2、3分歩けば、目の前には温泉街が広がりますよ。
ちなみに、温泉の利用料金は施設によってかなり違います。
ローカルな所であれば、40元(約180円)から入ることが出来ます。
温泉ホテルの日帰り入浴であれば、800元から1000元前後(約3,600円~約4,700円前後)します。
老舗温泉「瀧乃湯」
引用:Googleマップ
こちらは日本のように裸入浴がOKな温泉施設です。
もちろん、男湯と女湯に分かれています。
100年以上の歴史を誇る老舗温泉ですが、2017年にリニューアルオープンしました。
施設内は清潔で、入浴料金は150元(約560円)と、とてもリーズナブルです。
鍵付きのロッカーがある更衣スペースにドア付きのトイレスペース、シャワースペースもあり、日本ではお馴染みのスタイルになんだかほっとしましたよ。
青みがかった温泉は、青硫泉(ラジウム泉)でかなり良質です。
青硫泉は強酸性なので、敏感な顔の洗顔は控えましょう。
また、変色の可能性のある貴金属類などは、必ず外してから入浴してくださいね。
湯舟に浸かっていると、だんだん体が温まってきます。
普通湯とあつ湯があり、あつ湯は45度~46度くらいでかなり熱いので、長湯しないように気をつけてください。
普通湯は42度くらいです。
かすかに感じられる温泉成分による肌への刺激が心地よく、まったりとくつろげる雰囲気でした。
露天風呂ではありませんが、浴場内も趣がありキレイで清潔感がありました。
ちなみに、タオルや石鹸類は備え付けがないので、各自必ず持っていきましょう。
また、老舗温泉「瀧乃湯」以外の裸入浴の温泉施設の中には、石鹸類の持ち込みは禁止で洗い場のない施設もあります。
洗い場のない温泉施設では、かけ湯のみで済ませます。
営業時間:6:30〜11:00 / 12:00〜17:00 / 18:00〜21:00
定休日:毎週水曜日
電話番号:+88-622-891-2236
親水公園露天温泉浴池
引用:Googleマップ
親水公園露天温泉浴池では、水着で入る台湾スタイルに挑戦してみませんか?
おしゃれな高級ホテルのSPAで楽しむのもいいですが、こちらのローカルな温泉を体験してみましょう!
入浴料は、なんと40元(約140円)です。
入場券は券売機で購入でき、日本語にも対応しています。
ちなみに、一度購入した温泉の入浴券は払い戻しできないので注意してくださいね。
周辺のホテルのSPAと比べると値段が安すぎてちょっと不安なくらいでした。
親水公園露天温泉浴池の泉質は青硫泉(ラジウム泉)で、源泉そのままを露天風呂にかけ流ししています。
温泉の浴槽は4つあり、温度別に上段・中段・下段の3段階に分かれていて、棚田のような景観になっています。
源泉が直接流されている上段は約45度と熱めですが、中段・下段になると温度が下がっていきます。
入場すると、水着チェックが待っています。
男性は、係の方に水着の伸び具合などをチェックされていました。
先ほどお伝えしたように、ダボっとした感じの海水パンツはNGです。
ピタッとしたスポーツタイプの水着を着て行きましょう。
もし、この難関の水着チェックを突破できなかった場合は、売店で水着を潔く購入してください。
男性用は、250元(約3000円)くらいです。
女性の方は、なぜかチェックが少しだけ緩めでした。
禁止事項にNGと書かれているビキニを着た欧米人の旅行者も普通に入浴していました。
他にもワンピースタイプやスポーツタイプなど色々な水着を着た人がいたので、女性の水着はOKなのかもしれません。
ただ、看板にはヒラヒラが付いているようなワンピースタイプはNGと書いてあるので、ワンピースタイプよりもシンプル水着を持って行くほうが安心です。
荷物は、20元(約300円)の有料鍵付きのロッカーに入れます。
着替えは、来た時も帰る時も個室のドア付きシャワールームで行います。
ただ、床も壁もびちゃびちゃに濡れているのでかなり不便です。
荷物は、フックに掛けるか、小さい棚のどちらかを利用してください。
また、防水性のカバンかビニール袋に脱いだ服を入れながら着替えれば、服が濡れずに済みますよ。
びちゃびちゃな所で着替えをしたくないお客さんの中には、最初から水着をきて来る人も多いそうです。
ちなみに、下に荷物を置くと、隣から伝って来る水でカバンが濡れてしまうので置かないようにして下さい。
シャワーは水で、一部の温水シャワーは有料です。
ただ、シャワーは順番待ちの行列が出来ていることが多く、ここだけが本当に不便に感じました。
棚田のように並んだ大きな浴槽の周りには手桶が用意されています。
まずは、手桶を使ってかけ湯をしますが、足は特に念入りに洗ってください。
日本ではあまり足ばかり洗うことはありませんよね?
ですが、こちらでは足をよく流さないと現地の方に「きちんと足を洗ってね!」と言われてしまいます。
これも温泉文化の違いを感じますよね。
温泉に浸かってからも幾つかのマナーがあります。
- 浴槽の中で顔や体を洗ったりこすったりしないこと
- 浴槽の縁に腰掛けないこと
この2つのマナーは、他の温泉施設(特に裸入浴の温泉施設)でも共通しています。
髪の毛の長い方は、ゴムで縛ってお湯に浸からないようにするか、水泳帽を被りましょう。
色々、日本と違うところもありますが、源泉かけ流しの大きな露天風呂は気持ちがいいです。
体も1日中ポカポカして温かいです。
あまり長湯はしすぎないようにして、入浴中の水分補給も忘れないようにしてくださいね。
お水は売店でも売られていましたよ。
台湾の方は、優しくコミュニケーション好きな方が多いです。
身振り手振りで話しかけられることもあるかもしれませんが、そういうのも旅の楽しい思い出になります。
旅のついでに、こんなローカルな温泉に挑戦してみるのはいかがですか?
営業時間:5:30〜22:00
定休日:旧正月
電話番号:+88-622-896-6939
*数時間に一度お湯の入れ替えの時間があるので、営業時間を確認してから利用してください。
熱海大飯店
引用:Googleマップ
名前だけ聞くと「あれ?熱海のごはん屋かな?」と思うかもしれませんが、北投温泉街の中にあるホテルの名前です。
ホテルのフロントで、温泉の日帰り入浴を伝えると入浴券を購入できます。
大浴場の入浴料は、300元(約1,300円)とかなり安いです。
120分の時間制限がありますが、温泉だけの利用なら十分な時間です。
引用:Googleマップ
大浴場は地下一階にあり、露天風呂ではありませんが、施設は日本式なので裸で入浴できます。
地下に降りたら浴場のカウンターで入浴券を渡してください。
貴重品類は、このカウンターにある鍵付きのロッカーに預けます。
日本のように、浴場の手前には更衣室もあるので、ここでゆっくり着替えることもできます。
浴槽は一つしかありませんが、あまり混んでいないので、のんびりできましたよ。
泉質は白硫泉で弱酸性です。
実際に入ってみたところ、お肌がつるつるになりました。
髪の毛もリンスが要らないくらいサラサラになり、女性にオススメの温泉です。
ちなみに、タオルの貸出しはしていません。
フロントで購入できますが、150元(約670円)かかるので、持って行きましょう。
施設は、ホテルの中にあるので、キレイで清潔感があり安心して利用できますよ。
※トイレは浴場内にはないので、入場する前に済ませておきましょう。
北投温泉街の終点地点には、北投温泉の源泉が湧き出している「地熱谷公園」があり、ここも一見の価値ありです。
足湯が楽しめる河原などもありますので、ここで一息つくのもオススメですよ。
引用:Googleマップ
大浴場利用時間:10:00〜22:30
定休日:旧正月
電話番号:+88-622-891-5161
台湾の温泉に入るとき、水着は必要??
いきなりですが、台湾の温泉巡りに忘れてはいけない物は何か分かりますか?
それは「水着」です。
「え?温泉に行くのになんで水着がいるの?」と思いますよね。
ですが、台湾では水着の着用が求められる温泉施設が一般的なんです。
一般的にこのような温泉施設をSPA(スパ)と呼んでいます。
このようなSPA(スパ)は、大きな露天風呂で男女問わずにレジャー感覚で温泉を楽しむ場所なんです。
また、小さな個室風呂も備えていることが多いので、裸で入浴することができます。
これが、日本の温泉とは違う台湾の温泉スタイルです。
とはいえ、最近では日本のように裸で入浴する温泉施設も増えています。
水着がないからといって、温泉を諦める必要はないですよ。
行く先の温泉施設が、裸入浴なのか水着入浴なのか分からない場合は、とりあえず水着は持参しましょう。
水着の種類には決まりがあります。
必ず、体にフィットした水着を着用しないといけません。
男性は、だぼっとしたトランクスタイプの水着は不可なので注意してくださいね。
まとめ
台湾にあるおすすめの温泉施設3選は
- 瀧乃湯
- 親水公園露天温泉浴地
- 熱海大飯店
台湾の温泉スタイルは
- 水着の着用が求められる温泉施設が一般的
- 大きな露天風呂で男女問わずにレジャー感覚で楽しめる
- 小さな個室風呂も備えていることが多い
- 温泉施設が裸入浴なのか水着入浴なのか分からない場合、とりあえず水着は持参する
- 男性はトランクスタイプの水着はNG(体にフィットしたものを選ぶ)
台湾の温泉に必要な持ち物7選は
- 水着
- 水泳帽またはシャワーキャップ
- タオル
- ビーチサンダル
- 防水性のバッグなど
- 水着の上に羽織るもの
- 10元コイン
今回は「台湾にあるおすすめの温泉施設3選と入浴マナー・必要な持ち物7選」をご紹介しました。
北投温泉以外にも、少し足を延ばせば台北から日帰りできる温泉郷もあります。
例えば、台北から1時間の距離にある山間の静かな温泉郷「烏来温泉」(ウーライ・ウェンチュエン)も魅力的な温泉郷の一つです。
原住民のタイヤル族の文化に触れられる施設や渓流沿いを走る烏来名物のトロッコなどがあり観光も楽しめます。
また、海沿いの温泉リゾート地「金山温泉」(ジンサン・ウェンチュエン)も台北から1時間半ほどで行けますよ。
今回の記事を参考に、色々な温泉施設に足を運んでみてくださいね。
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酸性のお湯が付いていると、水着が痛むスピードが早くなるそうなので、体を流すついでに水着もすすぎましょう。
洗い流したあとは、羽織りものを着て、次の温泉へサンダル履きで移動するのもアリです。
ただ、ロッカーに空きが無い場合もあります。
荷物は必要最小限にして、貴重品は極力持っていかないことをオススメします。