるんですよ。

同じ国で、昼はマレー料理、夜は中華料理と違う味を楽しむことができるのも、マレーシア旅行の楽しみの1つです。

今回は、「マレーシアで絶対食べたいローカルフード」をご紹介します。

マレー系料理

ナシ・レマッ

この「ナシ・レマッ」は、朝ごはんの代名詞とも言えるメニューです。

ナシ・レマッとは、ココナッツミルクで炊いたごはんに、イカン・ビリッと呼ばれる小魚、ゆで卵、ピーナッツ、サンバル(唐辛子をベースにしたソース)を乗せたものです。

これに鶏肉をつけた「ナシ・レマッ・アヤム」というものもあります。

お店で注文をすればプレートに乗って出てきますが、朝、出かけにパッと買って行けたり、すぐ食べられるようにバナナの葉や紙に包まれてテーブルにも置かれています。

ガソリンスタンドや雑貨店のような店の店頭に置かれていることもありますよ。

値段もRM1.5~3(約40円~80円)程度で、まさに朝コンビニでおにぎりを買うような感覚です。

サテ

マレーシアの焼き鳥とも言える「サテ」は、魚類、鶏、羊、牛肉などを串焼きにしたものです。

ターメリックやニンニクのタレに十分浸しておいた肉を炭火やココナッツの殻でじっくり焼きます。

これにソースを付けて食べます。

辛いサンバルソースと「キッチャイ」と呼ばれるライムのような柑橘類をしぼったり、甘いピーナッツソースをつけたりと、こちらも地域や店によってさまざまです。

お店で注文するというよりは、ナイトマーケットやクダイ・コピと呼ばれる店の近くで焼いている屋台が多いです。

値段は1本RM1~2(約27円~54円)程度で、1本から気軽に焼きたてのサテが買えますよ。

補足

「クダイ・コピ」とは直訳するとコーヒーショップですが、マレーシアではローカル食堂に使われている名称です。

扉のないオープンスタイルの場所が多いのが特徴です。

ラクサ

基本はカレーをベースにして、ココナッツミルクなどのソースで作った麺料理です。

ご当地料理といってもいいほど地域によって味が違い、まるで日本のラーメンのようです。

  • カレーラクサ

他のラクサよりもカレーの風味が強いスープが特徴で、クアラルンプール近郊に多い料理です。

好みで、生にんにくやとうがらし、キッチャイ(ライムより一回り小さい柑橘類)を絞って食べるのがおすすめです。

トッピングはもやし、魚のすり身、鶏肉などがメインになりますが、店によっても違います。

麺は、米麺か小麦麺を選べます。

コタキナバルのおすすめ店

「Yee Fung Laksa」

住所:127, Jalan Gaya, Pusat Bandar Kota Kinabalu, 88000 Kota Kinabalu, Sabah
電話番号:088-312-042
営業時間:平日 6時30分~18時00分/土日 6時30分~16時00分

  • ニョニャラクサ

とても濃厚なスープは、ベースのココナッツとカレーにチリとエビの出汁で味付けしています。

ピリ辛ですが、まろやかさもある味です。

トッピングは、キュウリやエビ、ゆで卵などがメインで、これにキッチャイを絞ると、また一味違う味が楽しめますよ。

麺はイエローミーと呼ぶ卵麺を使用している店が多いです。

マラッカのおすすめ店

「Jonker 88」

住所:88, Jalan Hang Jebat, 75200 Melaka
営業時間:平日 9時30分~18時00分/金・土 9時30分~21時00分

  • アッサムラクサ

ペナンラクサとも言われるペナンのご当地ラクサで、柑橘系のタマリンドをたっぷり使ったスープはアッサム(酸っぱい)と名前がつく通り酸味の強いスープが特徴です。

魚介類がベースのスープで、太めの米麺(ミーフン)が特徴です。

これに、唐辛子や玉ねぎ、ミントの葉、キュウリなどをトッピングするのが一般的です。
 
Aさん

ラクサが大好きで色々食べてきましたが、ペナンのラクサは他とは全然違ったので初めは驚きました。
 
カレーっぽさやココナッツミルク感はなく、魚介の味が強く出てとても美味しかったです。
 
ただ、タマリンドの酸味が結構あるので、好みは分かれるかも知れません。
 
個人的には一番好きなラクサになりました。
 
ペナンのおすすめ店

「my own cafe」

住所:2, Cannon Street,, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang
電話番号:016-485-1050
営業時間:平日 10時00分~17時00分/土日 9時00分~17時00

 
 
  • サラワクラクサ

鶏だしに、ココナッツミルクとカレーの辛さが絶妙と言われているスープが特徴です。

サラワク名産の黒コショウをふんだんに使っているので、とてもピリっとした味ですよ。

エビやもやし、錦糸卵、鶏肉などが主なトッピングで、好みでサンバルプラチャンという調味料を加えて食べます。

麺は米麺や卵麺、クィティアオと呼ばれる太い麺から選ぶこともできます。

クチンのおすすめ店

「Mee Sin Cafe」

住所:67-71, Jalan Padungan, 93100 Kuching, Sarawak
営業時間:平日(月〜土) 6時15分~15時30分/日曜日 6時15分~13時00分 

この他にも下記のような種類があります。

  • ジョホールラクサ(ジョホールバル)
  • ラクサム(コタバルやトレンガヌ地方)
  • ラクサケダ(ケダ州)

中華系料理

肉骨茶(バクテー)

骨付きの豚を、八角や漢方と一緒に煮込んだ鍋料理です。

数種類の漢方を使うため、店によって味もさまざまです。

コトコトと煮込んだ豚肉はスープがしみ込み、柔らかくてとても美味しいですよ。

チキン・ライス

塩で味付けした鶏肉を蒸して、タレやチリソースをかけて食べます。

ごはんは鶏ガラスープで炊いたり、鶏肉と一緒に炊く店も多く、ダシが効いていて風味があります。

シンプルですが、ダシと素材の味を生かした飽きないメニューです。

Bさん

マラッカにある地元で有名な「海南鶏肉」に行きました。

早めのお昼で10時半ごろに行きましたが、炎天下に30分ほど並びました。

やっと店内に入ると、小さな店はものすごく混みあっていて相席です。

メニューはなく、店員さんに「何皿?」とだけ聞かれました。

メニューが本当にチキンライスだけなことにビックリしました!!

ゆっくり味わって食べる雰囲気ではなかったですが、塩味が効いていて、今までに食べたことがないくらい美味しい鶏肉でした。

地元の人が並んでまで食べに来るのにも納得しました。

Chung Wah Chicken Rice Ball(海南鶏肉)
住所:18 Lorong Hang Jebat 75200 , Melaka

ディム・サム

広東地方から伝わった飲茶(ヤムチャ)のことを、マレーシアでは「ディム・サム」と呼びます。

豚肉を使う店だけではなく、ムスリムでも食べられるハラル・ディム・サムの店もあるので、華人だけでなくマレー系の人たちも食べるんですよ。

飲茶は朝ごはんなので、午後2時ごろには閉店してしまう店が多いので注意してくださいね。

中には10時ごろまでに行かないと、人気メニューが売り切れてしまう店もあります。

ちなみに、クアラルンプールなどの大都市では、昼間だけでなく夜もやっている店があります。

スチームボート

日本で言う水炊きで、鍋には野菜、肉、魚介類が入っている料理です。

海に囲まれたマレーシアでは、魚介類がとても美味しいです。

スープは店に寄りますが、チャイニーズハーブ、トムヤムスープ、チキンスープなどから選べ、好きな魚介類を入れて食べます。

料金は1人前の固定額で、バイキング形式で好きなものを好きなだけとれるお店が多いです。

Cさん

クアラルンプールで有名な「客家飯店」に行きました。

ブギ・ビンタンの近くの大型レストランで行きやすいお店です。

ダシはあっさりとしていて日本の鍋のようにおいしく食べられました。

お好みで七味を持参してもいいかもしれません。

〆はやはり麺ですね!!

地元の人も多く来るお店のようで、スチームボート2人前がRM56(約1500円)と値段も手ごろでしたよ。

これに「チキンとフカヒレのレタス包み」RM40とドリンクなどを頼んでも、合計RM145(約3768円)でした。

注文時に、おしぼりとナッツが出されますが、これは無料ではありません。

RM5程度ですが支払金額に乗っています。

必要ない場合はきちんと断り、請求書もチェックするようにしましょう。

Hakka Restaurant(客家飯店)
住所:90 Jalan Raja ChulanKuala Lumpur 50200, Malaysia

インド系料理

ロティ・チャナイ

マレー語でロティはパン、チャナイは投げるという意味です。

その通り、バターを練り込んだパン生地を投げて焼きます。

平たく焼いたロティに数種類のカレーをつけて食べるロティ・チャナイはRM1.5(約40円)程度です。

中に練乳を練り込んだロティ・スス、ミロを入れたロティ・マイロ、チーズを挟んだロティ・チーズなど、メニューが豊富にある店もあります。

カレーの味や辛さは店によって違いますが、通常は辛さの違うカレーが2,3種類ついてきます。

バナナリーフカリー

その名の通り、バナナの葉っぱの上に、ご飯と野菜、魚や肉などを載せて、別の器にカレーがついてきます。

スプーンやフォークで食べる場合はお皿に乗せてくれますが、バナナリーフから手で食べるのがローカルの食べ方です。

カレーを手で食べるのは難しいですが、チャレンジしてみると面白いですよ。

ちなみに、左手は不浄の手とされているので、手で食べるときは右手だけつかうようにしましょう。

補足
料金形態はさまざまで、好きなものを乗せてもらって会計する店や、魚や肉はプラス料金となる店もあります。

いずれにしてもRM10(約270円)前後で食べられます。

タンドリーチキン

北インド料理のタンドリーチキンは、ヨーグルトやスパイスに付け込んで壺窯で作ります。

真っ赤なチキンは一見辛そうですが、全く辛くなくて味がしみ込んでいるのでこれ1品でも美味しく食べられます。

ただし、どの店でも置いているわけではありません。

タンドリーチキン目当てで店に行く場合は、席に着く前に「タンドリーチキンはある?」と聞いてみるといいですよ。

ニョニャ料理

その昔、海外との貿易が盛んだったマラッカにて、マレー人と華人との間に生まれた混血の子どもである「ババニョニャ民族」の料理です。

マラッカだけでなく、マレーシア各地に「ニョニャ料理」店はあるので、どこでも楽しめます。

カンコンブラチャン

ニョニャ料理でよく使われる「ブラチャン」というオキアミ(動物性プランクトンで見た目はエビのよう)のペーストしたものや唐辛子で味付けをする、青菜炒めです。

ニョニャ料理店で大抵扱っているメニューです。

アヤム・ポンテ

鶏肉とじゃがいもを中国醤油でじっくり煮込んだ煮物は、味は違いますが見た目は肉じゃがに似ています。

こちらも、ニョニャ料理店ならば大抵は扱っているメニューです。

オタオタ

魚のすり身にスパイス、ココナッツなどを加えて、バナナの葉に包んで焼いたものです。

店により味が違いますが、とてもスパイシーです。

パイテー

ニョニャ料理の前菜です。

1口サイズのパイ生地のようなカップに、エビやダイコンなどの具を詰めて食べます。

カップのパリッとした触感と、切り干し大根のような触感の具が混ざってとても美味しいです。

Dさん

ニョニャ料理がどんなものか想像できずに店に行きましたが、見た目ほど辛くなくて中華料理のような感じで美味しく食べられました。

デザートには、ニョニャ・チェンドルを食べました。

緑色の細長いにょろにょろしたゼリーが乗ったかき氷で、なんとも言えない不思議な触感でしたよ。

デザート

マンゴー・ロロ

かき氷にマンゴーをトッピングし、更にマンゴーソースをかけるマンゴー尽くしのかき氷です。

日本では絶対に食べられない、ぜいたくなかき氷ですよ。

ABC(アイスカチャン)

マレーシアのかき氷、ABC(エービーシー)は「アイスカチャン」とも呼ばれていて、どこの地域でも食べられる国民的デザートです。

基本的には氷の上にスイートコーン、チェンドルや小豆が乗っており、練乳がかかっています。

ニョニャ料理では「ニョニャ・チェンドル」とも呼ばれます。

お店によっては1人で食べきれない位大きな器で出てくることもあるので、サイズを確認してから注文しましょう。

また、寒い店内で食べるより、屋台で暑さを感じながら食べるのがおすすめです。

補足
ABCとは、Air Batu Campur(アイル・バトゥ・チャンプル)の略です。 

ブブチャチャ

マレーシアでは珍しくあたたかいココナッツミルクを使ったデザートです。

ココナッツミルクの中に、フルーツやイモ類(タロイモやサツマイモ)が入っています。

美味しい店の見分け方

たくさん店がある中で、一体どこを選んでいいのか迷ってしまいますよね。

そんな時は、マレーシア人が多く入っている店を選びましょう。

ありがたいことに、コピ・ティアムクダイ・コピと呼ばれる店には扉も壁もないので、歩きながら店の中が見渡せます。

地元の人は美味しい店にしか行かないので、観光客ではなく、地元の人がいるかどうかをチェックするのがポイントです。

お客さんがたくさん入って回転の良い店は、食品の鮮度や衛生面でも安心ですよ。

まとめ

マレー系おすすめ料理は

  • ナシ・レマッ
  • サテ
  • ラクサ

中華系おすすめ料理は

  • 肉骨茶(バクテー)
  • チキンライス
  • ディム・サム(飲茶)
  • スチームボート

インド系おすすめ料理は

  • ロティ・チャナイ
  • バナナリーフカリー
  • タンドリーチキン

ニョニャのおすすめ料理は

  • カンコンブラチャン
  • アヤム・ポンテ
  • オタオタ
  • パイテー

デザートのおすすめは

  • マンゴーロロ
  • ABC(アイスカチャン)
  • ブブチャチャ

美味しい店の見分け方は

  • 地元の人で賑わっている店を選ぶ

今回は「マレーシアで絶対食べたいローカルフード」をご紹介しました。

旅行慣れしていない人にとって、ローカル店は抵抗があるかもしれません。

ですが、レストランでは食べられない美味しいものがたくさんありますよ。

今回の記事を参考に、ぜひローカルフードに挑戦してみてくださいね。

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