タイで伝統的に行われてきた市場の形態のひとつが「水上マーケット」です。
運河に浮かぶボートの上で、農産物や水産物などを売買する光景は、古き良きタイの歴史を感じることができます。
でも「どのマーケットに行けばいいのかな?」
「定番の有名な水上マーケットはどこかな?」
「定番以外の変わった水上マーケットにも行ってみたい!」
と思う方も多いと思います。
今回は「初心者向けの三大水上マーケットと経験者向けの水上マーケット」をご紹介します。
目次
タイの三大水上マーケット
タイの有名な三大水上マーケットはこちらの3か所です。
- ダムヌンサドゥアック水上マーケット
- タリンチャン水上マーケット
- アムパワー水上マーケット
それぞれの水上マーケットに特徴があるので、順番にご紹介します。
ダムヌンサドゥアック水上マーケット
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ダムヌンサドゥアック水上マーケットは、タイで一番人気のある水上マーケットです。
規模も一番大きく、地元のタイ人よりも観光客が多いので、どこにいても賑やかで盛り上がっています。
ちなみに、週末のみ開催している水上マーケットも多いですが、ここでは毎朝開催されています。
そのため、旅行日程にも組みやすく、手軽に水上マーケットを楽しみたい方にはオススメです。
また、船に乗って商売する人たちも、英語や簡単な日本語が通じる人が多いので安心ですよ。
朝8〜10時頃に行くと賑わっているので、その時間帯を目安に訪れてみてくださいね。
バンコクからは約1時間半のラーチャブリー県というところにあり、朝のうちに到着するにはツアーを利用するのが便利です。
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名前:ダムヌン・サドゥアック水上マーケット
英語名:Damnoen Saduak Floating Market
場所:Damnoen Saduak Ratchaburi
ご自身で行く場合は、旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ)から約1時間半、運賃は約80THB(約300円)です。
タリンチャン水上マーケット
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タリンチャン水上マーケットは、先ほど紹介したダムヌンサドゥアック水上マーケットのような派手さは全くありません。
その代わり、地元タイの人々が多く、タイ語が飛び交っています。
せっかくタイに来たので、現地の方のリアルな生活が見たい!という方にオススメです。
地元の人々が利用するマーケットなので、商品をローカルプライスで買えるし、押し売りもほぼありません。
また、このタリンチャン水上マーケットはお昼頃でも賑わっています。
場所は、首都バンコクからバスで約40分のところにあります。
バンコクでバスに乗る事に慣れていれば、早朝に起きなくても良いので行きやすいですよ。
名前:タリンチャン水上マーケット
英語名:Taling Chan Floating Market
場所 :Bang Khun Non, Chak Phra Bangkok 10700
営業時間:土日のみ8時~18時まで
ご自身で行く場合は、BTS チットロム駅付近のセントラルワールド前から79番の路線バスに乗り、タリンチャン水上マーケット目の前のバス停「タリンチャン ディストリクト オフィス/Taling Chan District Office)」で下車して下さい。
アムパワー水上マーケット
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アムパワー水上マーケットは、運河に続く桟橋を歩いて、買い物や食事をします。
タイ人には一番人気のマーケットで、水路の近くに住む地元の方たちの生活を垣間見ることができます。
観光客はほとんどいないので、タイのレトロな雰囲気を満喫したい方にはオススメですよ。
また、5月~10月に行かれる方は、夜7時頃から蛍の観賞が出来るのも魅力の一つです。
船で、メークローン川に出て、蛍の生息地まで移動して観賞します。
他のマーケットが朝から昼までしか開催していないのに対して、アムパワー水上マーケットは金土日の午後3時~9時までの開催となっています。
水上マーケットの夜景を見れるのはここだけです。
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夜ライトアップされた水上マーケットと自然の川の美しい光景はデートにもピッタリですよ。
ぜひ写真に収めて下さいね。
名前:アムパワー水上マーケット
英語名:Amphawa floating-market
住所:Amphawa, Samut Songkram
営業時間:金土日15:00~21:00
蛍の観賞に参加する場合のナイトクルーズは18:30開始です。
ご自身で行く場合は、旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ)からロットゥー(ミニバス)に乗って約1時間半、運賃は約70THB(約250円)です。
タイの珍しい水上マーケット2選
タイ旅行に慣れた2回目以降の方には、こちらの水上マーケットをオススメします!
アユタヤ水上マーケット
アユタヤ水上マーケットは、2010年に出来た比較的に新しい水上マーケットです。
新しいマーケットなので、他のマーケットと違って衛生面での心配がはるかに少ないです。
また、このマーケットは自然に出来た川の上に出来ているのではなく、人工水路上にマーケットを作っています。
オシャレでインスタ映えしそうなカフェやマッサージ店、お土産屋さんが充実していて楽しめますよ。
世界遺産のアユタヤとも近いので、合わせて2か所とも巡っても良いですね。
名前:アユタヤ水上マーケット
英語名:Ayutthaya Floating Market
住所:65/12 Moo 7 Pailing District Ayutthaya
営業時間:毎日開催6:00~19:00
レッドロータス水上マーケット
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一年中蓮の花が見られる珍しい水上マーケットです。
その敷地は広大で、なんとサッカーコート4面分もあります。
日本で蓮の花が見られるのは7~8月だけですが、ここでは一年中咲いているので、いつ訪れても大丈夫です。
ただ、アクセスが非常に悪いのが唯一の欠点です。
バンコクから約60km離れたナコンパトム県にあり、タクシーで行くしか公共機関がその周辺にないので方法がありません。
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こんなにインスタ映えする水上マーケットは他にありません!
オススメは日本語のツアーに参加して行くか、タクシーを一日チャーターすることです。
帰りの足を確保するのが大変なので、タクシーはチャーターしておきましょう!
名前:レッドロータス水上マーケット
英語名:Red Lotus Floating Market
住所:Bang Len, Bang Len District,Nakhon Pathom
営業時間:8:30〜17:00
平日も開催していますが、閉まっているお店が多いので、土日に行くのがオススメです。
タクシーチャーターした場合の料金の目安 1,400THB〜2,000THB(約5,000円~7,200円)です。
水上マーケットへ行く前の準備と注意点
小さなカバンで行く
水上マーケットは細い道が多く、人がごった返しています。
出来るだけ小さなカバンに荷造りをして、身軽に動けるようにしておくことをオススメします。
またボートに乗り込む時も、ボート内は狭くあまりスペースがありません。
ある程度の荷物が入るウエストポーチのようなカバンがあると、ボートに乗り込む時も楽ですよ。
また、体にピタッとひっつき、人混みでのスリやひったくりに合うリスクを減らせるのでオススメです。
ポケットティッシュを持って行く
水上マーケットやその周辺のトイレは、備え付けのトイレットペーパーが無いことがあります。
また、トイレは日本のように綺麗なトイレは無いと思っておいてください。
バンコク出発前に、用を足しておきましょう。
前日までに細かいお金を用意しておく
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前日までに、現金で100THB、20THBを用意しておきましょう。
水上マーケットでは全て現金でのやり取りになり、1,000THBだとおつりが出ないこともあります。
水上マーケットの盛り上がる時間は基本的に朝で、ツアーに参加する場合、集合時間は朝6時半頃になります。
そのため、朝から両替をしている時間はありませんので前日までに用意しておきましょう。
服装は動きやすい格好をする
履き慣れた靴で、サンダルではなく、かかとのある靴で行きましょう。
細くて段差のある道が多いです。
また、人も多いのでサンダルで行くと、足を踏まれたり脱げてしまうかもしれません。
ボートは細く狭いので、フワフワとしたスカートやレース物だと引っ掛けてしまう可能性があります。
ボートに乗り込みやすいよう、パンツスタイルで行くことが賢明です。
水上マーケットへ到着してからの注意点
ボートのフチに手をかけない!
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ボートとボートの間は、隙間が無いほどギリギリをすれ違います。
指を挟んだりしないように、常に手はフチにかけないようにしましょう。
食べ物は、食べる前に状態をチェックする
フルーツだと目の前で皮をむいてくれるので、新鮮かどうかは見て分かります。
しかし、タイは暑いので、どうしても生ものの鮮度は落ちやすいです。
食当たりを起こしてしまわないように、食べる前によく状態を確認しましょう。
大きなヘビと写真を撮るのは有料
大きなヘビや小動物などを見せて、一緒に写真を撮ってくれるパフォーマーのような人がいます。
「珍しいから写真を撮っておこう!」と思い写真を撮ると、お金を払うように言われます。
支払いたくない場合は、写真等を撮らないようにしましょう。
まとめ
タイの三大水上マーケットそれぞれの特徴は?
ダムヌンサドゥアック水上マーケット
- タイの中で一番大きい規模
- 観光客が多く賑わっている
- 毎朝開催している
- ツアーを利用するのが便利
タリンチャン水上マーケット
- 派手さは無い
- 地元タイの人が多い
- 商品がローカルプライスで買え、押し売りもほぼ無い
- お昼ごろでも盛り上がっている
アムパワー水上マーケット
- タイ人に一番人気で、観光客がほとんどいない
- 5月~10月は、夜7時頃から蛍の観賞が出来る
- 金土日の午後3時から夜9時までの開催
タイの珍しい水上マーケットとそれぞれの特徴は?
アユタヤ水上マーケット
- 2010年に出来たばかりの新しいマーケット
- 衛生面での心配がはるかに少ない
- インスタ映えしそうなカフェやマッサージ店、お土産屋さんが充実している
- 世界遺産のアユタヤとも近いので合わせて巡れる
レッドロータス水上マーケット
- 一年中蓮の花が見られる
- アクセスが非常に悪いので、日本語のツアーに参加するかタクシーを一日チャーターする
水上マーケットへ行く前の準備と注意点は?
- 小さなカバンで行く
- ポケットティッシュを持って行く
- 前日までに現金で100THB、20THBを用意しておく
- 履き慣れた、かかとのある靴で行く
- フワフワとしたスカートやレース物だとひっかけてしまう可能性があるのでパンツスタイルにしていく方が賢明
水上マーケットへ到着してからの注意点は?
- ボートのフチに手をかけない!
- 食べ物は食べる前に状態をチェックする
- 大きなヘビや小動物などと写真を撮るのは有料
今回は「初心者向けの三大水上マーケットと経験者向けの水上マーケット」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
日本と違ったタイの文化を肌で感じるには、水上マーケットは本当に魅力的ですよ!!
水上マーケットに行く際の注意点にも気をつけて、水上マーケット巡りを楽しめると良いですね。
今回の記事を参考に、水上マーケット含め、タイ旅行を充実させてくださいね。
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私が参加したツアーは、タイ人の方が日本語でタイや水上マーケットのことを詳しく説明してくれました。
とても楽しくお話を聞きながらあっという間に現地へ到着しましたよ。
ただ、バスの中は冷房が効いていて寒かったので、薄くて軽い上着を持って行くと良かったです。
いざ到着してボートに乗ってみると、エンジンむき出しのボートで勢いよく進むので、それだけでも遊園地のアトラクションのようでとても楽しかったですよ。