イタリアの田舎を楽しみたい!!ピエモンテの魅力と主な都市とは??

イタリアへ行くなら、どこに行って何をしたいですか??

「ローマやミラノで観光スポット巡りをしたい!」「ベネチアに行って癒されたい!」

と都市を選ぶ人が多いですが、地方に行ってみるのも楽しいですよ。

今回は「イタリアの田舎が楽しめる!!ピエモンテの魅力」をご紹介します。

ピエモンテ地方はどんなところ??

ワイン・トリュフ・栗・チーズ・ヘーゼルナッツなど、イタリア料理には欠かすことができない食材の宝庫になっている地域です。

ピエモンテはイタリア語で「山の麓」を意味しており、文字通り「アルプス山脈の麓」にあります。

そのため、寒暖差が大きく、ワインの原料になるブドウ作りには最適の場所なんですよ。

ワイン好きの人ならば、「バローロ」「バルバレスコ」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか??

最上級ワインとして有名な2つのワインですが、この原料となるブドウの産地がピエモンテなんです。

マタタビ
美味しいブドウが作れる条件は

  1. 降水量が少ない
  2. 日照時間が長い
  3. 1日の寒暖差が大きい

の3つが挙げられます。

ピエモンテはこの3つの条件が揃っているので、個性が強く香り豊かなブドウが栽培できるんですね!!

ワインの他にも、日本でお馴染みになっている「バーニャカウダ」「スローフード運動」発祥の地にもなっていますよ。

スローフードとは

  1. おいしい(GOOD)
  2. 環境に負荷をかけない(CLEAN)
  3. 生産者が正しく評価される(FAIR)

食文化を目指している社会運動のことです。

1986年にブラの町で始まったスローフード運動が発祥となっていて、2004年には、日本にもスローフードジャパンが設立されています。

観光におすすめの都市

TORINO(トリノ)

イタリアの最初の首都となった町です。

2006年に冬季オリンピックが開催されたのは、まだ新しい記憶ですよね??

トリノは「リトル パリ」と呼ばれるほど、格式高い芸術や文化が多く残っている町になっています。

そのため、いくつもの博物館や美術館があり、年間を通して多くの人が訪れています。

トリノでおすすめの博物館・美術館

  • 世界2位の規模にもなる「トリノ・エジプト博物館」
  • 遊園地のように楽しめる「国立映画博物館」
  • 世界遺産登録されている「トリノ王宮とトリノ大聖堂」

数ある中でも、この3つは特に人気の博物館で、トリノ初心者でも楽しめるスポットになっています。

Aさん
トリノ王宮の贅沢なインテリアやコレクションは、女性なら誰しもが心奪われます!!

ですが、それ以上に私の心を奪ったのが、トリノ大聖堂にある「トリノの聖骸布」です。

「聖骸布」とは、イエスキリストが亡くなった時に体を包んでいた布のことで、キリスト教の人達には特別な品物になっているんですよ。

本物かどうかの意見は分かれていますが、個人的には実物を見られて大満足でした!!

博物館や美術館の他に、トリノではチョコレート屋さんも外せませんよ!!

チョコレート発祥の地ということもあり、町を歩いていると、チョコレート専門店が多いことに気が付くはずです。

お店によって味や風味に違いがあるので、チョコレートの食べ比べをしながら町中を歩くのも楽しいですよ!!

マタタビ
ヘーゼルナッツペーストが入った「ジャンドゥーヤ」やチョコレートドリンクの「ビチュリン」トリノの名物になっていますよ。

おすすめのチョコレート屋さんを紹介します!!

ストラッタ

  • 住所:Piazza San Carlo 191
  • 営業時間:10時半~13時、15時~19時
  • 定休日:日曜日、月曜日朝

アル ビチュリン

  • 住所:Piazza della Consolata 5
  • 営業時間:8時半~19時半
  • 定休日:水曜日

ALBA(アルバ)

秋に開催される「白トリュフ祭り」が有名な町です。

毎年10月頃になると、世界中の業者や美食家が集まり、新鮮な白トリュフを楽しみます。

トリュフと聞くと「黒トリュフ」を思い浮かべますが、実は白トリュフの方が価値が高くなっています。

白トリュフは鮮度がとても落ちやすくデリケートなので、新鮮な物を味わいたいのであれば、アルバに行くしかありませんよ!!

Bさん
大人だけの旅行であれば、アルバに1泊して白トリュフ祭りを堪能することをオススメします。

お祭り期間中は、公共の交通機関がとても混み合います。

別の地域に滞在しているのであれば、夕方前には帰るのが無難ですよ。

2~3時間ほどで回れる可愛らしいアルバの町中には、ショッピングモールや大型施設がありません。

その代わりに、地方の特産品が揃っている食材店「エノテカ」と呼ばれるワインショップなどがあります。

他の人とは被らないお土産探しができますよ!

とくに、白トリュフを使ったオリーブオイルや、アルバのもう1つの名物であるヘーゼルナッツを使ったお菓子類はお土産としてとても人気があります。

BRA(ブラ)

地産地消でゆっくりと食を楽しもうという「スローフード」運動が始まった町です。

1986年にファストフード店がオープンすることになり、その影響力を心配した地元の人たちによって始まりました。

現在では150ヵ国以上の国に広まり、国際的なイベントにもなっているんですよ。

マタタビ
日本には、東北から沖縄まで10以上の支部ができています。

それぞれの地域によって活動内容に違いがあり、「稲刈り」「青空市」「親子スローフード教室」「勉強会」などが行われています。

「スローフード」以外にブラで有名なものが「チーズ祭り」です。

2年に1度開催される祭りでは、世界中の珍しいチーズや人気のチーズが集まります。

ヤギのミルクから作られたチーズ形が面白いチーズなどを見ることができます。

チーズ好きの人は、開催時期に合わせて訪れると良い思い出になりますよ!!

Cさん
チーズと言えばワインじゃないですか??

祭り会場には、ワインの他にビールやブラ名物のソーセージも用意されています。

飲み物片手に、ぶらぶらとチーズの食べ歩きは格別ですよ!!

BAROLO(バローロ)

ワインの王様と言われている「バローロ」の産地です。

1時間ほどで歩いて回れるほどの小さな村ですが、中心にはとても立派なバローロ城があり、人気の観光スポットになっていますよ。

1864年までは住居として実際に人が住んでいましたが、その後、学校として使われ始めました。

現在は博物館として使用されています。

当時の生活が垣間見えるような展示物や、バローロワインの資料が展示されているので、なかなかの見ごたえになっていますよ。

Aさん
なかなかクセのある博物館でしたよ。

バローロ城の見た目からは想像できない城内になっています。

ユーモアセンスに自信のある人は行ってみてください。

屋上のテラスからは、バローロ村を囲んでいるブドウ畑も一望できますよ。

また、徒歩圏内には「ワインオープナー博物館」もあるので、博物館のはしごなんていかがですか?

おすすめ博物館

バローロ城ワイン博物館
住所:Castello Comunale Falletti,Piazza Falletti,12060 Barolo CN,イタリア

ワインオープナー博物館
住所:Piazza Castello,4,12060 Barolo CN,イタリア

いつもはのどかなバローロ村ですが、白トリュフ祭りが開催される10月頃は観光客でとても賑わいます。

村の中をゆっくりと観光したいのであれば、10月以外の時期に訪れましょう。

BARBARESCO(バルバレスコ)

ワインの女王様と言われている「バルバレスコ」の産地です。

先ほど紹介したバローロ村よりもさらに小さい村になっています!!

15分もあれば村を1周できる可愛らしい村ですよ。

バルバレスコ村の周りもブドウ畑に囲まれており、村にある塔から一望することができます。

Bさん
村の入り口にある教会でワインを購入することができました。

普通だと「神聖な教会という場所でアルコール販売??」

と思いますが、ここはワインの村ということもあり納得です!!

もちろん、しっかりと試飲もできますよ!!

バルバレスコのもう1つの有名なものが「バルバレスコマラソン」です。

世界遺産にもなっているランゲの丘を走ることができるのでます。

マラソン好きにはたまらなシチュエーションですよね!!

途中の休憩ポイントでは、バルバレスコの郷土料理やチーズが振舞われるという豪華さです!!

マタタビ
バルバレスコマラソンが開催される時期には、白トリュフ祭りも開催されています。

マラソンで走る!!ワインが飲める!!白トリュフを食べられる!!

という贅沢が叶えられるのは、ピエモンテ地方だけですよ。

まとめ

ピエモンテ地方は

  • 最上級ワインとして有名なバローロワイン、バルバレスコワインの産地
  • バーニャカウダやスローフードの発祥の地域

観光におすすめの都市は

  1. TORINO(トリノ)
  2. ALBA(アルバ)
  3. BRA(ブラ)
  4. BAROLO(バローロ)
  5. BARBARESCO(バルバレスコ)

今回は「イタリアの田舎が楽しめる!!ピエモンテの魅力」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

有名な観光地ではないですが、伝統的なイタリアらしさが体験できますよ。

ワインやチーズ、美味しい物に目が無い人、イタリアの新しい魅力に触れたい人にはとっておきの場所です。

今回の記事を参考に、ピエモンテで新しいイタリアを見つけてきてくださいね。

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