旅行で、タイに行く人も多いですよね。
大都市バンコク、アユタヤなどの古都、キレイな海が広がる島など、見どころがたくさんです。
でも、タイに持ち込めないものがあることをご存知ですか?
持ち込めないどころか、没収や罰金、懲役刑になることもあります。
今回は「タイへの持ち込み禁止物と制限、タイからの持ち出し禁止物」をご紹介します。
目次
持ち込み禁止のものは?
電子タバコ
タイのタバコ規制は、世界的に見てもかなり厳しいです。
タバコ規制や受動喫煙防止に違反すると罰金刑や懲役刑となってしまいます。
特に、ニコチンが添加されていない加熱式タバコを含めて、電子タバコを持っているだけで最大50万バーツの罰金または最大10年の懲役刑になる可能性もあるので注意してください。
電子タバコ以外にも、水タバコやタバコに似た製品も禁止です。
指定エリアでの喫煙では、「紙巻タバコ」は許可されますが、電子タバコは吸ってはいけません。
また、20歳以下に喫煙させたり、タバコを販売した場合は、最大で3万バーツの罰金または最大3か月の懲役刑になるので注意してくださいね。
禁煙指定されている地区での喫煙は、最大10万バーツと1年の懲役刑となります。
公共のレストラン、バーも全面禁煙です。
また、2018年1月からはサムイ島やパタヤ、プーケットなどの観光地も禁煙となりました。
果物や野菜、植物
持ち込みが禁止されている主な果物と野菜は下記のとおりです。
- オレンジ等のかんきつ類
- なし類
- なつめ
- バナナ
- もも
- りんご
- きゅうり
- トマト
- メロン等
他の果物や野菜類も、持ち込み不可なものや検査証明が必要なものがあります。
植物に関しては、植物防疫所に問い合わせてください。
その他の持込禁止物は?
- 麻薬類
- わいせつな文書、写真、品物
- 火器や爆弾
- 知的財産侵害物品
税関を通る時に、申告レーンと無申告レーンの2つに分かれます。
無申告レーンに並んでいても、明らかに荷物が多い人は呼び止められる可能性があるので注意してくださいね。
また、新品のものは関税を支払わなくてはなりません。
家電製品などの絵柄が入った段ボールなどは目につきやすいので、中身を一度だして梱包しなおすことをオススメします。
持込制限のあるものは?
通貨
USD2万相当額以上は課税対象なので、申告しなければなりません。
申告がないと、没収されることもあります。
タイバーツを持ち込む場合は、50.000バーツまでです。
また、日本から100万円以上を持ち出す場合にも申告が必要になります。
紙巻タバコ
1カートン(200本)までで、葉巻は250gです。
免税店で多く買ってしまった場合、1カートン辺り約4.700バーツの税金を支払うことになります。
友人に頼まれ、日本の免税店でタバコを3カートン買いました。
旅行は、別の友人3人と一緒だったので、3人分買って大丈夫だと思っていました。
しかし、1人ずつ1カートンのみ持つ必要があるとのことで、タイ入国の時に税関で課税されました。
レシートも3カートンまとめての購入記録となっており、それも良くなかったようです。
結果、なんと5万バーツの支払いを言い渡されました。
税関職員には「タバコの種類によって徴収課税料が違う」と言われ、多額の税金徴収を科されてしまいました。
その上、1カートンは持ち込み可能なはずなのですが、3カートン全て没収されてしまいました。
安易に引き受けるべきじゃなかったと後悔しています。
タバコの罰金に関しては、決められた4,700バーツ以上の金額を徴収される事例が多く見られます。
色々な理由を付けられ信じられない金額を徴収される可能性もあります。
大げさだと思わずに、くれぐれもタバコの持込には注意してください。
アルコール
アルコール類は、1人につき1リットルまでです。
それ以上の持ち込みは、1リットルあたりで最大1000バーツまで課税されることがあるので注意が必要です。
タバコやアルコールに限らず、免税範囲を超える荷物、2万バーツを超える品物を所持している場合は、申告しなければなりません。
課税の支払いはタイバーツになるので、申告が必要な場合は事前に両替しておきましょう。
領収書は、必ず保管しておくことをオススメします。
スチールカメラ・ビデオカメラ
それぞれ1台まで持ち込めます。
ただし、フィルムはスチール用が5本まで、ビデオ用は3本までとなっています。
薬に関する持ち込み制限はありませんが、滞在日数を大幅に上回る量の持ち込みは避けてください。
また、常備薬が必要な方は、念のため医師の英文レターを持っておくと安心です。
タイから日本に持ち帰れないものがある?
日本にはない珍しいものもあるので、ついつい色々と買いたくなってしまいます。
でも、旅行中に気に入って購入したもの、お土産にしたいものでも、日本に持ち込めないものがあります。
タイの三角枕はカラフルで可愛いのですが、藁が入っていると検閲で取られてしまうと聞き、諦めたことがあります。
三角枕って、可愛いですよね。
最近では、外国人が持ち帰るれるように、中身をポリエステルにしたものも売ってるんですよ。
ポリエステルであれば、問題なく日本に持って帰れますよ。
そうなんですね!
次に行ったときは、中身を確認して買ってきます!!
食品や植物
ハムやソーセージなどの肉製品や果物、植物の種や土のついた花は、そのまま持ち込むことができません。
中には、タイで検閲を受けていて、日本への持ち込みが可能な物でも、購入する時は確認しましょう。
- パイナップル
- タマリンド
- ココナッツ
- ドリアン
- ドライフラワー
- 乾燥香辛料
- コーヒー豆
- 精米した米
- 薬用ニンジン
- 麦わら等
コピー商品
ニセブランドのバッグやコピーCD、コピーDVDは持ち帰ることができません。
ニセモノだと知らずに購入した場合は、罪に問われることはありませんが、ニセモノと知っていて持ち帰った場合は犯罪になります。
値段が安すぎたり、お店の雰囲気が怪しい場合は、購入するのをやめましょう。
また、タイにたくさんあるコピーCD屋さんの製品も全て没収となります。
ワシントン条約で定められたもの
条約で定められている毛皮や革製品、象牙製品は持ち込みができません。
お店の店員が「大丈夫だよ」と言っても、実際は持ち込めない場合があるので注意してくださいね。
免税制度を利用しよう
外国人旅行者が指定のお店で指定額以上の買い物をした場合に、消費税などの税金を払い戻してくれる制度があります。
- 免税対象店舗 「VAT REFUND FOR TOURISTS」の表示がある店
- 同じ日に同じ店で、2,000バーツ以上の買い物をした場合
- VAT払戻し申請書(VAT REFUND APPLICATION)に必要事項を記入し、パスポートと一緒に提出
- VAT払戻し申請書の控え、税金請求書(TAX INVOICE)を受け取る
- 出国時、出発ロビーにある税関(CUSTOMS CHECK POINT)でVAT払戻し申請書と税金請求書、購入品、パスポート、航空券を提示する
税を含む合計金額が30.000バーツ未満の場合は、VAT払い戻しカウンターで現金(タイバーツ)、小切手の郵送、クレジットカードへの振り込みが選べます。
30.000バーツ以上の場合は、小切手の郵送かクレジットカードへの振り込みになります。
まとめ
持ち込み禁止のものは
- 電子タバコ
- 果物、野菜、植物など
- 麻薬類
- わいせつな文書、写真、品物
- 火器や爆弾
- 知的財産侵害物品
持ち込み制限のあるものは
- 通貨(指定額以上は申告が必要)
- 紙巻タバコ
- アルコール
- スチールカメラ・ビデオカメラ
日本に持ち込めないものは
- 加工肉や植物など
- コピー商品
- ワシントン条約で定められたもの
免税制度を利用するには
- 免税対象店舗で同日に2.000バーツ以上の買い物をする
- 店舗でパスポートを提示し、申請書を作成してもらう
- 空港ロビーの税関で申請書、税金申請書、品物、パスポートを提示する
- 30.000バーツ未満の返金方法は、現金、小切手、クレジットカードへの返金
- 30.000バーツ以上の返金方法は、小切手、クレジットカードへの返金
今回は「タイへの持ち込み禁止物と制限、タイからの持ち出し禁止物」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
残念なことに、タイでの日本人の評判は落ちています。
旅行前に、持ち込んでも大丈夫なもの、持ち出しても大丈夫なものを確認しておきましょう。
今回の記事を参考に、不要な疑いをかけられないように、タイ旅行を楽しんでくださいね。
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タイには何度も行っていますが、政権が変わってから、税関の取り締まりが厳しくなった印象があります。
特に、日本人はブランド品をたくさん所有していて、タバコを良く吸うイメージがあるので、日本人観光客へのチェックが厳しくなっているそうです。
僕は、カバンの中を開けられることはありませんでしたが、X線は通されました。
他の日本人も、荷物をX線に通すよう指示されていましたよ。