日本と季節が真逆になるオーストラリアでは、6月~8月は冬の季節です。
でも、オーストラリアに冬のイメージってあまりないですよね?
夏休みを利用して、オーストラリア旅行を計画中の方は
「オーストラリアの冬って観光には向かないのかな?」
「どんな服装を用意すればいいのかな?」
など不安や疑問があるのではないでしょうか?
今回は、「6月~8月のオーストラリアの人気観光スポットや服装」についてご紹介します。
目次
そもそもオーストラリアに四季はあるの?
オーストラリアに冬があるということは、日本のように四季が存在するということなのでしょうか?
実は、オーストラリアにも四季があります。
ただし、それはシドニーやメルボルンなどのオーストラリア南部にある一部の地域に限られます。
広大なオーストラリアには、5つの気候が存在しています。
- 熱帯雨林気候
- 熱帯性気候
- 砂漠性気候
- 亜熱帯性気候
- 温帯性気候
この5つの内、はっきりとした四季があり寒い冬があるのは温帯性気候のエリアだけです。
では、その他の地域は?というと、日本のようにはっきりした四季は無く、雨季と乾季の時期に大きく分けられます。
ちなみに、雨季は11月から3月ごろ、乾季は4月から10月ごろです。
地域ごとに違う気候
ここで、5つのエリア別に気候を見てみましょう。
熱帯雨林気候(ダーウィン)
ノーザンテリトリー州北部準州のさらに北の端にあるダーウィンは、年間を通じて温暖な気候です。
ただし、雨季はかなり蒸し暑くて一部では観光することも出来なくなります。
冬季でも最高気温は30℃前後、最低気温は20℃ほどと暖かく過ごせます。
5~9月は、ほとんど雨が降りません。
特に、6~8月はとても乾燥していて、特に内陸部では日没後に急に冷え込むことがあります。
脱ぎ着しやすいカーディガンなどの上着が必要になります。
また、強い日差しや虫対策の為に長袖や長ズボンを持っておくと安心です。
熱帯性気候(ケアンズ)
雨季は、天気がとても不安定で、突然のスコールに見舞われることもあります。
逆に、6月~8月は1年で最も気温が下がる時期ですが、最高気温は25℃くらいで昼間は過ごしやすく快適です。
最低気温は15℃前後まで下がるので、朝晩の冷え込みに備えてカーディガンなどを用意しましょう。
砂漠性気候(ウルル)
ウルルは、オーストラリアでの夏季にあたる12月~2月の間は、日中の平均気温は30℃と暑いです。
オーストラリアでの冬季にあたる6月~8月は、日中の平均気温は20℃前後と過ごしやすいのですが、夜間は4℃~5℃とかなり冷え込みます。
たまに氷点下の寒さになることもあるので、注意が必要です。
昼間は半袖で過ごせますが、朝晩はフリースやダウンジャケットなどを着る必要があります。
亜熱帯性気候(ゴールドコースト)
年間を通して、気温の変化があまりなく温暖なエリアです。
冬季でも、最高気温は20℃から25℃くらいあり日中は暖かく過ごしやすいです。
ただし、最低気温は10℃くらいまで落ち込むこともあるので訪れる際は、パーカーやカーディガンなどを持って行くことをオススメします。
また、1月~3月は、一年で最も雨が多い時期で、その中でも1月は熱帯暴風雨が発生しやすいので注意が必要です。
ゴールドコーストのオススメ観光スポットは、こちらで紹介しています。
温暖性気候(シドニー、メルボルン、パース)
日本と同じように四季があります。
12月~2月の夏季は、日中は30℃を越える日もありますが空気は乾燥しているので、日本の夏に比べると過ごしやすいです。
日陰に入ると、風を心地よく感じられますよ。
6月~8月の冬季は、最低気温が10℃を下回る日が多くなり、0℃近くまで下がることもあります。
平均最高気温も13℃~16℃前後と寒いので、防寒が必要です。
また、6月ごろから雨の時期に入るので雨具も必須になります。
9月には春を迎えるので、暖かい日も増え、降水量も徐々に落ち着いてきますよ。
オーストラリアの6月~8月は、半袖1枚で過ごせるエリアもあれば、パーカーやコートが必要な地域もあるんですね!
そうですね。
ノーザンテリトリー州のように、同じ州の中でも、ダーウィン周辺は冬でも暖かいけど、人気観光地のエアーズロックがあるウルル周辺は、夜になるとかなり冷え込みますね。
6月~8月に旅行する際は、北部でも早朝や夜の冷え込みに備えて、羽織物などを持って行った方が安心ですよ。
6月~8月のオススメ観光スポット
よく耳にするオーストラリアの観光シーズン12月~3月というのは、実はシドニーやメルボルン、パース、ゴールドコースト、アデレードなどのオーストラリアの南半分のエリアの話しです。
この時期に北半分の地域を訪れると、予想以上の猛暑で大変な思いをすることもあります。
では、6月~8月の冬季にオーストラリアを旅行するなら、どこがオススメなのでしょうか?
また、6月〜8月にしか体験できないオーストラリアのアクティビティをいくつかご紹介します。
ケアンズ
ケアンズで、市内観光やアウトドアを楽しむ場合のおすすめシーズンは5~10月です。
ケアンズは、夏は雨季に当たるので、雨が多くてかなり蒸し暑くなります。
ですが、冬は乾季になるので天候にも恵まれ、暑くもなく寒くもなく、かなり快適に過ごせますよ。
天気、気温共に観光に最適なシーズンです。
日本からは、成田空港や関西国際空港から直行便があり、約7~8時間のフライトで到着します。
また、オーストラリアの主要都市からも国内線で結ばれています。
空港から市内への移動は、タクシーかシャトルバスを利用します。
国際線、国内線ともに、到着ロビーを出れば直ぐにタクシー乗り場があり、市内までの移動時間は約15分です。
もしタクシーが見つからなくても、無料のタクシー専用の呼び出し電話があるので安心ですよ。
タクシー料金は、結構高かったですか?
料金は、時間帯によって違いますね。
私が利用した時は、初乗り運賃や空港利用料込みで、市内まで行くのに25豪ドルほどでしたよ。
日本と同じように割増料金もありましたか?
土日や20:00~朝5:00の時間帯は、割増料金として、もう少し高くなりますね。
空港から市内に向けて「サン・パーム・トランスポート」というバス会社がシャトルバスを運行しています。
チケットは、到着エリア内にある販売カウンターで購入できます。
乗り場は、国際線、国内線ともに空港ターミナルの到着エリア正面にあります。
シャトルバスの料金についても詳しく教えてください!
ケアンズ市内までの料金は、こんな感じです。
朝5時30分~24時30分まで30分~1時間に1便の間隔でバスが出ています。
予約優先なので、下記ウェブサイトから予約した方が良いですよ。
サン・パーム・トランスポートHP:https://sunpalmtransport.rezdy.com/
空港からケアンズ市内までの料金 | |
大人 | 約15豪ドル |
子ども | 約7.5豪ドル(大人1名につき3~11歳まで1名は無料) |
予約優先なんですね!!
乗れなかったら大変なことになるから、予約を忘れないようにしないと!!
ところで、8月下旬頃にケアンズに行かれて、どうでしたか?
滞在期間中、朝晩はやはり冷え込んだので、薄手の上着が必要でしたね。
日中は、27℃くらいまで気温が上がるので、半袖で十分だったんですが、、、。
今回、ケアンズで、熱気球に乗られたんですよね?
そうです!
ただ、早朝に熱気球に乗ったので、上着を着ていても寒かったですよ。
「ホッカイロを持って行けば良かった。。。」とかなり後悔しました。
それは、大変な思いをされましたね。。。
熱気球以外に、何か体験はされましたか?
グリーン島に日帰りで行ける「グリーン島エコアドベンチャー・ツアー」というガイドの同行がないツアーに参加しました。
船の往復券に、シュノーケル用具または、グラスボトムボートの乗船のどちらかが付いて大人が88豪ドルでした。
シュノーケルは、ちょっと寒そうだったので、グラスボトムボートを選びました。
ボートからお魚を見るのも楽しそうですね!
私が行ったときは良く晴れていて、グリーン島もとっても綺麗でした!
他にも、巨木や野生生物が多く生息しているオーストラリアの大自然を肌で感じられる人気のスピリチュアルスポット「アサートン高原」にもツアーで参加しました。
野生のロックワラビーにも触れることもできましたよ!
ワラビー可愛いですよね!
餌やり体験もできるって聞きました!
餌やりをしながらそっと撫でてみたのですが、とっても大人しくて可愛かったですよ。
無数の枝がカーテンのように垂れた、巨大なイチジクの樹や熱帯雨林の中の美しい滝なども見どころですよ。
オーストラリアは、自然を体感できる所が魅力ですよね!
8月に行ったおかげで、飛行機代やホテル代も安く抑えられて良かったですよ。
私のように蒸し暑い日本の夏が苦手な方には、最高の避暑地になりますよ。
他にも見どころ満載のツアーがあるので、車がなくても楽しめますよ。
ダーウィン
オーストラリア最北端にある常夏の街、ダーウィンも冬季に訪れるのに最適な観光地の一つです。
ダーウィンは、アジアとの交易の盛んな活気ある港町であると同時に、広大な熱帯雨林と湿原の広がる大自然の宝庫でもあります。
- アボリジニが住む世界遺産「カカドゥ国立公園」
- 日帰りレジャースポットとして人気の「リッチフィールド国立公園」
- 大自然の滝つぼや温泉が楽しめるキャサリン渓谷で有名な「ニトミルク国立公園」
また、南国色豊かなダーウィンの街を散策するのもオススメです。
日本からの直航便はなく、シドニーやケアンズなどを経由するのが一般的です。
ケアンズから行く場合は、約2時間30分、シドニーから行く場合は約4時間弱で到着します。
空港から市内へは「ダーウィン・エアポート・シャトル」というバスが運行しています。
また、タクシーあるいはレンタカーを利用して移動が出来ます。
ターミナルを出て、正面にタクシー乗り場がすぐに見えます。
ダーウィンの街の中心部へは、片道約25~30豪ドルで移動時間は20分ほどです。
早朝や深夜は、割増料金があるので注意してください。
24時間営業で、各発着便に対応して運行しています。
到着ロビーのインフォメーションセンターでチケットが販売されていて、市街地まで約20分です。
24時間営業は、かなり嬉しいポイントですね!
料金は、いくらくらいですか?
片道料金と往復料金に分かれていますが、だいたいこれくらいですね。
シャトルバスの料金 | 片道 | 往復 |
大人 | 16豪ドル | 29豪ドル |
子ども(4~12歳) | 8豪ドル | 14豪ドル |
空港の駐車場にレンタカープールがあり、ここからレンタカーが利用できるので大変便利です。
ターミナルを出ると、直ぐにレンタカーの駐車場があります。
レンタカーデスクは到着エリアのインフォメーションセンターの奥にあり、6社ほど並んでいます。
空港の公式サイトに、各レンタカー会社の情報が載っていますよ。
カカドゥ国立公園へ行くにも、車が良いですか?
カカドゥ国立公園へは、ダーウィンからオプショナルツアーを利用するのが一般的ですね。
日帰り旅行から約10日かけて、ウルルまで行くツアーなどもありますよ。
現地予約は可能なんですか?
現地で申し込みもできますが、満員のことが多いので、ネットで事前に申し込んでおくのがオススメです。
下記のサイトから予約できますよ。
- AATキングス社サイト:https://www.aatkings.com
- アドベンチャーツアーズ・オーストラリア社サイト:https://www.adventuretours.com.au
ダーウィンは、街歩きにも向いているって聞きました!
そうですね!
特に、4月の最終週から10月の末までの期間に開催される「ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット」はオススメですよ。
地元のマーケットって、見ているだけで楽しいですよね!
アジアンスナックやオージーフードの屋台がなんといっても目玉でしたね。
他にも、可愛い雑貨店なども並んでいて、現地の方にも大人気でしたよ。
ちなみに、ここで「ワニの肉」を食べましたよ!
そうなんですか!?
味は、どうでしたか?
感想は、淡泊で、あっさりしていて意外と食べやすかったですよ。
ワニの肉は高たんぱくで低脂肪でとってもヘルシーなんだそうです。
今度、訪れた時は、チャレンジしてみては、どうですか?
そうですね、、、
ちょっと考えます(笑)
期間:4月から10月のみ
営業時間:木曜日:17:00〜22:00 / 日曜日:16:00〜21:00
入場料:無料
公式HP:https://mindil.com.au
6月~8月のオススメアクティビティ
ホエールウォッチング
この時期にしか見ることの出来ない季節限定の大人気アクティビティがあります。
それは、南極海から北上してきたクジラを見ることの出来るホエール・ウォッチングです。
ゴールド・コースト発のホエール・ウォッチングなら、7月~9月に、シドニー発なら5月~11月にツアーが行われています。
会えるクジラの種類はザトウクジラで、遭遇率はかなり高くほぼ間違いなく見ることが出来ます。
ツアーの所要時間は約3時間ほどです。
この時期は、オーストラリアの南から南西海岸、東海岸にかけてクジラ達が子育てのために北上して来ます。
可愛い親子クジラの姿を観察できますよ。
クルーズ船から見る至近距離で迫力のあるホエール・ウォッチングはオススメです。
ウィンタースポーツ
日本のように四季があるといっても、オーストラリアで雪が降ることは滅多にありません。
そんなオーストラリアでもウィンタースポーツが出来るんですよ!!
意外と知らない方も多いと思いますが、ビクトリア州の山岳地帯にある、通称「オーストラリアン・アルプス」は世界的に知られたスキーリゾートです。
スキーやスノーボードを楽しむことが出来ます。
オーストラリアのスキー場は、国立公園内にあるので入場料が必要になります。
日本円で3000円ほどですが、払わないでうっかり入ってしまうと罰金があるので注意してくださいね。
こちらも、ツアーを利用すれば初心者の方も安心してチャレンジできますよ。
まとめ
オーストラリアの四季は
- シドニーやメルボルンなどの一部地域にある
- その他の地域は乾季・雨季に分けられる
地域ごとに違う気候(6~8月)
- ダーウィンは、年間を通じて温暖な気候で冬季でも暖かいが日没後に急に冷え込む
- ケアンズは6月~8月も昼間は過ごしやすく快適だが朝晩は冷え込むこともある
- 砂漠性気候のウルルの6月~8月は、日中は過ごしやすいが、夜間はかなり冷え込む
- ゴールドコーストの日中は暖かく過ごしやすいが、最低気温は10℃まで落ち込むこともある
- シドニーの6月~8月の冬季は、最低気温が10℃を下回る日が多くなり、0℃近くまで下がることもある
6~8月のオススメ観光スポットは
- ケアンズ
- ダーウィン
6~8月のオススメアクティビティは
- ホエール・ウォッチング
- ウィンタースポーツ
今回は「6月~8月のオーストラリアの人気観光スポットや服装」についてご紹介しました。
季節が真逆と聞くと、渡航するのを不安に思うかもしれません。
ですが、6月~8月のオーストラリアは、過ごしやすい場所も多いのでオススメですよ。
今回の記事を参考に、夏休みなどを利用してオーストラリア旅行を楽しんで下さいね。
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私が8月にパースを訪れた時は、昼間は暖かく長袖のTシャツ1枚で大丈夫でした。
パースは、比較的暖かい場所です。
朝と晩は冷え込みますが、日本の2月のように寒いということはなく、パーカーがあれば十分でしたよ。
ただ、7月は朝晩に3℃前後まで冷え込むこともあるので、厚手のパーカーが必要になります。