イタリアは、世界遺産の保有数が世界一です。
魅力的な都市も多いため、一般的な旅行の日数では回りきれないこともあります。
ハネムーンやゴールデンウィークを利用して旅行するのには、どれくらいの日数が必要なのでしょうか?
今回は、旅行会社を通さず、自分で旅行を組み立てた実体験を含め「イタリアを旅行するのに最適な日数や巡り方」をご紹介します。
目次
イタリアについて
気候・ベストシーズン
イタリアの気候は、日本と同じく四季の区別がはっきりしている地中海気候です。
また、年間を通してのローマの気温は東京とほぼ同じなので、日本に住んでいる私たちには過ごしやすく、服装を考えるのも簡単です。
主要な都市では、気候や気温に応じて、交通事情が変わることもないので、予定も立てやすいですよ。
しかし、縦に長い形をした地形なので、南北で気候の差は大きく、特に、北部はアルプス山脈があるので夏は暑くならず、冬は厳しい寒さになります。
ベネチアやミラノへ行く際は、しっかり寒さ対策をしましょう。
移動時間・時差
日本から首都ローマまでは直行便だと、飛行機で約13時間で到着します。
また、時差は+8時間(日本の方が8時間進んでいる)です。
2020年現在、成田空港からローマまでの直行便は13時〜14時ごろ出発していて、ローマへは同日の18時〜19時頃に到着します。
すぐに到着するわけではないので、フライト時間を考慮した旅行日数を確保してくださいね。
イタリア旅行に必要な日数
最低日数で行く場合
イタリア旅行に必要な最低日数は、3日間です。
日本からイタリアに行って帰るのみなら、3日間で実現可能です。
0日目 深夜 日本出発
1日目 夕方 イタリア到着
2日目 夕方 イタリア出発
3日目 夜 日本到着
エミレーツ航空やカタール航空では、羽田空港から深夜発の飛行機が出ています。
一度、ドバイやドーハに到着後、イタリアへ乗り継ぐことで、時間を有効的に使うことができますよ。
このフライト時間であれば、会社終わりに、急いで羽田空港に向かえば、金曜日の夜に出て、月曜日の夜に帰国できます。
しかし、かなりの弾丸旅行になるので、体力のある人や旅慣れている人向きです。
弾丸旅は魅力的でもありますが、イタリアの電車等の交通網はよく遅れます。
まさに”行って帰ってきた”という状態にもなりかねません。
弾丸旅行するなら、トラブルも楽しめるように余裕を持って行きましょう。
最適な日数で行く場合
人気のイタリア旅行のスケジュール日数は、4泊6日~8泊10日くらいです。
イタリアは魅力的な都市も多く、旅行するなら、3都市以上巡る方が多いです。
また、遺跡だけでなく、青の洞窟のような自然豊かな観光地もあります。
天候も考え、余裕を持って4泊6日以上でスケジュールを立てることをオススメします。
南イタリアを回る場合
ポンペイなどの南イタリアは、交通の便が少し悪いです。
空港のあるローマから、南イタリアの都市ナポリまでは、鉄道も多く通っていますが、南イタリア内では交通の便が悪くなります。
特に個人旅行では、移動手段の手配も大変で、移動距離も時間も長くなってしまいます。
ローマやベネチアのある北・中部エリアに加えて、南イタリアまで足を延ばすのなら、旅行日数は最低でも10日間を考えておくことをオススメします。
南イタリアに行きたい方々は、観光したい遺跡や場所があり、より目的を持って「行きたい!」と考えている方が多いです。
じっくり堪能するためにも、10日以上の余裕を持って、じっくり堪能してくださいね。
また、遺跡だけでなく海の綺麗な地域でもありますので、南イタリアだけに集中してじっくり回るのもオススメですよ。
ポンペイがある南イタリアにも興味がある方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
最適な日数で行くときのオススメの巡り方
主要な空港を拠点にする
日本から直行便が出ているのは、以下の2つの空港です。
- ローマのフィウミチーノ空港
- ミラノのマルペンサ空港
イタリアを効率良く観光するなら、この2つの内の1つの都市を拠点に選ぶと良いですよ。
ちなみに、ローマとミラノ間は、高速鉄道で結ばれているので、どちらの空港を拠点にしてもさほど差はありません。
ローマ・フィウミチーノ空港は、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港という別名もついています。
ちなみに、高知県の空港は、坂本龍馬からとった高知龍馬空港という愛称で親しまれています。
人名をつけて親しんでほしいというのは、どの国も同じかもしれませんね。
ローマを拠点とした場合
ローマ→フィレンツェ→ベネチア→ローマまたはミラノという順で回ると、移動距離が少なくスムーズに回れます。
また、ローマのフィウミチーノ空港から、ローマのターミナル駅であるテルミニ駅までは、空港快速(レオナルド・エクスプレス)で約30分です。
初めてのヨーロッパで、方向音痴の私は、ホテルが毎度変わってしまうことがストレスだったんです。
半日ほど、ベネチアやフィレンツェにも鉄道で遊びに行きましたが、半日でも十分楽しめましたよ!
重いスーツケースを毎回運ぶことや、移動に自信がない方は、あえて多くの都市を回らず、腰を据えて楽しむのもオススメです。
ローマから各都市への巡り方
ローマから各都市への移動手段は、高速鉄道やバスがメインになります。
高速鉄道は、指定席で事前に予約もできるので、先にチケットを購入しておくことをオススメします。
- ローマ→バチカン市国:バスで30分
- ローマ→フィレンツェ:高速鉄道で約1時間40分
- ローマ→ミラノ:高速鉄道で約3時間
- ローマ→ヴェネツィア:高速鉄道で約3時間48分
ベネチアは、綺麗な街並みやベネチアングラスなど観光地として栄えていますが、美術館のように観光に時間のかかる施設は少なかったです。
ローマからの移動時間はかかりますが、さっと見て、日帰りだけでも十分でしたよ。
ミラノを拠点にした場合
ミラノ→ベネチア→フィレンツェ→ローマの順で回ると効率が良いです。
コロッセオやトレビの泉があるローマは、イタリアに行ったのなら外せない観光地です。
ミラノを拠点としても、ローマまでは足を伸ばして、イタリアを満喫することをオススメします。
ちなみに、有名なピサの斜塔があるピサや、青の洞窟のあるカプリ島も巡りたいなら、更にもう1日ずつ日数を追加したほうが良いです。
最初にお伝えしたように、イタリアの鉄道は遅延も多いので、もしものためにも余裕を持って予定を立ててくださいね。
ちなみに、主要都市のオススメ観光スポットは、こちらの記事で紹介しています。
実際に行って満足した4泊6日の旅行スケジュール
Aさんが実際に旅行したスケジュールをご紹介します。
体力に自信のある方は、各都市に宿泊することで、より満足できると思います。
- 1日目:移動日、19時ごろローマ市内のホテルに着き、そのまま就寝。
- 2日目:ローマ、バチカン市国をバスや徒歩で観光。
- 3日目:ベネチアに移動。夜にはローマに帰り、ローマにて夕食。
- 4日目:フィレンツェに移動。美術館を堪能し、フィレンツェで早めの夕食をとり、ローマへ戻る。
- 5日目:ローマで回れていないところを観光。
- 6日目:イタリア発、帰国。
Aさんのお母様にとっては、今回のイタリアが、最初で最後になる可能性も高く、できるだけがっかりしないように観光地を選んだとのことでした!
滞りなくスケジュールが進むことの方が、安心できたようです。
まとめ
イタリアの気候とベストシーズンは
- 年間を通してのローマの気温は東京とほぼ同じ
- ベネチアやミラノへ行く際は寒さ対策が必要
イタリアへの移動時間と時差は
- 日本からローマは飛行機で13時間。
- 時差は+8時間(日本が8時間進んでいる)
イタリア旅行に必要な日数は
- 最低日数は3日間
- 最適なのは4泊6日~8泊10日
- 南イタリアへ行くなら10日間
最適な日数で巡る場合は
- ローマのフィウミチーノ空港とミラノのマルペンサ空港のどちらかを拠点にする
- ローマを拠点にする場合のコースは、ローマ→フィレンツェ→ベネチア→ローマまたはミラノ
- ミラノを拠点にする場合のコースは、ミラノ→ベネチア→フィレンツェ→ローマ
- ピサの斜塔や、青の洞窟も巡りたいなら、さらにもう1日ずつ日数を追加した方がいい
- イタリアの鉄道は遅延も多いため、もしものためにも余裕を持ってスケジューリングする
今回は「イタリアを旅行するのに最適な日数と巡り方」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
イタリアでは、電車の遅延など焦ってしまうトラブルもあるかもしれません。
ですが、イタリア人のおおらかさに癒されること間違いなしですよ!
今回の記事を参考に、イタリアでの旅をぜひ楽しんできてくださいね。
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