急な悪天候なら博物館へ !屋内でも楽しめるアイスランド観光とは?

アイスランドの天候は変わりやすく、急に荒れた天気になることがあります。

なので、ホエールウォッチングのツアーなどに申し込んでも、延期やキャンセルになってしまうこともあるんですよ！

急に予定が空いてしまった時に、屋内で楽しめるスポットを知っていると安心ですよね？

今回は「急な悪天候なら博物館へ !屋内でも楽しめるアイスランド観光」をご紹介します。

屋内でも楽しめるアイスランドの博物館

天気の悪い日でも楽しめる博物館をご紹介します。

全て首都レイキャビク市内にある博物館なので、アクセスもしやすいですよ。

アイスランドの歴史や文化を知ろう！

①アイスランド国立博物館　National Museum of Iceland

Some Viking Age objects from Þjóðminjasafn Íslands (National Museum of Iceland 🇮🇸) #MuseumsUnlocked pic.twitter.com/HgiRfUEf5M

— Cassidy Croci (@cassidycroci) May 4, 2020

アイスランド国立博物館は、アイスランドの文化や歴史について知ることができる博物館です。

バイキング上陸から現在までのアイスランドの歴史が古いものから順番に展示されています。

北欧文化の影響を受けながらも、独自に発展してきたアイスランドの歴史や厳しい氷の地で暮らしてきた人々の生活の知恵を展示品から知ることができるんですよ。

バイキング時代の漁船や農機具などもあり、展示物約2,000点と写真約1,000点を見ることができます。

特に、最初に展示されている小さな小人のような彫刻は見逃さないで下さい！

この彫刻は、アイスランド人なら誰でも知っている有名な作品なんですよ。

バイキング時代の古い彫刻で、北欧神話の雷神トールまたはキリストをかたどっているといわれています。

この彫刻は、商品のパッケージにパロディー化して使われたり、この彫刻をモチーフにしたお土産もあるんです。

また、2階にはバイキング時代の鎧や伝統衣装を身に着けて撮影できるコーナーがあります。

昔のアイルランド人になりきって記念撮影すれば、アイスランド旅行の思い出の一つになること間違いなしですよ！

アイスランド観光で博物館を一つだけ選ぶとしたら、アイスランド国立博物館ですね。

僕はデンマーク領時代から独立期までのアイスランドの旗の展示が興味深かったです。

実物が展示されていて、デザインの説明も「なるほど！」と思える内容でした。

歴史や民俗学が好きな人にオススメの博物館ですよ！

ギフトショップは本が充実していますよ！

特に、ルーン文字や北欧神話のエルフ・ドワーフ関連の本がたくさんあり、日本では手に入りにくい本もあります。

英語の本も多く、北欧文化が好きな方にはたまらないショップですよ。

②レイキャビク海洋博物館　Reykjavík Maritime Museum

I’m at The Reykjavik Maritime Museum of Vikin in Reykjavik, Iceland https://t.co/m494Xq8ccC

バイキング文化からの漁業の歴史を知る(^o^) pic.twitter.com/hWwG9RBXk8

— かわたく (@kawataku0725) August 16, 2016

レイキャビク海洋博物館は、レイキャビク市内のオールドハーバーにある博物館です。

島国であるアイスランドの歴史には欠かせない漁業など、海と関りが深い展示品の数々を鑑賞することができます。

航海術の発達が分かりやすく展示されていて、昔の手漕ぎボートから最新のトロール船まで見られるんですよ！

また、博物館に隣接した桟橋には、タラ戦争の英雄といわれる沿岸警備船オーディンも停泊しています。

沿岸警備船オーディンは、ガイド付きで見学できますよ。

タラ戦争とは1958年から1976年にかけて、アイスランドとイギリスが漁業権を争った紛争のことです。

主な海産物がタラだったため、この名称が付けられたんですよ。

③サガ・ミュージアム　The Saga Museum

Saga Museum

Next door to the Maritime Museum in the Grandi area is a waxwork attraction that brings famous figures from #Iceland’s history back to life.
With the help of a multilingual audioguide, the museum recalls more than a millennium of Icelandic history. pic.twitter.com/GKO8WgmwVr

— Reykjavík Cars (@reykjavik_cars) October 10, 2018

サガ・ミュージアムでは、サガと呼ばれる昔の物語を、シリコンフィギュアを使って再現しています。

サガは古いアイスランド語のsegja（言う）から派生した言葉で「物語」を意味します。

サガは史実ではなく、ファンタジー要素がある歴史物語というイメージです。

展示されているシリコンフィギュアは本当にリアルで、フィギュアが身に着けている衣装や武器も当時の作り方で再現されているんですよ。

ただし、戦いや処刑のシーンなどはリアルすぎて小さい子が夜眠れなくなるレベルの怖さなので注意してくださいね。

リアルで等身大のフィギュアは、本物の人間から型取りをしているんですよ！

戦いのシーンなど場面ごとにポーズをとり、型を取ってフィギュアを作成しています。

こだわりの制作過程は、サガ・ミュージアムの公式ホームページで見ることが出来ますよ。

英語のオーディオガイドも利用できるので、見学するだけでは物足りない方は利用してみてくださいね！

オーディオガイドを聴きながらの見学は30分ぐらいでした。

短時間で見学できるので、あまり時間がない時でも大丈夫ですよ！

アイスランドの自然を知ろう！

①ペルトラン・ミュージアム Perlan Museum

レイキャヴィークのランドマーク、ペルトラン。@PerlanMuseum 高台になっているので毎年大晦日には多くの人々が打ち上げ花火をここから観ます。ミュージアムには本物の雪で造った人工アイスケーブもあります！ハルパ音楽ホールから無料バス有。https://t.co/9WoVG4tL4C #perlanmuseum #アイスランド pic.twitter.com/qZzUZmAhA5

— ヴァイキング社 (@viking_inc) November 26, 2018

ペルトランは、レイキャビクを一望できる小高い丘にある半球型の建物です。

元々はレイキャビク市民の生活を支える温水タンクで、今でも各家庭に温かいお湯が送られています。

そのタンクのいくつかがレストランやカフェとして使用されていて、人気の観光スポットになっているんですよ。

その中には、「ペルトラン・ミュージアム」という博物館もあります。

ペルトラン・ミュージアムでは、火山や地震などの地学的な展示に加え、アイスランドの海洋生物や鳥たちについても展示されています。

また、プラネタリウムでは屋内にいながら頭上にきらめくオーロラを体感できますよ。

どれも魅力的な内容ですが、ミュージアムの中で一番オススメの場所が「氷の洞窟」です。

何か月もかけて人工的に作られた氷の洞窟は、100ｍもの長さがあるんですよ。

氷の割れ目や火山灰が積もってできる黒い層など、リアルに再現されています。

この洞窟ではマイナス10℃を体感しながら、氷の壁を触ったり写真を撮ったりすることができます。

体験的な展示で、子どもたちも楽しめる博物館なんですよ。

②ホエールズ・オブ・アイスランド Whales of Iceland

ホエールズ・オブ・アイスランドでは、実物大のクジラの模型を見ることができます！

アイスランド近海で見られるマッコウクジラやミンククジラなど23体のクジラやイルカが展示されていて、迫力ある大きさを間近で体感できるんですよ。

特に、クジラの中で最大と言われているシロナガスクジラは、想像をはるかに超える大きさで見る人々の心を奪うほどの模型です。

その大きさは、なんと25ｍプールよりも大きいんですよ！

日本ではなかなか見ることができない実物大のクジラの模型は、子どもたちだけでなく大人も童心に戻って楽しめるのではないでしょうか？

また、見学が終わったらカフェで休憩もできます。

館内全体が青い照明で統一されいて、大きなクジラと共に神秘的な雰囲気の中でコーヒーが楽しめますよ。

③オーロラ博物館　Aurora Reykjavík

オーロラ博物館は、オーロラに関する知識を高めたい人必見の博物館です。

オーロラを撮影する時のカメラの設定や観測に必要な天気予報の知識などのお役立ち情報が紹介されている施設です。

オーロラを発色良く綺麗に撮影するコツや天気予報の読み方など、オーロラ撮影の詳しい情報が紹介されています。

オーロラ博物館は有名な写真家の方たちにより運営されているので、スタッフさんもオーロラ撮影に詳しい方が多いんですよ。

また、オーロラの観測や発生の原理だけでなく、各地の言い伝えや歴史についても展示されています。

この博物館では、美しい映像や写真とともにオーロラについて幅広い知識を得ることができますよ。

事前に色々知っておくとオーロラ観察がより充実したものになるので、ぜひ訪れてみてくださいね！

シティーカードでお得に博物館巡りをしよう！

アイスランドの物価は高いので、色々な博物館を巡ると意外とお金がかかります。

レイキャビク市内で複数の博物館を訪れる場合は「レイキャビクシティーカード」がオススメですよ。

レイキャビクシティーカードを使うと、レイキャビク周辺の博物館で入場券が無料になったり割引されてお得です。

まとめ

アイスランドの歴史や文化を学べる博物館は

1. アイスランド国立博物館　National Museum of Iceland
2. レイキャビク海洋博物館　Reykjavík Maritime Museum
3. サガ・ミュージアム　The Saga Museum

アイスランドの自然を学べる博物館は

1. ペルトラン・ミュージアム　Perlan Museum
2. ホエールズ・オブ・アイスランド　 Whales of Iceland
3. オーロラ博物館　Aurora　Reykjavík

博物館めぐりに便利なレイキャビクシティーカードは

• 24時間、48時間カード、72時間カードの3種類ある
• 国立博物館・国立美術館が入場無料
• 市内4か所の市営博物館が入場無料
• 市内12か所の私営博物館の入場料が割引
• 入場料以外では市内バス乗り放題、温水プール無料など

今回は「急な悪天候なら博物館へ !屋内でも楽しめるアイスランド観光」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

天候が荒れると屋外での体験はできませんが、博物館を訪れて文化を体験することでより味わい深い旅行になりますよ！

今回の記事を参考に、アイスランドの博物館巡りを楽しんできてくださいね。

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