オーストラリアに入国する際に持ち込み禁止のものは?申告方法は?

海外旅行に行くときは、とてもワクワクしますよね。

「どこに行こうかな?何を食べようかな?お土産は何が良いかな?」など
旅先のことを考えながら荷物をまとめるのはとても楽しい時間です。

しかし、ちょっと待ってください。

国によって持ち込めるものと持ち込めないものがあるのをご存じですか?

特に、オーストラリアは持ち込み制限が厳しいことで有名な国です。

今回は「オーストラリアへの持ち込み禁止物と申告方法」ご紹介します。

オーストラリアへの持込制限が厳しい理由

オーストラリアを思い浮かべてみてください。

豊かな自然やオーストラリアに棲息する動物や植物などを想像しませんか?

実際に、コアラやカンガルーなど、オーストラリアにしかいない動物や植物がたくさんいます。

そんな貴重な場所に、他の国から害虫や病原体などを持ち込まれるとどうなるでしょうか?

そこにしかいない動物たちの生態系を壊してしまう可能性があるので、検疫(海外から持ち込まれる荷物や、持ち出す荷物を検査すること)が厳しいと言われています。

Aさん
過去にオーストラリアに棲息する鳥の卵などを国外に持ち出そうとした人もいたそうですよ!
マタタビ
そういったことを未然に防ぐために厳しくなっているんですね。

①持ち込み自体が禁止されているもの

マタタビ
持ち込みが禁止されている物を見ていきましょう!
注意

郵便為替やその他の通貨代替物について、検察官や警察官に質問された時は、金額に関わらず小切手や旅行小切手を全て報告をする必要があります。

Aさん
スニーカーなどを履いていくと、その場で靴を脱いで砂を落とすように言われることもあります。

ただし、靴底に溝がないものは大丈夫なようです!

重要

もし、これらの禁止のものを持ち込んだ場合はAUD$220を支払わなければなりません。

もちろん品物は没収されます。

場合に応じて対応してもらえることもありますが、支払いを拒否した場合は起訴されます。

有罪の判決が出ると、オーストラリアでの犯罪歴が残ります。

結果、次回からの入国が厳しくなったり、最悪の場合は入国拒否されてしまうこともあります。

ただし、医薬品に関しては持ち込めるものもあります。

  1. 病院で処方されたもの
  2. 自分自身や一緒に入国する家族が利用する市販薬

このようにしっかりとした理由があれば、3か月分までは申告して手荷物として持ち込むことができます。

Aさん
市販薬を持ち込む場合、薬の成分が書いてあるラベルやパッケージは剥がしたらダメですよ!
マタタビ
病院で処方された薬は、あらかじめドクターに英文の説明書を書いてもらっておくと安心です!

また、処方薬や市販薬どちらの場合でも何の薬なのか質問を受けることがあります。

とっさに英語で答えられないこともあるので、何の薬なのかを英語で答えられるようにしておくと安心です。

薬の英語訳

  • 胃薬:Stomach medicine (ストマック メディスン)
  • 胃痛:Stomachache (ストマックエイク)
  • 頭痛:Headache medicine (ヘッドエイク メディスン)など

②申告することで持ち込めるもの

卵や卵を使ったもの

ゆで卵も生卵も持ち込みは禁止されていますが、一部の加工済みの商品であれば持ち込むことができます。

  1. 常温で6か月以上保存できること
  2. 1kgもしくは1リットルまでの市販品であること
  3. 持ち込みや郵送する本人が個人利用目的であること
マタタビ
マヨネーズやパスタの麺、のりたまふりかけなどは大丈夫ということになります!

原材料に卵が使われているビスケットカステラなどは、加熱され加工されている上に常温で保存できるので申告不要です!!

乳製品

乳製品は、国際獣疫事務局と豪州政府農業省が認めた、口蹄疫洗浄国(動物の伝染病などの病気が発生していない国)や地域で作られた製品でなければ持ち込みはできません。

国際獣疫事務局とは?

世界の動物衛生をよりよくすることを目的とする政府間組織のこと

マタタビ
日本やフィリピン、アメリカなどで作られた牛乳やバターなどの乳製品は大丈夫ということです!

また、次のような制限量以内であれば持ち込むことができます。

  1. チーズなどの固形製品…10kgまで
  2. 液体…10リットルまで
  3. 液状の濃縮食品…2リットルまで
  4. 乾燥食品…2kgまで
Aさん
赤ちゃん連れの場合、この制限量以外に乳児用液体ミルクと開封済みのベビーフード1個も持ち込むことができますよ。

肉・肉を含む製品

生肉の持ち込みは禁止です。

ただし、レトルトのような常温で6か月以上の保存が可能なものや、瓶に詰められて密封している製品であれば持ち込むことができます。

Aさん
カレーやシチューなどには肉由来のエキスが入っていますが、肉片や動物性の油脂が入っていなければ持っていくことができますよ。

口蹄疫洗浄国(動物の伝染病などの病気が発生していない国)で作られているジャーキーなどの干し肉は、個人で食べるのが目的であれば、持ち込みは1kgまで可能です。(市販品に限る)

マタタビ
保存の効くレトルト以外の肉製品は、生はもちろんのこと、冷凍や燻製、塩漬けなど調理済みであっても持ち込むことはできません!
Aさん
ラード・ソーセージ・サラミなどは持ち込めない肉製品の代表的な物ですよ!

サケ科以外の魚や魚製品は、内臓や頭が処理済みで、次の条件を満たしていれば持ち込むことができます。

  1. 常温で保存できること
  2. 食用であること(家畜の飼料などに使用しないこと)
  3. 持ち込みを希望する本人が持っていくこと(5kgまで)
Aさん
煮干しなどの小魚であっても、内臓と頭が付いている以上は、事前に申告が必要ですよ!

サケ科の魚や魚製品については、以下の条件をクリアすれば持ち込み可能です。

  1. しっかり滅菌された市販のレトルト・缶詰・瓶詰
  2. しっかり滅菌されていない缶詰製品でも、一切れあたり重さが450g以下の切り身で塩漬け・乾燥・燻製にした製品(頭と内臓は処理済)であること
  3. 明太子などの魚の卵は、未開封かつ包装された市販品であること
Aさん
未開封の市販品であれば大丈夫だということですね!

缶詰でも、一切れが450g以下で内臓と頭が取ってあれば持って行けるということですね!

マタタビ
海外で人気のある粉末のだしや顆粒タイプのだしは持ち込み可能ですよ!

種やナッツ

包装されていて、加工のされていない生のナッツは、殻無しであれば2㎏まで持ち込み可能です。

ただし、食用の種などは植物の種類ごとに決まりがあるので、専用検索サイトで確認することをオススメします。

野菜・果物・穀物

生や処理されていない冷凍の果物ならびに野菜の持ち込みは原則禁止です。

マタタビ
これには漢方や生薬なども含まれますよ。

ドライフルーツなどの乾燥加工した野菜や果物は種や根、皮などが付いておらず、問題がなければ持ち込むことができます。

注意

胡椒や小豆などのように、乾燥はしていても調理などの手を加えていない豆や穀物は持ち込むことができません。

ただし、粉末であれば持ち込むことができます。

また、穀物で外皮が付いたもの(玄米など)は、事前に輸入許可をもらわなければ持ち込めないので注意が必要です。

※胡椒などのスパイス類は1kgまで持ち込むことができます。 

マタタビ
完全に精米してあるお米は、申告をすれば未開封の市販品に限り10kgまで持ち込み可能です!

ただ、精米したお米を持っていくのは大変なので、なるべくオーストラリア国内で買うことをオススメします!

生き物

日本からペットは連れていけません。

もしペットがいるご家庭は、旅行中に預かってくれる家族や友人がいるかどうかの確認を取ってから計画を立てることをオススメします。

最近では、ペットホテルやペット専用のシッターさんもいるので調べてみてくださいね。

動物を使った製品

はく製、貝殻や動物の皮や毛などから作られているもの、ハチの巣、太鼓などは必ず申告しましょう。

Aさん
動物の毛や羽などが付いている可能性がある使用済みのゲージなども対象になりますよ!
マタタビ
べっ甲や象牙など、国際的に保護されている動物の製品は、輸入許可証などの証明書類が必要な場合もあるので気を付けてくださいね!
注意

動物を使った製品に関しては、消毒などの処理が必要になることもあります 

植物を使った製品

わらやタケノコの皮を使った包装、植物の種やわらが中に入っている製品、ミツバチ製品、木を使った製品(食器や装飾品)、工芸品などの製品は申告をしましょう。

マタタビ
日本人は、漆塗りの食器や笛、箸やそば殻まくら・正月の飾り物などで引っかかる人が多いですよ。
Aさん
ドライフラワーは、許可されている植物だけで作られた製品であれば持ち込むことができますよ!

申告をする時には、使われている植物の名称のリストが必要になるので準備しておきましょう。

注意

植物を使った製品は、消毒などの処理をするように求められることがあります。

土や砂

基本的に、土や土が含まれる製品は禁止です。

岩や砂、化石などは、昆虫や土、動植物由来のものが混じっていないことが確認できれば持ち込めます。

マタタビ
砂の入ったキーホルダーなども持ち込みできない場合があるので注意してくださいね。
重要

もし、これらのものを申告しないで持ち込もうとした場合はAUD$110を支払わなければなりません。

場合に応じて対応してもらえることもありますが、支払いを拒否した場合は起訴されます。

この場合も有罪の判決が出ると、オーストラリアでの犯罪歴が残ります。

次回入国するときに、入国制限が厳しくなったり、最悪の場合は入国拒否になるので注意してくださいね。

申告方法

オーストリアに入国する際は、持ち込み禁止物を持っていないかチェックするための「入国カード」を受け取ります。

入国カードに嘘を書いた場合や禁止物を黙って持ち込もうとした場合は、罰金や罰則を科せられます。

さらに、没収や廃棄する必要もあるので気をつけましょう。

もちろん、うっかり書き忘れてしまっただけでも罰則の対象となります。

マタタビ
もし、持ち込みたい物が項目に当てはまっているか分からないときは、とりあえずチェックを入れておいて検査員の方に直接見てもらうのが安心ですよ。

「分からないから良いや」という軽い気持ちであっても、罰則や罰金は免れないので注意してくださいね。

オーストラリアでの持ち込みに関するパターンは3つあります。

  1. そもそも持ち込みが禁止されているもの
  2. 申告すれば持ち込めるもの
  3. 申告しなくても持ち込めるもの

ただし、例外や条件が整えば持ち込み可能なものもあるので確認してくださいね。

まとめ

オーストラリアの持込制限が多い理由は

  • オーストラリアの生き物や植物を病原体などから守るため
  • オーストラリアの生き物などを国外に持ち出されないようにするため

一部例外として持ち込みが許可されている物は

  • 病院で処方された医薬品
  • 自分自身や一緒に入国する家族が利用する市販薬

申告することで持ち込めるものは

  1. 卵や卵を使ったもの
  2. 乳製品
  3. 肉・肉を含む製品
  4. 種やナッツ
  5. 野菜・果物・穀物
  6. 生き物
  7. 動物を使った製品
  8. 植物を使った製品
  9. 土や砂

申告方法は

  • 入国時に記入する入国カードにて、持ち込み禁止物を持っていないか書き込む
  • 嘘の申告やうっかり記入漏れは罰則や罰金の対象になる
  • どの項目に当てはまるかわからないときは検査員に見てもらう

今回は「オーストラリアへの持ち込み禁止物と申告方法」ご紹介しましたが、いかがでしたか?

色んな条件や細かい決まりがたくさんありますが、とにかく堂々としていることが大事です!

今回の記事を参考に、自然豊かなオーストラリア旅行を楽しんできてくださいね。

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