南国の楽園グアムは、真っ白いビーチにどこまでも広がる青い海と空が綺麗ですよね。
「そんな景色を、愛犬(愛猫)と眺められたらいいな。」
という夢を抱く愛犬家(愛猫家)も多いのではないでしょうか?
でも、「海外旅行にペットは連れて行けないよね。」
と思って諦めていませんか?
今の時代「ペットとのグアム旅行」は決して夢ではありませんよ!
今回は「ペットと出入国する際のノウハウや注意点、ペットと楽しめるオススメの観光情報」をご紹介します。
目次
日本とグアムを往復するための準備
「長期滞在や移住が目的じゃないと、ペットの持ち込みは許可されないんじゃないかな?」
と心配な方もいるのではないでしょうか?
グアム政府は、短期間の旅行の場合、決められた手続きをすれば、ペットの持ち込みが可能です。
また、日本、グアム共に、狂犬病が無い地域の指定を受けているので、簡易的な検疫でのペットの輸出入が可能となっています。
以前は、検疫のためにペットは長期間の係留を受けていたので、短期滞在で連れて行くことは出来ませんでした。
しかし、現在は書類の不備などが無ければ、係留時間も短く、旅行でペットを連れて行くことが出来るようになりました。
では、ここで短期滞在の場合のペットの輸出入検査の主な手続きをご紹介します。
ペット側の準備
ペットを動物病院に連れて行き、以下の準備をします。
- ISO規格のマイクロチップの装着
- 狂犬病の予防接種
- 狂犬病の抗体価検査
- 8種以上の混合ワクチン
- 健康診断
ちなみに、①~③は日本の決まりですが、④⑤はグアム政府が求めるものです。
不活性ワクチンか遺伝子組み換えワクチンのどちらかを受けるようにしてください。
このように、日本だけではなく、グアム政府が決めた手続きや検査などが必要になります。
最新の詳しい入国条件や手続き方法は、必ず大使館や領事館、検疫当局に問い合わせてくださいね。
狂犬病ワクチンのうち、生ワクチンは認められていないので注意してください。
輸出検査申請をする
出国が決まったら、なるべく早く出発空港の動物検疫所へ輸出検査の事前連絡をしてください。
そして、「輸出検査」の申請をします。
輸出検査は、動物検疫所ホームページ内にあるNACCS(ナックス)から電子申請が可能です。
あらかじめ、NACCSで飼い主とペットの基本情報の登録を行っておきましょう。
詳しい出入国手続きについての案内もあるので、一度アクセスしてみてくださいね。
動物検疫所で出発前の書類審査やペットの確認、検査を受け「輸出検疫証明書」を発行してもらいます。
また、同時に輸出検疫証明書のコピーも発行されます。
コピーは、帰国時に必要になるので大事に保管しておきましょう。
帰国の為の準備
日本に帰国する予定日の40日前までに、日本の検疫所に「輸入届出」の申請をします。
短期滞在の場合は、日本を出発する前に、この届出を済ませておく必要があるので注意してください。
届出が提出されると「動物の輸入に関する届出受理書」が発行されます。
これは、搭乗する航空会社に提示します。
NACCSからプリントアウトした帰国用書類「FormA/B」に、現地の動物病院で必要事項を記入してもらいます。
さらに、これらの書類に全て英訳も付けてグアムの検疫所「デパートメントアグリカルチャー」に提出して公印を取得します。
- FormA/B
- マイクロチップ証明書
- 狂犬病予防接種証明書
- 8種以上の混合ワクチン接種証明書
完成した書類を、日本の空港の動物検疫所にメール添付して事前申請すると、「受理書」が返送されるのでプリントアウトしておきましょう。
当日に不備が見つかると、ペットが長期間、空港係留されてしまうので注意してください。
日本に到着したら、動物検疫所に「輸入検査申請書」を提出します。
この輸入検査も、NACCSから申請することが可能です。
また、輸入届出をNACCSから申請した場合は、届出情報を元に同時に輸入検査申請をすることが可能です。
書類審査とペットの確認、検査を受けて問題が無ければ「輸入検疫証明書」「輸入税関証明書」が発行されます。
便利な代行サービスも
主な手続きをご紹介しましたが、ざっと見ただけでもかなり面倒ですよね?
日本だけではなく、グアム側で決められた手続きをする必要もあり、書類の英訳文を作成する作業もあります。
また、両国の関係機関と連絡をとりつつ、計画的に日程を組まないといけませんし、利用航空会社にペット利用の申し込みもしないといけません。
また、航空会社によっては、利用できるペットの種類やケージなどに様々な制限があるので問い合わせて確認する必要もあります。
さらに、当日に書類などに不備が見つかるとペットが空港で長期係留されることになってしまうので失敗もできません。
個人では手に余る面倒な手続きも、代行サービスを利用すれば、便利で楽になりますよ。
手配を代行してくれる会社のオススメは「オフィス・マイリ」です。
ハワイを中心に、アメリカ本土、グアム、カナダ、ヨーロッパ諸国やアジア諸国に向けて豊富な実績があります。
住所:神戸市中央区江戸町104番ー502
電話番号:078-997-7427
業務内容:ペットの海外渡航検疫手配及び、関連業務
ホームページ:https://officemaili.com/petwith/
ちなみに、2008年に開始したペットキャリーグアム社の代行サービスは「愛犬とのグアム旅行が簡単にできる!」とネット上でも話題になりましたが、現在は営業しておらずホームページもクローズ状態です。
ペットと一緒に泊まれるホテル4選
ウェスティン・ リゾート ・グアム
愛犬を連れて泊まれるホテルとして、愛犬家の間では有名なホテルです。
魅力は何といっても、立地条件の良さにあります。
ホテルは、グアムの中心エリアに位置していて、観光やショッピングにとても便利です。
さらに、「愛犬とグアムに来て良かった~!」
と思えるような、真っ白いビーチに真っ青な海の「タモンビーチ」がホテルの直ぐ目の前にあります。
愛犬を思いっきり遊ばせてあげたり、美しい景色を見ながらのんびり散歩したりするのにとってもオススメです。
- ペットの種類は、犬のみ
- 一部屋につき一頭まで
- 体重は40ポンド(約18キログラム)以下
- ペットの利用料金:1週間あたり$100
上記の条件に合えば、スタンダードルームからスイートルームまで、全ての部屋タイプを愛犬と一緒に利用できます。
また、愛犬用にベッドや食事、飲み水用のボウルも用意されています。
ただし、ペットを連れてのレストランやプールエリアへの立ち入りは禁止です。
住所:105 Gun Beach Road, Tumon, Guam 96913
アクセス:グアム国際空港からタクシーで約10分。
電話番号:0120-377-771
公式サイト:http://www.westin-guam.com/
Facebook:https://m.facebook.com/westinresortguam/
レオパレスリゾートグアム
グアム国際空港から車で約25分、グアム中央部の丘に広大な敷地を持つ日本のレオパレス21が運営するホテルです。
空港からシャトルバスが出ていますが、残念ながらペットは乗せられません。
中心街のタモン地区からは遠いものの、少し長めの滞在であれば、先ほどご紹介したウェスティン・リゾート・ホテルよりも安く泊まることができます。
また、広大な敷地内には様々な施設があり、SPAはもちろん、ボーリング場に野球場、サッカースタジアムなど様々な施設があります。
リードを付ければ、広い敷地内で愛犬を散歩させることができますよ。
運動が大好きなワンちゃんも満足できるくらい、思う存分お散歩できるのが魅力です。
- ペットの種類は犬のみ
- 体重は30ポンド(約13キログラム)以下
また、こちらのホテルでも、愛犬用のベッド、食事、飲み水用のボウルが部屋に用意されています。
ただし、レストラン、スポーツ施設、プールエリア、ゴルフ場はペットは立ち入り禁止です。
リゾート内のシャトルバンは、愛犬をキャリーケースに入れることで利用できます。
住所:Leopalace Resort Guam 221 LAKE VIEW DRIVE YONA, GUAM 96915-6002
アクセス方法
- グアム国際空港から車で約25分
- アガニア地区まで車で約20分
- タモン地区まで車で約35分
電話:(グアム)1-671-471-0001 (日本)0120-729-021
公式ホームページ:https://www.leopalaceresort.com/guestroom/dog/
ウィンダム ・ガーデン・グアム
空港から車で約5分と近いため、乗り継ぎのために一泊利用する方が多いホテルです。
ペットの受け取りが夜になる場合にも、こちらを利用すれば移動が楽になります。
また、日本語対応のスタッフもいるので、安心して問合せできるのも魅力です。
さらに、ちょっとしたキッチンや冷蔵庫、電子レンジも付いているので、部屋で軽く食事を済ませたい時に便利ですよ。
追加料金を払えば、ペットルームの空室状況に応じて、ペットも宿泊可能となっています。
- ペットの種類は、犬、猫のみ
- 一室につき2頭まで(最大14キログラムまで)
- 一頭当たり、一泊35ドルの追加料金あり
住 所:240 Ypao Beach Road, Tamuning, 96913, GUAM
アクセス:グアム国際空港から車で約5分
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~12:00
電話番号:(1) 671 646 3060
ファックス:(1) 671 646 3059
公式ホームページ:https://www.leopalaceresort.com/guestroom/dog/
デイズ ・イン ・グアム
こちらのホテルも、グアム国際空港から車で5分ほどの場所にあります。
ショッピングセンター街からは、少し離れていますが、静かでローカルな魅力のあるホテルです。
従業員はとてもフレンドリーで安心する雰囲気と接客の良さも口コミで評判のホテルです。
お手頃価格ですが、部屋も広めでバスタブもあるので、ゆっくりくつろげます。
また、ホテルの造りや飾ってある小物も可愛いと女性に好評です。
さらに、中心街にあるホテル周辺のレストランはお値段が高めですが、このホテルの周辺ではリーズナブルだけど美味しいレストランや激安のローカルマーケットなどがあり、買い物なども安く済ませられます。
アットホームな雰囲気でペットとのんびり過ごしたい方にオススメのホテルです。
- ペットの種類は、犬と猫
- 一室につきペット一頭
- クリーニング代として一泊につき35ドルの追加料金あり
住所:155, Ypao Rd, Tamuning, Guam, 96913
アクセス:グアム国際空港から車で約5分
電話番号 : (1) 671 – 646 – 3297
Fax : (1) 671 – 646 – 3298
公式ホームページ:http://daysinnguam.com/pet-friendly-hotel-in-guam/
ペットを連れての食事
ヨーロッパの旅番組で、愛犬を連れてカフェでゆったり過ごすお客さんの姿が映し出される度に
「いいなぁ〜。私も愛犬と一緒に外でお茶してみたいな。」
と羨ましく思うときがありました。
最近では、日本でもチラホラとペットを連れて食事やお茶ができる所も増えましたが、まだまだ少ないですよね?
では、グアムはどうなのか?というと、、
残念ながら、レストランはペット不可の所が一般的で、店内はもちろん、テラス席もNGです。
なんでも、保健所がかなり厳しいんだそうですよ。
郊外に行けば、テラス席でも食事可能なお店も交渉次第では見つかりますが、ペットを連れてあちこち交渉して回るのも面倒ですよね?
こんな時に頼りになるのは、テイクアウトです。
日本とは違って、ほとんどのお店でテイクアウトサービスがあるので、料理を諦める必要はありません。
持ち帰って、眺めのいい海沿いでのんびり食事を楽しむのもなかなか良いですよ。
ペットと訪れるおすすめスポット
恋人岬
グアムの国旗にも描かれている定番の観光スポット「恋人岬」は、タモン湾を一望できる絶景ポイントです。
ペットと一緒に訪れるのにもオススメな場所なので、一度訪れてみてください。
悲恋の物語りの舞台であることが、「恋人岬(Two Lovers Point)」と呼ばれるようになった由来です。
そんな恋人岬は「カップルが結ばれるパワースポット」として恋人たちに大人気です。
「ハートロック・ウォール」には、大きなLOVEの文字の下にメッセージを書いたカラフルなハート型の南京錠がびっしり並んでいます。
このエリア一帯が、公園になっていて海抜123メートルの崖の上にある展望台からは、タモン湾を大パノラマで眺めることができます。
ここから見る美しいサンセットもオススメですよ。
その他、エリア内には、遊歩道やカフェ、ギフトショップ、展示館、トイレなどの施設があります。
場所:1245 Pale San Vitores Rd, Tamuning, 96913 guam
アクセス:タモン中心街から車で約10分
展望台入場料:$3(6歳以下は無料)
営業時間:7:00~19:00
定休日:年中無休
駐車場:あり
公式ホームページ:http://puntandosamantes.jp/
タロフォフォの滝公園
こちらは、グアム島南部にあるグアムで最大級の滝があることで知られる自然公園です。
この公園の中には、子どもたちが喜びそうな豆汽車や回転カップにお化け屋敷まで、遊園地さながらの施設があり、家族連れにもオススメです。
また、高さ9メートルの吊り橋や、ジャングルの上を空中散歩できるケーブルカーなどがあり、滝までの道のりも楽しめます。
他にも、ギフトショップや簡易食堂、歴史館などの施設もあります。
ちなみに、この施設の入場口には看板犬が2頭います。
大人しくて良い子たちですが、ノーリードの放し飼いです。
他の犬に接するのが苦手なワンちゃんの飼い主は少し注意してください。
また、放し飼いの鶏もいるので、ワンちゃんが興奮しないように注意が必要です。
水遊びの大好きなワンちゃんは、興奮して滝に近づかないように注意してあげてくださいね。
リードや首輪も外れないように、しっかりと握ってあげましょう。
名称:タロフォフォの滝公園(Talofofo Falls Resort Park)
アクセス:タモン中心街から車で約45分
電話番号:671-828-1150
営業時間:9:00~17:30
休日:年中無休
入場料:(ロープウェイ代含む) 大人:$20、子ども:(4~11歳)$8、3歳以下:無料
イナラハン
グアム南東部の村です。
中心地のタモンエリアからは約40キロ離れた場所にあり、天然プールや聖ヨセフ教会などの観光地が有名です。
また、南部へのドライブの休憩にオススメの場所でもあります。
「40キロなんて遠いよ!」
と思うかもしれません。
ですが、実際に車で走ってみると、タモンからは45分くらいで、思ったより時間はかかりませんでした。
岩で囲まれた海の景色は、いつものグアムの海のイメージとは少し違って、新鮮で違った美しさを見ることができます。
海の天然プールは透明度が高くて綺麗でしたよ。
岩に囲まれているおかげで、波もなくワンちゃんも周辺を探検したり、足をちょっと浸して一休みもできます。
ただし、ここでも首輪やリードはしっかりと握ってあげましょうね。
また、スペイン統治時代の建物も多く残っていて、村の中の散策も楽しめました。
ペットも、とってもリラックスできるオススメの場所ですよ。
イナラハン村(Inarajan Natural Pool)
アクセス:タモン中心街から車で約45分
住所:Inarajan, Guam 96915
公式ホームページ:https://www.visitguam.jp/chamorro-culture/villages/inarajan/
まとめ
日本とグアムを往復するための準備は
- 動物病院で日本とグアム両方から求められる手続き、検査を受ける
- 出発空港の動物検疫所へ輸出検査の事前連絡と輸出検査の申請をする
- 帰国する予定日の40日前までに、日本の検疫所に「輸入届出」を申請する
- 帰国用書類に、現地の動物病院で必要事項を記入してもらう
- 書類をグアムの検疫所「デパートメントアグリカルチャー」に提出して公印を取得する
- 日本の動物検疫所に「輸入検査申請書」を提出する
便利な代行サービスは
- 「オフィス・マイリ」がオススメ
ペットと一緒に泊まれるホテル4選は
- ウェスティン・リゾート・グアム
- レオパレス・リゾート・グアム
- ウィンダム・ガーデン・グアム
- デイズ・イン・グアム
ペットを連れての食事は
- グアムのレストランは、ペット不可が一般的(店内はもちろん、テラス席もNG)
- ほとんどのお店でテイクアウトサービスがあるので、持ち帰りがオススメ
ペットと訪れるおすすめスポット
- 恋人岬
- タロフォフォの滝公園
- イナラハン
今回は「ペットと出入国する際のノウハウや注意点、ペットと楽しめるオススメの観光情報」をご紹介しましたがいかがでしたか?
愛犬、愛猫を連れての海外旅行は、一昔前までは、夢のまた夢でしたよね?
中には、海外移住の際に泣く泣く愛するペットと別れた方も多かったと思います。
今回は、グアムを中心にご紹介しましたが、ヨーロッパでも快適にペットと旅行できる方法も段々一般的になりつつあります。
今回の記事を参考に、愛するペットとの海外旅行を楽しんでくださいね。
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