ニュージーランドの星空が世界遺産に!?世界で話題の町テカポとは?

「日本では見ることのできない南十字星を見てみたい!」「天の川を見てみたい!」

ニュージーランドでは、大都市でない限り、綺麗な星空を見ることができませんが、今注目を浴びている町があることをご存じですか?

「ニュージーランドの星空が世界遺産になるかも?」と言われている場所です。

今回は「人生で一度は行ってみたい!世界が認める星空で有名な町テカポ」をご紹介します。

テカポ湖

テカポ湖へは、クライストチャーチという都市から車で約3時間で行くことができます。

また、クライストチャーチからクイーンズタウンへ行く途中にあるので、休憩の定番スポットとしても有名です。

テカポ湖の周辺は空気が澄んでいて、晴天率が高いので、星空観賞に最高のスポットですよ。

人口500人弱の小さな町ですが、観光シーズン(12~2月頃)には、多い日で1日に5,000人もの人々がこの町を訪問します。

最近では開発が進み、ホテルやスーパー、カフェなども増えてきています。

テカポ湖は、南北に約30kmと細長い湖で、面積は83平方キロメートル、最大水深は120メートルほどです。

また、綺麗なミルキーブルーが特徴のテカポ湖は、氷河によって削られた岩石の粉が太陽の光に当たることで青く見えます。

見たことない青さに感動しますよ!

ちなみに、テカポ湖は星空の保護活動を行っている「国際ダークスカイ協会」という団体から世界一綺麗な星空として認められています。

また、この協会が定めているダークスカイ・リザーブというカテゴリー内で金賞を受賞している地域なので、テカポ湖周辺の星空が、新たな世界遺産候補地として検討されています。

もし、正式に世界遺産として登録されると、世界初の星空世界遺産になります。

世界遺産に登録されて、観光客で混雑する前に行っておくといいかもしれませんね。

善き羊飼いの教会

テカポ湖畔にポツンと立っている「善き羊飼いの教会」は、1935年に建てられました。

石造りのシンプルな教会ですが、教会の窓から見えるテカポ湖や、目の前に広がる山々の景色は、とても美しかったです。

ちなみに、こちらの教会では結婚式を挙げることができるそうです。

ただ、教会内部は撮影禁止なので注意してくださいね。

また、教会から歩いて2~3分の所に「バウンダリー犬の銅像」も立っています。

開拓時代に活躍した牧羊犬たちの功績を称えて、1968年に像が建てられました。

湖畔レストラン

テカポには風景だけでなく、有名なレストランもあります。

その名は「湖畔レストラン」です。

こちらのレストランでは、新鮮なサーモンを味わうことができます。

一番の人気メニューは、サーモン丼です。

サーモン丼以外にも、たくさんのメニューがあり

「何にしようかな?」と迷ってしまうほど、たくさんのメニューがありました。

レストランの中からは、テカポ湖を一望できますが、本当にきれいでしたよ。

また、日本語OKのレストランなので、安心して入ることができます。

ただ、昼はかなり混雑するので、予約して行くことをおすすめします。

または、テイクアウトでサーモン丼を注文して湖畔で食べるのも良いですよ。

湖畔レストランのサーモンは、テカポ近郊のトワイゼルという小さな町で養殖されています。

こちらの養殖場では、キングサーモンを世界的にも珍しい淡水環境で育てています。

釣りが好きな人はご存じだと思いますが、ニュージーランドの南島では、湖や川で天然のキングサーモンを釣ることができます。

ですが、ニュージーランドで一般的にスーパーやレストランで流通されているキングサーモンは、自然に近い状態で養殖されているんです。

クリーミーで、とろけるような美味しいキングサーモンを、ぜひ食べてみてくださいね。

星空ツアー

テカポ湖といえば、満天の星空です。

世界中から美しい星空を求めてテカポにやって来ます。

一年中星空を楽しむことができますが、ベストシーズンはテカポが冬になる時期(日本では5月~9月くらい)です。

ニュージーランドは、南半球に位置しています。

そのため、日本では見られない「南十字星」「大小マゼラン雲」などを見ることができます。

マウントジョン天文台は、アメリカのペンシルベニア大学が天体観測を目的として建てた世界最南端の天文台といわれています。

お昼頃に行く場合は、美しいミルキーブルーのテカポの湖の景色を見ることができますよ。

湖畔とはまた違う景色を楽しむことができ、頂上にはカフェもありました。

また、マウントジョン頂上の標高は1043mほどあります。

なので、テカポの町からトレッキングをして天文台がある頂上まで歩いて行く場合は、片道1.5時間〜2時間ほどかかります。

車で行く場合は、道路通行料としてNZ$5を支払えば、敷地内に入場することができます。

夜は、ツアーの参加者だけが入場することができます。

最新テクノロジーを備えた望遠鏡での夜空鑑賞は、すごく綺麗ですよ。

肉眼では見えない宇宙の美しさを見ることができるので、ぜひツアーに参加してみてくださいね。

日本語ガイド付のツアーもあり、ベテランガイドさんが詳細な説明をしてくれます。

より一層、星空の知識を深めながら楽しんでくださいね。

ちなみに、南十字星には、偽物の南十字星が存在するそうです。

その名も「にせ十字」といい、本物と偽物を区別する方法も教えてくれます。

さらに、運がいい方は、オーロラを見ることもできますよ。

ただ、晴天率は約70~80%ですが、曇りのときもあります。

「オーロラを絶対に見たい!」という方は、2泊することをおすすめします。

ツアーは夜なので、夏でも空気が乾燥していて寒いです。

風邪を引かないように、暖かい服装で参加することをおすすめします。

また、ツアーは予約制なので、早めに予約をしておきましょう。

ちなみに、星空の写真を撮影したい方は、三脚と一眼レフカメラは必須アイテムです。

スマホでは夜の風景を上手に撮影できない場合が多いです。

しっかりと写真に収めたい場合は、カメラを用意することをおすすめします。

また、ツアーに参加できない人でも、星空を楽しむ方法があります。

それは、深夜に湖畔にある「善き羊飼いの教会」へ行くことです。

深夜なので観光客はあまりいません。

教会の中には入れませんが、教会が入るように三脚をセットして写真を撮ってみてください。

まるで、プロのカメラマンが撮ったような写真を撮ることができますよ。

ピュアポッド

テカポでの星空は、世界遺産として登録するかどうか検討中とお伝えしました。

ですが、ニュージーランドでは他の町でも星空を満喫できるスポットがあります!

それが、ピュアポッドです。

日本でも、自分でキャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりしなくても、自然の中でホテルのような快適なサービスを受けられるグランピングが流行っていますよね?

そのグランピングのニュージーランド版では、自然との一体感を味わえる斬新なアコモデーション(施設)「ピュアポッド」が誕生しました。

二人用にデザインされた建物は、屋根も壁も床も全てガラス張りになっています。

ただ、全面ガラス張りではありますが、カーテンはあります。

ベッドルームには、クイーンサイズのベッドもあります。

シャワーやトイレ、簡単な料理が作れるコンパクトなキッチンやBBQセットなど、アウトドアに必要な道具などが全て準備されているので、快適なアウトドアライフを満喫できますよ。

大自然そのものが住まいの一部になっているので、今までとは違う新しい感覚を楽しんでみてくださいね。

ただ、残念ながら家族や大人数での利用はできません。

カップルや夫婦、二人だけの特別な場所なので、新婚旅行として訪れるのもいいですね。

ちなみに、周りには何もありません。

個人の所有地にピュアポッドがあるので、他の人が入ってくるようなことはありません。

森に住む鳥たちの鳴き声や夜空に輝く星たちが、二人だけの時間を包んでくれます。

寒い思いをしなくてもいいので、暖かい部屋の中から星空を堪能することができますよ。

また、ピュアポッドはプライバシーが重要視されているので、その場所を指定するような標識などもありません。

なので、クライストチャーチを越えたバンクス半島の丘、または北に向かったカイコウラ辺りでチェックインをした後、ピュアポッドまでの地図を受け取るシステムになっています。

1泊500NZドルくらいですが、余裕がある方や一生の思い出を作りたい方は、このピュアポッドをおすすめします。

まとめ

テカポ湖は

  • クライストチャーチから車で約3時間
  • 途中休憩の定番スポット
  • きれいなミルキーブルーの湖が特徴
  • 正式に決定すれば、世界初の星空世界遺産になる

善き羊飼いの教会は

  • 1935年に建てられた石造りのシンプルな教会
  • 教会内部は撮影禁止
  • 教会では、結婚式を挙げることができる
  • 教会の近くには、バウンダリー犬の銅像がある

湖畔レストランは

  • 一番人気メニューはサーモン丼
  • 日本語OK
  • ランチは予約をしておくと安心
  • テイクアウトをして湖畔で食べるのもおすすめ
  • テカポ近郊では、キングサーモンを世界的にも珍しい淡水環境で育てている
  • 川や湖で天然のキングサーモンを釣ることが出来る

星空ツアーは

  • ベストシーズンは、冬の時期(日本では5月~9月くらい)
  • 「南十字星」や「大小マゼラン雲」などを鑑賞できる
  • マウントジョン天文台は、世界最南端の天文台である
  • マウントジョン天文台へ車で行く場合は、道路通行料NZ$5が必要
  • 夜間は、ツアーのみ入場可能
  • 日本語ガイド付のツアーもある
  • 寒いので暖かい服装をしてツアーに参加しよう
  • 三脚と一眼レフカメラは必須アイテム

ピュアポッドは

  • テカポ以外での絶景星空スポット
  • 自然との一体感を味わえる斬新な施設
  • 二人用にデザインされている
  • 屋根も壁も床も全面ガラス張りだが、カーテンはある
  • 家族や大人数での利用はできない

今回は「人生で一度は行ってみたい!世界が認める星空で有名な町テカポ」をご紹介しました。

世界遺産になる前に、ぜひ行ってみてくださいね。

今までに見たことのない星空が待っていますよ!

今回の記事を参考に、テカポで素敵な思い出を作ってくださいね。

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