ニュージーランドで運転しよう!国際免許以外に必要なものとは?

皆さんは、海外で運転されたことはありますか?

「海外旅行中、レンタカーで旅をしたい!」と思う方も多いですよね。

でも、海外で運転するとき

「免許証以外に必要なものはあるの?」

「交通ルールは、日本と違うのかな?」

と疑問に思いませんか?

日本と同じ交通ルールだと思っていたら、罰金を科せられることもあります。

今回は「ニュージーランドで運転するときの注意点」をご紹介します。

運転に必要なものは?

ニュージーランドで運転する際は、以下4点が必要です。

  • 国際運転免許証
  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • クレジットカード(レンタカーを借りる時に使用)

国際運転免許証を取得できる場所

  • 各都道府県の警察署にある運転免許課
  • 運転免許センター
  • 運転免許試験場

国際運転免許証を取得する際の注意点

原則本人が免許を申請することになっています。

また、所持している免許が以下に該当する場合、国際運転免許証を取得することはできません。

  • 普通免許がなく、大型、小型特殊・原付き・仮免許のみ
  • 免許の有効期限が切れている
  • 免許停止処分が決定している
  • 免許停止処分中である

国際運転免許証を取得する際に必要な書類

  • 外国に渡航することを証明する書類

 (例:パスポート・旅行会社の日程表・航空チケットの予約表など)

  • 6か月以内に撮影した写真

各都道府県によって、必要な書類が異なる場合があります。

国際運転免許証を取得する際は、警察署公式ホームページを確認してください。

レンタカーを借りるときに必要な書類

  • 国際運転免許証
  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • クレジットカード

レンタカー会社によって借りられる年齢・規制(21歳以上・運転歴が1年以上など)があります。

旅行前に、レンタカー会社のホームページを確認してください。

ニュージーランドの交通ルールは?

ニュージーランドは、日本と同じ左側通行です。

自動車も右ハンドルが主流で、日本の中古車もよく見かけます。

ニュージーランドの交通ルールは日本と似ていますが、注意しなければいけないことがあります。

踏切

日本の踏切では一旦停止をしますよね。

ニュージーランドでは「STOP」の標識がある場所だけ、一旦停止をしましょう。

標識がない踏切で一旦停止をすると、後ろの車にクラクションを鳴らされます。

警笛が鳴っていないときは、速度を落として走行するようにしてください。

また、遮断機がないところが多いので、注意して進入してくださいね。

ラウンドアバウト

「ラウンドアバウトってなに?」と思う方も多いと思います。

日本では見かけないので、あまり馴染みがありませんよね。

ですが、ニュージーランドにはラウンドアバウト(交差点)がたくさんあります。

ラウンドアバウトとは?

中心に円形の路肩があり、その周りを時計回りに入って、出たいところに出て行く交差点のことです。

ちなみに、信号機はありません。

動画を見ても分かる通り、右折する車が優先です。

左に曲がるときは、左のウインカー、右に曲がるときは右のウインカーを出して進入しましょう。

このとき、右に出てはダメですよ。

左側通行なので、時計回りに動かなければなりません。

そして左に出るときは、左にウインカーを出して出て行きます。

交通量の多いラウンドアバウトは「STOP」という標識があります。

必ず一旦停止をして、右から来る車両に注意してラウンドアバウトに進入してくださいね。

ギブウェイ

優先道路への合流手前には「Give Way」という標識があります。

「道をゆずって走りましょう」という意味の標識です。

この先で合流する道路が優先であることを示す標識ですが、一旦停止する必要はありません。

安全が確認できたら、そのまま進入しても問題ありません。

「Give way」の道路は、車両一台分しか通れない道幅の道路で見かける標識です。

「Give way」は、橋や山道に多く見られ、太く書かれた矢印が優先道路です。

ラウンドアバウトでも同じなので、進入の際には十分に注意して運転してくださいね。

シートベルト

ドライバーは以下のことが義務付けられています。

  • 同乗者全員にシートベルトを装着させること
  • 4歳以下の子どもには、チャイルドシートを使用すること

横断歩道

日本では、信号のない横断歩道では車が止まってくれないこともありますよね。

ですが、ニュージーランドでは横断歩道に歩行者がいる場合は、必ず止まらなければいけません。

歩行者がいるのに、一旦停止をせずに走行すると、警察に捕まります。

また、オレンジ色の丸いディスクが付いた標識が付いたポールが横断歩道に立っています。

これは、歩行者優先の標識です。

ここで止まらないと歩行者に怒られ通報されます。

怒った歩行者が、車に物を投げつけることもあるので注意してくださいね。

また、歩行者の中には、赤信号や車が来ていない時に横断歩道ではなく道路を渡る人がいます。

このような人たちを「Jay-walker」と呼びます。

特に、郊外の地域でよく見られる光景なので注意してくださいね。

速度規制

制限速度指定がない道路では、一般車両の制限速度は時速100kmが上限となっています。

ただし、地方の道路では上り下りやカーブが多いです。

道幅も狭いので、上限速度よりもスピードを落として走りましょう。

ちなみに、舗装事情があまり良くない道でも速度制限が100kmというところもあります。

日本の高速道路のような感覚で運転していると、思わぬ事故に繋がることもあります。

特に、下り坂はスピードが出やすいので、十分に注意して走行してくださいね。

また、警察車両やカメラがスピード違反を取り締まっています。

10キロオーバーでも捕まってしまうので注意してくださいね。

速度規制の標識をよく見ながら運転するようにしましょう。

また、雨や霧、雪などの天候不良のときは、速度を落として運転しましょう。

ちなみに、市街地では制限速度が50km以下のところが多く、地方道路では羊や牛などが放牧されています。

羊が道路を横断している場合は、羊が優先です。

クラクションは鳴らさずに、渡りきるまで待っていてあげましょう。

たまに、渡りきるまで30分くらい待たされることもありますが、日本では見られない光景です。

思い出として羊の道路横断を見るのも楽しいですよ!

その他注意点

①「飲酒運転」と「運転中のながらスマホ」は違反

日本でも同じですが、違反対象なので注意してください。

②T2レーン車線にご注意

T2レーンという車線の標識があります。

この標識は、二人以上乗車していれば通行できる車線です。

一人で乗っているのに、この車線に入ると取り締まられます。

③バスレーンは、バスのみ走行可能

知らずに走行すると、約$150の罰金が科せられます。

ニュージーランドは、都市と都市の間の移動距離が100km~200kmなどと長いです。

「時速100kmで走れば、目的地に1時間で着く」という予測はせずに、時間に余裕をもって運転してくださいね。

まとめ

運転に必要なものは

  • 国際運転免許証
  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • クレジットカード(レンタカーを借りる時に使用)

交通ルールは

  • 車は左側通行
  • 踏切では「STOP」の標識がある場所だけ、一旦停止する
  • ラウンドアバウトは右側から来る車に注意する
  • ギブウェイでは、太く書かれた矢印が優先道路
  • 同乗者全員がシートベルトを装着すること
  • 4歳以下の子どもには、チャイルドシートを使用する
  • 横断歩道では歩行者優先
  • 羊や牛などが道路にいる場合は渡り切るまで待つ
  • 制限速度は100kmだが、市街地では50Km
  • 「飲酒運転」と「運転中のながらスマホ」は違反
  • 車線によってバス優先やT2レーンなどの制限がある

今回「ニュージーランドの交通ルールの注意点」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

日本と同じ左側通行なので、運転しやすいと思います。

「ラウンドアバウト」や「ギブウェイ」をマスターしてみてくださいね。

雄大な景色を見ながら時間と体調に余裕をもってドライブを楽しんでください。

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