皆さんは、”アルベロベッロ”という場所の名前を聞いたことがありますか?
実はこの名前、イタリアのとある村の名前なんです。
何度も口に出したくなるくらい、なんだか不思議な響きのネーミングに感じませんか?
この名前の不思議さと同様に、アルベロベッロには、とんがり屋根に白い壁の小さな家が建ち並ぶ、なんとも不思議な光景が広がっているんです!
ますます
「アルベロベッロって、どんなところなのかな?」
と気になってきませんか?
今回は「イタリアのアルベロベッロでの過ごし方」を魅力たっぷりご紹介します。
目次
アルベロベッロってどんなところ?
アルベロベッロは、イタリア南部プーリア州にある人口1万人程の小さな村です。
イタリアの国の形をブーツに例えると、ちょうどブーツのかかとの部分にあたります。
また、イタリアは世界遺産保有数が世界一と言われていますが、
ここアルベロベッロのトゥルッリも、1996年に世界文化遺産として登録されました。
絵本から飛び出したような可愛い場所が、世界遺産だなんて、ますます魅力的ですよね!
日本にもとんがり屋根が特徴的な世界遺産があるのをご存知ですか?
それは、1995年に世界遺産に登録された、茅葺き屋根の民家が連なる岐阜県白川郷にある合掌造りです。
実は、アルベロベッロと岐阜県白川郷とは、姉妹都市として友好を深めているんですよ。
トゥルッリとは?
「トゥルッリ」とは、とんがり屋根に白い壁の小さな家々のことを言います。
トゥルッリはイタリア語で、トゥルッロは単数形、トゥルッリは複数形を意味します。
トゥルッリは、この地方で採れるキアンカレッレという石灰岩を、釘や接着剤を使わず、ただ積み上げて出来ている建物です。
では、どうしてこんなに簡素な造りになっているのでしょうか?
その理由には、この街の歴史が関係しています。
15世紀頃、この地方を治める領主は、王に家の数に応じて税金を支払っていたそうです。
その税金を逃れるため、すぐに解体できる家を造るように農民たちに命じたといわれています。
土台や骨組みがないので、税金の徴収で役人が町を訪れても、直ぐに取り壊すことができたということです。
この絵本の中から飛び出したような可愛い街並みが、元々は税金対策だったなんて驚きですよね!
アルベロベッロへのアクセス
地図上の左のポイントがイタリアの首都ローマ、右のポイントがアルベロベッロです。
アルベロベッロは、イタリアの首都ローマから約500km離れており、日本だと大体、東京から大阪くらいの距離です。
アルベロベッロへ行くには、まず、プーリア州の州都であるバーリまで向かう必要があります。
バーリへのアクセス手段は、鉄道と飛行機、高速バスなどがあります。
バーリに到着したら、国鉄のバーリ駅から、私鉄のスド・エスト線(Sud est線)に乗り換えます。
アルベロベッロ行きの電車は、1〜2時間に1本程度であり、乗車し約90分でアルベロベッロ駅に到着します。
アルベロベッロ駅からトゥルッリのある観光地までは、徒歩約10分程度です。
私は、バーリ駅からホテルまでの車の送迎を依頼しました。
車だと、バーリ駅・バーリ空港から1時間程度で到着できるので、時間がない方にはオススメですよ。
アルベロベッロの地区
アルベロベッロには、土産物店などが建ち並ぶ観光地で有名なリオーネ・モンティ地区、
現地の人々が暮らすアイア・ピッコロ地区、現地の人々が日常の買い物を楽しむ新市街があります。
また、リオーネ・モンティ地区とアイア・ピッコロ地区の2つの地区を合わせて、約1000棟のトゥルッリが建ち並んでいます。
リオーネ・モンティ地区
リオーネ・モンティ地区には、土産物店や飲食店が数多く、多くの観光客で賑わっています。
お土産店では、トゥルッリのミニチュア模型や、トゥルッリの形の鍋つかみなど可愛い小物の数々が売られています。
プーリア州特産のオリーブオイルやワインなども売られていますよ。
入店時と出店時には「ブォンジョルノ!=こんにちは!」と忘れずに挨拶しましょう。
また、クレジットカードが使用できないお店もあるので、現金を用意しておきましょう。
私が訪れたときは、お釣りがなくて店主が隣のお店に両替しに行ってくれました。
また、リオーネ・モンティ地区のトイレは有料になっています。
トイレに行きたい場合は、カフェやレストランで食事した際に済ませておきましょう。
屋上のテラスを無料で開放している店もあり、トゥルッリの屋根に描かれたシンボルも間近に眺めることもできます。
上から眺めるトゥルッリもとても可愛いので、ぜひ屋上のテラスから写真を撮ってみてくださいね。
トゥルッリの屋根には、ハートや月・太陽のシンボルが描かれています。
とても可愛いこのシンボル、実はその家の宗教を示していたり、魔除けの意味が込められたりしているそうです。
アイア・ピッコラ地区
現地の人々が実際に暮らしているアイア・ピッコラ地区には、約400棟のトゥルッリが建ち並んでいます。
多くの観光客で賑わっているリオーネ・モンティ地区とは対照的で、人通りも少なく、少しひっそりとしています。
家ごとに色とりどりの花や緑が飾られていたり、洗濯物が干してあったりと、生活感のあるトゥルッリも味わい深かったですよ。
私が行った時にはハロウィンの時期だったので、オレンジのかぼちゃが屋根の上に乗っている家もありました。
アイア・ピッコラ地区は、現地の人々が実際に暮らしている場所なので、騒がしくしないように注意しましょう。
写真を撮りたいがために、勝手に敷地に入り込んだりしないよう気をつけてくださいね。
新市街
観光地のリオーネ・モンティ地区と、現地の人々が暮らすアイア・ピッコラ地区を観光したら、新市街へも足を運んでみてください。
新市街は、現地の人々が日常の買物をする食品店、カフェ、レストランなどが並んでいます。
現地の人々のお気に入りのカフェやレストランで、食事するのも良いですよ。
町の主要な教会「サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂」も新市街に位置しています。
2つの鐘楼がそびえ立つ教会で、夜はライトアップされていて綺麗でしたよ。
また、アルベロベッロで最も大きく、珍しい2階建て造りのトゥルッリである「トゥルッロソヴラーノ」なども新市街にありますよ。
トゥルッリに泊まろう!
実は、このおとぎ話の世界にいるかのような可愛いトゥルッリに宿泊できちゃうんです!
世界遺産でもあるこのトゥルッリに宿泊できるなんて、とても貴重な体験だと思いませんか?
そして、トゥルッリは、外見だけでなく家の内部もとても可愛いんですよ!
部屋の中は、窓が少なく、どこか洞窟のように感じられますが、壁全体が真っ白なのでとても明るく感じます。
冷暖房も完備されており、Wi-Fiも使用できたので、特に不便に感じることもありませんでした。
ホテルによって、少し設備が違うようですが、私が宿泊した「トゥルッリ ホリディ リゾート」というホテルには、簡易的なキッチンや庭、屋根裏に行ける2階への階段もついていましたよ。
ホテルは、元々住居だったものを使用しており、1グループで1棟を借りることになります。
貸切のトゥルッリに宿泊できるなんて、とても魅力的だと思いませんか?
トゥルッリは外見がとてもよく似ていて、隣同士のトゥルッリがくっついて建ち並んでいます。
ホテルに戻る際は、自分のホテルを間違えやすいので注意してください。
トゥルッリの表札部分に番号が振ってありますので、番号を忘れないようにしましょう。
また、トゥルッリを宿泊するおすすめの理由は他にもあります!
それは、朝と夜のトゥルッリを観光できるということです。
夜のトゥルッリは、イルミネーションでキラキラと光っていて日中とは全く違う光景で綺麗でしたよ。
また、アルベロベッロの日帰り観光ツアーでは日中にツアー客が押し寄せます。
宿泊すれば、朝早くからトゥルッリを観光できるので、人の映り込みを気にせず写真も撮れるのでオススメですよ。
まとめ
アルベロベッロは
- イタリア南部プーリア州にある人口約1万人の小さな村
- 1996年に世界文化遺産として登録された
- アルベロベッロと岐阜県白川郷とは姉妹都市である
トゥルッリとは
- とんがり屋根に白い壁の小さな家々のこと
- イタリア語であり、トゥルッロは単数形、トゥルッリは複数形を意味する
- アルベロベッロの地方で採れるキアンカレッレ(石灰岩)を使っている
- 釘や接着剤を使わず、ただ積み上げて出来ている建物
- 元々は取り壊ししやすいトゥルッリは、税金対策で建てられた
アルベロベッロのアクセス方法は
- プーリア州の州都であるバーリまで向かう
- 国鉄のバーリ駅から、私鉄のスド・エスト線(Sud est線)に乗り換える
- アルベロベッロ行きの電車に乗車し、約90分でアルベロベッロ駅に到着する
- 徒歩10分程度で、アルベロベッロ駅からトゥルッリのある観光地に到着する
アルベロベッロの地区は
- 土産物店などが建ち並ぶ観光地で有名なリオーネ・モンティ地区
- 現地の人々が暮らすアイア・ピッコラ地区
- 現地の人々が日常の買い物を楽しむ新市街
トゥルッリに泊まるおすすめの理由は
- 世界遺産に宿泊するという貴重な体験ができる
- 外見だけでなく家の内装も可愛い
- 夜のトゥルッリは、イルミネーションでキラキラと光っていて日中とは違う光景で綺麗
- 朝一のトゥルッリは人が少ないので、お気に入りの写真が撮り放題
今回は、「イタリアのアルベロベッロでの過ごし方」を魅力たっぷりご紹介しましたが、いかがでしたか?
写真を撮るだけで可愛い、とんがり屋根のお家が建ち並ぶ風景は、実際に見ればもっと素敵に感じるはずですよ。
また、アルベロベッロのあるプーリア州は温暖な気候や平地に恵まれていて、新鮮な食材の宝庫で海の幸も美味しいです。
オリーブオイルやワインが特産品なので、観光だけでなく食事も楽しめること間違いなしの場所ですよ。
今回の記事を参考に、魅力たっぷりのアルベロベッロで、ぜひ素敵な時間を過ごして下さいね。
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