ニュージーランドに行ってみたいけど
「ビザは必要なの?」
「どのくらい滞在できるの?」
「羊の放牧やブドウ畑で働くことはできるのかな?」
と疑問に思う方が多いです。
今回は、ニュージーランドで「観光・就学・就労できる3種類のビザ」を紹介します。
観光ビザ(短期滞在)
アメリカやオーストラリアでは、ESTAやETASのような電子ビザが必要ですが
2019年3月現在、90日以内の観光目的でニュージーランドへ入国する場合は、電子ビザを申請する必要はありません。(2019年後半より導入予定)
ただし、パスポートの有効期間は”ニュージーランドで滞在する日数+3ヵ月以上”が必要です。
また、往復の航空券を所持している必要があります。
ちなみに、滞在中に語学学校に通って、色んな国の人たちと英語の勉強をする人もいるそうですよ。
大学生の息子が、2か月間の夏休みを利用して、語学学校で1ヵ月間英語を勉強してきました。
英語を勉強しながら、残りの1ヵ月で観光も楽しんできたそうです。
ニュージーランドの生活がとても楽しかったようで「学生ビザを使って、1年間留学したい。」と言っています。
観光ビザ(短期滞在)の場合、働くことはできません。
ですが、最近は地方にあるキウイやリンゴ果樹園は、深刻な人手不足に悩まされています。
そのため、特別処置として短期滞在者でもパートタイムで一定期間働くことができるそうです。
ただし、特別処置なので、いつでも働けるわけではありません。
「パートタイムをしようかな?」と考えている方は、事前に調べた上で申請してくださいね。
観光ビザ(長期滞在)
観光ビザ(長期滞在)は、3ヶ月以上9ヶ月未満の滞在に必要なビザです。
3カ月以内であれば、語学学校に通うことはできますが、働くことはできません。
また、6か月以上の滞在を予定している場合「eMedical検査」を受けなければいけません。
ニュージーランドは、ワーキングホリデーで人気のある国なので、検査を受ける人が多いです。
また、日本での検査病院の数も少なく、予約が殺到することがあります。
最低でも1カ月~1ヵ月半以上前から検査をしておくと安心です。
パスポートを申請する必要がある方は、2ヶ月以上前から準備を始めましょう。
その他、ビザを申請する際に必要な書類があります。
詳しくは、公式ホームページで確認してくださいね。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザは、18歳以上31歳未満の日本国籍を持つ方が対象です。
また、心身ともに健康な方が申請することができます。
有効期間は、入国してから最長で12カ月です。
また、6カ月以内であれば語学学校に通うこともできます。
就労については特に制限はなく、最長12カ月の間、同じ雇用主のもとで働くことができます。
ワーキングホリデービザの申請条件は
- 18歳以上31歳未満であること
- 心身ともに健康であること
- 過去に犯罪歴がないこと
- 過去にワーキングホリデービザを取得したことがないこと
- 子供を同伴しないこと
- 4,200ドル(NZD)以上の資金があること
申請に必要な書類は
- パスポート
- eMedical検査結果
提出を求められる可能性のある書類は
-
犯罪経歴証明書
過去の滞在歴と合計して、2年以上ニュージーランドに滞在する場合に求められることがあります。
犯罪経歴証明書の提出を求められた場合は、都道府県警本部で取得することができます。
ただし、発行まで2~3週間ほどかかるので、最低でも2ヵ月以上前から準備を始めると安心です。
ちなみに、ワーキングホリデービザは、オンラインのみの申請です。
語学学校で知り合ったカップルが、婚前旅行を兼ねてワーキングホリデーに参加していました。
彼らは北海道出身で、農業をしている人たちでした。
「英語を勉強しながら、牧場やブドウ畑で働いた経験を今後の生活に生かしたい。」と言っていました。
こういった理由で、ワーキングホリデービザを利用するのもいいですね。
ちなみに、ワーキングホリデービザを申請できるのは30歳までに1回のみです。
eMedical検査とは?
ニュージーランドに「6か月以上の滞在予定がある人」や「ワーキングホリデーを希望する人」は受ける必要がある検査です。
ニュージーランド政府が指定する日本国内の病院は、全国で6件しかありません。
- 北光記念病院(北海道)
- 聖母病院(東京都)
- 東京メディカルエンドサージカルクリニック(東京都)
- 大阪回生病院(大阪府)
- 神戸海星病院(兵庫県)
- 福岡結核予防センター(福岡県)
上記以外の病院で検査を受けた場合、検査結果は「無効」となるので注意してくださいね。
まとめ

観光ビザ(短期滞在)は
- 電子ビザの申請は不要(2019年後半より導入予定)
- パスポートの有効期間が、ニュージーランド滞在日数+3ヵ月以上ある
- 90日以内の滞在ができる
- 90日以内であれば、語学学校に通うことができる
- 往復航空券を所持している
- 働くことはできない(特別処置の地域を除く)
観光ビザ(長期滞在)は
- 3か月以上の観光や滞在が目的である
- 3か月以内であれば、語学学校に通うことができる
- 6か月以上の滞在を希望する場合は「eMedical検査」が必要
- 最大で9か月間滞在できる
- 別途、申請書類の提出が必要
- 働くことはできない
ワーキングホリデービザは
- 働くことができる
- 12か月間滞在できる
- 6か月以内であれば、語学学校に通うことができる
- ビザの申請はオンラインのみ
- 犯罪経歴証明書の提出を求められることがある
eMedical検査は
- ニュージーランド政府が指定する日本国内の病院で検査を受けること
- 指定病院以外で検査を受けた場合、検査結果は「無効」となる
ニュージーランド政府が指定する日本国内の病院は
- 北光記念病院(北海道)
- 聖母病院(東京都)
- 東京メディカルエンドサージカルクリニック(東京都)
- 大阪回生病院(大阪府)
- 神戸海星病院(兵庫県)
- 福岡結核予防センター(福岡県)
今回、ニュージーランド旅行で「観光・就学・就労できる3種類のビザ」をご紹介しました。
主に観光目的のビザをご紹介しましたが、他にも学生ビザや就労ビザ等もあります。
旅行の計画を立てるときの参考にしてみて下さいね。
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