旅行での楽しみの一つは、買い物ですよね。
免税店だと税金をとられない分、お得に買い物できるのも海外旅行の魅力です。
でも、好きなだけ買っていいわけではないんです。
「免税で買えるものってなんだっけ?」
「税関での検査ってどんなことをするの?」
と疑問に思う人も多いですよね。
今回は「免税になる範囲と関税がかかる場合について」をご紹介します。
手続きを知っておくことで、スムーズに買い物を楽しめますよ!
関税はどのタイミングで納めるの?
「そもそも関税ってどういう税金?」
と思う人も少なくないですよね。
関税は、アメリカに行くときではなく、アメリカから日本に到着したあと検査を受けます。
外国のものを日本に持ち込むときに、日本産のものを保護するためにあるからです。
例えば、アメリカ産のマグカップが日本産のものより安い場合、日本産のものが売れなくなることを防ぐために、アメリカ産のものに関税をかけて値段のバランスをとっています。
極端な例でしたが、このように日本の産業を守るためにも関税は必要な税金です。
ただ、私たちのような旅行者は、自分で使う分やお土産であれば、決まった範囲内で関税の免除(免税)を受けることができます。
免税対象のものって?
成人の旅行者一人あたりの免税される範囲が決まっています。
- 酒類…3本(1本あたり760ml)
- たばこ(紙巻)…400本
- 加熱式たばこ…20個
- たばこ(葉巻)…50本
- 香水…2オンス(1オンスは約28ml)
- その他…現地で支払った合計金額が日本円で20万円未満
これらを超えるものについては、それぞれ決まった税率をもとに関税を払う必要があります。
詳しくは、税関のホームページを見てみてくださいね。
アメリカに旅行に行ったとき、会社の同僚から
「人気のある銘柄のたばこを1カートン買ってきて」と頼まれました。
僕は、たばこを吸わないので分からなかったですが
同僚が「免税になる」と言っていたので、言われた分だけ買いました。
1カートンはたばこ10箱分で、1箱20本入りが基本とのことでした。
日本だと手に入りにくいものだったようで、喜んでもらえましたよ。
出国のときに必要な手続きはある?
「関税は、アメリカから日本に帰ってきたときにかかる税金」
とご紹介しましたが、日本を出国するときに必要な手続きもあります。
それは、外国製品持ち出し届です。
外国製の物を、旅行先のアメリカで買ったのではなく、日本から持ち出した物と証明するために必要な手続きです。
外国製品持ち出し届がないと、アメリカで買ったのか判断できず、関税をとられてしまう可能性があるからです。
特に、日本円に換算して20万円を超えるようなアクセサリーや腕時計、ブランド品のバッグ等は、申請しておくと安心です。
記入例や詳細は、税関のホームページで確認してくださいね。
申請して確認を受ける場所は、税関検査場です。
空港でチェックインを済ませて、保安検査(手荷物をベルトコンベアに乗せてチェックを受けるところ)が終わったら、税関検査場に行ってくださいね。
普段、海外旅行に行くときは、盗まれないように高価なものは持って行きませんが
外国製の婚約指輪をはめていたので、念のために「外国製品持ち出し届」に記入して旅行しました。
この「外国製品持ち出し届」はアメリカから日本に入国するときに必要です。
この大切な紙を失くさないようにしまっておくのが少し大変でした。
日本に帰ってきたときの税関検査
楽しかった旅行も終わり、帰りの飛行機の中では「携帯品・別送品申告書」という紙が配られます。
空港で書くこともできますが、時間がある機内で書くのがおすすめですよ。
免税範囲内で買い物をしたときも、この申告書に書いて提出する必要があります。
免税範囲を超える場合
「携帯品・別送品申告書」の裏面に申告する分を記入します。
入国審査が終わって、預けた荷物を取ったあとに税関検査に進みます。
免税範囲を超えている分を、口頭でも説明します。
ものによって税率が違うので、何をどれくらい買っているのかメモしておくと安心です。
また、買った物のレシートや領収書は、すぐに出せるように携帯しておきましょう。
提示された税金を支払ったら手続きは終わりです。
まとめ
関税は
- 日本の産業を守るためにある税金
- 日本に帰ってきたときに支払う
- 旅行者は決められた範囲内で免税を受けることができる
成人旅行者一人の免税の範囲は
- 酒類…3本(1本あたり760ml)
- たばこ(紙巻)…400本
- 加熱式たばこ…20個
- たばこ(葉巻)…50本
- 香水…2オンス(1オンスは約28ml)
- その他…現地で支払った合計金額が日本円で20万円未満
出国時は
- 必要に応じて、「外国製品持出し届」で確認を受ける
帰国時の日本での税関検査は
- 免税範囲をオーバーしていなくても「携帯品・別送品申告書」を提出する
- 免税範囲を超えている場合は申告書の裏面に詳細を書く
- レシートや領収書はいつでも出せるように準備しておく
今回は「免税になる範囲と関税がかかる場合について」をご紹介しました。
今回の記事を参考に、お土産の下調べをして、スムーズに買い物を楽しんでくださいね。
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ただ、液体物は機内に持ち込めないので、預け入れ荷物に入れました。
もちろん、中でビンが割れてしまわないように、服でぐるぐる巻きにして、スペースができないようにして詰めましたよ。
スーツケースを開けるまでは冷や冷やしましたが、瓶は割れることなく、ハワイの味を家で楽しむことができました。