コスタリカ観光で外せない!ナマケモノファンのオススメスポットは!?

のんびりしていてユーモラスなナマケモノの姿は、とっても癒されますよね。

そんな癒し度100％の動物ナマケモノは、中南米にしか住んでいないことをご存知ですか？

また、広大な熱帯雨林が広がる中米コスタリカには、ナマケモノに出会える場所が多くあるんですよ。

今回は「コスタリカ観光で外せない!ナマケモノファンのオススメスポット」をご紹介します。

ナマケモノってどんな動物？

ナマケモノは、中南米のみで見ることができる動物です。

主に、ホンジュラスからブラジルにかけて生息しています。

ほとんど動かないその姿から「ナマケモノ（＝怠け者）」の名前が付けられているんですよ。

コスタリカの人も、スペイン語で怠け者を意味する「perezoso（ペレッソッソ）」と呼んでいます。

そんなナマケモノには、ユニークな特徴がたくさんあるんですよ！

怠け者と呼ばれていますが、少量のエサと最低限の動きだけで生活ができるとってもエコな動物なんです。

ナマケモノは、出産も木の上でします!

お母さんは、産んだ瞬間に赤ちゃんが木の下に落ちないようにキャッチするんですよ。

ちょっとドキドキしちゃう出産方法ですね！

コスタリカの2種類のナマケモノ

ナマケモノは全部で6種類いますが、大きく分けると「ミユビナマケモノ」と「フタユビナマケモノ」の2種類に分かれます。

コスタリカには、「ノドチャミユビナマケモノ（ミユビナマケモノ科）」と「ホフマンナマケモノ（フタユビナマケモノ科）」の2種類が暮らしているんですよ。

この2種類の大きな特徴は、前足のかぎ爪の数です。

ミユビナマケモノは前足が3本なのに対して、フタユビナマケモノは前足が2本なんですよ！

ノドチャミユビナマケモノ（ミユビナマケモノ科）

ノドチャミユビナマケモノ（ミユビナマケモノ科）は、グレーの体に顔の模様がたれ目で可愛い小型のナマケモノです。

ミユビナマケモノ科は臼歯（奥歯）しかないので、葉っぱしか食べれません。

ですが、首を最大270度も回転させられるというスゴ技を使い、体を動かさないで後ろにある葉っぱも食べれちゃうんですよ！

普通の哺乳類は頸椎の数が7個ありますが、ミユビナマケモノ科には9個もあります。

そのおかげで首を回転でき、泳ぎが得意なのも首を自由に動かせるからなんです。

また、繁殖期になると森中に響き渡るほど長く甲高い声で「アーイー」と鳴きます。

この鳴き声から「アーイー」という名で呼ばれることもあるんですよ。

ホフマンナマケモノ（フタユビナマケモノ科）

ホフマンナマケモノ（フタユビナマケモノ科）は、ノドチャミユビナマケモノよりも少し大きめのサイズになります。

モフモフした長めの薄茶色の毛が特徴です。

また、ノドチャミユビナマケモノのようなたれ目の模様はなく、丸くてクリっとした目が可愛いんですよ。

そして、臼歯と犬歯があるので葉っぱだけでなく、果物や花のつぼみも食べます。

しかし、頸椎の数は6個しかないので、首を270度回転させたり泳いだりすることはできません。

ただし、気性が荒いのでミユビナマケモノ科よりも素早く動けると言われています。

ナマケモノに出会えるオススメスポット

この写真の中にナマケモノがいるのが分かりますか？

やや左側中央の黒っぽくて丸い物体がナマケモノです！

コスタリカでは比較的よく見られるナマケモノですが、高い木の上でじっとしているため、観光客が自分で見つけるのは難しいんですよ。

ナマケモノに出会うためには、ガイドさんと一緒に国立公園で観察する方法や野生動物の保護施設で保護されたナマケモノに出会う方法がオススメです！

ガイドさんに説明されても、最初はナマケモノがどこにいるか全然見つけられませんでした。

見つけられない私を見かねてガイドさんがスコープを貸してくれたので、どうにか発見することができました！

マヌエル・アントニオ国立公園

コスタリカにある国立公園の中でも、ナマケモノに出会える確率が高いことで有名な公園です。

そして、熱帯雨林とビーチの両方を楽しめるため、多くの観光客が訪れる人気スポットでもあるんですよ。

欧米からの観光客を中心に、多い時では3000人以上の人が訪れることもあります。

そのため、公園内はトレイル（トレッキング用の歩道）が整備されていて、ガイドなしで個人でも散策できるようになっています。

ただし、観光客が動物を見つけることは難しいので、入り口で待ち構えているガイドさんを捕まえて動物を見逃さないようにしてくださいね！

ガイドさんと一緒にナマケモノだけでなく、サルやイグアナなどたくさんの動物とも触れ合ってみてください。

太平洋に面した白砂の美しいビーチでは、カニやヤドカリなどの生き物に出会えたり、海で泳ぐこともできますよ。

海で泳ぎたい場合は、あらかじめ服の中に水着を着ておきましょう！

コルコバド国立公園

コルコバド国立公園は、コスタリカの南西端にあるオサ半島にあり、数ある国立公園の中でも「最後の秘境」と言われています。

この公園はボートでしか行けないため、手つかずの自然が残っているんですよ！

ナマケモノだけでなく、コスタリカに生息する4種のサル、オオハシ、コンゴウインコなどコスタリカを代表する生き物たちに出会えます。

コルコバド国立公園には４つのレンジャー・ステーションがあり、そこからのみ国立公園へ入園することができます。

また「サンペドリロ・シレナ・ラレオナ・ロスパトス・エルティグレ」の5つのセクター（区域）から成り立っています。

そして、公園内には宿泊施設やキャンプエリアもあり宿泊することもできるんですよ！

この公園まで自力でのアクセスは難しいです。

観光には必ず専属ガイドの同行が義務付けられているので、必ずツアーに参加して訪問しましょう！

コルコバド国立公園はコスタリカの大自然を満喫できますよ！

行くのは大変ですが、それだけの価値はあります！

一番奥深くにあるシレナセクターでは、珍しいバクやアリクイに出会えますよ。

スロース・サンクチュアリ

こちらの施設は、カリブ海側にあるカウィータにあり、世界で一つだけのナマケモノ保護施設です。

親からはぐれた赤ちゃんや交通事故などでケガをしたナマケモノたちが保護されています。

ツアーに参加すると施設に住んでいるナマケモノを見学したり、ボートに乗って熱帯雨林の生き物を観察することができるんですよ！

ツアーは、バターカップツアーとインサイダーツアーの2種類あります。

1つ目のバターカップツアーでは、施設内のナマケモノを見学したり、 45分のボートツアーでエストレラ川に沿って熱帯雨林の動植物を観察します。

ボートツアーでは、野生のナマケモノに出会えることもあるんですよ！

また、学習センターではナマケモノについてや人間がナマケモノに与える影響を学ぶことができます。

2つ目のインサイダーツアーは、バターカップツアーの内容に加えてバックヤードの見学ができるツアーなんです！

Slothpitalクリニックを見学したり、NICU / 保育園で幼児や赤ちゃんのナマケモノを見学することができます。

どちらのツアーもナマケモノに直接触れることとペット同伴が禁止になっています。

スロース・サンクチュアリを訪れる際は注意しましょう！

また、一番最初に保護されたナマケモノ「バターカップ」の名前が付いている宿泊施設があります。

気になる方は、ぜひ泊まってみてくださいね！

スロース・サンクチュアリのインサイダーツアーに参加しました。

さすが、ナマケモノの保護施設と思いました！

ツアーのガイドについて下さった方は、ナマケモノの知識が豊富でどんな質問にも詳しく答えていましたよ。

ナマケモノの赤ちゃんも近くで見ることができたので、大満足のツアーでした。

トゥーカン・レスキュー・ランチ

トゥーカン・レスキュー・ランチは、首都サン・ホセ近郊にあります。

もともとはトゥーカンを保護する施設でしたが、今ではナマケモノやサルなど様々な野生動物を保護しています。

トゥーカンとはオオハシの仲間のことです。

大きいサイズのもの（約40～ 60㎝）は「トゥーカン」と言います。

また、小さいサイズのもの（約30㎝～45㎝）は「トゥーカネット」や「アラサリ」と呼ばれています。

大きいカラフルなくちばしが特徴的な鳥ですよ。

コスタリカではポピュラーな鳥で、主に国立公園などで見ることができます！

この施設では、ツアーを通じて熱帯雨林の野生動物のことや保護の大切さについて学ぶことができます。

特に、オススメのツアーは「ナマケモノとコーヒーのツアー」です。

このツアーでは、最初にビデオを見ながらコスタリカの動物と施設についての説明を受けます。

そのあとは、ナマケモノ、コンゴウインコ、フクロウ、クモザルなどの動物たちが住んでいる施設を見学するクラシックウォークという2時間の基本ツアーに参加します。

そして、最後にコーヒーを飲みながらナマケモノについて勉強したり、見学をするツアーになります。

抱っこはできませんが、かなり近くでナマケモノを見たり、写真撮影をすることができるので「ナマケモノと特別な時間が過ごせる」と人気のツアーなんですよ！

コスタリカへ行く時の服装や持ち物は？

野生のナマケモノ観察は、熱帯雨林の中で行われます。

ここでは、野外観察での服装や持ち物をご紹介します！

• 歩きやすい靴
• 動きやすい服装
• カメラ
• 双眼鏡
• 雨ガッパ
• ビニール袋（ジッパー付き）
• 日焼け止め
• 虫よけ
• 水着（ビーチで泳ぐ場合）

熱帯雨林の中は、ジメジメしていて蚊が多かったです！

虫よけは必須アイテムですよ。

まとめ

ナマケモノとは

• ほとんど動かないためスペイン語でも「怠け者」
• 中南米だけに住んでいる
• ほとんどを木の上で過ごす
• トイレは1週間に一度などユニークな特徴がある

コスタリカのナマケモノは

• 「ノドチャミユビナマケモノ」と「ホフマンナマケモノ」の2種類が住んでいる
• 2種類は全然違う特徴を持っている

ナマケモノのオススメスポットは

1. マヌエル・アントニオ国立公園
2. コルコバド国立公園
3. スロース・サンクチュアリ
4. トゥーカン・レスキュー・ランチ
5. コスタリカ大学でも見ることができる

コスタリカへ行く時の服装や持ち物は

• 歩きやすい靴
• 動きやすい服装
• カメラ
• 双眼鏡
• 雨ガッパ
• ビニール袋（ジッパー付き）
• 日焼け止め
• 虫よけ
• 水着（ビーチで泳ぐ場合）

今回は「コスタリカ観光で外せない!ナマケモノファンのオススメスポット」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

ジャングルの中では見つけにくいナマケモノですが、出会えた時の感動は大きいですよ！

今回の記事を参考に、のんびりユーモラスなナマケモノにいっぱい癒されてくださいね。