台湾旅行を計画していると、「お茶」という文字をよく見かけませんか?
台湾で作られたお茶は「台湾茶」と呼ばれ、名物の一つでもあります。
「お土産にお茶を買いたいけど、どの銘柄がいいのかな?」
「現地で台湾茶を飲むことはできるのかな?」
と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
今回は、「台湾茶の銘柄やおすすめの茶藝館(ティーハウス)」をご紹介します。
目次
台湾茶とは?
中国茶の一部で、台湾で作られることから「台湾茶」と呼ばれています。
元々、中国で作られていたお茶の苗木が、台湾に持ち込まれたのが始まりでした。
持ち込まれた苗木は、台湾の気候に合わせて品質改良されました。
島国ということもあり、独自の発展を遂げた結果、台湾茶としてのブランドを確立しました。
お茶には緑茶や烏龍茶、紅茶など色々と種類がありますよね。
この違いですが、お茶の葉ではなく、発酵の度合いに応じて、緑茶や紅茶などと呼びます。
発酵度合いが一番浅いお茶を「緑茶」と呼びます。
発酵度合いが高くなるにつれて、黄茶、白茶、青茶(烏龍茶)、紅茶と呼び方が変わります。
また、麹菌または酵素を使って発酵したお茶を、総称して黒茶と呼びます。
台湾茶の多くは、発酵を途中で止めた、青茶と呼ばれる烏龍茶に分類されます。
烏龍茶は、日本でもおなじみですよね。
ぜひ、台湾で作られた烏龍茶を味わってみてくださいね。
代表的な台湾茶の銘柄
台湾茶には、さまざまな銘柄がありますが、どの銘柄がいいのか悩みませんか?
私は初めて台湾に行ったとき、
「お土産に台湾茶を買おう!」
と思って売り場に行きましたが、種類がありすぎて、何を買おうか悩みました。
当時は、銘柄の違いが分からなかったので、お値段や名前の印象で決めました。
ですが、それぞれの銘柄について知っておくと、選ぶのも楽しいですよ。
代表的な銘柄をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
凍頂烏龍茶(トンティンウーロンチャ)
中国から持ち込まれた苗木が、台湾中部の南投県鹿谷郷にある凍頂山にて栽培されたことが始まりです。
現在では、台湾を代表する銘柄の一つとなり、南投県鹿谷郷だけではなく広範囲に渡って栽培されています。
烏龍茶といえば「見た目が濃い茶色」というイメージが強いですよね?
ですが、凍頂烏龍茶の見た目は濃い黄色、または緑がかった薄い茶色と、どちらかといえば緑茶にも見える色をしています。
味わいも緑茶に近く、口の中には甘みが広がりますよ。
発酵度合いが高くなると
「フルーツかな?」
と思ってしまうほど、華やかな香りが強くなります。
お茶好きの方は、発酵度合いの違う凍頂烏龍茶を飲み比べてみるといいですよ。
また、凍頂烏龍茶には、花粉症などアレルギー反応の抑制に効果がある、メチル化カテキンが多く含まれているそうです。
花粉症に悩んでいる方は、凍頂烏龍茶を試してみてはいかがですか?
高山烏龍茶(カオシャンウーロンチャ)
標高1,000m以上の場所で栽培された茶葉から作られたものを、総称して高山烏龍茶といいます。
その中でも、標高2,000m以上の場所で栽培された茶葉を使ったものは、高冷茶と呼ばれます。
台湾には、阿里山や梨山など、標高が高い茶葉の生産地がいくつかあります。
そのため、店頭で見かける商品には、茶葉の産地も表記されていることが多いです。
昼夜の寒暖差が大きい高山地域で栽培されたことで、すがすがしい香りを楽しむことができますよ。
凍頂烏龍茶と同じ製法だということもあり、見た目も黄色がかっています。
ちなみに、平地に比べて高山地域での茶葉の栽培は、生産コストが高くなります。
そのため、他の銘柄よりもお値段が高い傾向にあります。
高級な茶葉なので、贈り物や来客時のお茶などにおすすめですよ。
東方美人(ドンファンメイレン)
どこか惹かれる名前ですよね(笑)
イギリスにて「オリエンタルビューティー」と呼ばれるようになったのをきっかけに、東方美人という名前が定着しました。
特徴的なのは、名前だけではありません。
実は、ウンカという稲の害虫に噛まれた茶葉が使われています。
「害虫に噛まれた茶葉なんて、大丈夫なの?」
と思いませんか?
ですが、ウンカに噛まれた茶葉を使うことによって、密のような甘い香りが生み出されています。
茶葉の栽培には、農薬を使うことができず、ウンカの発生は天候などにも左右されます。
また、ウンカが噛んだ茶葉のみを摘む必要があり、とても手間がかかっています。
そのため、お茶の価格も高めになっていますが、ぜひ独特の香りを楽しんでみてくださいね。
文山包種茶(ウェンシャンパオツォンチャ)
台湾北部の坪林や文山地区が主な産地です。
ちなみに「包種茶」という名前はお茶の包み方に由来しています。
昔、お茶は紙に包まれて、長方形のパッケージで販売されていたため、包種茶と呼ばれていました。
現在のパッケージは違っていますが、文山包種茶の名前はその当時の名残です。
生産地の標高は500~600m程ですが、烏龍茶の中でも発酵度が低いので、緑茶に近く、さわやかな香りと飲み口となっていますよ。
そのため、別名を「清茶」とも言います。
お湯で淹れるのもいいですが、水出しもできるオススメのお茶です。
暑い時期は、水出しで味わってみるのもいいですよ。
木柵鉄観音(ムウツァーティエクワンイン)
台北市内の木柵地区で主に生産されています。
この木柵地区は、台北中心地から南西の場所にあり、近くには猫空(マオコン)というお茶どころがあります。
猫空はMRT動物園駅まで行き、そこからロープウェイまたはバスを乗り継いで訪れることができます。
自然の中に、茶藝館(ティーハウス)がいくつもあり、茶農家さんが経営する茶藝館もありますよ。
木柵鉄観音の見た目は烏龍茶らしい茶色ですが、フルーティーな香りがします。
お土産にもいいですが、ぜひ産地も訪れてお茶を楽しんでみてくださいね。
台北でおすすめの茶藝館は?
街歩きに疲れたら、茶藝館(ティーハウス)で一息つきながら、台湾茶を味わいませんか?
「茶藝館」と名前だけ聞くと、少し堅苦しい感じがしますよね。
ですが、実際はレトロな雰囲気でゆっくり過ごせるカフェのような場所で、食事ができるお店もあります。
「台湾茶の淹れ方が分からない」
と思う方も安心してください。
1杯目は、店員さんが淹れてくれるお店が多いです。
店員さんの手順を見て真似て、2杯目からはご自身で淹れてみてくださいね。
紫藤廬(ツートンルー)
1920年代に建てられた日本家屋を使用した茶藝館です。
店内に入ると、どこかなつかしい感じがして居心地が良かったです。
個室や畳の部屋などもあり、部屋ごとに雰囲気も違っています。
お茶はもちろん、ランチなどの食事メニューも人気ですよ。
最寄駅:地下鉄(MRT)台電大樓駅から徒歩13分
回留(ホイリュウ)
アメリカ人と台湾人のご夫妻が経営している茶藝館です。
店内の雰囲気は、それこそカフェのようなオシャレながらも落ち着く空間になっています。
オーガニック料理にこだわっているので、お茶と一緒にスイーツも味わってみてくださいね。
観光スポットの中正紀念堂からも近いので、観光のついでに立ち寄ることもできますよ。
最寄駅:地下鉄(MRT)東門駅から徒歩4分
邀月茶坊(ヤオユエチャーファン)
時間に余裕がある方は、自然に囲まれた茶藝館に足を運んでみませんか?
邀月茶坊は、先ほどご紹介した猫空にある茶藝館です。
店内席と屋外席があり、屋外席では自然を感じながらリラックスすることができます。
24時間営業なので、時間を気にせずにゆっくりと過ごせることも、このお店の魅力です。
最寄駅:ロープウェイ猫空駅から徒歩15分
まとめ
台湾茶とは
- 中国茶の一部で、台湾で作られたお茶
- 台湾茶には烏龍茶が多い
代表的な台湾茶の銘柄は
- 凍頂烏龍茶(トンティンウーロンチャ)
- 高山烏龍茶(カオシャンウーロンチャ)
- 東方美人(ドンファンメイレン)
- 文山包種茶(ウェンシャンパオツォンチャ)
- 木柵鉄観音(ムウツァーティエクワンイン)
台北でおすすめの茶藝館(ティーハウス)は
- 紫藤廬(ツートンルー)
- 回留(ホイリュウ)
- 邀月茶坊(ヤオユエチャーファン)
今回は「台湾茶の銘柄やおすすめの茶藝館(ティーハウス))」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
みなさんがイメージしている以上に、台湾茶にはたくさん種類があります。
色々なお茶を飲み比べて、ご自身に合ったお茶を見つけてみてください。
今回の記事を参考に、ぜひ台湾茶を味わってみてくださいね。
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