ニュージーランド南島でペンギンやクジラを見れる観光スポットとは?

自然豊かなニュージーランドの南島では、野生のペンギンやイルカ、クジラなど様々な海洋生物を見ることができることをご存じですか?

南島では、1種類だけでなく4種類のペンギンを見ることができます。

でも「どこで見ることができるの?

ほかにも観光スポットはあるの?

と思う方もいると思います。

今回は「南島で海洋生物を観察できるスポットやおすすめ観光スポット」をご紹介します。

海洋生物を観察できるスポットは?

エイベルタスマン国立公園

エイベルタスマン国立公園は、ニュージーランド北東部にあるネルソンという都市にあります。

ここでは、山と海の両方を楽しむことができます。

山を楽しみたい方は、トレッキングやハイキングをしてみてください。

海を楽しみたい方は、シーカヤックやビーチで乗馬がおすすめですよ。

シーカヤックをされる方に、ぜひ行ってほしい場所があります。

そこは「スプリット・アップル・ロック」というポイントです。

まるで、リンゴを真っ二つに割ったような岩を見ることができますが、なんとこれは自然にできたものなんです!

シーカヤック中には、ペンギンやアシカ、オットセイ、イルカが近くまで来ることがあります。

野生の動物たちを見ながらのカヤック体験は、とても楽しかったです。

「個人でカヤックに乗るのは少し不安…」

という方は、ガイドさんと一緒にカヤックに乗るツアーもあるので、安心して楽しむことができますよ。

カイコウラ

カイコウラでは、世界最大の肉食動物といわれている巨大なマッコウクジラを間近に見ることができるクルーズツアーを毎日開催しています。

優雅に泳ぐクジラを見ることのできるツアーです。

大きい船ですが結構揺れるので、船酔いが心配な方は酔い止めを事前に飲んでおくと良いですよ。

時期によっては、ザトウクジラやシロナガスクジラ、ミナミセミクジラ等の姿を見ることができます。

イルカやオットセイの他にも、絶滅危惧種であるアホウドリも見ることができます。

ホエールウォッチングの後は、ぜひクレイフィッシュ(伊勢海老の一種)を食べてみてください。

実は、カイコウラとはマオリ語で「カイ(食べ物)」「コウラ(クレイフィッシュ)」という意味なんです。

カイコウラに来たら、クレイフィッシュを食べないわけにはいきませんね!

浜辺沿いにはたくさんお店があるので、気軽に立ち寄って味わってみてくださいね。

アカロア

アカロアは、ニュージーランドで唯一フランス人が開拓した町です。

アカロアへ向かう途中にあるバリーズベイのチーズ工場では、地元で生産される牛乳と自然素材を使ったチーズが製造されています。

1985年から続く昔ながらの製法で、時間をかけて作られたチーズは濃厚で、とても美味しかったですよ。

ニュージーランドのチーズの大会でも、様々な賞を受賞している有名チーズなので、チーズ好きにはたまらない観光スポットですよ。

また、この地域のみに生息する希少なハネジロペンギンを見に行けるツアーがあります。

ハネジロペンギンは、体調が40~45cmほどの小型のペンギンで、この地域で進化したペンギンと言われています。

ブルーペンギンという種類と似ていますが、違う種類だという説が多いようです。

希少なハネジロペンギンはアカロアでしか見ることができないので、ぜひ行ってみてくださいね。

ペンギン・プレイス

オタゴ半島にあるイエロー・アイド・ペンギンの営巣地(鳥が巣作りをする場所のこと)です。

ペンギン・プレイスでは、1984年よりペンギンの保護活動が行われています。

観光客は、ツアーに参加してペンギンを観察することになりますが、ツアーの参加費用は全てペンギンの保護活動資金として使われます。

ニュージーランドでは、いくつかペンギンの営巣地を見ることができますが、その中でも最も間近でペンギンを見ることができる場所が、このペンギン・プレイスです。

運がよければ、数mという至近距離でペンギンを見ることもできますよ。

ツアーに参加すると、まずガイドさんからペンギンの生態について説明を受けます。

バスでペンギンの観測ポイントまで移動したあとは、ガイドさんと一緒にコースを回ります。

自然な状態で保護されているので、よちよち歩くペンギンの姿がとても可愛かったですよ。

フィヨルドランド国立公園

ミルフォード・サウンドやダウトフル・サウンドなどのフィヨルドで有名な場所です。

補足
フィヨルドとは、氷河による浸食によって形成された複雑な地形の湾や入り江のことです。

クルーズや遊覧飛行、カヤックなどを使って、氷河によって垂直に近い角度で削られた山々や無数の滝など、壮大なフィヨルド地形を見ることができますが、かなりの絶景に圧倒されました。

また、この辺りは外敵が少ないので、野生動物たちものんびりと生活しています。

ニュージーランドの固有種であるフィヨルドランドペンギンやイルカ、アザラシやオットセイなどを見ることができます。

フィヨルドランドペンギンは「森に住むペンギン」といわれています。

普通、ペンギンといえば、南極や海の生き物というイメージがありますよね?

ですが、フィヨルドランドペンギンは、森の住人といえるペンギンなんです。

ニュージーランド南西のフィヨルドランドからスチュアート島まで続く森の中に巣を作って生活をしています。

金色の眉毛が特徴のかっこいいペンギンですよ。

おすすめ観光スポットは?

ハウラショア・アイランド

ネルソン西部にある展望地デイヴィス・ルックアウトとパディス・ノブからはボルダー・バンクと呼ばれる砂州とハウラショア・アイランドという小島を見ることができます。

ここからの眺めは、京都の天橋立とよく似ているので、ネルソンは京都府の君津市と姉妹都市になっています。

クッキータイム工場

クライストチャーチ中心部から車で20分ほどの郊外にあるファクトリーショップ「クッキータイム工場」も観光スポットとして有名です。

大きなクッキーにチョコやナッツ、フルーツが入っていて、ニュージーランドではどこにでも売っている定番クッキーです。

1つ食べれば、けっこうお腹にたまるのが特徴で、ニュージーランドのお土産としても有名です。

また、ファクトリーショップ限定ですが、作るときに割れてしまったクッキーなどを袋詰めにした物がお手頃価格で販売されています。

通常の料金よりも安く買うことができるので、クッキー好きの方はぜひ買ってみてくださいね。

ちなみに、2013年にはニュージーランド国外で初めて、東京の原宿にクッキータイム専門店がオープンしています。

トラム

25ドルで1日乗り放題のトラムは、観光するときにとっても便利です。

また、トラムウェイレストラン(予約制)というトラムをレストラン用に改装した車両では、ディナーを楽しむことができますよ。

1周50分で市内を3周回りますが、約2時間半クライストチャーチの町中の景色を見ながらコース料理を楽しむことができます。

特にメインのラム肉は、とても柔らかく

「あれ?ラム肉って、こんなに美味しかったかな?」

と思うくらい感動しました。

笑顔が素敵なスタッフと全てのお料理が美味しかったので、ぜひ皆さんも参加してみてくださいね。

値段

大人子供共通 NZD 109.00〜 

ボルドウィン・ストリート

ギネスにも認定されている世界一急な坂「ボルドウィン・ストリート」です。

毎年7月には、この坂で「約7万5000粒のチョコレートボールを転がす」というお祭りが開催されています。

坂の上から、皆で一斉に転がして、1番早く坂の下にゴールしたチョコボールの持ち主に賞品が与えられるという変わったお祭りです。

友人の話
最初は「大したことない坂だな」と思っていたのですが、途中からかなり急になり、登るのもつらくなりました。

ですが、たまたまお水を下さった心優しい地元の方のおかげで登りきることができました。

歩くのも大変なのに、ここではジョギングしてる人も見かけます。

坂の上から下を見ると途中の道が見えないくらい、ちょっと恐怖を感じる坂でした。

ダニーデン駅

とてもきれいな外観ですよね。

現在は、観光列車と貨物列車しか走っていないため、人も少なく静かです。

ダニーデン駅は、タイエリ渓谷の美しい景観が楽しめるタイエリ峡谷鉄道の発着地となっています。

この列車に乗って、終点でバスに乗り換えれば、クィーンズタウンへ行くこともできますよ。

写真の撮影スポットにも最適な場所なので、ぜひ記念撮影をしてみてくださいね。

オアマル

モエラキ・ボールダーズがあるオアマルには、ビーチに丸い巨大な石がごろごろあります。

「もしかして、未知の生物が作り出した物なのかな?」

と思う方がいるかもしれませんが、既に自然科学的に解明されています。

これらの丸い石は、約6500万年前に火山活動によって噴出した溶岩が色々な鉱物や堆積物がくっついて結晶化した物だそうです。

また、このタイプの石は、亀甲石と呼ばれていて、丸い石の表面には亀の甲羅のような石やサッカーボールのようなスジが入った石も多く見ることができます。

長い歳月をかけて、海底で波に揺られて転がりながら結晶化したために丸い形になったと言われています。

日本では見ることができないので、ぜひ写真に収めてみてくださいね。

ブルーペンギンコロニー

ブルーペンギンは、集団で行動する世界最小のペンギンで、背の高さは30㎝前後です。

数は多く、オーストラリアのメルボルンのフェアリーペンギンも同じ種類ですが、呼び名が違います。

見学用にスタンドがあり、前の海岸にペンギンが帰ってくるのを座って見れるようになっています。

海に出ていたペンギン達が帰ってくる日の入りにあわせて、ブルーペンギンの見物が始まります。

友人の話
私が行った日は、20:10からブルーペンギンコロニーの係員の説明が始まり、20:30頃からペンギン観測が始まりました。

指揮官のような振る舞いをするペンギンや一度巣に戻っても誰かを迎えに戻るペンギンなど、見ていてとても可愛く、人間のように色々な種類のペンギンがいたので、見ていて微笑ましかったです。

夕方から夜間はペンギンが横断するので、車を運転される方は注意して走行してくださいね。

まとめ

海洋生物を観察できるスポットは

  • エイベルタスマン国立公園
  • カイコウラ
  • アカロア
  • ペンギン・プレイス
  • フィヨルドランド国立公園

おすすめ観光スポットは

  • ハウラショア・アイランド
  • クッキータイム工場
  • トラム
  • ボルドウィン・ストリート
  • ダニーデン駅
  • オアマル
  • ブルーペンギンコロニー

今回は「南島で海洋生物を観察できるスポットやおすすめ観光スポット」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

南島は、とても種類の多い海の生物たちが生息しています。

今回の記事を参考に、自然な状態で生活する彼らの生活に癒されてみてくださいね。

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