アメリカは、大自然から大都会までを一気に体験できる魅力的な国ですよね。
ですが、「アメリカへ観光に行くには、ESTA(エスタ)の申請が必要だよ。」
と耳にする方も多いのではないでしょうか?
今回は、初めての方でも簡単に申請できるように「ESTA(エスタ)の申請方法から使い方まで」をご紹介します。
目次
ESTA(エスタ)とは?
日本国籍の方は、観光やビジネスなど90日以内の短期滞在でアメリカを訪れる場合は、ESTA(エスタ)が必要です。
ESTA(エスタ)とは、電子渡航認証システムのことで、ESTA(Electronic System for Travel Authorization )と呼ばれています。
「私は、アメリカで犯罪など悪いことはしません。短期観光が目的です。」
と、事前に入国を許可してもらうために必要な手続きです。
ちなみに、ESTA(エスタ)は取得してから2年間の有効期限があります。
ESTA(エスタ)を取得後2年以内にアメリカへ行く場合は、新たに申請する必要はありません。
ESTA(エスタ)の申請が必要なときは?
ESTA(エスタ)は、以下の場所へ行くときに必要です。
- アメリカ合衆国(ハワイも含む)
- グアムやサイパン、マリアナ諸島
- アメリカを経由して他国へ行くとき
ちなみに、グアムやサイパン、マリアナ諸島に関してはESTA(エスタ)は不要ですが
機内で配られるI-736や通関申告書などの入国許可書に記入するより、ESTA(エスタ)を取得した方がスムーズに入国できますよ。
I-94は、2018年1月より不要になりました。
非移民ビザの申請が必要なときは?
以下の条件に該当する方は「非移民ビザ」を取得する必要があります。
- 2011年3月1日以降、イラン、シリア、イラク、スーダン、リビア、イエメン、ソマリアに行ったことがある方
- 90日以上の留学や仕事などで長期滞在をする予定がある方
ESTA(エスタ)の取得方法は?
ESTA(エスタ)は、アメリカ大使館のホームページ上で申請することができます。
日本語で申請できるので、動画を見ながら申請してみてくださいね。
公式サイトかどうか必ず確認してください。
公式サイトのURL内には「dhs.gov」が付いています。
取得の流れ
全てローマ字で入力してください。
★印は必須項目です。
飛行機に乗る72時間前までに申請してください。
① ホームページを開くと英語になっているので、右上の国旗マークをクリックします
② 日本の国旗を選び、「新規作成」をクリックします
③ 「個人による申請」をクリックします
④ セキュリティや免責事項等の確認が出るので、確認の「はい」にチェックをして次に進みます
⑤ 名前や生年月日、パスポート情報、住所(アメリカは反対の番地から記入します)仕事情報などを記入します
英語の住所の書き方が分からない方は、こちらのサイトを参考にしてください。
ちなみに「旅券をアップロード」からパスポートの写真をアップロードすれば、自動でパスポート情報が入力されるので便利ですよ。
スマホで申請する場合は、写真を撮影して読み込むだけでOKです。
滞在先の情報は、基本的にホテルの情報を記入します。
まだ滞在先が決まっていない場合は「UNKNOWN(不明)」と入力すればOKです。
⑥ 適格性の有無にチェックをいれます。
犯罪歴や強制送還、伝染病等の有無の確認を行います。
犯罪歴等は間違えても変更できず、一生その記録がアメリカに残る恐れがあります。
犯罪を犯してなくても、犯罪者扱いされるかもしれません。
間違って入力した場合、移民ビザの申請が必要になったり、大使館で面接を受けるなどの面倒な手続きをすることになります。
くれぐれも間違ってチェックしないようにしましょう。
⑦ パスポート情報、名前、生年月日を再入力します
⑧ クレジットカード情報を入力します
料金は21ドルです。
支払いには、クレジットカード(マスターカード、VISA、アメリカンエキスプレス、JCB)が必要です。
⑨ 申請番号をメモします
支払い後は申請番号が書かれた画面が出てくるので、スクリーンショットを撮っておきましょう。
また、申請番号を控えておけば、後日審査結果を確認することができますよ。
オプションのSNSの登録欄は、必須項目ではないので記入しなくても大丈夫です。
特に入国の際に質問されることはないようですが、今後の情勢によっては質問される可能性もあります。
現在はオプションですが、移民ビザなどの申請にはSNSのアカウント登録が義務化となっています。
たまに「ギリギリにエスタを申請しないと、もったいないかな?」
「期間を少しでも延ばしたいな。」
と考える方がいますが、遅くても旅行の1か月前には申請しておきましょう。
申請期間の余裕が無いと、
「クレジットカードが何らかの理由で使えない。」
「取得が難しくて代理店に依頼することになった。」
などの色々なトラブルが起こる恐れがあります。
また、一度取得すると2年間利用可能になりますが、2年以内にパスポートの残存期限が切れた場合は、新たにESTA(エスタ)の申請が必要なので注意してくださいね。
取得できたか確認する方法は?
申請後は、特に何か連絡が来ることはありません。
各自で取得できているか確認する必要があります。
① アメリカ大使館のホームページを開きます
②「既存の申請内容の確認」をクリックします
③ メモした申請番号、パスポート番号、氏名、生年月日等を入力します
無事に審査が通っていれば「認証が承認されました」という文字が出てきます。
以前は数分で取得できましたが、現在は取得に時間がかかるそうです。
申請後、3日以内には受理されるので安心してくださいね。
ESTA(エスタ)を取得するときの注意点は?
公式サイトと似たESTA(エスタ)取得の代行会社がたくさんあることです。
ESTA(エスタ)の有効期限が切れそうだったので、インターネットで再申請しました。
前回、公式サイトで申請したときは「21ドル(約2,100円)」でしたが、今回は「7,000円」と表記されていました。
「もしかして値上がりしたのかなぁ?」
と思い、申請したサイトを確認したところ、そっくりな代行会社のサイトでした。
自分で申請すれば21ドルで済むのに、7,000円も取られてしまいました。
正規サイトは、URLに「dhs.gov」が付いています。
ちなみに、他にも似たようなサイトがあるのか確認したところ、高額な手数料を取る代行サイトがたくさんありました。
入力内容はほぼ変わらないのに、手数料が高額なのでお金の無駄になってしまいます。
アメリカ大使館のホームページから申請するので、少し怖いかもしれませんが、入力内容はとても簡単なので安心してくださいね。
どうやってESTA(エスタ)を使うの?
ESTA(エスタ)は電子渡航書なので、何かを見せることはありません。
パスポートにESTA(エスタ)の情報が入っているというイメージです。
まず、取得していなければ空港にてチェックインができません。
チェックインするときに、ESTA(エスタ)の期限が切れていたり、きちんと取得できていないなどの問題が起こると、チェックインに時間がかかるので、必ず早めに取得しておきましょう。
心配性の私は、3日前には必ずESTA(エスタ)を取得できているか再確認をしています。
パスポートにESTA(エスタ)の情報が記録されているとはいえ、まれに入国審査の際にパスポートの記録がうまく出て来ないことがあります。
私の知人は、ESTA(エスタ)の記録が出て来ずメモを見せることによって手入力で記録の照会をしたことがありました。
申請番号のメモや印刷用紙は必ず持って行きましょう。
まとめ
ESTA(エスタ)を取得できる人は
- 日本国籍の方
ESTA(エスタ)を取得できない人は
- 90日以上滞在する予定の方(留学や仕事など)
- 2011年3月1日以降にイラン、シリア、イラク、スーダン、リビア、イエメン、ソマリアに行ったことがある方
ESTA(エスタ)の申請が必要なときは
- アメリカ合衆国(ハワイも含む)へ行く場合
- アメリカを経由して他国へ行く場合
ESTA(エスタ)または他の入国許可書が必要なときは
- グアムやサイパン、マリアナ諸島へ行く場合
ESTA(エスタ)は
- 1ヶ月前までに申請するのがオススメ
- 出国の3日前までに取得できているか確認する
- 念のために、申請番号のメモや印刷用紙は必ず持って行く
今回は「ESTA(エスタ)の申請方法から使い方まで」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
「難しそうでよくわからないな。」
という方でも、少しは安心できたのではないでしょうか?
最初は大変かもしれませんが、一度取得してしまえばこっちのものです(笑)
2年間は有効なので、同じESTA(エスタ)を利用して他の国にも遊びに行ってもいいですね。
今回の記事を参考に、ESTA(エスタ)を取得して充実したアメリカ観光を楽しんでくださいね。
アメリカ旅行に必要な持ち物は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
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私は、2015年にイランに行った経験があったので、非移民ビザ取得のため、アメリカ大使館へ行って面接を受けました。
「英語は話せないけど、大丈夫かな?」
と不安でしたが、大使館の職員さんは日本語がお上手だったので無事に取得できましたよ。