皆さんは「イタリア人は、コーヒー好き」というイメージをお持ちですか?
私は、イタリアへ行くまで全く、こういったイメージはありませんでした。
また、コーヒーを飲む「Bar(バール)」日本で言うカフェが、イタリア国内に何軒あるかご存じですか?
なんと、イタリア国内にBar(バール)は、約15万軒もあるんです!
この数字を見ても分かる通り、イタリア人にとってコーヒーは必要不可欠な存在です。
「どうして、そんなにコーヒーが好きなの?」
「人気のコーヒー豆って何があるのかな?」など
今回は「コーヒー好きなイタリア人がおすすめする人気のコーヒー豆」をご紹介します。
目次
どれくらいの頻度で飲むの?
まず、日本人の場合、朝・お昼・休憩時間にコーヒーを飲む場合、1日あたり約3杯くらいです。
しかし、個人差はありますが、イタリア人は平均1日あたり5杯も飲んでいます。
コーヒーが大好きな人は「1日に10杯は飲むよ!」という強者もいます。
基本的に、朝・昼前・昼・昼過ぎ・夕方に飲んでいる人が多いです。
大体これくらいの感覚で、イタリア人はコーヒーを飲んでいます。
「お昼にたくさん飲むなぁ〜」と感じた方もいると思いますが
イタリアは、お昼のランチ時間が長いんです!
お昼の休憩時間が2時間という会社もあるので、飲む回数が多くなります。
ちなみに、休憩時間が長いので、一旦お家に帰ってお昼を食べる人もいるそうですよ。
日本人にとっては羨ましいことですよね。
日本と同じコーヒーを飲むの?
日本で一般的なコーヒーといえば、お湯を注ぐドリップコーヒーやインスタントコーヒー等がありますよね。
「コーヒーに違いなんてないでしょ~。」と思っていましたが
初めてイタリアでコーヒーを飲んだ時、コーヒーの濃さに驚きました。
イタリアでよく飲まれる一般的なコーヒーは、エスプレッソなんです。
名前を聞いたことはあっても、日本ではあまり馴染みがないですよね。
では、普通のコーヒーと何が違うのでしょうか?
普通のコーヒーは、お湯にコーヒーの成分がゆっくりとしみ出てくるタイプです。
一方、エスプレッソは、専用器具でコーヒー豆に圧力をかけて一気に抽出します。
少量のお湯で作るので、濃厚でコーヒー本来のうまみを逃さず作ることができます。
ちなみに、エスプレッソはコーヒーカップでは飲みません。
デミタスカップと呼ばれる、小さいカップで飲みます。
ストレートで飲む人もいれば、お砂糖を入れて飲む人もいます。
また、エスプレッソだけ飲んだ後に、水を一気飲みするなど飲み方は様々です。
「直火式エスプレッソ 」というエスプレッソメーカーでコーヒーを飲みます。 イタリアでは、このエスプレッソメーカーを「マキネッタ」といいます。 一家に一台、イタリアの家庭にあるエスプレッソメーカーです。 2段に分かれていて、下には水を入れて真ん中にはコーヒー豆をセットします。 そして、直火にかけることで水が沸騰し蒸気が発生します。 その蒸気の圧力でコーヒーが出来上がるという仕組みになっています。 マキネッタは、1杯専用の小さいサイズから、12杯まで作れる大きいサイズがあります。 色もカラフルで、様々な種類が販売されています。 コーヒー好きの方へのお土産にもぴったりですよ。
人気のコーヒー豆は?
イタリアには、数え切れないほどコーヒー豆があります。
今回は、イタリア人に人気のコーヒー豆をご紹介します!
illy(イッリ)
「エスプレッソといえばilly(イッリ)」と言われるほど、有名なコーヒーブランドです。
日本でもエスプレッソマシーンが売られているので、ご存知の方も多いと思います。
illy(イッリ)は、イタリア北東部に位置するトリエステで創業しました。
豆はアラビカ種100%ブレンドを使用しており、140種類以上の検査項目を経て商品化されます。
そのため、味にブレがない世界中で愛されるコーヒーになりました。
私は、日本でilly(イッリ)を見かけると、イタリアに旅行した時のことを思い出します。
私にとっては、そのくらい馴染み深いコーヒーです。
LAVAZZA(ラバッツァ)
チョコレートが有名なイタリア北部に位置するトリノで創業しました。
イタリアンコーヒーの中では、世界で一番流通しているコーヒーブランドと言われています。
そのため、LAVAZZA(ラバッツァ)という名前を聞いた事がある方も多いと思います。
また、今ではコーヒー豆のブレンドは当たり前ですよね。
ですが、最初にコーヒー豆をブレンドした人は、LAVAZZA(ラバッツァ)の創業者ルイジ・ラバッツァということをご存じですか?
特別な技術によって厳選されたコーヒー豆をブレンドすることで、甘みとコクのあるコーヒー豆が誕生しました。
LAVAZZA(ラバッツァ)のコーヒーは、一流レストランやホテルで取り扱われています。
最近では、スーパーやネットでも手軽に購入することができるようになりました。
Kimbo(キンボ)
イタリア南部に位置するナポリのコーヒーブランドです。
豆の良さを最大限に引き出すために、ブレンドする前にローストをしています。
ブレンドする前にローストすることで、濃厚でコクのあるコーヒー豆が誕生しました。
イタリア南部のレストランやホテルでは、Kimbo(キンボ)のコーヒーを扱うお店が多いそうですよ。
イタリア南部に行かれる際は、ぜひ飲んでみてくださいね。
MAURO(マウロ)
イタリア南部に位置するヴィッラ・サン・ジョヴァンニで創業しました。
地図だと、ブーツのつま先辺りに位置する場所にあります。
約50年の歴史あるブランドで、最高品質のコーヒーといわれています。
コーヒーの香りを逃がさないように、コーヒー豆に含まれる水分を少しずつ蒸発させてじっくりローストする焙煎方法で作られています。
お土産用の商品が多く、カプセル式のコーヒーや専用コーヒーカップも販売されています。
ご自宅で本場イタリアのコーヒーを飲んでみてくださいね。
まとめ
イタリアでは
- コーヒーは生活の一部
- 1日にコーヒーを10杯飲む人がいる
- イタリアでよく飲むコーヒーは、エスプレッソ
- エスプレッソはデミタスカップで飲む
- 家庭では、直火式エスプレッソでコーヒーを飲む
- 直火式エスプレッソメーカーのことを「マキネッタ」という
イタリアで人気のコーヒーブランドは
- illy(イッリ)
- LAVAZZA(ラバッツァ)
- Kimbo(キンボ)
- Mauro(マウロ)
今回は「コーヒー好きなイタリア人がお勧めする人気のコーヒー豆」をご紹介しました。
イタリア人のコーヒー愛が伝わりましたか?
ご紹介したコーヒー以外にも、様々な種類のコーヒーがあります。
イタリアへ訪れた際は、色々なコーヒーを飲み比べて、お好みのコーヒーを見つけてみてくださいね。
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