台湾の温泉では水着を着る!?温泉巡りする時のマナーと注意点は?

温泉旅行といえば、日本国内を思い浮かべますよね?

でも、実は台湾にも温泉があるんです!!

初めての人でも行きやすいように、台北をスタート地点にした温泉コースをまとめました。

今回は「台湾にあるおすすめの温泉と入浴するときのマナー」をご紹介します。

台湾の温泉に入るときのマナー

いきなりですが、台湾の温泉巡りに忘れてはいけない物は何か分かりますか?

それは「水着」です。

「え?温泉に行くのになんで水着がいるの?」

と思いますよね。

ですが、台湾では水着の着用が求められる温泉施設が一般的だからなんです。

一般的にこのような温泉施設をSPAと呼んでいます。

このようなSPAは、大きな露天風呂で男女問わずにレジャー感覚で温泉を楽しむ場所なんです。

また、小さな個室風呂も備えていることが多いので、こちらでは裸で入浴することができます。

これが、日本の温泉とは違う台湾の温泉スタイルです。

とはいえ、最近では日本のように裸で入浴する温泉施設も増えています。

水着がないからといって、温泉を諦める必要はないですよ。

行く先の温泉施設が、裸入浴なのか水着入浴なのか分からない場合は、とりあえず水着は持参しましょう。

補足
水着の種類には決まりがあります。

必ず、体にフィットした水着を着用しないといけません。

男性は、だぼっとしたトランクスタイプの水着は不可なので注意してくださいね

台湾の温泉に持って行く物

水着以外にも台湾の温泉を利用するために必要なものをまとめてみました。

持ち物リスト
  1. 水着
  2. 水泳帽またはシャワーキャップ
  3. タオル
  4. ビーチサンダル
  5. 防水性のバッグなど
  6. 水着の上に羽織るもの
  7. 10元コイン

水着と水泳帽

水着と水泳帽(シャワーキャップ)は、温泉巡りには必須アイテムです。

「なんで、温泉に水泳帽も必要なの?」

と、思いますよね?

日本でも、マナーとして髪の長い人はお湯に浸からないように束ねて入ったりしますよね?

台湾では日本よりも厳しく、裸入浴の施設でもシャワーキャップを着けるように注意書きに書いてあります。

衛生を保つ意味で、髪の毛がお湯に落ちないように施設から求められることが多いので、必須アイテムです。

マタタビ

以前に台湾の温泉に入る時に、すっかり水泳帽のことを忘れてしまって、見回りの方に注意されて慌てて持っていた帽子の中に髪をまとめて押し込んだことがあります。

長い髪の毛をゴムで束ねるだけでOKだったり、水泳帽の着用については施設によって違いがあるみたいです。

入る時に、チラッと確認して様子を伺うといいかも知れません。

ちなみに、台湾の屋外の温泉に入る時は、つば付きの帽子があると安心ですよ。

台湾の日差しは思っているよりもきついです。

長時間温泉に入る際は、つば付きの帽子を持って行きましょう。

あとは、水分補給用のペットボトルも持って行きましょう。

ただ、水分補給を勧める施設もあれば、持ちこみ禁止の施設もあるので注意してくださいね。

タオル

日帰り入浴では貸出しをしていない施設が多いので持参しましょう。

販売してるタオルは、かなり割高です。

無料の足湯を利用する際にも、タオルがあると便利ですよ。

ビーチサンダル

水着を着たまま移動するときに、足が濡れたままでも履けるので便利です。

また、更衣室が個室のシャワールームということも多いので、床がビチョビチョに濡れていても着替えが楽です。

現地の利用者も、ほとんどがサンダル履きでしたよ。

防水性のバッグなど

私は、海水浴用のバックをいつも使っています。

濡れた場所に荷物を置くときや濡れた水着を入れるのに便利です。

シャワールームでの着替えの時にも荷物を濡らさないで済みますよ。

水着の上に羽織るもの

何軒か温泉施設を回る時は、水着の上に羽織ってそのまま移動できるので便利です。

ラッシュガードをお持ちの方は、ぜひ持って行きましょう。

ちなみに、現地の水着売り場には、着物のような柄のちょっと派手めなガウンが販売されていました。

ただ、購入するよりも、濡れてもいいTシャツなどで代用してみてもいいですよ。

10元コイン

10元コインは、コインロッカーに入れるため用意しておきましょう。

うっかり忘れても、フロントで換金してもらえるので安心してくださいね。

ちなみに、コインロッカーは無料のところもあれば、有料のところもあります。

台湾に行く前の注意点は、こちらで紹介しています。

台湾旅行に行く前に知っておくべきことは?気になる注意点とは?

2019.11.18

北投温泉のおすすめの温泉施設

北投温泉(ベイトウ ウェンチュエン)は、台北から北に12キロ離れた場所にあります。

MRT(地下鉄)に乗れば、約35分で行くことができる人気の温泉リゾート地です。

台北から近いため、週末は沢山の人で賑わっています。

泉質は白硫泉、青硫泉、鉄硫泉の3種類を楽しむことができます。

温泉街の中央部で温泉の煙が、もくもくと立ち上っている景色に温泉気分が盛り上がりますよ。

北投駅から新北投駅までの区間を走るMRTの車両は、温泉地らしい特別仕様になっています。

真ん中の車両の北投温泉の電子案内盤が風呂桶の形になっていたりして、温泉観光の気分を盛り上げてくれますよ。

新北投駅の出口にはインフォメーションセンターがあります。

先ずは、ここで入りたい温泉の情報を聞いてみてください。

2、3分歩けば、目の前には温泉街が広がりますよ。

ちなみに、温泉の利用料金は施設によってかなり違います。

ローカルな所であれば、40元(約150円)から入ることが出来ます。

温泉ホテルの日帰り入浴であれば、800元から1000元前後(約3000円~約3600円前後)します。

アクセス
台北中心部に台北車站と書かれたターミナル駅があります。
 
台北車站駅からMRT淡水信義線(レッドライン)で北投駅乗り換えで新北投支線で新北投駅まで約35分です。
 
MRT淡水信義線は、6:00〜24:00まで日中は8分から10分おきに運航しています。

老舗温泉「瀧乃湯」

こちらは日本のように裸入浴がOKな温泉施設です。

もちろん、男湯と女湯に分かれています。

100年以上の歴史を誇る老舗温泉ですが、2017年にリニューアルオープンしました。

施設内は清潔で、入浴料金は150元(約560円)と、とてもリーズナブルです。

鍵付きのロッカーがある更衣スペースにドア付きのトイレスペース、シャワースペースもあり、日本ではお馴染みのスタイルになんだかほっとしましたよ。

青みがかった温泉は、青硫泉(ラジウム泉)でかなり良質です。

注意
青硫泉は強酸性なので、敏感な顔の洗顔は控えましょう。

また、変色の可能性のある貴金属類などは、必ず外してから入浴してくださいね。

湯舟に浸かっていると、だんだん体が温まってきます。

普通湯とあつ湯があり、あつ湯は45度~46度くらいでかなり熱いので、長湯しないように気をつけてください。

普通湯は42度くらいです。

かすかに感じられる温泉成分による肌への刺激が心地よく、まったりとくつろげる雰囲気でした。

露天風呂ではありませんが、浴場内も趣がありキレイで清潔感がありました。

ちなみに、タオルや石鹸類は備え付けがないので、各自必ず持っていきましょう。

また、老舗温泉「瀧乃湯」以外の裸入浴の温泉施設の中には、石鹸類の持ち込みは禁止で洗い場のない施設もあります。

洗い場のない温泉施設では、かけ湯のみで済ませます。

施設の詳細

住所:台北市北投區光明路244號

営業時間:6:30~21:00(水曜日定休)

ホームページ:https://www.longnice.com.tw/

親水公園露天温泉浴池

親水公園露天温泉浴池では、水着で入る台湾スタイルに挑戦してみませんか?

おしゃれな高級ホテルのSPAで楽しむのもいいですが、こちらのローカルな温泉を体験してみましょう!

入浴料は、なんと40元(約140円)です。

入場券は券売機で購入でき、日本語にも対応しています。

ちなみに、一度購入した温泉の入浴券は払い戻しできないので注意してくださいね。

周辺のホテルのSPAと比べると値段が安すぎてちょっと不安なくらいでした。

親水公園露天温泉浴池の泉質は青硫泉(ラジウム泉)で、源泉そのままを露天風呂にかけ流ししています。

温泉の浴槽は4つあり、温度別に上段・中段・下段の3段階に分かれていて、棚田のような景観になっています。

源泉が直接流されている上段は約45度と熱めですが、中段・下段になると温度が下がっていきます。

入場すると、水着チェックが待っています

男性は、係の方に水着の伸び具合などをチェックされていました。

先ほどお伝えしたように、ダボっとした感じの海水パンツはNGです。

ピタッとしたスポーツタイプの水着を着て行きましょう。

もし、この難関の水着チェックを突破できなかった場合は、売店で水着を潔く購入してください。

男性用は、250元(約3000円)くらいです。

女性の方は、なぜかチェックが少しだけ緩めでした。

禁止事項にNGと書かれているビキニを着た欧米人の旅行者も普通に入浴していました。

他にもワンピースタイプやスポーツタイプなど色々な水着を着た人がいたので、女性の水着はOKなのかもしれません。

ただ、看板にはヒラヒラが付いているようなワンピースタイプはNGと書いてあるので、ワンピースタイプよりもシンプル水着を持って行くほうが安心です。

荷物は、20元(約300円)の有料鍵付きのロッカーに入れます。

着替えは、来た時も帰る時も個室のドア付きシャワールームで行います。

ただ、床も壁もびちゃびちゃに濡れているのでかなり不便です。

荷物は、フックに掛けるか、小さい棚のどちらかを利用してください。

また、防水性のカバンかビニール袋に脱いだ服を入れながら着替えれば、服が濡れずに済みますよ。

びちゃびちゃな所で着替えをしたくないお客さんの中には、最初から水着をきて来る人も多いそうです。

ちなみに、下に荷物を置くと、隣から伝って来る水でカバンが濡れてしまうので置かないようにして下さい。

シャワーは水で、一部の温水シャワーは有料です。

ただ、シャワーは順番待ちの行列が出来ていることが多く、ここだけが本当に不便に感じました。

マタタビ

何軒か温泉をはしごしたい方は、温泉を楽しんだ後に、酸性のお湯が残らないように水でサッと水着を洗い流してください

酸性のお湯が付いていると、水着が痛むスピードが早くなるそうなので、体を流すついでに水着もすすぎましょう。

洗い流したあとは、羽織りものを着て、次の温泉へサンダル履きで移動するのもアリです。

ただ、ロッカーに空きが無い場合もあります。

荷物は必要最小限にして、貴重品は極力持っていかないことをオススメします。

棚田のように並んだ大きな浴槽の周りには手桶が用意されています。

まずは、手桶を使ってかけ湯をしましょう。

このとき、足は特に念入りに洗ってください。

日本ではあまり足ばかり洗うことはありませんよね?

ですが、こちらでは足をよく流さないと現地の方に「きちんと足を洗ってね!」と言われてしまいます。

これも温泉文化の違いを感じますよね。

温泉に浸かってからも幾つかのマナーがあります。

  1. 浴槽の中で顔や体を洗ったりこすったりしないこと
  2. 浴槽の縁に腰掛けないこと

この2つのマナーは、他の温泉施設(特に裸入浴の温泉施設)でも共通しています。

髪の毛の長い方は、ゴムで縛ってお湯に浸からないようにするか、水泳帽を被りましょう。

色々、日本と違うところもありますが、源泉かけ流しの大きな露天風呂は気持ちがいいです。

体も1日中ポカポカして温かいです。

でも、あまり長湯はしすぎないようにして、入浴中の水分補給も忘れないようにしてくださいね。

お水は売店でも売られていましたよ。

台湾の方は、優しくコミュニケーション好きな方が多いです。

身振り手振りで話しかけられることもあるかもしれませんが、そういうのも旅の楽しい思い出になります。

旅のついでに、こんなローカルな温泉に挑戦してみるのはいかがですか?

施設の詳細

住所:台北市北投区中山路6号 新北投公園内

営業時間:5:30~7:30、8:00~10:00、10:30~13:00、13:30~16:00、16:30~19:00、19:30~22:00 (入場は30分前まで)

休業日: 旧正月

*数時間に一度お湯の入れ替えの時間があるので、上記の営業時間をよく確認して下さい。

熱海大飯店

名前だけ聞くと

「あれ?熱海のごはん屋かな?」

と最初は思ってしまうかもしれませんが、北投温泉街の中にあるホテルの名前です。

ホテルのフロントで、温泉の日帰り入浴を伝えると入浴券を購入できます。

大浴場の入浴料は、300元(約1100円)とかなり安いです。

120分の時間制限がありますが、温泉だけの利用なら十分な時間です。

大浴場は地下一階にあり、露天風呂ではありませんが、施設は日本式なので裸で入浴できます。

地下に降りたら浴場のカウンターで入浴券を渡してください。

貴重品類は、このカウンターにある鍵付きのロッカーに預けます。

日本のように、浴場の手前には更衣室もあるので、ここでゆっくり着替えることもできます。

浴槽は一つしかありませんが、あまり混んでいないので、のんびりできましたよ。

泉質は白硫泉で弱酸性です。

実際に入ってみたところ、お肌がつるつるになりました。

髪の毛もリンスが要らないくらいサラサラになり、女性にオススメの温泉です。

ちなみに、タオルの貸出しはしていません。

フロントで購入できますが、150元(約550円)かかるので、持って行きましょう。

施設は、ホテルの中にあるので、キレイで清潔感があり安心して利用できますよ。

※トイレは浴場内にはないので、入場する前に済ませておきましょう。

施設情報

住所:台北市北投區光明路258號

大浴場営業時間:10:00〜22:30

ホームページ:http://www.atamihotel.com.tw/ja/

北投温泉街の終点地点には、北投温泉の源泉が湧き出している「地熱谷公園」があり、ここも一見の価値ありです。

足湯が楽しめる河原などもありますので、ここで一息つくのもオススメですよ。

まとめ

台湾の温泉スタイルは

  • 水着の着用が求められる温泉施設が一般的
  • 大きな露天風呂で男女問わずにレジャー感覚で楽しめる
  • 小さな個室風呂も備えていることが多い
  • 温泉施設が裸入浴なのか水着入浴なのか分からない場合、とりあえず水着は持参する
  • 男性はトランクスタイプの水着はNG(体にフィットしたものを選ぶ)

台湾の温泉に持って行く物は

  1. 水着
  2. 水泳帽またはシャワーキャップ
  3. タオル
  4. ビーチサンダル
  5. 防水性のバッグなど
  6. 水着の上に羽織るもの
  7. 10元コイン

北投温泉のおすすめの温泉施設は

  1. 瀧乃湯
  2. 親水公園露天温泉浴地
  3. 熱海大飯店

今回は「台湾にあるおすすめの温泉と入浴するときのマナー」をご紹介しました。

北投温泉以外にも、少し足を延ばせば台北から日帰りできる温泉郷もあります。

例えば、台北から1時間の所にある山間の静かな温泉郷「烏来温泉」(ウーライ・ウェンチュエン)も魅力的な温泉郷の一つです。

原住民のタイヤル族の文化に触れられる施設や渓流沿いを走る烏来名物のトロッコなどがあり観光も楽しめます。

また、海沿いの温泉リゾート地「金山温泉」(ジンサン・ウェンチュエン)も台北から1時間半ほどで行けますよ。

今回の記事を参考に、ぜひ色々な温泉施設に足を運んでみてくださいね。

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