みなさんは、マレーシアのコタキナバルという場所をご存知ですか?
「名前は聞いたことがあるけど、何があるの?」
「ビーチリゾートがあるらしいけど、他の場所とあまり変わらないのでは?」
と思う人もいますよね。
世界最古の熱帯雨林があり、自然豊かなボルネオ島にあるコタキナバルは、海も山も手軽に楽しめる場所です。
今回は「目的別に楽しめるコタキナバルのおすすめの観光地」をご紹介します。
目次
サバの大自然を満喫!!ラフレシアも見られるスポットは?
- キナバル国立公園(ポーリン温泉)
- クロッカーレンジ
- ラフレシアセンター
- マフアの滝
キナバル国立公園(ポーリン温泉)
世界遺産の山、キナバル山のふもとにある国立公園です。
難易度別に9つのトレッキングコースがあり、植物や昆虫、鳥を見ながらトレッキングが楽しめます。
コタキナバルから車で1時間半ほどの距離にあるので、日帰りで行くこともできますよ。
キナバル国立公園とポーリン温泉への日帰りツアーもたくさんあります。
キナバル国立公園の入口右手にある事務局では、ガイドの当日予約も可能です。
もちろん、ガイドなしで入場することも可能です。
キナバル公園から、さらに1時間ほど車で行くと、ポーリンという地域に出ます。
ポーリンには、第二次世界大戦中に日本軍が掘らせたという温泉があります。
屋外の公衆浴場と足湯は無料で入ることができますよ。
個室もありますが、1時間RM20(約540円)で有料です。
ちなみに、屋外の温泉は水着着用が必須なので、忘れないようにしてくださいね。
温泉は、硫黄温泉で源泉60度とかなり熱いです。
混み合う日は売店の水が売り切れになってしまうこともあるので、念のためにお水は持参しましょう。
温泉の他にも、蝶が飛び交うバタフライパーク、ジャングルのつり橋を渡るキャノピーウォークなども体験できますよ。
また、ポーリン温泉付近はラフレシアが見られる確率も高いですよ。
キナバル国立公園とポーリン温泉のツアーはたくさんあるので、コタキナバルに着いてからツアーに申し込むことも可能です。
キナバル国立公園入園料
大人MR15(約405円)子ども(18歳以下)MR8(約216円)
クロッカーレンジ
クロッカーレンジは、1,200m~1,800mもある山脈で、1,400平方kmにも及ぶ広さです。
ここは、サバ州政府が管理しているサバ州最大級の保護区で、植物や昆虫、動物が数多く生息しています。
また、コタキナバルを含めたサバ州西側にある都市にとっての、貴重な水資源となっています。
トレッキングコースは、整備されていない箇所が多いので、歩く場所を自分で確保しないといけない場所もあります。
気づいたら足にヒルがついていることもあるので、肌を出さない服装で行ってくださいね。
ホーンビル(サイチョウ)の鳴き声やキングフィッシャー(カワセミ)、見たことのない昆虫や動物がいて、ジャングルを味わうには最高の場所です。
ラフレシアセンター
コタキナバルから車で1時間ほどの山の中にあります。
事前に事務局に電話をすれば、ラフレシアが咲いているかどうかを教えてもらうことができます。
前日に電話をして「咲いていない」と言われても、当日の朝に咲いている可能性もあります。
なので、こまめに確認してみることをオススメします。
花が咲いていればガイドをしてもらえますが、ラフレシアセンターの敷地は広大です。
咲いてる場所によっては敷地内を1時間以上歩くこともあるので、トレッキングシューズや運動靴がオススメです。
また、虫よけ対策として、薄手でも長袖長ズボンがオススメです。
入場料:無料
ガイド料:RM100(約2,700円)
時間:8:00~15:00
電話番号: +60 88 899 589/+60 88 899 588
Facebook:https://www.facebook.com/sabahforestrydepartment
マフアの滝
クロッカーレンジの一部になりますが、ここはサバ州でも数少ない自然のままの原生林を楽しむことができます。
自然に興味がある人にオススメのポイントです。
17mの高さから落ちる滝はマイナスイオンを大量に放ち、地元の人たちの憩いの場でもあります。
水はかなり冷たいですが、泳いでいる人もたくさんいます。
また、ここもラフレシアが見られる場所として有名です。
ただ、ラフレシアはいつも咲いているとは限りません。
マフアの滝がある保護区の窓口で聞いて、ラフレシアが咲いていたら有料でガイドが連れて行ってくれますよ。
マフアの滝までのルートはある程度舗装されていますが、ラフレシアが咲いているのは山の中です。
ラフレシアを見に行くときは、運動靴やトレッキングシューズを履いて行きましょう。
コタキナバルから車で2時間半ほどかかるので、レンタカーを借りるか、タクシーで行くことをオススメします。
マフアの滝入園料
大人MR5(約135円)子ども(18歳以下)MR2(約54円)
ラフレシアは、どんな花?
「世界一大きい花」ラフレシアは、つぼみになるまで9か月から16か月かかり、花が咲いても1週間で枯れてしまう不思議な花です。
専門家でも、いつ花が咲くか予測できないそうです。
小さくても直径90cmもあります。
直径90cmは、大きめのビニール傘を広げたときくらいのサイズです。
ちなみに、ラフレシアにもいくつか種類があるって知ってますか?
え?1種類だけじゃないんですか?
ただ、コタキナバル があるサバ州では、ラフレシア・アルノルディは確認されていません。
サバ州で確認されているのは、以下の3種類です。
- ラフレシア・ケイティ
- ラフレシア・プリシィ
- ラフレシア・テングゥ・アドリンィ
実際の大きさは、花が咲いてみないと分からないのですが、小さくても直径30cmくらいはありますよ。
ラフレシアは、大きい以外にも特徴はありますか?
実は、ラフレシアは、茎も葉も根もなく花しかない珍しい植物なんです。
ブドウ科の植物に寄生して、栄養分を吸い取ることで咲いています。
「花が枯れるときは、悪臭を放つことで、ハエなどをおびき寄せて受粉させる」
と言われていますが、詳しいことは分かっていないんです。
よく食虫植物と間違えられますが、ラフレシアは寄生植物なので、虫は食べませんよ。
不思議な花なんですね。
実際に見てみたくなりました!!
ダイビングやシュノーケルにおすすめの島は?
- トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園
- セパンガール島
- マンタナニ島
- プラウ・ティガ島
トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園以外は、ツアーで参加することをオススメします。
トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園
コタキナバルの町から見える島々は、5つの海洋公園となっており、そのうちの4つに行くことができます。
コタキナバル市街地にある「ジェッセルトン・ポイント」という船着き場から、どこの島もスピードボートで15分程度で到着するので気軽に行けますよ。
ツアーはもちろん、個人でも簡単に行けます。
ジェッセルトン・ポイントには、複数の旅行会社の窓口があり、好きなところで往復のチケットを購入すればいいのです。
船は、人数が集まってから出発するので、島に着きたい1時間くらい前に到着しておくとよいですよ。
コタキナバルから半日で行ける島は、こちらで紹介しています。
トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園入島料
大人MR20(約540円)子ども(18歳以下)MR15(約405円)
※入島料はボート代に含まれません。島の入り口で支払いとなるので、複数の島に行く場合は島の数だけ入島料がかかります。
セパンガール島
海洋公園と並んで、ジェッセルトン・ポイントから行けるプライベートビーチです。
1日の入島者数を限定しているので、ゆっくりと海を満喫できますよ。
予約が必要になるので、前日までにはツアーに申し込みましょう。
マンタナニ島
ダイビングをするならここがオススメです!
コタキナバル近郊で海が一番綺麗と言われているのがマンタナニ島です。
この島はジュゴンが住み着いたことで、ダイバーの間で有名になりました。
また、島の近くには沈没船があり、こちらもダイビングスポットになっています。
シュノーケルだけでも十分魚を見ることができますよ。
ボートでシュノーケルスポットまで行ってくれるので、お子様でも水に顔がつけられれば大丈夫です。
日帰りツアーもありますが、遠浅の海と満天の星が眺められる1泊がオススメです。
プラウ・ティガ島
アメリカで大人気番組となった「サバイバー」1stシーズンの舞台となった島です。
ティガとはマレー語で3を意味し、3つの無人島からなるこの島をプラウ(島)ティガ(3)と呼びます。
サバイバーの舞台になっただけあり、大自然が残る島ですが、見どころは自然だけではありません。
活火山のマグマで温められた「泥温泉」(マッドスパ)があります。
泥温泉に入った後は、お肌がツルツルになりますよ。
ボルネオ島の動物を観察できるスポットは?
- ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク
- クリアス川下流域
- ガラマ川下流域
ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク
コタキナバル郊外ピナンパンという地区にある動物園ですが
Zooではなく「Wild Life Park」という名前が付いています。
オラウータンが広い敷地に放たれていて、水浴びをしている象は手が届きそうなくらい近くで見られます。
また、バード・パークは人間が大きな鳥かごに入ってパーク内を散策します。
ここでは、絶滅危惧種のボルネオ象、スマトラトラ、マレーグマ、テングザルなどの動物も見られます。
また、11:00~と15:00~にはアニマルショーがあります。
日中の暑い時間は動物たちもあまり動きません。
10時前の比較的涼しい時間帯か、夕方の方が活気がありますよ。
ちなみに、パーク内には売店がありません。
入園前に水を買うのを忘れないでくださいね。
クリアス川下流域
野生のテングザルが見られる川はいくつかあります。
その中でも、日本人観光客が最も多く訪れるのがクリアス川のリバークルーズです。
ここにいる動物たちは、全て野生動物なので必ず見られるとは限りません。
ですが、テングザルの他に、カニクイザル、シルバーモンキー、モニターリザード(オオトカゲ)などが見られる可能性が高いですよ。
クリアス下流域までは、コタキナバル市内から車で約2時間かかるので、ツアーで行くことをオススメします。
ハイティ―(アフタヌーンティー)と夕食、テングザルリバークルーズ、ホタル観賞がセットになったツアーがほとんどです。
ガラマ川下流域
クリアスより更に車で30分ほど下流に進んだ川です。
クリアスと同様にツアーが出ています。
クリアスは、観光客で割と込み合うため、混雑を避けたい方はガラマ川もオススメです。
川幅がクリアスに比べると狭いので、タイミングよくテングザルが水辺に降りてくると、より近くで見られますよ。
ただ、食事やトイレの設備はクリアスよりも劣ります。
「野生動物たちを見れる確率が高い川はどこですか?」
と聞いてみました。
ところが、ガイドさんの答えはバラバラでした。
というのも、天候に大きく左右されるのでハッキリと答えるのは難しいとのことでした。
過去に色々なツアーに参加してきましたが、必ず野生動物を見ることができましたよ。
それに、毎回新しい発見があって面白かったです。
テングザルとホタル観賞ツアーは、他の川でも行っているので探してみてくださいね。
昆虫を観察できるスポットは?
トレッキングルートや国立公園でも見つけることができますが
「ピンポイントで昆虫を見たい!」
という方は、以下の2つがオススメです。
- キバンディバタフライパーク
- サバティーガーデン
キバンディバタフライパーク
標高700mの山の中にあり、珍しい昆虫や蝶を間近で見ることができます。
ただ、コタキナバルから車で1時間半ほどかかるので、レンタカーかタクシーをチャーターすることになります。
ここのオススメは、夜のツアーです。
暗闇に真っ白い布を張り、ライトを照らして集まってきた虫を見るツアーを実施しています。
夜間は、ツアー参加者のみです。
生きている虫は持ち出せませんが、別料金でモーレンカンプオオカブトの標本を作ることもできます。
往復送迎と食事込みで1人RM380~(約10,260円)でした。
値段は少し高めですが、見る価値は十分にありましたよ。
入場料:大人RM30(約810円)/ 子供(12歳未満)RM15(約405円)
開園時間:9:00~16:00
サバティーガーデン
ポーリン温泉の近くにある「ラナウ」という町にあります。
サバティーを作っている茶畑が広がる山中なのですが、夜になると虫の大合唱が始まります。
ホテルが併設されているので、1泊するのがオススメです。
ここにも「モーレンカンプオオカブト」がウジャウジャいることがあります!
ガーデン内にツアーデスクがあり、昆虫ツアーというのも開催しています。
早めに到着して申し込みをすれば、ガイドをしてもらうこともできますよ。
ただ、予約がない場合、ガイドさんたちは16時前には帰ってしまいます。
ガイドを希望する方は、お昼頃までには到着して申し込みした方が安心です。
レストランから見える景色もすごく綺麗で良かったです。
私が行った日は運よく天気が良かったので、キナバル山を見ることができましたよ。
民族文化を体験できるスポットは?
どんな民族が暮らしているの?
マレーシアはマレー系、インド系、中華系民族が暮らしている国なんですよね。
私は、早くモスクを見てみたいと思っています。
サバ州にもイスラム教徒も住んでいるので、モスクはたくさんありますよ。
でも、それ以外にサバ州やボルネオ島にあるサラワク州にも先住民族がいます。
その先住民族の数は、サバ州だけでも細かく分けると30種以上と言われていて、それぞれの言語を持っているんですよ。
そんなにたくさんいるんですか?
一番多いのが、カザダン・ドゥスン族という農耕民族です。
他にも首狩り族のムルット族、フィリピンから来たバジャウ族など、様々な民族が暮らしているんです。
彼らの文化を知ることもできるんですか?
- マリマリ・カルチャービレッヂ
- モンソピアド文化村
- KDCA
- ロングハウス・ホームステイ
マリマリ・カルチャービレッヂ
コタキナバルから車で30分ほどの山の中にあるカルチャービレッジは、観光客向けに作られました。
1日2回ツアーがあり、ガイドが丁寧に説明しながらそれぞれの家や文化を紹介してくれます。
ドゥスン族がお米から作るお酒の試飲や、米粉で作るお菓子の試食なども楽しめますよ。
一通り周ったら、ダンス・ショーも楽しむことができます。
首狩り族のムルット族のダンスは見応え抜群ですよ。
事前予約が必要なので、ツアーの申し込みを忘れずにしてくださいね。
モンソピアド文化村
実在した英雄「モンソピアド」がいた村を再現した文化村です。
米を精米する器具や昔の遊びなどは日本とよく似ていて、実際に体験させてもらうこともできます。
また、道を挟んだ建物には、実際にモンソピアドが取った48の首が飾られ、その時の武器なども展示されています。
ただし、剣はレプリカでした。
気が強すぎて実物が飾れないのだそうですよ。
KDCA
「カザダン・ドゥスン・カルチャー・アソシエーション」の略「KDCA」は、カザダン・ドゥスン族の重要な施設です。
今では2つしか残っていないという大きなワキッド(農作業の時に背中に背負うカゴ)や、大きなゴング(銅鑼)が飾られています。
ホールの横にあるビレッヂは、各町の家々がコンパクトに再現されています。
ここは、毎年5月30~31日に開催される、「カザダン・ドゥスン族」の収穫祭「カアマタン」の会場でもあります。
2日間にわたって行われる美女コンテストもあります。
コンテストでは、美しさだけではなく
- 英語スピーチ
- ドゥスン語スピーチコンテスト
などもあり、伝統を継承しているんですよ。
ロングハウス・ホームステイ
先住民は、竹で作られたロングハウスという家で暮らしていました。
名前の通り、日本にもあった長屋のように横に長い家が特徴です。
他の文化村でも見ることができる、このロングハウスでは実際に泊まれる場所もあります。
車でしか行けない場所にありますが、貴重な体験ができるのでオススメですよ。
まとめ
大自然を満喫できるスポットは
- キナバル国立公園(ポーリン温泉)
- クロッカーレンジ(クロッカー山脈)
- ラフレシアセンター
- タンブナン(マフアの滝)
ダイビングやシュノーケルにおすすめの島は
- トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園
- セパンガール島
- マンタナニ島
- プラウ・ティガ島
ボルネオ島の動物を観察できるスポットは
- ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク
- クリアス川下流域
- ガラマ川下流域
昆虫を観察できるスポットは
- キバンディバタフライパーク
- サバティーガーデン
民族文化を体験できるスポットは
- マリマリ・カルチャービレッヂ
- モンソピアド文化村
- KDCA
- ロングハウス・ホームステイ
今回は「目的別に楽しめるコタキナバルのおすすめの観光地」をご紹介しました。
色々な目的を持って旅行をすると、より一層楽しむことができますよ。
今回の記事を参考に、コタキナバルを満喫してくださいね。
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