ドイツは、魚料理をあまり食べない国として有名です。
ですが、肉料理ばかり食べていると魚料理が恋しくなっちゃいますね!
「そもそもドイツで魚料理は食べれるの?」
「ドイツの魚料理って何があるんだろう?」
このように、実際はどうなのか気になりますよね?
今回は「急に魚料理を食べたくなっちゃった!ドイツで魚料理を食べれるお店はどこ?」をご紹介します。
目次
ドイツの魚料理事情とは?
ドイツ料理でよく出てくるのはジャガイモやソーセージ、肉料理ばかりで魚介類はあまり見かけません。
その理由は、ドイツがあまり海に面していない場所にあるからなんですよ!
ドイツ北部の港町では魚料理を出す店もありますが、内陸部の地域ではあまり魚料理を食べないんです。
また、肉料理よりも手間がかかる魚料理は面倒とされ、燻製や缶詰などもともと加工されたものを食べることが多いんですよ。
スーパーも日本とは違い、鮮魚コーナーが狭かったりします。
そんなお魚事情のドイツにも、有名な魚料理がいくつかあるんですよ。
中にはボリュームたっぷりなものも多く、ドイツ料理ならではの独特な味わいも楽しめるので、ドイツを訪れた際はぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
ドイツの有名な魚料理とは?
ドイツの有名な魚料理①:ヘリングスゲリヒテ(Heringsgerichte)
魚料理をあまり食べないといわれていますが、ドイツ全土で食べられているポピュラーな料理があります。
ヘリングスゲリヒテ(Heringsgerichte)というニシンを使った料理です。
ニシンの酢漬けにリンゴとヨーグルトを混ぜ、ゆでたジャガイモの上にかけた料理です。
胃腸にやさしいこの料理は、年末の食べ過ぎてしまった体を労わるため、年始に食べる人も多いんですよ。
また、キリスト教の断食期間にもよく食べられます。
ドイツの有名な魚料理②:アールズッペ(Aalsuppe)
Freitag – Fischtag!
Aale – aale – aale !!!
Hamburger Aalsuppe pic.twitter.com/CK32pqIh60
— rezeptroulette (@rezeptroulette) September 28, 2018
アールズッペ(Aalsuppe)は、ハンブルグの有名なうなぎのスープです。
野菜や肉と共に、ぶつ切りのうなぎを柔らかくなるまで煮込みます。
リンゴやアンズなどのドライフルーツも一緒に煮込むため、コクがあり独特の甘酸っぱさが特徴なんですよ。
魚を食べるなら港町ハンブルグで!
ハンブルグはドイツの北部にある港町で、魚料理を出すお店もたくさんあるんですよ!
ハンブルグでは港町ならではの雰囲気を味わいながら、アールズッペなどの伝統的な魚料理を楽しめます。
ハンブルグはベルリンに次いでドイツの中では2番目に人口が多く、活気のある街です。
海に面しているわけではありませんが、水路や運河が発達していて「ヨーロッパ最大級の港」があります。
またハンブルグだけでなく、海辺の都市でも魚料理のお店がたくさんありますよ。
ハンブルグの港沿いでは、毎週日曜日の早朝にフィッシュ・マルクト(魚市場)が開催されていて、活きのいい魚が大安売りされています。
このフィッシュ・マルクトでは魚などの海産物だけでなく、果物や雑貨、ファーストフードも売っていますよ。
シーフードを挟んだサンドウィッチなどもあるので、食べ歩きも楽しめるんですよ!
ハンブルグの魚料理オススメ店3選
ハンブルグの魚料理オススメ店①:シッファー・ベルゼ: Schiffer Börse
Danke. Wenn Du an der Ostsee in mehreren Restaurants nur was vom Fisch aus der Nordsee liest, fragst Du Dich echt. “Touries und Geld kommen ja, brauchst Dir keine Gedanken machen..” Die #Hamburger sind kreativer. Hier gibt’s u.a. verspielte schöne #Restaurants. #Schifferboerse 😉 pic.twitter.com/rYbt08DzUJ
— Markus Töhne (@MarkusToehne) October 12, 2020
シッファー・ベルゼは、古き良き港町の雰囲気を味わえるレストランです。
店内のいたるところに帆船の模型が飾られていて、中でも天井から吊り下げられた大きな模型は目を引きます。
100年以上続くこのお店では、魚を使った伝統的な郷土料理を楽しめますよ。
オススメ料理は「カレイのソテー」です。
ハンブルグの名物料理の一つで、とってもボリュームのある魚料理なんですよ。
カレイのソテーは、一皿21.9€(約2,784円)でした。
一品料理でこのお値段は高い気もしますが、肉厚でふっくらしたバターソテーは期待以上の美味しさでした。
付け合わせのジャガイモとバッチリ相性が良かったです。
ランチメニューや子供用のメニューもありましたよ。
魚料理がメインのお店ですが、それ以外のメニューもあるので魚が苦手な人でも心配ないですよ。
メニューは英語も併記されているので、分かりやすかったです。
所在地:Kirchenallee 46, 20099 Hamburg, ドイツ
電話番号: +49 40 245240
営業時間:平日17:00~22:00 土日11:30~22:00
※テイクアウト可能
ハンブルグの魚料理オススメ店②:オールド・コマーシャル・ルーム Old Commercial Room
Hamburg und Labskaus erleben im Old Commercial Room #Hamburg #Labskaus #OldCommercialRoom #Restaurant #Restauranttipp https://t.co/pw41FrIxq2 pic.twitter.com/3ps4uOQ1w0
— TravelFoodandLeisure (@TravFoodLeisure) June 3, 2018
オールド・コマーシャル・ルームは、1795年創業の老舗のレストランです。
世界的な大物ミュージシャンやハリウッドスターなどが訪れたことのあるお店で、過去に来店した有名人の写真が壁一面に飾られているんですよ。
ハンブルグの名物うなぎのスープ「アールズッペ」をはじめとする郷土料理の他に、魚料理、肉料理などが食べられます。
聖ミヒャエル教会の近くにあるお店なので、観光のついでに寄りやすいお店です。
サーモンやスズキなどの料理がボリュームたっぷりで出てくるので、小食の人は食べきれないかもしれません。
所在地:Englische Planke 10, 20459 Hamburg, ドイツ
電話番号: +49 40 366319
営業時間:12:00~24:00(クリスマスイブは休業)
ハンブルグの魚料理オススメ店③:ブリュッケ・ツェーン Brücke 10
ブリュッケ・ツェーンは、フィッシュ・マルクトのすぐそばにあるサンドウィッチのお店です。
北欧テイストの内装がとっても素敵なお店なんですよ。
このお店では、酢漬けのニシンやサーモンなど色々な種類のフィッシュサンドが食べられます。
ボリュームたっぷりの魚は、パンから豪快にはみ出しまくりです。
また、揚げた小エビがあふれるくらい入ったサンドウィッチも有名ですよ。
ランチタイムに行ったのですが、周辺のレストランの中では断トツの込み具合でした。
人気メニューのサバの燻製のサンドウィッチを食べましたが、ハーブが効いていて食べ応えがありました。
所在地:20359 Hamburg,ドイツ
電話番号: +49 40 33399339
営業時間:11:00~18:00
※コロナの影響で現在はテイクアウトのみの営業です。
ビールの祭典オクトーバーフェストでも魚が食べれるの?
ミュンヘンのオクトーバーフェストは世界最大級のビールのお祭りで、毎年9月の下旬から10月の第1日曜日まで16日間行われます。
お祭りの規模は本当に大きく、東京ドーム9個分の土地にビールテントが設置され600万人以上の人が訪れるんです。
ビールを提供するテントが10個以上あるのですが、そのテントの一つに魚が食べれるフィッシャーブロニというテントがあるんですよ。
※2020年のオクトーバーフェストはコロナの影響で中止になりました。
魚が食べれるテント:フィッシャーブロニ(Fischer-Vroni)
フィッシャーブロニは、伝統的なビールアウグスティーナ(Augustiner)を提供するテントです。
このテントの外では100匹以上の魚が丸ごと炭火で焼かれているので、周辺には何とも言えない香ばしいにおいが漂っているんですよ!
サバ、イワナ、サーモントラウトの3種類の魚を焼いていて、その場で注文できます。
魚は量り売りなので、大きさによって値段が変わります。
また、1匹丸ごとでしか売っていないので、食べきれそうにない時は小さいサイズの魚を選びましょう!
僕の一押しは「サバ」です。
身がしっとりしていて、焼きたてが最高です!
一匹丸ごとで25€(約3,162円)ぐらいでした。
レモンは無料で配っていましたよ。
一人で食べるには量が多いので、1匹を2人で分けて食べました。
このテントは年配の方も多く、比較的落ち着いた雰囲気でしたよ。
フィッシャーブロニは、オクトーバーフェスト以外のイベントやお祭りでもテントを出しているので、他のイベントでも出会えるかもしれませんね!
まとめ
ドイツの魚料理事情とは?
- ドイツは海に面している地域が少ないため、あまり魚を食べない
- 魚を食べる場合は、燻製や缶詰などもともと加工されたものを食べることが多い
- ただしドイツ北部の港町では魚料理を食べる
- 魚料理はボリュームたっぷりなものが多く、独特な味わいがある
ドイツの有名な魚料理とは?
- ヘリングスゲリヒテ(Heringsgerichte)
- アールズッペ(Aalsuppe)
魚を食べるなら港町ハンブルグで!
- ハンブルグはドイツの北部にある港町で、魚料理を出すお店がたくさんある
- 港沿いでは、毎週日曜日の早朝にフィッシュ・マルクト(魚市場)が開催されている
ハンブルグの魚料理オススメ店3選
- シッファー・ベルゼ: Schiffer Börse
- オールド・コマーシャル・ルーム Old Commercial Room
- ブリュッケ・ツェーン Brücke 10
ビールの祭典オクトーバーフェストでも魚が食べれるの?
- オクトーバーフェストは世界最大級のビールのお祭り
- オクトーバーフェストのテントの一つフィッシャーブロニで炭火焼の魚が食べれる
- 焼き魚の種類はサバ、イワナ、サーモントラウトの3種
今回は「急に魚料理を食べたくなっちゃった!ドイツで魚料理を食べれるお店はどこ?」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ジャガイモや肉料理がポピュラーなドイツでも、港町へ行ったりイベントに参加したら魚料理に出会えますね!
今回の記事を参考に、肉料理に飽きてしまったらドイツならではの魚料理を楽しんできてくださいね。
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灰の水曜日(2021年は2月17日)から復活祭までの40日間はキリスト教の断食期間です。
この期間は贅沢をぜず、肉や酒、甘いものなどを控えることになっています。
肉が食べれないので、断食期間の貴重なたんぱく源として安価なニシン料理が重宝されるんですよ。
ヘリングスゲリヒテの他に、マティエス(Matjes)と呼ばれるニシン料理も有名です。
ニシンを塩水につけて発酵させた料理ですが、パック入りのものはとても塩辛いので、市場や魚屋さんで買うことをオススメします。