皆さんは、美術館を訪れたときに「素敵な作品を写真に残せたらいいな」と思ったことはありませんか?
鑑賞するだけでも十分幸せな気持ちになりますが、写真に残すことで美術館での思い出や作品への感動が蘇るきっかけになるのではないでしょうか?
また、世界的に有名な作品であればあるほど、思い出の一つとして残したくなりますよね!
今回は「世界最大級の美術館!!ルーブル美術館で写真撮影はできるのか??」をご紹介します。
目次
ルーブル美術館とは?
ルーブル美術館は、フランスの首都パリにある世界最大級の美術館です。
メトロポリタン美術館(アメリカ)、エルミタージュ美術館(ロシア)と合わせて「世界三大美術館」と言われています。
ルーブル美術館には、約380,000点の美術品が保管されていて、世界的に有名な「モナ・リザ」を筆頭に、先史(せんし)時代から19世紀までの貴重な美術品の約35,000点を鑑賞することができます。
35,000点の作品の中には、なんと7,000年以上前の作品もあるんですよ。
また、世界一入場者数が多いことでも有名で、2018年には一年間で1,020万人もの人々がルーブル美術館を訪れたと話題になりました。
- 住所 Musée du Louvre, 75058 Paris – France
- 電話番号 + 33 (0) 1 40 20 53 17
- 開館時間 月・木・日 9時~18時
水・金 9時~21時45分(夜間開館)
土 9時~18時(第一土曜日は、21時45分まで夜間開館)
*17時30分(夜間開館21時30分)から展示室を閉め始めます。 - 休館日 毎週火曜日・1月1日・5月1日・12月25日
- チケット代 15ユーロ(オンラインチケット 17ユーロ)
*オンラインチケットの場合、待ち時間30分以内で入場できます。 - アクセス 地下鉄1、7番線「パレ・ロワイヤル・ルーヴル美術館(Palais-Royal/Musée du Louvre)」駅から徒歩1分または14番線「ピラミッド(Pyramides)」駅から徒歩6分
- ルーブル美術館のホームページ https://www.louvre.fr/jp
ルーブル美術館で写真撮影はできるの?
結論から言うと、常設展示の作品(ルーブル美術館が所蔵している作品)は写真撮影が可能です。
ただし「フラッシュなどの照明機器を使った撮影は禁止」です。
なぜかというと、フラッシュなどの光で作品が傷ついてしまうからです。
日本の美術館では、写真撮影そのものが禁止されている場所が多いので、こうやって世界的に有名な作品を自由に撮影できるのはとても嬉しいことですよね。
ですが、ルーブル美術館には毎日たくさんの観光客が訪れます。
お気に入りの作品を撮影するときは、周りの人への配慮を忘れずにマナーを守って撮影しましょう。
その他の禁止事項について
ルーブル美術館では、見学に訪れるすべての人たちが楽しんで過ごせるように、いくつかの禁止事項があります。
- 携帯電話の使用
- 喫煙
- 飲食
- 大声で話す
- 作品に手を触れる
- 展示室内を走る
「すべて当たり前のことだし、言われなくても大丈夫!」と思うかもしれませんが、旅行気分に浸り過ぎて無意識に他人を不愉快にする行動を取っている場合もあります。
楽しい旅行中も日本で過ごすときと同じように周りの人への気配りを忘れず、お互いが気持ちよく鑑賞できる空間作りを心掛けてくださいね。
絶対に撮影したい作品4選
ルーブル美術館に展示されている約35,000点の作品を全てを見るには一週間以上かかると言われています。
「そんなに時間を使って鑑賞できない」という人がほとんどだと思います。
そこで、ルーブル美術館に来たら絶対に撮るべき作品をいくつかご紹介します。
作品①:モナ・リザ
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」は、世界でもっとも有名な絵画です。
フランス語では、「La joconde:ラ・ジョコンドゥ」と言います。
皆さんも、学生時代に教科書で見たことがあるのではないでしょうか?
実物のモナリザは思っていたよりも小さい印象ですが、優しく微笑む女性の表情とミステリアスな色彩の背景に不思議な魅力を感じる作品なんですよ。
ルーブル美術館の一番人気の作品なので、モナ・リザの周りには常にたくさんの人が集まっています。
混雑しているときはモナ・リザに近づくことも難しくなってしまうので、朝の早い時間に行くことをオススメします。
そして、すぐにモナ・リザが展示されているドゥノン翼エリアを目指して向かいました。 開館と同時に入場できたおかげで、人が少ないうちにモナ・リザをゆっくり観賞することができて大満足でした! #Véronèse died #onthisday in 1588. Admire his fabulous #painting “The Wedding Feast at Cana”: http://t.co/SDlhfOHMG6 pic.twitter.com/Oz2AkuaPRD — Musée du Louvre (@MuseeLouvre) April 19, 2015 「カナの婚礼」は、ヴェロネーゼという画家が描いた作品です。 この作品は、ルーヴル美術館の中で一番大きい絵画と言われています。 その大きさは、なんと約66平方メートルにもなり畳約40畳分の大きさにもなります。 カナの婚礼は、モナ・リザの反対側にあります。 モナ・リザを楽しんだあとに見ると、カナの婚礼がより大迫力に感じること間違いありませんよ! 作品②:カナの婚礼
絵画の真ん中には、こちらを真っ直ぐ見ているイエス・キリストと息子に寄り添う聖母マリアの姿があります。
また、イエス・キリストの目の前でヴィオラを演奏している人は、なんとヴェロネーゼ本人です。
カナの婚礼には、総勢130人の人が描かれていると言われています。
1つの作品に様々な人間模様が描かれている作品を楽しみながら、その大きさをぜひ写真に収めてみてくださいね。
とても大きく、絵のタッチが1つ1つ細かくて繊細な部分もしっかり表現していることに驚きました!
まさに「ため息が出るほど美しい」という言葉が似合う作品です。
作品③:サモトラケのニケ
「サモトラケのニケ」は、1863年にエーゲ海の東北にあるサモトラキ島で、神殿から張り出した船の先端部分に立っていたところを発見されました。
この彫刻は、「前2世紀初頭ごろに海賊の勝利を記念してロードス島の住民が奉納品として送ったもの」と言われています。
「ニケ」は、ギリシャ語で「勝利の女神」という意味です。
勝利の女神という名前にふさわしく、圧倒的な存在感の中にしなやかさと力強さを兼ね備えた美しい彫刻ですよ。
サモトラケのニケは、ダリュの階段の踊り場エリアに展示されていて、彫刻の高さは、なんと3m以上もあります。
高さのある作品ですが、階段の踊り場に展示されているので、作品の真下から見上げたり、2階部分から見下ろしたりと様々な角度から楽しむことができる彫刻なんですよ。
写真を撮るときは、自分の好きな角度から最高の1枚を狙ってみてくださいね。
観賞するときは、「頭部があったら一体どんな表情をしていたんだろう?」と想像を膨らませながら見ると、より楽しく見ることができますよ!
作品④:ミロのヴィーナス
アンティオキアのアレクサンドロスが作った「ミロのヴィーナス」は、モナ・リザと同じく、ルーブル美術館の代表的な作品の一つです。
この像は、ギリシア神話のアフロディーテ(愛と美の女神)像と言われています。
1820年にキクラデス諸島南西にあるメロス島で発見されました。
メロス島で発見されたヴィーナス象なので「ミロのヴィーナス」と呼ばれてるんですよ。
女神と言われているミロのヴィーナスですが、見た目はクールでたくましい印象です。
その姿は、柔らかい物腰と芯の強さを兼ね備えた聡明な女性を感じさせる女神です。
一度見たら、その力強さに目を奪われる人が続出してしまうほど魅力的な作品ですよ。
ミロのヴィーナスは、シュリー翼の古代ギリシア美術エリアに展示されています。
作品は柵で囲われていますが、ガラスケースに入っていないので、リアリティのある写真を撮影することができますよ。
ルーブル美術館の代表的な作品の一つでしたが、モナ・リザのように人が押し寄せている感じではないので、撮影しやすい作品でしたよ。
まとめ
ルーブル美術館は
- フランスの首都パリにある世界最大級の美術館
- 約380,000点の美術品が保管されており、約35,000点を鑑賞することができる
- 世界一入場者数が多い美術館として有名
- 2018年には、一年間で1,020万人もの人が訪れた
ルーブル美術館で写真撮影は可能なのか?
- 常設展示の作品(ルーブル美術館が所蔵している作品)は写真撮影可能
- フラッシュなどの照明機器を使った撮影は禁止
- 企画展示の作品(他の美術館で借りてきた期間限定の展示作品)を写真またはビデオ撮影は禁止
その他の禁止事項は
- 携帯電話を使用すること
- 喫煙
- 飲食
- 大声で話す
- 作品に手を触れる
- 展示室内を走る
絶対に撮影したい作品4選は
- モナ・リザ
- カナの婚礼
- サモトラケのニケ
- ミロのヴィーナス
今回は「世界最大級の美術館!!ルーブル美術館で写真撮影はできるのか??」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ルーブル美術館で展示されている最高級の作品を写真撮影すれば、最高の思い出になること間違いなしですよ。
今回の記事を参考に、ぜひ思い出に残る1枚を撮影してきてくださいね。
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