イタリアは、華やかなイメージもあり、買い物も観光も何でも楽しめます。
初めての方も、海外旅行に慣れた方からも、訪れたい国として人気です。
そんなイタリアで、食事や買い物を楽しむためのお支払いは、クレジットカードと現金どちらが良いのでしょうか?
今回は「イタリアで安全に過ごすためのお支払いアドバイス」をご紹介します。
目次
クレジットカードについて
クレジットカード五大ブランド
よく聞くVISAやJCBは、クレジットカードのブランド名です。
全世界で主に使用されているクレジットカードは5種類あります。
- VISA
- MASTER
- JCB
- American Express
- DIners
イタリア旅行に行く際は、3種類以上のカードを持っていくべきです。
1枚は、メインで使用するクレジットカードとして持っておきましょう。
また、クレジットカード会社で、通信障害などが起きても対応できるように、もう1枚持っておきましょう。
日本ではあまり通信障害は起きませんが、実はイタリアではよくあります。
さらに、もう1枚のクレジットカードをホテルの金庫に預けておけば、スリにあった場合も安心ですよ。
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JCBは、海外では対応していないお店もあります。
持っていくブランドに迷った時は、対応しているお店が多いVISAとMastercardを持っていきましょう。
さらに、サブとして他3つのブランドから選択すると良いですよ。
クレジットカードを使う場面
イタリアでも、日本とさほど変わらず、クレジットカードを使えます。
下記のような場所では、間違いなく使えると思って大丈夫ですよ。
- ホテル
- レストラン(リストランテやトラットリア)
- 観光地内にあるお土産屋さん
- 美術館
- 博物館
- 免税店
実は、イタリアの飲食店は、雰囲気や売っている物によって呼び名が変わります。
同じ飲食店でも、カード支払いが出来る店と出来ない店があるので注意してくださいね。
- リストランテ:いわゆるレストランです。
- トラットリア/オステリア:大衆向けのレストランです。
- ピッツェリア:ピザ専門店です。
- エノテカ:ワイン居酒屋です。軽いおつまみしかないところでは、クレジットカード不使用のところが多いです。
- カフェ:高級志向のカフェです。
- バール:イタリアの伝統的なカフェです。くつろがず、さっと飲むのがイタリア流です。
- ジェラテリア:ジェラート屋さんです。観光地化されているところではカード支払いもできます。
イタリアで現金が必須な理由
観光地を旅するのであれば、ほとんど現金は必要ないように感じます。
ですが、イタリアの伝統的なカフェ「バール」は小さいお店が多く、クレジットカードに対応していないことがあります。
また、イタリアはカラッとしていて、日差しの強い地域も多いため、水分補給をしながら歩くことが多いです。
お水を買うための小さな店では、クレジットカードに対応していないところも多いです。
もし、対応していたとしても、少額決済の場合はクレジットカードを断られることもあります。
日本ではクレジットカードが使えるタクシーも、イタリアでは現金が主流です。
しかし、イタリアはスリ窃盗が非常に多い国なので、毎日多くの現金を持ち歩くことはオススメしません。
現金が必要な場所に行く予定があっても、必要な額だけ持ち歩くようにしてくださいね。
- バール
- 露店
- 地元のスーパーマーケット
- タクシー
- 公衆トイレ
- チップ
- 私鉄
現金が必要なら、クレジットカードは持って行かなくても良いかなと考えるかもしれません。
ですが、イタリアでは3,000ユーロ(約375,000円)以上の買い物は法的な規制で現金が使えません。
そんなに多くの買い物をしないかもしれませんが、クレジットカードは盗難にあっても保証があるのに対し、現金にはありません。
時と場合によって、クレジットカードも現金も使う必要がありますよ。
イタリアのチップについて
イタリアのチップのマナー
チップは、アメリカほど義務化されていません。
チップありきのサービスではないので、多くのチップを支払う必要はありません。
ベッドメイクなど、簡単なサービスには1〜2ユーロが基本です。
義務化はされていませんが、気持ちとしてお支払いした方がいいのは確かです。
レストランでは、サービス料が含まれている場合があるので、伝票で確認しましょう。
もちろん、サービス料で含まれていても、良いサービスを受けた場合は支ってもOKですよ。
チップの額を自分で決める場合
お店によりますが、レストランなどチップを払うことが当たり前のお店では、サービス料として自分で伝票に付け加えることができます。
伝票をもらったら、サービス料のところに書き込めるスペースがあるかも確認しましょう。
もし空欄であれば、お会計の15%くらいを目安にプラスしましょう。
クレジットカードでチップを支払う場合
お店によりますが、クレジットカード支払いをする際にチップにあたる額を自分で入力するパターンもあります。
このパターンは、イタリア以外での海外でもメジャーなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
- お会計をしたら、クレジットカード払いを店員さんにお願いします。
- 店員さんが暗証番号を入力するための、機械を持ってきてくれます。
- 機械上で金額の確認があるので、合っていればOKまたはYESを押します。
- チップをお支払いするか聞かれるので、OKまたはYESを押します。
- お支払い金額のパーセンテージで払うか、自分でチップの額を入力するか聞かれるので、どちらか選択します。
- 数字を入力します。(パーセンテージを選んだ場合は15など)
- その後は、暗証番号を聞かれるので、日本と同じような操作をしてください。
イタリアのスリや盗難について
イタリアは、本当にスリや盗難が多い国です。
基本的には、フレンドリーで親切な方が多いですが、スリや盗難をする人もニコニコ笑顔で近寄ってきます。
現金も、クレジットカードも必要なイタリアの旅行では、しっかり対策を立てて安全に旅行しましょう。
チケットは日本で事前に買う
コロッセオなどの入場券や美術館のチケット、高速鉄道のチケットは、事前に日本からインターネットで購入できます。
購入をしておけば、印刷をしてQRコードで入場したり、引換券を交換するだけで済みます。
カウンターでお財布を出すより、よっぽど安全ですよ。
高速鉄道に乗る際に、チケットカウンターで迷っていると親切に声をかけてくれる人がいますが、絶対に怪しい人物ですので、しっかり無視してくださいね。
パスポート•クレジットカード•現金は別々にしまう
もし、現金の入ったお財布を盗られてしまっても、クレジットカードがあれば何とか買い物ができます。
また、クレジットカードを1枚盗られても、他のカードを使えるように別々に収納したり、1枚はホテルの金庫で保管するとより安心です。
航空券を予約済みで、パスポートさえあれば、なんとか帰国することも可能です。
最悪のケースを想定し、どれか1つ盗られても何とかなるように対策しておきましょう。
スリや盗難に遭った場合
滞在期間によりますが、盗まれてしまったものが、滞在中に返ってくることは珍しいです。
また、パスポートが盗られてしまった場合は、まずは地元の警察に連絡するか、自分で警察署に出向いてください。
現地で発行された盗難・紛失証明書を受け取る必要があります。
それから、大使館に連絡し、新規のパスポートまたは帰国用の渡航書を申請します。
また、盗難・紛失届けは、海外旅行保険での補償の申請にも必要です。
クレジットカードが盗難にあった場合は、補償の対象になることがあります。
それぞれのクレジットカード会社の紛失・盗難デスクに連絡しましょう。
- 住所:Via Quinito Sella 60
- 電話:06-487991
- 受付時間:9:30〜12:45、14:45〜16:30
- 休日:土日、日本とイタリアの祝日、年末年始
- 警察:113
- 救急車:118
- 消防署:115
いざというときは慌ててしまうので、連絡先は事前に分かっておいた方が安心です。
幸い、まだ使用したことはありませんが、お守りの役割も果たしてくれている気がします。
まとめ
イタリアのクレジットカード事情は
- 日本と同じように使用可能
- バールなど小さな飲食店では使用できないことが多い
- クレジットカードのブランドは最低3種類以上持っていく
- JCBは海外で使えないこともある
- VISAとMastercardは対応している店が多い
イタリアで現金が必須なのは
- バール
- 露店
- 地元のスーパーマーケット
- タクシー
- 公衆トイレ
- チップ
- 私鉄
イタリアのチップは
- 簡単なサービスには1〜2ユーロを支払う
- レストランでは、サービス料として含まれていることが多い
- 道案内でチップを請求されたケースを考えて、トラブル防止に紙幣を用意しておく
- お店によっては、サービス料を自分で決められる
- クレジットカードでも自分でチップの額を設定できる
イタリアでのスリ・盗難に気をつけるためには
- 美術館のチケットなど、日本で買えるチケットは先に購入しておく
- パスポート、クレジットカード、現金は別々に保管する
- スリや盗難に遭ってしまったら、まず地元警察へ行く
今回は「イタリアで安全に過ごすためのお支払いアドバイス」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
イタリアでは、クレジットカードも現金も必要ですが、どちらもしっかりとした安全対策をしましょう。
スリや盗難が多いと言っても、イタリアの方は親切で明るい方ばかりです。
歴史的な建造物や伝統的な食べ物も楽しめます。
今回の記事を参考に、十分に楽しむためにも、対策をしっかりして安全に旅行しましょう。
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