タイ旅行にはバンコクに行く人が多いですよね。
「せっかくだし、違う都市にも行ってみたいな」と思った時にオススメしたいのが「アユタヤ」です。
かつて王朝があったアユタヤは、歴史的にも建築物としても見所が沢山あります。
しかも、バンコクから日帰りで行ける距離なんですよ。
歴史公園として整備されているので、初めてタイに行く人でも周りやすい遺跡です。
今回は「アユタヤ遺跡への行き方と周り方、見所」をご紹介します。
目次
行き方は?
アユタヤには空港がないので、
鉄道
バンコクのフアランボーン駅から「チェンマイ」または「ウボンラーチャタニー」行きの電車に乗り、「アユタヤ駅」まで行くことができます。
列車のランクによりますが、所要時間は1時間半~2時間半程度です。
本数も1日15本ほどあるので、
こちらでは、タイの国鉄について詳しく紹介しています。
バス
- モーッチト・マイ・バスターミナル付近
- 戦勝記念塔前(ビクトリーモニュメント駅)
値段は60B~80B程度です。
乗合ミニバンは人が集まったら出発するため、時間が決まっていません。
アユタヤ行きは人気が高いので、それほど待たずにいける場合もありますが、時間には余裕を持ちましょう。
現在モーチット・マイ・
ロットゥー乗り場は少し離れていますが、モーチット・マイ・バスターミナルから無料のシャトルバスが出ています。
アユタヤ行きロットゥーは午前6時から30分起きに出発しています。
また、カオサンロードにある旅行会社で予約できるミニバンもあります。
船
シャングリラホテル前とリバーシティショッピングセンターから、リバークルーズが出ています。
のんびりと船から町を眺めるのもいいですよ。
観光方法は?
日本語ガイドの付いたトラム
アユタヤ歴史センターから、音声ガイド付きトラムが出ています。
日本語もあり、1時間程度の周遊で70Bです。
ただし、8月末から12月末までの期間限定運行です。
日本語音声ガイドの他に、飲み物とお菓子がついていました。 歴史公園敷地内の道路を周りましたが、 ポイントを押さえて観光できたので大満足です。 頂いた飲み物は、ペットボトルの甘いお茶でした。 甘いお茶が苦手な人は、お水を持参するといいですよ。
トゥクトゥク
タイの名物とも言える三輪バイクのトゥクトゥクをチャーターする
料金の目安は1時間で約200バーツ程度です。
トゥクトゥクに乗りたいけどまだ乗ったことがないという人には一
周辺の自転車は全て貸し出し中だったので、予算オーバーだったのですが、値段交渉をして片道100Bでトゥクトゥクを利用しました。
バンコクのものとは違い、3輪の自動車型なので安定しているし、6人位乗れます。
4人で旅行に行ったので、全員が一緒に移動できてよかったですよ。
サムロー
日本で言う人力車です。
観光名所の前に停まっていたり、
ただし、料金は交渉制になります。
事前に予算を決めておき、上手に交渉しましょう。
レンタルサイクル
アユタヤ鉄道駅、ゲストハウスなどで自転車が借りられます。
1日50B前後です。
自転車で周る場合は、熱中症予防に帽子と水を忘れないようにしてくださいね。
リバークルーズ
チャタラカセーム国立博物館近くの船着場からボートチャーターが
3〜5人乗りボートで、料金の目安は1時間で約600〜
象
タイならではの観光方法です。
短いものは10分程度から、遺跡を周る30分まで、
アユタヤには象乗り場が2か所ありますが、遺跡を周りやすいのはこちらのキャンプになります。
アユタヤ中心地にあるので、遺跡を周ることができます。
- 15分コース:400B
- 25分コース:500B
主な見所は?
ワット・マハタート
タイ語でワットは「寺」を意味します。
ワット・マハタートはテレビやパンフレットで見たことがある人も多いでしょう。
この仏像は、長い年月をかけて木の根に覆われてしまいました。
とても大きな仏像ですが、写真を撮る時は、仏像の頭より高い位置に立ってはいけません。
しゃがんで撮影してくださいね。
見学可能時間:8時~17時
ライトアップ:19時~21時
ワット・プラ・シーサンペット
「プラシ―・サンペット」とは、かつてここにあった純金で覆われた高さ16m、重さ171kgの仏像の名前です。
この仏像は、仏塔の東にあった本堂に安置されていましたが、ビルマ軍により本堂と共に破壊されてしまいました。
現在残っているのは3つの仏塔ですが、ここはアユタヤ王宮の中のとても重要なお寺でした。
ここには歴代の3人の王の墓が並んでいて、遺骨が安置されています。
見学可能時間:7時~18時
ライトアップ:19時~21時
入場料:50B
ワット・プラ・ラーム
アユタヤ王朝初期の寺院で、1448年の建設以降はここで宮中儀式が執り行われていました。
アユタヤ王朝初代のウートーン王の葬儀が行われてたのもこの寺院です。
中央の堂塔と本堂、7つの礼拝堂の跡地が残っています。
敷地内にある「プン・プラ・ラーム」池は公園として整備されていて、アユタヤ市民の憩いの場所となっています。
見学可能時間:8時~18時
ライトアップ:19時~21時
入場料:50B
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
「ワット・プラ・チャオプラヤーイタイ」とも呼ばれています。
初代ウートン王がスリランカへ留学している修行僧たちの瞑想のために建てた寺院です。
また、この寺院にある72mの高さを誇る仏塔は、アユタヤ王朝の19代王「ナレースアン」がビルマ王に打ち勝ち、勝利した記念の塔なんですよ。
これは「ノーンサーラーイの戦い」と呼ばれていて、本堂を入った右側に戦いの様子が壁画として描かれています。
きれいなオレンジ色の袈裟を着た涅槃像や、塔を取り囲む多数の仏坐像にも圧倒されます。
アユタヤ歴史公園から東に6km離れています。
中心地から徒歩で行くのは厳しい距離ですが、アユタヤへ行ったら絶対おすすめの遺跡です。
本堂が描かれている「ノーンサーラーイの戦い」はとても迫力があり、当時の戦いの様子がよく分かりました。
なんと、領国の王が像にまたがって戦っているんですよ。
そして、このナレースワン王がビルマ軍を倒すために行ったのが現在のムエタイの原型と言われています。
見学時間:8時~17時
入場料:20B
ワット・ロカヤ・スター
仏陀の姿をした、高さ5m、全長28mの巨大涅槃像です。
周りには本堂も寺院もありませんが、訪れる観光客と地元の人がたくさんいます。
アユタヤ歴史公園からは北西に1kmほど離れていて、歩いても15分ほどです。
ただし、日中は暑いので徒歩以外の移動手段がおすすめです。
タイの遺跡やお寺を訪れる時の禁止事項があります。 露出度の高い服装は避けてください。 また、仏像を触ったり、登って写真をとることもできませんので注意してくださいね。
日本人街跡地
アユタヤに日本人の街があったことを知っていましたか?
国際都市だったアユタヤは、実は日本とも深い貿易交流があったんですよ。
日本人が住んでいた跡地に、2007年、記念会館が建てられました。
現在は記念碑と記念会館があり、日本とアユタヤの友好の歴史を見ることができます。
館内は、当時の様子が分かるようになっていて、ビデオなどもあります。
市街地からは離れていますが、日本風庭園もあり、当時ここで暮らしていた日本人に思いを馳せることができます。
開館時間:8時~17時
入場料:50B
バン・パイン宮殿
この建物は歴代の王の避暑地でした。
24代目の王「プラサート・トォン王」が建てた美しい庭園の中にある宮殿です。
タイの建築様式だけではなく、西洋や中国の様式を取り入れていて、とても華やかです。
宮殿内にあるお寺には、地元の人たちがお祈りに来る場所で、市民にとっても大事な場所でもあります。
アユタヤ歴史公園から南に21km、車で30分の場所にあります。
バン・パイン宮殿
住所:Ban Len,Bang Pa-in、Phra Nakhon Si Ayutthaya
開館時間:8時~17時
入場料:100B
※カートでの見学も可能です。
宮殿内は広いので、足の悪い方などにはおすすめです。
1台400Bです。
チャオ サン プラヤー国立博物館
小さな博物館ですが、遺跡の発掘調査で見つかった古美術品や宝物が展示されています。
アユタヤはビルマ軍に壊滅された都市なので、重要なものは遺跡にほぼ残っていません。
遺跡や歴史に興味がある人にはオススメです。
ちなみに、この博物館はほとんどのツアーに組み込まれていません。
来館者が少ないので静かにのんびり見ることができますよ。
博物館好きなので、絶対行きたいと思っていました。
もともとは仏塔にあったレリーフなど、寺院にあった重要なものが展示されていました。
どこの寺院に何があったのかを見ながら考えて行くと、遺跡の重要度が見えてくるので、遺跡巡りが一層おもしろくなりましたよ。
チャオ サン プラヤー国立博物館
住所:Pratuchai, Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000
開館時間:9時~16時
休館日:月曜日
おすすめの市場は?
アユタヤ水上市場
アユタヤの「タイ美術文化保護観光地」の中では一番大きい敷地で、水の上に建物がある水上市場です。
昔のタイ人の生活を垣間見ることができますよ。
観光客向けに写真コーナーを始め、民族舞踊やショーなどのイベントが開催されています。
美味しい食べ物もたくさんありますよ。
市場の入り口から船に乗れるので、船から市場を眺めるのもおすすめです。
ボートの上でパッタイを作っているのに驚きました。
タイのお菓子、「カノムクロック」や「ロティサイマイ」なども売っていて食べ歩きが楽しかったですよ。
水上市場の近くにエレファントキャンプがありますが、公園近くのキャンプと比べるとものすごく高かったです。
ここで象に乗る時は、上手に値段交渉してくださいね。
アユタヤの水上市場は、昔の呼び名で「アヨタヤ」とも言われています。
道を聞くときに通じない場合は「アヨタヤ」で聞いてみるといいですよ。
ゴーンゴーン市場
昔ながらの市場が再現されていて、土日のみに開催されています。
面白い名前ですが、ゴーンゴーンとはしゃがむという意味で、
売る人も買う人もしゃがんで買い物をするところから名付けられたそうですよ。
場所は、アユタヤ中心地から南に約11kmの場所で、昔はここに関所があったそうです。
ラーチャード市場
集落の歴史などが展示されて、木造の長屋にお店が並んでいます。
タイムスリップしたような感覚で、昔のタイを感じることができますよ。
アユタヤ中心地からは北西に50km離れていますが、観光客の少ない市場に行きたい人にはおすすめです。
まとめ
アユタヤへの行きかたは
- 空港がないのでバンコクから行くのがオススメ
- 鉄道…ファランポーン駅から約1時間半~2時間半
- バス…乗合ミニバンロットゥーにてモーチット・マイ・
バスターミナルから1時間半程度 - 船…シャングリラホテル前と、
リバーシティショッピングセンターからリバークルーズがある
観光方法は
- 日本語ガイド付きトラム
- トゥクトゥク
- サムロー
- レンタルサイクル
- リバー
- 象
見所は
- ワット・マハタート
- ワット・プラ・シーサンペット
- ワット・プラ・ラーム
- ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
- ワット・ロカヤ・スター
- 日本人街跡地
- バン・パイン宮殿
おすすめの市場は
- アユタヤ市場
- ゴーンゴーン市場
- ラーチャード市場
今回は「アユタヤ遺跡への行き方と周り方、見所」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
アユタヤは、都会の喧騒を離れて、のんびりタイを味わえる場所です。
今回の記事を参考に、タイの古都「アユタヤ」を楽しんでくださいね。
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ファランポーン駅を出ると、街路路のようなところを走ります。
手が届く距離に家が立ち並び、人が生活しているのに驚きました。
この区間は電車がゆっくり走るので、物売りをする人が窓から声をかけてきます。
ビックリしましたが大都会バンコクとは違う一面が見られて面白かったです。
電車はSpecial Express、Express、Rapid(快速)、Ordinary(各停)の4種類、1等、2等、3等席があります。
私はRapidの2等席、65Bを買いました。
2時間位で到着しましたよ。
Special Expressだと料金は375Bですが、お弁当が付くようです。