旅行中に「車で移動ができたらいいな」と思う人も多いですよね。
マレーシアは車社会なので、車があると旅行の楽しみも広がります。
ジュネーブ協定加盟国なので、日本で発行した国際免許証でも運転できるんですよ。
また、日本と同じ右ハンドルなので、それほど身構えなくても大丈夫です。
今回は「マレーシアでレンタカーを借りる方法と交通ルール」をご紹介します。
目次
まずは、国際免許証を取得しよう
日本を出国する前に、管轄の警察署や交通センターで発行してもらいましょう。
これは、日本で発行された免許証を英文証明するものなので、特別な試験を受ける必要はありません。
国際免許証には、以下の3種類あります。
- 国外運転免許証:日本の運転免許証で海外を運転する場合に必要
- 国際免許証:日本国外で取得した免許証で日本国内を運転する場合に必要
- 外国運転免許証:日本国外で発行された免許証に日本語翻訳をつけたもの
一般的には「国際免許証」と呼びますが、正式には「国外運転免許証」を取得することになります。
必要なものは
- 運転免許証
- 印紙代2,400円
- パスポートやチケットの予約表など、渡航を証明できるもの
- 証明写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの)
これで、国際免許証は即日受け取りが可能です。
運転する際は、日本の免許証と国外運転免許証をセットで所持することが義務付けられています。
日本の免許証も忘れずに持参してくださいね。
レンタカーの予約方法は?
日本から予約するとき
色々なサイトから、レンタカーの予約が可能ですが、イージーレンタカーがオススメです。
現地で借りるとき
都市空港の到着ロビーには、レンタカーブースが必ずあります。
借りるときに提示するものは、以下の3点です。
- パスポート
- 免許証
- 国際免許証
支払い方法は、現金またはカードになりますが、現金で支払う場合はMYR500(約1万5千円)程度のデボジットの支払いが必要になります。
デボジットは、車を返却した際にきちんと戻ってくるので安心してください。
ちなみに、支払いの際に受け取る領収書は、トラブルを防ぐために必ず持っておきましょう。
早朝や夜間はレンタカーブースが閉まっていることが多いです。
到着時間によっては、事前に予約をしておくことをオススメします。
また、空港以外の町中にもレンタルできるお店があり、旅行代理店などで取り扱っている場合も多いですよ。
シェアカーもある?
都市部では、「SOCAR」というシェアカーが導入されています。
2020年2月現在、クアラルンプールとジョホールバルの2都市のみになります。
- アプリをインストールする
- 免許証番号、パスポート番号などを登録
- 空いている車を探して予約する
- 車がある場所に行く
- アプリのタグから「Unlock」を押して車の鍵を開ける
- 車の四面の写真をとってアップロードする
- 戻の場所に駐車する
- 車の四面の写真をとってアップロードする
- アプリの「lock」で鍵をかける
料金は1時間でRM11からRM15程度、ガソリンはSOCARが負担してくれるので無料ですが、残量50%以上にしておくのがルールです。
基本的に同じ場所に返却になりますが、空港での乗り捨ても可能です。
アプリで登録して、誰にも会わずに車が借りられるシステムはすごいと思いました。
国際免許でのレンタルも可能でしたよ!!車もきれいで大満足でした。
携帯電話がないとドアロックや返却ができないので、充電器は必須です。
混み合う時期は?
マレーシアにも、以下のような大きな祝日があります。
- チャイニーズニューイヤー(旧正月)
- ハリラヤ・プアサ(断食明けのお祝い)
大型連休に旅行する方は、早めに予約しておくと安心です。
また、上記の休日は年によって変わるので、事前に確認しておきましょう。
チャイニーズニューイヤーの日程 | ハリラヤ・プアサの日程 | |
2019年2月5日・6日 | 2019年6月4日・5日 | |
2020年1月25日・26日 | 2019年5月23日・24日 | |
2021年2月12日・13日 | 2021年5月12日・13日 |
祝日が日曜日に当たる場合は、翌月曜日が振り替え休日になる可能性があります。
マレーシアには、上記以外にも祝日がありますが、州によって祝日や休日は異なってきます。
例えば、クランタン州、トレンガヌ州、クダ州、ジョホール州は、金曜日と土曜日が休日です。
上記以外の4州は、土日が休日になります。
事前に、以下のサイトで休みを把握しておくと安心ですよ。
Malaysia Public Holidays:https://publicholidays.com.my/
レンタルするときの注意点は?
レンタルするときは、以下のことを確認しておきましょう。
- 車の傷や汚れ
- ガソリン残量
- 返却時のガソリンについて
- 緊急連絡先
基本、ガソリンは満タン返しです。
コタキナバルでレンタカーを借りたときは、ほとんどガソリンが入っていませんでした。
「同じ量にして返却してくださいね」
と言われましたが、空にして返すのは難しかったので、1メモリ分多く入った状態で返却しました。
元々ガソリンが安い国なので、あまり損をした感じはありませんでしたよ。
南国は色々緩いので、臨機応変に対応するつもりでいる方がよさそうです。
時間にルーズ
時間にルーズなのは覚悟しましょう。
東南アジアの中では割としっかりしている印象を受けますが、やはり南国です。
私は、11時にレンタカーをホテルまで持ってきてもらう約束をしていました。
ですが、11時になっても一向に来る気配がありません。
11時15分頃に「ホテルを間違えてしまったから、今から15分くらいかかる」と電話がありました。
しかし、その後は渋滞にハマってしまったそうで、結局車が届いたのは12時近くでした。
担当者の連絡先をしっかりと聞いて、約束の30分くらい前からこまめに催促しておくと安心ですよ。
このように、時間にルーズなのは当たり前なので、しつこいくらいに催促しましょう。
「今日は、10時の約束ですよね?」「時間過ぎてますよ。今どこですか?」と遠慮なく言いましょう。
催促がないと、急がなくてもいいと思われてしまうので注意してください。
指定時間内にレンタカーを返却する
指定時間内に指定場所に返却しましょう。
返却場所は、空港のレンタカー用駐車場であったり、店舗の近くで引き渡したりと様々です。
基本は、借りるときに返却場所を決めますが、変更が可能な場合もあります。
必要な場合は、レンタカー会社に問い合わせてみましょう。
マレーシアの交通ルールは?
日本と同じ右ハンドルで、速度表記もkm/hですから、違和感なく運転できます。
高速道路を運転する場合は、スピードに十分注意してくださいね。
規則や違反は日本と同じ?
基本的な違反や規則は、日本と同じです。
- 後部座席を含むシートベルトの着用義務
- 運転中の通話は禁止
- 飲酒運転禁止など
マレーシアの人は、とにかくスピードを出します。
煽られると、焦ってスピードを出してしまいそうになりますが、焦らず自分のペースで運転してくださいね。
運転に慣れてきて90km/hで一般道を走っていた時のことです。
後ろからパトカーが来ました。
「しまった!スピード違反をしたかな?」
安全運転で走っていましたが、後ろからマイクで「Get Away」と怒鳴られ、追い越されました。
このスピードで捕まらなかったことに驚きました。
ラウンドアバウトに注意
日本では、あまりなじみのない言葉ですよね。
ラウンドアバウトは、信号のない円形交差点のことで、日本語では環状交差点と呼びます。
ここでは、右から来る車が優先になり、左側の車は停止しないといけません。
マレーシアで何度か運転していますが、未だに慣れないので、どちらが優先なのか戸惑うことがあります。
ラウンドアバウト内の車が優先なので、出てくる車がいる時は、自分が直進でも一時停止すると覚えておくといいですよ。
ショップロットでの駐車
郊外や地方都市の道沿いにお店はなく「ショップロット」と呼ばれる区画にお店が集中しています。
この区画には駐車スペースがありますが、車を停めただけで駐車違反切符を切られます。
パーキングチケットを購入し、フロントガラスに必要枚数置く必要があります。
このチケットは州によって異なるので、州をまたぐ場合はそれぞれのところで購入しなければいけません。
また、地方ではパーキングチケットが不要な駐車場もあります。
基本、駐車枠にナンバーが書かれているところは、パーキングチケットが必要と覚えておきましょう。
パーキングチケットには、2種類あります。
- 1束10枚綴り:MYR5(税抜)
- 1束10枚綴り:MYR10(税抜)
MYR5を2枚置けばMYR10分になるので、MYR5の購入をオススメします。
補足:駐車する年月日と時間を自分で削ります。
パーキングチケット販売をしているコンビニもあります。
どこで購入できるのか、近くのお店で聞けば教えてくれますよ。
ショッピングモールなどの駐車場
マレーシアのショッピングモールの駐車場出口には精算機がありません。
駐車場を出る前に、別の場所にある精算機で支払いを済ませておきましょう。
精算機の場所は、ショッピングモールによって違います。
モール入口にあればすぐ見つかりますが、各フロアにない場合や奥まった場所に設置されていることもあります。
駐車料金は、3時間でMYR2~MYR3(約60円~90円)です。
駐車券を紛失するとMYR25(約670円)以上の支払いが必要になります。
駐車券を紛失しないように気をつけてくださいね。
高速道路の利用方法は?
マレー半島は高速道路も整備されている場所も多いです。
一気に観光できる範囲が広がりますよ。
高速の入り口は3種類あるので、出入り口は注意が必要です。
- 緑色(Tunai)
- 青色(Touch&Go)
- 黄色(Smart TAG)
Tunai
Tunaiとは現金を指し、現金払いのレーンになります。
通常一番左側にあり、自動の場合は機械から、人がいる場合は手渡しでチケットをもらいます。
日本の高速道路と同じように利用できますが、1レーンしかないため混み合います。
Touchn’GO
マレーシア版「スイカ」で、高速だけでなく電車、バスなどの公共機関でも利用できます。
- 高速道路のサービスステーション
- MTRやLRTの駅
- Touch’n go hub
- Touch’n go spotなど
カード発行料金MYR10と、初回のチャージ分の支払いが必要になります。
チャージはMYR10~100と小刻みに設定されているので、旅行者でも利用しやすいですよ。
このチャージは「リロード」と呼ばれ、駅のカウンターやコンビニなどで手軽にチャージできますよ。
Smart Tag
日本のETCと同じく、低速で通過すれば自動読み取りしてくれるシステムです。
ただし、カードを入れる機械の購入が必要になります。
この機械が高額なため、Touchn’Goを利用しているマレーシア人も多くいます。
レンタカーについていなければ、他の方法で利用するのがおすすめです。
マレーシアはRFID導入(ETCシステムのようなもの)の予定をしているため、2020年現在Touchin’GoとSmart Tagの販売を中止しています。
現在手元にTouchn’Goのカードがない場合は、現金レーンでの支払いになります。
高速道路での注意点
マレーシアの高速道路の制限速度は、110km/hです。
左が走行車線、右が追い越し車線なのは日本と同様です。
日本よりスピードが速いので、慌てずに左車線を走るのがオススメです。
「R&R」呼ばれるサービスエリアもあるので、休憩をとって運転しましょう。
ガソリンを入れる方法は?
マレーシアのガソリン料金は国内一律で、どこのスタンドで入れても同じ金額です。
マレーシアは産油国ということをご存知ですか?
多少、価格変動はしますが、なんと1リットル60円程度でなんですよ。
ガソリンには、以下の2種類があります。
- レギュラーの95
- ハイオクの97
特別に指示がなければ、ガソリンはレギュラーで大丈夫です。
また、ディーゼルはDieselと書かれているので、間違えることはないと思います。
給油の際にどちらを入れるか色で聞かれることがあります。マレー語で黄色は「クニン」緑は「ヒタム」と言います。
ガソリンを入れる手順
ガソリンを入れる方法は、2通りあります。
- 車を停めて窓口にいく
- 給油タンクの番号と給油の金額を伝える
- お金を払う
- 給油口を開け、給油をする
- 金額まで入れたら自動で止まるので、給油口を閉めて完了
- 車を停めて窓口にいく
- 給油タンクの番号と満タン(Full)と伝える
- 給油口を開け、満タンまで給油する
- 給油口を閉める
- 窓口に戻り支払いをして完了
1,600㏄の車であれば、MYR50~60でほぼ満タンになります。
指定金額が入りきらなかった場合は、窓口で伝えれば差額を返金してくれますよ。
まとめ
マレーシアで運転する際に必要なものは
- 日本の運転免許証
- 国際免許証(国外運転免許証)
国際免許の取得に必要なものは
- 日本の運転免許証
- 印紙代2,400円
- 旅行を証明できるもの(パスポートや予約表)
- 証明写真1枚
レンタカーの予約方法は
- 日本からネットで予約する
- 空港のレンタカーブースで借りる
- 町中のレンタカーショップで借りる
シェアカーは
- SOCARというシェアカーがある
- クアラルンプールとジョホールバルのみ(2020年2月現在)
- 基本は同じ場所に返却だが、乗り捨てが可能な場所もある
- 携帯のアプリ登録、アプリ操作で借りられる
- 料金は1時間でMYR11~15程度
- ガソリン代はSOCARが支払う
- 返却時にガソリン残量が50%以下になったら給油が必要
SOCARの借り方は
- アプリをインストールする
- 免許証番号、パスポート番号などを登録
- 空いている車を探して予約する
- 車がある場所に行く
- アプリのタグから「Unlock」を押して車の鍵を開ける
- 車の四面の写真をとってアップロードする
- 戻の場所に駐車する
- 車の四面の写真をとってアップロードする
- アプリの「lock」で鍵をかける
混み合う時期は
- チャイニーズニューイヤー(旧正月)
- ハリラヤ・プアサ(断食明けのお祝い)
レンタルするときの注意点は
- 時間にルーズ
- 指定時間内にレンタカーを返却すること
主な交通ルールは
- 後部座席を含むシートベルトの着用義務
- 運転中の通話は禁止
- 飲酒運転禁止など
- ラウンドアバウトは右から来る車が優先
- ショップロットではパーキングチケットを購入すること
- ショッピングモールの駐車場の出口に精算機がない
高速道路は
- 3種類のゲートがある
- 現金払いの緑色ゲート(Tunai)
- Touchn’goの青色ゲート(Touch&Go)
- SmartTagの黄色ゲート(Smart TAG)
- Touchn’goとSmartTagはRFID導入のため販売を中止している
ガソリンの種類は
- レギュラーの95
- ハイオクの97
- 車に乗る前に精算機で精算
ガソリンを入れる方法は
- 車を停めて窓口にいく
- 油タンクの番号と給油の金額を伝える
- お金を払う
- 給油口を開け、給油をする
- 金額まで入れたら自動で止まるので、給油口を閉めて完了
- 満タンの場合、給油後に支払う
今回は「マレーシアでのレンタカーの借る方法と交通ルール」をご紹介しました。
自分で運転すると、また新しい発見があって面白いですよ。
今回の記事を参考に、交通ルールを守って安全に運転してくださいね。
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