広大なアメリカを車で走る、誰もが一度は憧れる旅行ですよね。
でも「日本とは違う交通ルールや右側通行の運転も不安だな。」
「日本とは比較にならないほどの広い国を、一体どのくらい走れるのかな?」
など心配する人も多いと思います。
今回は「アメリカをレンタカーで旅行する際のスケジュールの立て方や注意点」をご紹介します。
目次
スケジュールのたて方は?
まずは、下記の3点を決めましょう。
- どこを観光するか
- 何人で運転するか
- 何日間の旅行か
まずは、メインの目的地を決めてください。
例えば、国立公園に行く場合は、市街地から国立公園までのルートを決めます。
そして、その途中で寄れる町や観光地に足を延ばせるか等を考えます。
また、ドライバーの人数によっても、走れる距離が大きく違ってきます。
1日に走行できる目安は?
日本と違って、アメリカは、ほとんどの道が120km/hで走ることができます。
そのため、1時間で100kmくらいを走ることが可能です。
都市部を除けば、何十キロも信号機がない道もあり、渋滞もほぼありません。
荒野をひたすら走り続ける箇所もあるため、逆に休憩をとるタイミングを逃しがちです。
距離や時間をこまめにチェックして、意識して休憩を取りましょう。
ちなみに、現地のプロのトラック運転手は2泊3日で最短距離4,000キロ(北海道から沖縄までの距離)を走るそうですよ。
友人と2人で1週間旅行をしました。
多い日で、1日最高1,300km(千葉から鹿児島までの距離)を走った日もあります。
無理なくスケジュールを立てる場合は、2人で1日1,000km程度がおススメです。
以前、アメリカに住んでいましたが、インターステイト(日本でいう高速道路)を利用して、1,046km程度の都市間移動をしてる人が多かったです。
何日旅行するのかによって移動できる距離は変りますが、1日で走る距離の目安がついたら、車を借りる都市と返す都市、ルートを決めましょう。
この時に休憩場所やお昼ご飯を食べる場所、宿泊する場所などもしっかり決めておくことをオススメします。
隣町まで100km離れているなんてこともあるので「疲れたら休憩」と思っていると、休憩しそびれることもあります。
休憩場所を見つけたら、こまめに休むことを心がけてくださいね。
日本で準備することは?
国際免許
国際免許は取得しておくことをオススメします。
国際免許証は、日本の免許証の英訳になるので、日本の免許証のみでも違法にはなりません。
ただ、万が一の時に英訳がないとトラブルになる可能性があります。
なので、アメリカ本土を走る場合は国際免許を持っておくと安心です。
ちなみに、アメリカ系のレンタカー会社では、日本の免許証の英訳サービスを行っているところもあります。
自動車保険への加入
「海外旅行保険に入ったから大丈夫!」
と思って自動車保険に入らない人もいます。
ですが、ほとんどの海外旅行保険は運転中の事故をカバーしていません。
海外での車の故障や事故をカバーする保険に加入することをオススメします。
レンタカーを借りる際に、フルカバーの保険に入っておくと安心です。
ちなみに、車を借りる会社と保険会社は別々でも大丈夫です。
保険会社によって金額が異なるので、比較して保険を選ぶことも可能です。
その際は、車を借りるときに「保険は不要です」と伝えれば大丈夫ですよ。
ただし、非常事態が起きた際は、レンタカー会社と保険会社の両方に連絡する必要があります。
- PP(自動車損害賠償保険):日本の自賠責保険のようなもので、基本的には全てのプランについています。
- LDW(自車輌損害補償制度):車が破損した時の保険で、自己負担がなくなります。
- SLI(追加自動車損害賠償保険):人、物に対して、事故を起こした時に損害賠償を軽くしてくれるものです。
上記の3つに入っていれば、最低限は保証されますよ。
25歳以下の運転手には、1人につき1日$20~30の追加料金がかかる場合があります。
これは、レンタカー予約時の保険加入に含まれていないことが多く、現地カウンターで請求されることがあります。
レンタカーを借りる方法は?
人数、旅行日程が決まったら、荷物の量も考えて車種を選びましょう。
必要なものは?
- 運転免許証
- 国際運転免許証
- パスポート
- クレジットカード
アメリカはカード社会です。
支払いは、現金でもクレジットカードの提示が必要になります。
日本で予約しておいた方がいいの?
事前予約しておけば、手続きの手間が省けるので、日本で予約していくことをオススメします。
万が一、事前予約ができなくてもアメリカ都市部の空港であれば、レンタカーカウンターは必ずあるので、到着してから借りることも可能ですよ。
ただし、空港で借りる場合は空港税がプラスされるので、街中で借りるよりも若干高くなります。
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車をレンタルする時の注意点は?
手続きが終わると、鍵を渡され、駐車場から自分が借りる車を見つけて乗るのが一般的です。
返却場所も、レンタカー会社の駐車場に自分で停めるときもあります。
特に、違う場所で返却する場合は、事前にしっかり確認しておきましょう。
ちなみに、日本のように、傷の確認などは行わないので、乗車する前に自分でしっかり確認しましょう。
傷や不備があった場合は、早めに報告することも忘れないでください。
また、旅行中にオイル交換が必要になる場合もあります。
出発前や給油時のオイルチェックをオススメします。
カリフォルニアの死の砂漠と呼ばれる「デスヴァレー」は、世界で最も暑い場所の1つで、平均年間降雨量は50mmしかありません。
デスヴァレーに行く方は、事前にラジエターのチェックも必要です。
この砂漠道には、ところどころに大きな水タンクが置かれていますが、これはラジエターを冷やす為の水なんだそうですよ。
ガソリンの入れ方は?
セルフのガソリンスタンドがほとんどです。
また、人がいるガソリンスタンドであれば、現金で支払いも可能ですが、無人スタンドはカード決済のみです。
アメリカで使用できるクレジットカードを必ず持っていきましょう。
ユタ州からグランドキャニオンに向かう途中でガソリンを入れましたが、無人のガソリンスタンドで、クレジットカード支払いのみでした。
また、ガソリンスタンドを探しながら荒野を300kmくらい走りました。
対向車も人も家もないので、とてもヒヤヒヤしました。
ガソリンのメモリが半分になったら、給油をしておくことをオススメします。
アメリカの高速道路は無料!?
アメリカの高速道路は、東海岸の一部を除いて無料です。
- インターステートハイウェイ(日本でいう高速道路)
- USハイウェイ(日本でいう国道)
- ステートハイウェイ(日本でいう都道府県道)
インターステートハイウェイの道は、南北が奇数、東西が偶数の番号になっています。
有名なルート66は偶数なので、東西に走っているということが分かります。
また、南北の道路は西から東に向かって番号が大きくなり、東西の道路は南から北に向かって番号が大きくなります。
それぞれ「NORTH」「SOUTH」「EAST」「WEST」の補助標識もあるので、自分がどの方角に向かっているのか分かるようになっています。
迷ったときの目印になるので、覚えておくと便利ですよ。
交通ルールは?
- 信号が赤でも、基本的に右折可能
- 「No Turn On Red」がある場合は右折不可
N.Yの都市部などでは「Turn On Red」の標識がある場合のみ、右折可能な場所もあります。 - 信号のない交差点に「4-WAY STOP」「ALL WAY STOP」の標識がある場合は、必ず一時停止する。
- 先に交差点に入った車、または右側の車が優先になる
- スクールバスが止まっている場合、後続車も対向車も停止する。追い越しは厳禁
- ラウンドアバウト(環状交差点)は先に入った車が優先になる
- 制限速度は州によって定められている
- 州境には警察がいることが多いので注意する
警察官に止められた際に、勝手に車から出てはいけません。
車内から出ず、窓を開けて両手をハンドルの上に置くのが原則です。アメリカは銃社会なので、勝手に動くと撃たれる可能性もありますよ。
活字にすると難しく感じますが、日本国内で運転経験があり、現地で周りの車をよく見ていれば、さほど難しくはありません。
安全運転を心がけていれば大丈夫ですよ。
州境で写真を撮ろう!
アメリカの州境には必ず看板が立っています。
ただ、日本のような標識ではなくそれぞれの州の特徴が描かれています。
車を降りて記念写真を撮ってみてくださいね。
これは、車でアメリカを走る際の醍醐味です。
また、ナンバープレートのデザインも多様で、州の特徴を表しているものが多いです。
例えば、アリゾナ州はサボテン、ユタ州はスキーヤーのシルエット、フロリダ州はオレンジなど様々です。
駐車場の車のナンバーを見て歩いても楽しいですよ。
まとめ
スケジュールを立てる前に決めることは
- どこを観光するか
- 何人で運転するか
- 何日間の旅行か
走れる距離は
- 1時間で100km程度進む
- 無理なく走るなら2人で1日1,000km(青森→滋賀)
日本で準備することは?
- 国際免許
- 自動車保険への加入
レンタカーを借りるのに必要なものは
- 運転免許証
- 国際運転免許証
- パスポート
- クレジットカード
レンタカーを借りる場所は
- 日本で予約しておくのがオススメ
- 現地の空港でも予約できるが、街中よりも割高
注意点は
- 不備や傷の確認は自分で行う
- 旅行中にオイル点検を行う
ガソリンの入れ方は
- セルフスタンドがほとんど
- 無人スタンドはカード支払いのみ
アメリカの高速道路は
- 東海岸の都市部を除いて全て無料
- インターステートハイウェイ(日本でいう高速道路)
- USハイウェイ(日本でいう国道)
- ステートハイウェイ(日本でいう都道府県道)
主な交通ルールは
- 赤信号でも右折は基本的にOK
- 「No Turn On Red」の標識は赤信号時の右折不可
- 信号のない交差点でも、必ず一時停止しないといけない所もある
- スクールバスが停車したら、追い越しは禁止
- ラウンドアバウトは先に交差点に入った車が優先
- 制限速度は州によって違う
今回は「アメリカをレンタカーで旅行する際のスケジュールの立て方や注意点」をご紹介しました。
公共の交通機関を使う旅行より、綿密なスケジュールが必要になりますが、計画を立てるのも旅行の楽しみです。
都市部やピンポイントの観光地しか行けないツアーと違って、アメリカの広さを肌で感じることができますよ。
今回の記事を参考に、安全運転で楽しい旅行にしてくださいね。
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