「イタリア料理」と言っても、地方ごとに特色があることをご存知ですか?
昔はミラノ公国、ナポリ王国などの国々で成り立っていましたが、現在は「イタリア共和国」に統一されました。
イタリアでは、お肉や魚介類が豊富に取れるようになったので、地域ごとの特色を活かした食べ物が味わえます。
今回は「イタリアの地域ごとで食べれる美味しい料理」をご紹介します。
目次
ローマのおすすめ料理は?
カルボナーラ
「ローマでは、何を食べようかな?」
と悩んだときは、カルボナーラがおすすめです。
ローマに行ったら、一度は食べたい料理の一つです。
日本のカルボナーラと違い、生クリームを使用していません。
卵と黒コショウ、そしてチーズの風味がしっかりと効いていて、もちっとしたパスタに絡んで本当に美味しいですよ。
日本ではベーコンを使って調理しますが、ローマではパンチェッタという塩漬けの豚肉を使っているのも特徴です。
ペンネ・アラビアータ
これもローマ発祥の料理です。
日本のイタリアンレストランで見かけたことはありませんか?
トマト、ニンニク、唐辛子、そしてオリーブオイルというシンプルな材料ですが、とっても美味しい料理です。
「アラビアータ」の意味は「怒りんぼ風」です。
その名の通り、想像以上に辛い料理なので、激辛料理が苦手な方は注意してくださいね。
イタリアは、日本よりシンプルな味付けの料理が多く、サラダにもドレッシングは使いません。
オリーブオイル、バルサミコ酢やワインビネガー、塩を使って、自分好みの味付けを楽しめます。
ただし、化学調味料を使わないため
「なんか物足りないな。」
と、感じる事もありますが、体に優しく、健康にも良いですよ。
サルティン・ボッカ
主に仔牛の薄切りに生ハムとセージというハーブを乗せて焼き、白ワインとバターソースで味付けをした料理です。
セージの香りは癖がなく、お肉も柔らかいので、日本人でも美味しく食べれるローマの定番料理です。
「サルティン・ボッカを食べたいな。」
と思ったら、どのレストランでも食べることができますよ。
ミラノのおすすめ料理は?
ミラノ風カツレツ
仔牛を使用したカツレツ料理です。
油で揚げますが、衣自体にパルメザンチーズなどの味が付いているので、そのままいただけます。
また、バターやオリーブオイルを使用しているので、コクがあって美味しいですよ。
日本のトンカツと違い、薄く伸ばして細かいパン粉をまぶして油でサッと揚げます。
お肉に厚みはないですが、ボリューム満点でお腹いっぱい食べれますよ。
北イタリアに位置するミラノでは、オリーブオイルよりもバターを使う料理が多いです。
一方で、南イタリアの料理は、オリーブオイルやトマトを使っていることが特徴です。
ミラノ風リゾット
ミラノは昔、商業や金融の中心だったため、富の象徴として金色をイメージした料理が多いと言われています。
そのため「ミラノ風リゾット」はサフランで黄色に色付けされています。
バターやチーズが入った、こだわりの出汁で炊いているので、食べると感動するくらいの美味しさですよ。
ちなみに、牛の骨髄を入れることもあるそうです。
「ミラノ風リゾットは食べ終わる頃には飽きている」
と友人から聞いたことがありました。
ですが、初めて食べたとき、あまりの美味しさに感動して
「もっと味わって食べたいな。」
と思って、ちまちま食べたのを覚えています(笑)
日本人がリゾットを食べると「生煮えじゃないの?」と感じることが多いです。
イタリアでは、アルデンテという食べ方が主流で、
「少し歯ごたえが残っている方が美味しい」という考えですが
私たち日本人にとっては「想像以上にお米が固い」と感じることも多いです。
ただ、それが本場の味なので、食感も楽しんでくださいね。
オッソブーコ
オッソブーコは、ミラノとロンバルディア州を代表する郷土料理です。
仔牛のスネ肉を骨ごと白ワインとトマトやハーブと一緒に煮込みます。
各地で作り方は様々ですが、ミラノではオッソブーコにバターやレモンの皮等を入れるそうですよ。
家庭の食卓に、ミラノ風リゾットとオッソブーコが一緒に並ぶことも多いです。
ちなみに、オッソブーコの意味は「穴と骨」です。
実際に、煮込むと骨にある髄が溶けるため、骨にポツンと穴が開いたように見えます。
みなさんは「ミラノ風ドリア」はお好きですか?
日本のファミレスでもメニューに載っているので、食べる方も多いと思います。
ですが、ミラノ風ドリアは日本発祥なのでミラノでは食べれませんよ。
フィレンツェのおすすめ料理は?
フィレンツェは内陸部に位置し、大自然を抱えるトスカーナ地方の州都です。
山間部の料理なので、シンプルな味付けの肉や豆等の野菜を使った料理が多いです。
例えば、イノシシ肉専門店や、ウサギ肉を使った料理等もありますよ。
ビステッカ
日本でいう「Tボーンステーキ」です。
5センチもある分厚いお肉の外側をカリッと焦がして、内側は赤みがかったレアな状態で提供されます。
注文時にお肉の量を選びますが、1kgから選べるお店が多いです。
「お腹いっぱいお肉を食べたい」という男性にはピッタリかもしれませんね。
脂の少ない赤みの肉ですが、柔らかく噛めば噛むほど味が出てとっても美味しいですよ。
ベネツィアのおすすめ料理は?
ベネチアは、魚介類が豊富で、シーフード料理が有名です。
ですが、ベネチアの街は全体的に物価が高く、他の地域より食べ物も料金が高いです。
「安く食事を楽しみたいな。」
と思う方は、「バーカロ」という立ち飲み居酒屋の様な場所がオススメです。
イカスミパスタ
イカスミを使ったパスタなので、見た目は真っ黒でした。
初めて食べる料理だったので
「美味しいのかな?」
と、恐る恐る食べました。
すると、想像と全然違って生臭さもなく、コクがありとても美味しかったですよ。
イカスミパスタはどの店にもありますが、具だくさんの方が、さらに美味しく食べられますよ。
あまりの美味さに食べることに夢中になりますが、ソースの飛び跳ねには気をつけてくださいね。
食べるときには、洋服が汚れないように紙ナプキンを使うと良いですよ。
フリット
イカ、エビ、小魚等の魚介を油で揚げたものがフリットです。
レモンがあるときは、絞って食べてみてください。
唐揚げに、レモンをかけるように、お口の中で味が広がりとても美味しいです。
油で揚げていますが、あっさりしているので私も大好きです。
「こってりした料理は苦手だな」
と感じている女性にとっても、食べやすいのでおすすめですよ。
世界で最も古いカフェを知っていますか?
ベネチアは「カフェラテ」発祥の地として知られています。
サンマルコ広場には「カフェ・フローリアン」という「世界最古のカフェ」があるんです。
そこでは、いつもテラスで優雅な演奏で私たちを盛り上げてくれるので、ベネチアの昔ながらの雰囲気を楽しめますよ。
料金は少し高く、コーヒーとケーキを頼み音楽代やチップも考えると一人3000円以上はかかってしまいます。
ですが、お金には変えられない優雅なひと時を過ごすことが出来ますよ。
ナポリでおすすめの料理は?
ナポリ風ピザ
ナポリと言ったら、やっぱりピザですよね。
ピザはナポリ発祥と言われ、1日3食ピザを食べても飽きないくらい美味しいです。
特に王妃様が気に入ったというマルゲリータは、バジルやモッツァレラチーズ、トマトが入っていて絶品でした。
マルゲリータは、イタリアの国旗を象徴する3色カラーなのも魅力的です。
他にもマリナーラという、トマト、ニンニク、オレガノにオイルをかけたピザもあります。
どれもナポリのピザは、シンプルな味付けが多いです。
ローマのピザは薄くパリパリとしていますが、ナポリのピザはふっくらもっちりとした生地が特徴です。
ピザの食べ比べをして、生地の違いを楽しんでくださいね。
イタリア全域の美味しい食べ物は?
ワイン
ワインは、どこのお店で飲んでも美味しいです。
メニューを見ると、種類が多くて
「どれにしようかな?」
と悩みますが、一番安くてブランド名が無い「ハウスワイン」がオススメです。
レストランのオーナーさんが気に入っているその土地のワインを仕入れているので、間違いなく美味しいですよ。
プロシュット
「ワインと一緒に何を食べようかな?」
と悩んだ時に、真っ先に頼みたいのが「プロシュット」です。
「プロシュート」と記載することもあります。
豚のモモ肉のハム全般のことで「プロシュットミスト」というハムの盛り合わせがワインにピッタリですよ。
どこのお店でも注文できるので、私はまずハウスワインと「プロシュットミスト」を頼みます。
そして、ゆっくりとメニューを見ながら「何を食べようかな」と考えると良いですよ。
日本で例えると、生ビールに枝豆的な感覚ですね。
ジェラート
これは絶対に一度は食べましょう(笑)
種類も多く何度食べても飽きない味です。
イタリアの女子大生は「これが昼食代わりになる」と言っていました。
初めて食べるときは、「ピスタチオ味」をオススメします。
チョコレートのように甘すぎず、濃厚なので美味しかったですよ。
他にもバニラやティラミスなどありますが、基本的にどれを選んでも美味しいです。
お金を払う前に、2〜3種類の味を選んでおきましょう。
1番小さなサイズでも2種類の味を入れてくれます。
お店によっては、3種類のジェラートを楽しめます。
日本人観光客の多くは、1種類を決めるのに時間がかかってしまいます。
「まず何味にしようかな?」
とずっと悩んでいると、
店員さんに「1種類だけのオーダーなのかな?」と、勘違いされてしまいますよ。
「本当は、2種類頼みたかったのに…」
と、残念そうな顔になっている方を何度も見たことがあります。
複数の味を注文するときは
「ピスタチオ、ラムレーズン」のように一度でまとめて注文しましょうね。
パニーノ
パニーノは、ランチにオススメです。
イタリア風のサンドイッチですが、パンや中身のチーズ、ハムも全部美味しいので、間違いなく美味しいです。
見た目からも美味しそうなので
「きっと、味も美味しいだろうな」
と、想像していたのですが、想像を超える美味しさに、いい意味で裏切られました。
「日本にもこんな美味しいパニーノがあればいいのになぁ」と素直に思いました。
ちなみに、パニーニとも呼びますが、パニーニは複数形というだけで同じ意味です。
エスプレッソ
エスプレッソは、苦いイメージがありませんか?
苦手な方も多いかと思いますが、一度飲んでみてください。
イタリアではアメリカンコーヒーより、エスプレッソがとても美味しいです。
他の国のエスプレッソも飲んできましたが
「やっぱりイタリアが一番美味しい!」と感じます。
「濃くて苦いのは嫌だな…」
と感じる方は、砂糖をたくさん入れても美味しいですよ。
現地の方でも、少し苦いのか、エスプレッソに沢山砂糖を入れている姿を見かけました。
また、座って飲むと座席代もかかるので、立ち飲みがオススメです。
現地の人も長居をしないので、「クイッ」と飲んで3分位で店を出ることが多いです。
イタリアは、日本と違って公衆のトイレが少ないです。
トイレがあっても、トイレを使うためにはチップが必要な所が多いです。
なので、私はBarでエスプレッソを頼むついでに、トイレも借りていますよ。
イタリアのBarの雰囲気が分かる動画です。
まとめ
ローマのおすすめ料理は
- カルボナーラ
- ペンネ・アラビアータ
- サルティン・ボッカ
ミラノのおすすめ料理は
- ミラノ風カツレツ
- ミラノ風リゾット
- オッソブーコ
フィレンツェのおすすめ料理は
- ビステッカ
ベネチアのおすすめ料理は
- イカスミパスタ
- フリット
ナポリのおすすめ料理は
- ナポリ風ピザ
イタリア全域の美味しい食べ物は
- ワイン
- プロシュット
- ジェラート
- エスプレッソ
今回は、「イタリアの地域ごとで食べれる美味しい料理」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
イタリアは、本当に美味しい料理がたくさんあります。
食べ物の種類が多いので、一度の旅行では全部食べることは難しいかもしれません。
ですが、皆さんの好みの料理が見つかる手助けになれば嬉しいです。
今回の記事を参考に、イタリアの美味しい料理を楽しんでくださいね。
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私は、元々カルボナーラはあまり好きではありませんでしたが、カルボナーラの概念が変わりました。
「カルボナーラって、こんなに美味しかったんだ。」
と、最後まで美味しく頂きました。
今でも、思い出すだけでヨダレが出ます(笑)