タイに行ったら食べたい!アジアンテイストなソーセージ3種とは!?

日本でもよく食べられるソーセージですが、歴史は古く3000年以上も前から世界中で食べられてきたんです！

ソーセージの本場と言えばヨーロッパ、特にドイツ料理のイメージが強いですが、アジアやアフリカにもその国独自のソーセージがあります。

タイにもこの国ならではの、一度食べたら癖になるソーセージがあるんですよ。

今回は「タイに行ったら食べたい!アジアンテイストなソーセージ3種」をご紹介します。

タイのソーセージとは？

タイ料理といえば、世界三大スープの一つ「トムヤムクン」が有名ですよね？

タイ料理は辛いイメージがありますが、トムヤムクンのように辛さの中に酸味や甘みがあり複雑に絡み合った独特のうまみが特徴です。

そして、タイのソーセージも独特のうまみと酸味を持った個性的な味なんですよ。

その中でも、有名なソーセージ3種をご紹介します！

タイの有名なソーセージ①：サイクローク・イサーン

今日はタイの東北地方（イサーン地方）の名物「サイクローク（ใส้กรอกอีสาน ）」を作りました☆

豚肉、もち米、春雨などが入ったソーセージです☆

最近は日本のタイ料理屋さんでも見かけることがあります。#タイ料理 #タイ #ソーセージ #サイクローク #イサーン #ใส้กรอกอีสาน pic.twitter.com/g6FBn2eBZU

— J&N Kitchen (@JNKitchen1) August 7, 2019

サイクローク・イサーンとはタイの東北地方のソーセージで、別名「サイクローク・ムー」とも呼ばれます。

イサーンというのはタイ東北地方の総称で、イサーン地方には「ソムタム」や「ガイ・ヤーン」など有名な郷土料理があるんですよ！

「ソムタム」は青いパパイヤの千切りサラダで、「ガイ・ヤーン」はタイの焼き鳥です。

サイクローク・イサーンは丸いコロコロしたソーセージで、数珠つなぎになっています。

豚肉にニンニクやもち米などを練りこんで乳酸菌を発酵させて作るため、酸味のあるソーセージに仕上がるんですよ。

サイクローク・イサーンは1日から3日間ぐらい常温で発酵させますが、発酵日数が長いほど酸味が強くなります。

もち米だけでなく春雨が入っている場合もあるので、日本で食べるソーセージをイメージしていると驚きますよ！

サイクローク・イサーンは食堂やフードコートなどでも食べられますが、美味しいソーセージに出会いたいなら焼きたてで安く食べられる屋台がオススメです。

サイクローク・イサーンは店によって味がかなり違います。

中には豚肉がほとんど入っていない、もち米ばかりのサイクローク・イサーンもあったりします。

色々なお店で食べ比べても面白いですね。

食べ方

サイクローク・イサーンは焼いたり、油で揚げたりして調理します。

屋台ではこんがり焼いたサイクローク・イサーンに、生キャベツ・トウガラシ・ショウガなどが付け合わせられます。

キャベツとの愛称はバッチリで「サイクローク・イサーンはキャベツ無しで食べてはいけない」と言われる程なんですよ。

屋台では、小ぶりのサイズで5バーツ(約17円)、大きめのサイズで30バーツ(約103円）でした。

酸味があるので、脂っこさが気になりませんでしたよ。

キャベツとサイクローク・イサーンを交互に食べると、ビールのおつまみに最高ですね！

タイの有名なソーセージ②：ネーム

本日タイ日和
まるでタイの雨季みたいにどんより曇り空で蒸し暑い日ですね。
こんな日の暑気払いはタイの生ソーセージ「ネーム」とタイの定番ビール「シンハー」！
もう最高です❗
ディナータイム　17時から
お待ちしてます‼️ pic.twitter.com/IqNtMbDbk9

— アジアンカフェ＆バー アポカリ (@apocaly_cafe) July 24, 2019

ネームは、タイの北部で食べられる豚肉のソーセージです。

サイクローク・イサーンと同様に発酵させて作るので酸味があるのが特徴ですが、ネームは生で食べることが多いソーセージです。

生で食べたい場合は、しっかりした工場で造られたネームが安心ですよ。

食堂で食べたり、スーパーで購入したりできます。

また、生で食べることの多いネームですが、屋台では焼いたネームも売っていますよ。

僕はスーパーで、ネームを買いました。

豚さんマークのパッケージに個包装されていて、1本50バーツ（約172円）でしたよ。

味は魚肉ソーセージに酸味がある感じで、クセもほとんどなかったです。

ネームの作り方は、豚肉・豚の皮・ニンニク・タイ米などにトウガラシを丸ごと加えて発酵させます。

トウガラシは丸ごと入っていますが、切る場所によって辛くない場合もありますよ。

食べ方

ネームを生で食べる場合は、そのままスライスして食べます。

付け合わせとしてパクチー、ブリッキーヌ・スワン（タイの激辛唐がらし）、ショウガの千切り、ピーナッツ、キュウリなどが添えられます。

添えられた付け合わせと一緒に食べるのが現地のスタイルです。

ブリッキーヌ・スワンは丸ごと付け合わせられているので、とっても刺激的な味わいになりますよ！

辛さに自信がある人は試してくださいね。

また、ネームはそのままスライスして提供されるだけでなく、色々な料理にも使われます。

ネームのサラダは「ヤム・ネーム」、ネームのチャーハンは「カオパット・ネーム」と呼ばれています。

タイの有名なソーセージ③：サイウア　

【#サイウア の詳細情報】

国：#タイ🇹🇭
発祥地：#イサーン地方
料理の特徴/詳細：タイ東北部、イサーン地方の名物料理のひとつ。ハーブと唐辛子を練ってつくるスパイシーなソーセージになっており、もち米とよく合います。 pic.twitter.com/S1zq2TlRHm

— 【公式】旅らびcom｜世界の絶景まとめ (@tabirabbi) July 17, 2019

タイ北部のチェンマイのソーセージと言えば、サイウアです。

サイウアは、別名「チェンマイソーセージ」とも呼ばれているんですよ。

その昔、チェンマイはランナー王朝と呼ばれていました。

サイウアは、ランナー王朝の言葉で「サイ＝腸、ウア＝中に詰め込む」という意味になります。

サイウアの味を一言で表すと、まさにレッドカレーです。

材料は豚肉に玉ねぎ・ニンニク・コブミカンの葉・レモングラス・パクチー・トウガラシ・ウコンなどで作ります。

様々な食材や香辛料で調理するため、とても香りが強く辛みの中に程よい酸味もあるんですよ。

サイクローク・イサーンやネームは発酵による酸味ですが、サイウアの酸味はハーブなどの材料によるものです。

お店によっては、酸味のないサイウアもあるんですよ。

そして、「サイウアを買うならここ！」という行列ができる人気店があります！

その人気店は、チェンマイのワロロット市場の1階のダムロン（Damrong）というお店です。

青い看板が目印でタイ人のお客さんでにぎわっているので、すぐに分かりますよ！

朝7時半に行きましたが、このお店だけ人だかりがスゴくてびっくりです！

冷凍と揚げたての2種類のサイウアがありました。

500ｇ当たり200バーツ(約687円)でしたよ。

サイウアはチェンマイが本場ですが、バンコクの屋台・市場・チェンマイ料理のお店などでも食べれますよ。

食べ方

サイウアはとぐろを巻いたような長いソーセージなので、焼きたてをカットして食べます。

市場や屋台ではカットしたサイウアに爪楊枝を付けてくれるので、その場で食べれますよ！

また、レストランで出るサイウアは、キュウリやライムなどを添えてきれいに盛り付けられています。

レストランでは1皿60バーツ（約172.1円）でしたが、市場では激安で買えましたよ！

1㎏150バーツ（約516.3円）だったので、たくさん購入してみんなで楽しみました。

レモングラスの香りも強く、想像以上にパンチが効いた味でした。

個人的には「これぞタイの味！最高！」とビールが進みましたが、アジアっぽい味が苦手な人は難しいかもしれませんね。

まとめ

タイの有名なソーセージは？

1. サイクローク・イサーン
2. ネーム
3. サイウア

サイクローク　イサーンとは？

• タイ東北地方のソーセージ
• 丸いソーセージが数珠つなぎになっている
• 発酵させて作るため酸味がある
• こんがり焼いて、キャベツなどの付け合わせと食べる

ネームとは？

• タイ北部の生ソーセージ
• 発酵させて作るため酸味がある
• トウガラシを丸ごと入れるのが特徴
• 生で食べたり、食材として料理にも使う

サイウアとは？

• チェンマイのソーセージ
• レッドカレーのような味
• とぐろを巻いたような長い形で、焼いた後カットして食べる

今回は「タイに行ったら食べたい!アジアンテイストなソーセージ3種」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

タイのソーセージとの出会いは、今までにはない新しい味との出会いになりそうですね！

今回の記事を参考に、タイに行ったら本場のソーセージの味を楽しんでくださいね。