海外旅行では、事前に旅先のトイレ事情を知っておくことも大切です。
なぜなら「日本のトイレ事情」と「海外のトイレ事情」は異なることが多いからです。
特に、ヨーロッパはイタリアのトイレも独特の特徴があるんですよ。
今回は「イタリアで慌てずにトイレを済ませる方法」をご紹介します。
目次
イタリアのトイレで役立つアイテム
日本では当たり前にあるトイレットペーパーもイタリアでは備わっていないこともよくあります。
また、衛生面が気になる人もいますよね。
以下のアイテムを持っておくと、イタリアのトイレでも安心ですよ。
- ウェットティッシュ
- アルコール類
- 携帯用便座シート
- ティッシュペーパー
- 硬貨(小銭)
- S字フック
- ストールやマフラーなど
- 携帯電話
イタリアのトイレに無いもの
日本のトイレに慣れていると、イタリアのトイレは衝撃的なことも多いんです。
日本にはあって、イタリアにはどんなものが無いのでしょうか?
旅行前の心構えとして、ぜひチェックしてみてくださいね。
便座が無い
イタリアではトイレの便座がないんです!
最近は、便座付きのトイレも増えてきてはいるものの全てではありません。
便座が無い場合は、基本的に中腰で用を足すので「筋力」も必要となってきます。
もし、筋力に自信がなければ、便器をアルコールで拭いて携帯用便座シートやティッシュペーパーなどを敷いて座ると良いですよ。
トイレットペーパーが無い
トイレットペーパーが備わっていないトイレも存在します。
もし、トイレットペーパーが無いトイレに遭遇したら焦っちゃいますよね。
特に、女性の方はティッシュペーパーを持ち歩くことを強くオススメします。
「ティッシュを持っている」という安心感は、海外旅行では本当に心強かったです。
トイレットペーパーは流さない
基本的に、イタリアのトイレではトイレットペーパーを流しません。
「流せない」のではなく「流れにくい」です。
使用済みのペーパーなどは、便器近くにあるゴミ箱に捨てましょう!
トラブルの原因にもなるので現地のルールに従いましょう。
「鍵が付いていない」or「壊れている」
最近では。鍵付きドアのトイレも増えてきましたが「鍵無しトイレ」も多く存在します。
鍵無しトイレだった場合は、自力で閉めながら用を足すしかありません。
また、イタリアでは全体的にトイレの数が少ないんです。
トイレを探すのも一苦労のため、鍵付きドアのトイレを探すのは至難の業なんですよ。
また、鍵が壊れている場合や間違って他の人にトイレのドアを開けられてしまう可能性も多いです。
そこで「入っています!」アピールを強くする方法をご紹介します。
- ストールやマフラーなどをドアにかける
- 咳ばらいをする
- 何かしらの物音を立てる(足でドアを軽くける・何かを落とす、など)
個室のドアに荷物掛けフックが付いていない
日本のトイレには、必ずと言っていいほどドアに荷物掛けフックが付いていますよね。
ですが、イタリアのトイレのドアには付いていないことがほとんどです。
ただ、バッグをそのまま床に置くのは衛生的にも嫌ですよね?
そこでおすすめしたいのが「S字フック」です。
ドアノブやちょっとしたスペースにかけられるので、バッグも汚れない便利アイテムです。
もし、大きな荷物がある人は大サイズも良いかもしれません。 ドアの上部にS字フックを掛けるのは、スリなどの防犯を考えると危険です。 イタリアはスリによる被害も多いので、気をつけてくださいね。 イタリアでは「トイレはお金を払って借りるもの」です。 基本的にコンビニは無く、公衆トイレなども有料で数も多くありません。 そのため「トイレは行きたい時に行けば良い」と安易に考えていると大変なことになりますよ。 イタリアの有料トイレは、大体1ユーロ~2ユーロかかります。 両替機が近くに無いことも多いので、硬貨(小銭)は大目に持ち歩いておくと良いですよ。 公衆トイレや駅内トイレも基本的に「有料トイレ」です。 この時期に観光する場合は、事前にトイレ料金の確認をしたほうが良いですよ。イタリアのトイレは有料
常に硬貨(小銭)は持ち歩こう
公衆トイレや駅内トイレ
バールで借りる
イタリアでは「バール(バル)」と呼ばれる立ち飲みスタイルのお店が街の至る所にあります。
公衆トイレよりも、バールでトイレを借りるほうが見つけやすいですよ。
また、トイレを借りる目的でもコーヒー1杯(1ユーロ~)やガムなどを買うことはマナーなので気をつけてくださいね。
無料トイレもある!
有料トイレが多いですが、無料で利用できる所もあります。
ただし、有料でも無料でもイタリアではトイレを見つけたら入っておきましょう。
- 大型店舗や高級デパート
- 電車内
- 大規模の観光名所(コロッセオなど)
- 4つ星以上のホテル内
- マクドナルド
- 三越
- ローマ日本文化会館
- 大型ブックストア
水洗レバー・水洗ボタンの「いろいろ」
トイレの流し方も日本とイタリアでは異なります。
イタリアのトイレでは、水栓ボタンやレバーの位置がトイレによって違うんです。
色んなパターンがあるので、いくつかご紹介します。
分かりやすいパターン
- 完全オート型
最新のトイレにはこのタイプが多いです。
日本にもあるセンサー感知で勝手に水が流れるトイレと同じタイプです。
- 背面ボタン
背面壁にあるボタンを押すタイプです。
海外ではよく見られるパターンで、ボタンを押すと手動で流れるタイプです。
ボタンの大きさは3種類あります。
- 大小タイプ
- 大タイプ
- 小タイプ
色は基本的に「白」か「銀色」が多いです。
たまに赤色の場合もありますが、非常ボタンではありません。
イタリアの非常装置は「ボタンを押す」ではなく「紐を引く」ことが多いです。
それを覚えておけば、赤ボタンを見ても焦らず対応できますね。
分かりにくいパターン
- トイレ一体型
便器のタンク上部に、ボタンやレバーがついたトイレ一体型になったものもあります。
『PUSH』と書かれているタンクもありますが、書かれていないことが多いです。
焦ることなく、タンクの上部をよく探してみてくださいね。
- 足で踏む・足で押す
背面壁やタンクにボタンなどが見当たらない場合は、足で踏むケースもあります。
足元の床に、赤い色などのボタンがあれば踏んでみてください。
また、足元の背面壁に四角いカバーで中央に丸いボタンがある場合は、つま先で押してみてくださいね。
- 水タンクの下にあるボタン
水タンクが高いところに設置されている場合は、タンク下にボタンがあるケースもあります。
こちらはボタンを少し強めに押すと水が流れるタイプです。
イタリアのトイレでの「驚き」
ウォシュレットがある?!
イタリアにも、ウォシュレットはあります。
イタリアでは、上記のように便器が2つ並んでいることがあります。
この場合、一つは用を足す便器で、もう一つが「イタリア版 ウォシュレット」なんです。
そこでは、排泄後の局部の洗浄、赤ちゃんのお尻洗いや足を洗います。
くれぐれもそこで排泄したり、洗面台代わりにしないようにしてくださいね。
水流の違い
イタリアのトイレの水流は、基本的に弱めです。
流れが気になるようでしたら、ボタンを強めに押し直してみるか少し時間を置いて再度流すと良いですよ。
日本のトイレの勢いある水流に慣れていると、驚いてしまうかもしれませんね。
便器の高さの違い
イタリアのトイレの便器は、日本に比べると高めです。
身長の低い人には、ちょっと使用しにくいです。
また、便器の高さは、男女どちらも高めになっていることが多いです。
勝手に消える電気
イタリアのトイレには、人感センサーで自動的に電気が付くトイレが増えてきています。
とても便利な機能ですが「人を感知できない」or「人の感知が弱くなる」と、勝手にライトが消えてしまうんです。
そのため、用を足しているときに真っ暗になってしまうこともあります。
万一の時に焦らないためにも、センサーに伝わるように少し動いたり、携帯電話のライトを活用するのも良いですよ。
トイレを借りたい時に使うフレーズ
最後に、トイレを借りたいときに使うフレーズをご紹介します。
イタリア旅行中に使える便利なフレーズなので参考にしてください。
●Voglio andare il bagno(ヴァリオ・アンダーレ・イル・バーニョ)?
訳:トイレに行きたいです。(トイレに行きたいことをはっきり伝えるときの言葉)
●Vorrei andare il bagno(ボッレイ・アンダーレ・イル・バーニョ)?
訳:トイレに行きたいのですが。(少し控えめに伝えるときの言葉)
●Posso usare il bagno(ポッソ・ウザーレ・イル・バーニョ)?
訳:トイレを使ってもいいですか?(バールでトイレを借りたい時に使う)
●Dov‘é il bagno(ドヴェ・イル・バーニョ)?
訳:トイレはどこですか?(レストランなどで使う言葉)
また、こちらの動画では上記以外のフレーズも分かりやすく教えてくれています。
まとめ
イタリアのトイレで活用できるアイテムは
- ウェットティッシュ
- アルコール類
- 携帯用便座シート
- ティッシュペーパー
- 硬貨(小銭)
- S字フック
- ストールやマフラーなど
- 携帯電話
イタリアのトイレに「ない」ものは
- 便座
- トイレットペーパー
- 紙を流さない
- 鍵(あっても壊れている場合もある)
- 荷物掛けフック
イタリアで有料トイレを使うときは
- 硬貨(小銭)は常に持ち歩く
- 無料トイレも活用する
イタリアの有料トイレの場所は
- 公衆トイレや駅内トイレ
- バールで借りるトイレ
イタリアにあるトイレのタイプは
- 完全オートタイプ
- 背面ボタンタイプ
- トイレ一体型タイプ
- 足で踏む・押すタイプ
- 水タンク下にあるタイプ
イタリアのトイレでの「驚き」は
- イタリア版のウォシュレットがある
- 水流の違い
- 便器の高さの違い
- 勝手に消える電気
今回は「イタリアで慌てずにトイレを済ませる方法」をご紹介しましたが、いかかでしたか?
トイレ事情を事前に知っておくと、安心して旅行を楽しめますよ。
今回の記事を参考に、ぜひイタリアでのトイレ利用に活かしてくださいね。
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衛生面を考えると不安なので、なるべく便器に座らないことがポイントです。
ただ、イタリアの便器の位置は少し高いです。
小柄な人や中腰が難しい人は、アルコールと携帯用便座シートを持参すると良いですよ。