「気軽に行ける台湾で、ダイビングに挑戦してみたい!」
でも、どの旅行雑誌を見ても、人気の街歩きとは違って、情報が今一つ少ないですよね?
特に、ダイビング初心者の方なら
「日本語で対応してくれるダイビングショップはあるのかな?」
「ライセンスが無くても、台湾でダイビングはできるのかな?」
「台湾のダイビングのベストシーズンはいつ頃なのかな?」
など、知りたいことは多いですよね?
今回はそんな疑問に答えつつ、「ダイビング初心者でも楽しめる台湾のおすすめダイビングスポット」をご紹介します。
目次
ライセンスを持っていなくてもダイビングは出来る?
初めに、ダイビングに必要な「ライセンス」について、簡単にご紹介します。
まず、ライセンスを持っていないダイビング初心者の選択肢は2つあります。
- 体験ダイビングコース
- ライセンス取得コース
ダイビングライセンスは、正式には「Certification(認定)カード」のことです。
略して「Cカード」は指導団体(ダイビングショップ)で、きちんと講習を受けた「認定ダイバー」の証です。
体験ダイビングコースとは?
「いきなりライセンス取得コースに申し込むのはちょっと不安…」
そんな方にオススメなのが、「体験ダイビングコース」です。
まず、体験ダイビングでは、必要最低限の簡単なレッスンを受けます。
器材の操作など、専門知識が必要なことは全て、インストラクターがサポートしてくれるので安心ですよ。
海の中では、インストラクターが常に腕や器材をしっかり掴んで、引っ張りながら泳いでくれます。
ただ、自由に泳ぐことは一切出来ないので、イメージと少し違うと感じるかもしれません。
ダイビングショップやポイントによっても違いますが、潜る深さは3~5mくらいの浅瀬です。
また、時間も大体20~30分と短めです。
体験ダイビングの参加の条件は?
- 年齢制限は8歳~10歳以上
- 健康な方なら誰でも参加可能
ただし、妊娠中の方は、胎児へのリスクがあるので、ダイビングは一切出来ません。
ダイビングに参加するにあたって、健康状態や病歴の申告が必要になります。
このチェックリストは、心臓の持病から過去の骨折歴まで、かなり多岐に渡っているので注意してください。
健康面で不安なことがあれば、ダイビングショップに問い合わせてくださいね。
また、持病がある方は、必ずかかりつけの医師にも相談しましょう。
ライセンス取得コースとは?
一方、「Cカード」を取得して認定ダイバーになるとライセンス取得コースに参加できます。
ライセンス取得コースでは、自由に泳ぐことができるのが特徴です。
ちなみに、Cカードは、一度取得すれば国内外問わず使え、更新の必要もありません。
初心者コースとして一般的な「オープン・ダイバー」から、「インストラクター」までいくつかのランクがあります。
もし、体験ダイビングを終えてみて、「もっと自由に海の中の世界を楽しみたい!」
と思ったら、次は体験ダイバーを卒業して、オープン・ダイバーを目指してみましょう。
ダイビングをするときの注意点は?
日本語対応のダイビングショップが安心
初めてダイビングに挑戦する場合、言葉が通じるインストラクターにサポートしてもらうのがオススメです。
ちなみに、言葉の通じない海外でダイビングをしてきた友人は、こんなことを言っていました。
友人は、この一回の体験ダイビングですっかり懲りてしまったようです。
せっかく挑戦したのに、もったいないですよね。
不安になった時にサポートしてくれるガイドさんと、しっかり言葉のやり取りができることは大切です。
これから海外でダイビングデビューをしたい方は、日本語が話せるガイドさんのいるショップを選ぶことをオススメします。
ダイビング直後は飛行機に乗らない
ダイビングを含んだ旅行計画を立てる上で忘れてはいけないポイントは「ダビング終了から飛行機に乗るまでの時間」です。
ダイビング中は、空気の詰まったタンクを使って息をしますよね?
普段吸っている空気中には、「窒素」が含まれていますが、陸上で吸っても体内に吸収されることはありません。
ところが、窒素の入った空気を水中で吸うと、体内に吸収されます。
窒素は、一旦体の中に吸収されますが、ダイビングを終えて時間が経てば、自然と体外に排出されるので安心してくださいね。
ただし、この窒素がまだ体内に残っている状態で飛行機(気圧の低い高い場所)に乗らないでください。
乗ってしまうと「減圧症(潜水病)」という病気になる恐れがあります。
「じゃあ、どのくらい時間を空ければ飛行機に乗れるの?」
と疑問に思う人もいますよね?
最低でも12時間から18時間は空けることが必要です。
ただ、ダイビングの回数や日数によって時間は変わってきます。
ダイビングショップに問い合わせた際に、飛行機の予定時間を伝えて下さい。
その道のプロが、ダイビングのスケジュールを安全に立ててくれますよ。
旅行計画を立てる時は、ダイビング後にゆっくり休む時間も考えておきましょう。
台湾のおすすめダイビングスポット
墾丁(ケンティン)
台湾の最南端に位置するリゾート地「墾丁」は、台湾のハワイと呼ばれる、人気のダイビング・スポットです。
カラフルな熱帯魚達やサンゴ礁がたくさん生息するとても豊かな海です。
さらに、サンゴ礁の中を泳ぐ「ウミガメ」に会えることをもありますよ。
中でも、「萬里桐」は初心者ダイバーにオススメの穏やかなスポットです。
ビーチから楽にエントリー出来るのも魅力です。
大きな「ウミウチワ」と呼ばれるサンゴや白い砂地に潜む「エイ」の姿も見ることができます。
他にも、オレンジと黒の模様が特徴のクマノミもいて癒されますよ。
「万里の長城」と呼ばれているサンゴ礁の一帯も見どころの一つです。
そして、上級者向けのポイント「合界」では青く澄んだ海の中にサンゴ礁の群落を見ることができます。
複雑な地形の中に、多くの生き物が住む海の楽園のような場所です。
一年を通して比較的暖かく、4月~11月頃までダイビングを楽しめます。
冬季は、海の透明度が50メートルに達することもあります。
年間平均気温:20度以上
透明度:5~20m
高雄から墾丁までは高速バスが出ています。
「高鐵左營駅」「台鉄新左營駅」「MRTの左營駅」から、高速バスが出ています。
「台鉄左營駅」や「高雄駅」からは乗れないので注意して下さい。
高鐵左營駅では、2階にチケット売り場がありますよ。
一番早い墾丁快線(墾丁エクスプレス)に乗ると、約120分で到着します。
料金は、往復で650元(約2250円)です。
8:30~19:00までの間に15分から30分間隔でバスが出ています。
こちらでオススメのダイビングショップが「墾丁麗島潜水lidaodibe(リーダオダイブ)」です。
墾丁はもちろん、次にご紹介する小琉球や緑島もガイドしてくれます。
日本語対応してくれるダイビングショップで、日本語のホームページから予約や問合せもできますよ。
小琉球(シャオリュウチュウ)
周囲12キロほどの隆起したサンゴ礁で出来た小さな島は、台湾屈指のダイビングスポットです。
さらに、ウミガメが多く生息することでも知られていて遭遇率は、ほぼ100%と言われています。
中でもオススメは、島のシンボルになっている「花瓶石」があるポイントです。
花瓶石の名前は、大きなサンゴ礁が、まるで花瓶に生けた花のような形をしていることに由来しています。
海中の世界はとてもカラフルで、絨毯のように広がったソフトコーラルの中を色とりどりの魚達が泳いでいます。
よく見るとカラフルな「クマノミ」や「キンギョハナダイ」もいます。
半透明な小さい体の「ガラスハゼ」が息を潜めながらサンゴの先に掴まっていたりして、かわいい姿に海の中でも思わず笑みがこぼれますよ。
ここ小琉球では、まさに夢のような海の世界を体験できますよ。
一年を通してダイビングを楽しめます。
冬でも比較的水温が高く、ダイビングスポットとして人気です。
年間平均水温:25度
透明度:15~20m
先ずは、高雄から東港までバスまたはタクシーで向い、小琉球行きの船に乗りましょう。
高雄の左營駅からバスで行く場合は
- バス「墾丁快線」に乗り、「大鵬湾」で下車(約40分)
- 「東琉線」に乗り換え、終点の「東港碼頭」(約10分)で下車後、5分ほど歩く
高雄の左營駅からタクシーで行く場合は
- 高雄の左營駅から約30分~40分ほど乗車。(料金は200元〜800元)
- 東港まで着いたら、民営の高速船(東流線)に約30分乗船。(料金は往復で410元)
その他には、高雄国際空港(KHH)から東港までのバス(9117線か9127線のバス)で行くことができます。
時間は、停留場所の多い9117線の方がやや遅く、50分ほど掛かります。
先ほどご紹介した「墾丁麗島潜水lidaodibe(リーダオダイブ)」の他に、「蜂潜水海洋倶楽部」というダイビングショップもオススメです。
「蜂潜水海洋倶楽部」のオーナーは、日本でもインストラクターをしていた経験があり、日本語が堪能です。
下記のホームページに記載されているメールアドレスから問い合わせしてみてください。
緑島(リュイタオ)
台湾の東南方にある火山島で、周囲は20キロほど、その昔は「火焼島」と呼ばれていました。
世界的にも珍しい海底温泉(朝日温泉)もあることでも知られています。
海の中は、青い珊瑚礁が広がりユーラシア大陸系、南洋群島系の両方の海の生き物たちでとても賑わっています。
また、シャークポイントとしても知られていて、春にはハンマーヘッドシャークの群れが泳ぐ姿が見られ圧巻ですよ。
さらに、海底(水深11m)にコールマンピグミーシーホースの形をした郵便ポストがあるのでも有名です。
一枚70元(約260円)のハガキを買って投函すると、世界中どこへでも送ることができますよ。
この、コールマンピグミーシーホースとは成長しても2センチほどの小さな魚で、「緑島の妖精」と呼ばれ親しまれています。
ハガキ代の一部は、緑島の環境保護などのために使われています。
ハガキはボランティアのダイバーによって回収され、現地の住民の方々が一枚ずつ切手を貼って世界中に発送しているそうです。
もし機会があれば、挑戦してみてくださいね。
冬でも水温は20度ほどと温かく、一年を通してダイビングを楽しめます。
年間平均水温:25度から28度
透明度:25~30m
まずは、台湾の東側の都市「台東」を目指します。
フェリー乗り場がある「富岡漁港」へは、台東駅からタクシーで約20分で到着します。
路線バスを利用する場合
- 台東駅前から普悠瑪客運の「陸海空快線」に乗車
- 約30分で船の待合所の前にある停留所に到着
- 陸海空快線へは、台東のバスターミナル(台東轉運站)から乗ることも可能
高速船を利用する場合
- 高速船(船遊網)に乗ると、一時間ほどで緑島に到着
なお、船のチケットを買う際は、パスポートの提示が必要なので必ず持って行きましょう。
緑島では、「墾丁麗島潜水lidaodibe(リーダオダイブ)」のみが日本語で対応してくれます。
その他のダイビングショップでは、基本的に中国語が話せないと通じないようです。
まとめ
体験ダイビングコースとは
- 潜る深さは、3~5mくらいの浅瀬
- 時間は大体20~30分と短め
- 年齢制限は8歳~10歳以上
- 健康な方なら誰でも参加可能
- 健康状態や病歴の申告が必要
ライセンス取得コースとは
- 自由に泳ぐことができる
- Cカードは、一度取得すれば国内外問わず使えて更新の必要もない
ダイビングをするときの注意点は
- 日本語対応できるダイビングショップを選ぶと安心
- ダイビング直後は飛行機に乗らない
- ダビング終了時から飛行機に乗るまでの時間は最低12~18時間は必要
台湾のおすすめダイビングスポット
- 墾丁
- 小琉球
- 緑島
今回は、「ダイビング初心者でも楽しめる台湾のおすすめダイビングスポット」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ダイビングは専門知識が必要で、挑戦はしたくてもマリンスポーツの中でもハードルが高く感じますよね?
特に、海外では言葉の心配もあります。
日本のインストラクターが付き添ってくれる台湾行きのダイビングツアーを利用するのもオススメですよ。
今回の記事を参考に、台湾でのダイビングに挑戦してみてくださいね。
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海外でダイビングをするのは初めてだったので、すごく楽しみにしていました。
友人も一緒だったので
「まあ、大丈夫でしょう。」
と軽い気持ちで考えていました。
ダイビング当日、日本語が全く通じない現地のインストラクターが来ました。
友人は少しだけ言葉が分かるので通訳してくれたので、レッスン中は問題なく終えられました。
そして、ガイドさんと二人でビーチから浅瀬を泳いで行く時、底の見えない深い海に緊張してしまい、体が固まってしまったんです。
「いったん、浅瀬に戻ろう。」
そう思って、ガイドさんにジェスチャーを送りましたが、全然通じなかったです。
結局、ガイドさんからGOサインが出て、そのまま海に潜ることになりました。
ガイドさんは、機材をしっかり掴んでグングン進んで行くのですが、私はまるで人形状態でした。
心の中では、「パニックになったらだめ!」
そう、自分に必死に言い聞かせながら、何とか初ダイビングは終わりました。
怖さで目を瞑っていたので、海の中の景色なんて全然覚えていません。
全く楽しむどころでは無かったです。