水の都「ベネチア」は、一度は行ってみたい観光地の1つですよね。
歴史的建造物の観光や、ゴンドラで運河を遊覧するなど、見所がたくさんあります。
迷路のような街並みを散策するのも楽しいですよ。
また、夏にはベネチア国際映画祭、冬にはカーニバルが開催されます。
この時期に訪れると普段とは違った雰囲気を味わうことができます。
でも、ホテル選びに迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
今回は「ベネチアのおすすめホテルはどこ?注意点は?」をご紹介します。
目次
宿泊料はどれくらい?
ベネチアの宿泊料は、ローマやフィレンツェなどほかの人気観光地よりも高めです。
水上都市のため、土地が限られているからです。
特にハイシーズンの夏は、驚くほど高くなります。
立地やホテルのランクにもよりますが、ローシーズンには1万円以下で泊まれるホテルでも、ハイシーズンになると2万円以上と3倍ほどになります。
ちなみに、ローシーズンでも、年末年始やカーニバルが行われる2月ごろは高くなるので注意してくださいね。
ローシーズン(11月~3月) | ハイシーズン(4月~10月) | |
ベネチア本島 | 8.000円~ | 15.000円~ |
リド島 | 8.000円~ | 10.000円~ |
メストレ | 6.000円~ | 8.000円~ |
イタリアでは 観光客が宿泊施設に泊まる際、宿泊料のほかに宿泊税が必要になります。
これは、国ではなく町が徴収している税金です。
そのため、ツアー代金やホテルの金額には含まれておらず、現金での支払いになるので注意してくださいね。
地域やホテルのランクによって金額は変わりますが、星の数に比例して高く設定していることが多く、ベネチアでは€1~5(5泊まで)程度です。
ちなみに、B&Bやアパートホテルでも徴収されます。
「宿泊税」は、英語で「tourist tax」、イタリア語では「tassa di soggiorno」です。
人気宿泊エリアの特徴とは?
ベネチアには主に3つの人気宿泊エリアがあります。
- ベネチア本島
- リド島
- メストレ
ベネチア本島
観光の中心である本島はとても便利ですが、宿泊料は高いです。
サンマルコ広場周辺は立地が良いので高級ホテルが集まるエリアです。
すこし離れたリアルト橋周辺やサンタ・ルチア駅周辺でも十分観光や移動に便利なので、お得に泊まれるホテルががくさんあります。
また、本島のホテルは古い建物が多いです。
改装してありますが、部屋が狭かったりエレベーターがないホテルも珍しくないので、宿泊料が割高に感じられるかもしれません。
リド島
ベネチア本島の隣にある細長い島で、本島とは雰囲気の違う、リゾートには人気のエリアです。
夏にはビーチで泳ぐことができ、特にベネチア国際映画祭が行われる8月下旬から9月上旬は大変にぎわいます。
ヴァポレット(水上バス)でリド島からサンマルコ広場までは約15分、空港から直行ヴァレポットで約60分でアクセスできます。
本島よりホテルの宿泊料は抑えられています。
- 一回券(75分有効):7.5€
- 24時間チケット:20.0€
- 48時間チケット:30.0€
- 72時間チケット:40.0€
- 7日間チケット:60.0€
一回券は75分の時間期限内であれば乗り換えができます。
24時間以上のチケットなら、期限内で乗り降り自由なうえバスやトラムにも乗れますよ。
ただし、空港線にはこのチケットでは乗れませんので注意してください。
リド島に宿泊している方、ムラーノ島など他の島への観光を予定している方は、24時間以上のチケットを購入するのがおすすめです。
メストレ
イタリア本土側メストレ駅周辺のエリアです。
バス、電車のどちらを使ってもベネチア本島へは10分~15分でアクセスできます。
駅に近いためローマやミラノなどほかの観光地へ移動するのにはとても便利です。
本島は、石畳の道になっていて階段や橋が多く、重いスーツケースを引いてホテルを探すのは大変ですが、駅前のホテルだととても楽です。
3つのエリアのなかでは宿泊料は一番安いです。
メストレ駅前及び駅周辺は移民が多く治安が悪い地域です。
一人歩きには十分注意し、夜間は駅周辺に近づかないようにしましょう。
また、駅のチケット売り場で困っている外国人観光客を助けた後に、法外な料金を要求されたという事件も発生しているため十分注意してください。
エリア別おすすめホテル
サンマルコ広場周辺
このエリアはサンマルコ広場だけでなく、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿など主要な観光地がすぐ近くにあるのがメリットです。
豪華な高級ホテルが多いですが、少し離れるだけでこじんまりとしたホテルもあります。
せっかくベネチアに来たのだから、歴史ある建物で泊まりたい!ラグーンビューの部屋に泊まりたい!ホテルを出てすぐ観光したい!という方におすすめです。
【住所】Riva degli Schiavoni, Castello 4196, 30122 Venezia , Italy
【電話番号】+3904-1522-6480
【フリーダイヤル予約】+3904-1296-1222
映画「ツーリスト」の舞台になり、ベネチアのホテルと言えばココ!というほど有名な高級ホテルです。
14世紀の貴族の邸宅を改築し、豪華な内装と運河を望む景色は貴族の気分を味わえます。
何といってもサンマルコ寺院まで徒歩4分なので観光にはとても便利です。
テラス席で運河の景色を楽しみながら食事ができるレストランもあり、「これぞベネチアのホテル」という雰囲気を堪能したい方におすすめです。
世界の5つ星、マリオットグループのホテルです。
【住所】Dorsoduro,979,30123 Venezia,Italy
【電話番号】+3904-1240-1411
【e-mail】 info@capisanihotel.it
13世紀のベネチアの貴族の館を改装したホテルです。
アカデミア美術館の隣にあり、最寄りのヴァポレット乗り場まで徒歩5分、サンマルコ広場まで徒歩10分という便利な場所にあります。
近くに人気観光地がありながら静かなので、ゆったり過ごしたい方にお勧めです。
「ベネチア初のデザインホテル」というだけあって、洗練されたモダンなデザインのホテルです。
お魚のルームキーがとてもかわいいいですよ。
リアルト橋周辺
リアルト橋周辺はレストランでの食事やショッピングにとても便利な場所です。
サンマルコ広場にも歩いて行ける距離です。
移動に便利なヴァポレット乗り場に近いホテルを紹介します。
【住所】Riva del Ferro, 5149, 30124 Venezia , Italy
【電話番号】+3904-6455-3123
【e-mail】info@hotel-rialto.it
リアルト橋のすぐ目の前にあるホテルです。
テラスからは運河とリアルト橋を眺めることができますよ。
ヴァポレット乗り場がホテルのすぐ前というのは移動に便利です。
また、サンマルコ広場まで徒歩10分かかりません。
ホテル内にレストランはありませんが、近くにベネチア風居酒屋、バーカロやレストランがあります。
ここはとにかくアクセスが良いですね。
【住所】Corte del Forno Vecchio , S. Marco 4435 , 30124 Venice , Italy
【電話番号】+3904-1241-3288
【e-mail】info@alcodega.it
リアルト橋から5分、サンマルコ広場へも5分ほどの立地にあるホテルです。
少し奥まったところにありますが、宿泊予約をすると地図と案内メールが届くので初めての宿泊でも安心です。
窓からの景色は望めませんが、観光客が多いリアルト橋周辺としてはとても静かです。
スタッフの方の対応が親切で気持ちのいいものでした。
おすすめのレストランを教えてもらったのですが、リーズナブルで美味しいお店を紹介してもらいました。
また、朝食がとても美味しかったです。
サンタ・ルチア駅周辺
このエリアは本島にありながらほかのエリアに比べて宿泊料が安く、アクセスの良さが一番のメリットです。
本島での移動は大変なので、できるだけ駅に近いホテルがおすすめです。
【住所】Calle Priuli dei Cavaletti, 68, 30121 Venezia , Italy
【電話番号】 +3904-171-7333
【e-mail】info@abbaziahotel.com
サンタ・ルチア駅から徒歩3分、なんと修道院を改装したホテルです。
スーツケースを引いて、スカルツィ橋を渡らずに行けるのはとても楽です。
観光地から少し離れているのでとても静かに過ごすことができます。
手入れの行き届いた中庭があり、ここのテラスで朝食をとることができます。
スタッフの方がフレンドリーでアットホームなホテルでした。
ただ、3階建でエレベーターがないのでご注意を!
【住所】Rio Terà Lista di Spagna, 116/A, 30121 Venezia , Italy
【電話番号】+3904-1524-2488
【e-mail】reservation.bellini@dahotels.com
サンタ・ルチア駅から徒歩2分、19世紀の建物を改装したホテルです。
内装は大理石やベネチアン・グラスのシャンデリア、アンティーク家具など豪華な調度品で飾られています。
グランドカナル(大運河)を望む部屋もあります。
ここの一番のポイントはやはり立地が良いことです。
駅に近い、スカルツィ橋を渡らないということだけでなく、最寄りのヴァポレット乗り場まで徒歩1分です。
ヴァポレットに乗れば15分ほどでサンマルコ広場に行けます。
リド島
リゾート気分を味わいたい、本島よりリーズナブルな価格でラグジュアリー感を味わいたい、という方におすすめです。
移動するのに便利なヴァポレット乗り場に近いホテルと、リド島らしいリゾート気分を味わえるホテルをご紹介します。
また、ベネチア国際映画祭の会場になることで有名です。
ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭とともに世界三大映画祭の1つで、世界最古の国際映画祭です。
毎年8月~9月にかけてリド島で開催されています。
過去に日本人では1997年に北野武監督「HANA-BI」、1958年に稲垣浩監督「無法松の一生」、1951年に黒澤明監督「羅生門」が最高賞「金獅子賞」を受賞しています。
【住所】Via Sandro Gallo, 6, 30126 Lido, Venezia , Italy
【電話番号】+3904-1526-1316
【e-mail】info@hotelvillalaguna.com
リド島の中でもラグーンに面しているのはこのホテルだけです。
一番のポイントは対岸だからこその、本島を望むロケーションです。
ヴァポレット乗り場まですぐなので、本島への観光にもとても便利です。
近くにレストランやスーパーもあります。
海に沈む夕日を眺めながら食事ができるレストラン(2020年3月5日まで利用不可)があります。
朝食も海に面したテラスでとることができます。
【住所】Lungomare Guglielmo Marconi, 41, 30126 Lido VE, Italy
【電話番号】+3904-1526-0201
【e-mail】info@hotelexcelsiorvenezia.com
1908年創業ムーア式建築の高級ホテルです。
2013年に改装されているので、100年以上の古さは感じられません。
ホテル専用の船着場と定期船が宿泊者には無料で利用でき、サンマルコ広場近くの船着場まで10分ほどで行くことができます。
プライベートビーチもあり、本島のホテルでは味わえないリゾート気分を堪能することができます。
夏に宿泊しました。
専用のボートでサンマルコ広場前まで行くことができるので、本島への観光もとても便利で気持ちよく快適でした。
移動中に海から見るサンジョルジョ・マッジョーレ教会や本島の景色は最高です。
メストレ
海を渡らない、イタリア本土側のエリアです。
メストレ駅からベネチア本島のサンタ・ルチア駅まで1駅、列車でもバスでも約10分でアクセスできます。
ただ、本島への観光へは移動の時間が余分にかかるのと、ベネチアの「水上都市」という雰囲気は望めません。
ホテルの価格を抑えたい、雰囲気よりも機能性を重視したい方におすすめです。
移動に便利な駅前のホテルをご紹介します。
【住所】Via Piave 214 , 30171 Venice Mestre , Italy
【電話番号】+3904-1931-0001
メストレ駅の向かいにあるホテルです。
空港やほかの都市から到着後、すぐチェックインできるのはポイントが高いですね。
また狭い部屋のところも多い本島にくらべて、このホテルはリーズナブルで広いです。
近くにスーパーが近くにあるので、ちょっとした買い物もできます。
【住所】Viale Stazione, 16, 30171 Venezia ,Italy
【電話番号】 +3904-1538-3125
こちらもメストレ駅の向かいにあるホテルです。
すぐそばにベネチア本島へのバスが発着するバス停があります。
ベネチア本島より安く泊まれて、観光にも便利です。
大きな荷物を置いて身軽に本島へ観光しに行けるので、メストレのホテルはおすすめですよ。
このホテルはロビーで飲める無料のコーヒーがとても美味しかったです!
アメニティと設備の注意点は?
アメニティ
イタリアでは、日本のような豊富なアメニティは期待できません。
もちろんホテルのランクによって品揃えは違いますが、基本的に歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパ、湯沸かしポットは置いていないことがほとんどです。
一通りそろえて持っていくことをおすすめします。
お湯が欲しい場合は、フロントにお願いしましょう。
バスルーム
欧米ではお湯ににつかる習慣がないため、バスタブが付いていないホテルが多いです。
高級ホテルではついている部屋がほとんどですが、それ以外だとバスタブのない部屋もあります。
バスタブつきの部屋を希望する場合は、予約時にリクエストしましょう。
バスルームの壁に備え付けられているドライヤーは、とても風が弱いです。
なかなか髪の毛が乾かなくて苦労したので、海外で使えるドライヤーを持参することをおすすめします。
まとめ
ベネチアの宿泊料は
- ハイシーズンはローシーズンよりかなり高くなる
- 11月~翌3月がローシーズン、4月~10月がハイシーズン
- ローシーズンでも年末年始、カーニバルの時期は高くなる
- イタリアでは宿泊料の他に宿泊税を支払う
- 宿泊税はチェックアウト時に現金払い
- ホテルのエリア、ランク、宿泊日数、シーズンによって違う
ベネチア本島エリアの特徴は
- 観光の中心地なので便利
- ベネチアの雰囲気を堪能できる
- 宿泊料は高い
- 中でもサンマルコ広場周辺が一番高い
リド島エリアの特徴は
- 本島より宿泊料は抑えれられている
- ヴァポレット(水上バス)で移動できる
- ビーチがありリゾート気分を味わえる
- 8月~9月にかけてベネチア国際映画祭の会場となる
メストレエリアの特徴は
- 3つのエリアの中で一番宿泊料が安い
- 他都市へのアクセスが便利
- イタリア本土なので水上都市の雰囲気は味わえない
- 本島への移動は電車かバス
ヴァポレット料金は
- 一回券(75分有効):7.5€
- 24時間チケット:20.0€
- 48時間チケット:30.0€
- 72時間チケット:40.0€
- 7日間チケット:60.0€
サンマルコ広場周辺のおすすめホテルは
- ホテル ダニエリ
- カ ピサーニ
リアルト橋周辺のおすすめホテルは
- ホテル リアルト
- ホテル アル コデガ
サンタ・ルチア駅周辺のおすすめホテルは
- ホテル アッバツィア
- ホテル ベリーニ
リド島のおすすめホテルは
- ホテル ラグナ
- ホテル エクセルシオール ヴェニス
メストレのおすすめホテルは
- ベストウェスタン プラス ホテル ボローニャ
- ベスト ウエスタン ホテル トリトーネ
アメニティと設備での注意点は
- アメニティはあまり充実していない
- 基本的に歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパ、湯沸かしポットはない
- 備え付けのドライヤーは風が弱いので、日本から持参するのがおすすめ
- バスタブがない部屋が多い
今回は「ベネチアのおすすめホテルはどこ?注意点は?」をご紹介しました。
水上都市のベネチアは、街並みそのものが魅力的で、世界中から旅行者が訪れます。
ほかのヨーロッパの観光地と比べても宿泊料の高いベネチアですが、時期やエリアを選べばお手頃に泊まれるホテルもあります。
目的や予算に合わせてホテルを選んで、ベネチア観光を充実させてくださいね。
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