「海外旅行へ行きたいな。」
と予定を立てたとき、「飛行機の乗り継ぎが必要」と判明した途端に不安になる方もいますよね。
「迷ったらどうしよう。」
「日本語が通じないからうまく乗り継げるかな?」
と行く前から、旅行のワクワク感よりも心配な気持ちの方が大きくなるかもしれません。
ですが、実際は基本の流れさえ覚えておけば、とても簡単ですよ。
今回は「飛行機の乗り継ぎの基本的な流れ」をご紹介します。
目次
予約段階で注意することは?
海外旅行をする際、乗り継ぎ便が必要になる方もいますよね。
飛行機の予約をする前には、「乗り継ぎにどれくらい余裕があるのか」確認することをオススメします。
各空港には、乗り継ぎに必要な最低限の時間を示す「最低乗り継ぎ時間」があります。
例えば、ドイツのフランクフルト空港だと45分~1時間15分が最低でも必要です。
とはいえ行ったことのある方でも、この時間だとかなり慌しくなるので、
「大丈夫かな?」
と不安になりますよね。
国際便は距離が長いとかなり早く到着することもあるのですが、逆に遅れることも多いです。
そして飛行機が到着しても、すぐに降りられず、機内で少し待たされることもあります。
降りてからも入国審査で行列が出来ていたり、乗り継ぎのゲートが遠いと移動だけで時間もかかります。
空港にもよりますが、
「気持ちに余裕を持って、乗り継ぎをしたいな。」
という方は「空港が示す最低乗り継ぎ時間」+「1時間」を確保しておけば、余裕を持って行動できますよ。
日本出発の際の注意点は?
搭乗券はどうなるの?
日本の空港でチェックインを行うと、搭乗券を2枚受け取ることがあります。
これは日本からの便の搭乗券と、乗り継ぎ先で使う搭乗券です。
2枚とも無くさないように注意してくださいね。
「乗り継ぎが必要なのに、乗り継ぎ便の搭乗券がもらえなかった」
という場合は、乗り継ぎ先の空港で発券する必要があります。
とても不安でしたが、乗り継ぎ先の空港カウンターで無事に発券できましたよ。
システムのトラブルなどで、乗り継ぎ便の搭乗券が出てこないこともあるようです。
不安に思う方もいるかもしれませんが、予約が完了していたら、必ず搭乗券を発行できるので安心してくださいね。
ただし、乗り継ぎ先の便は、座席が決まっていないことも多いです。
その場合は、乗り継ぎ先の搭乗口カウンターで確認できますよ。
スーツケースの行き先は必ず確認すること
スーツケースを預けると“クレームタグ”と呼ばれるバーコード状の預け票をもらいます。
その際、スーツケースの行き先を必ず確認しておきましょう。
スーツケースは
- 乗り継ぎ先の空港で一度引き取り、再び預ける必要がある場合
- 直接目的地までスーツケースを運んでくれる場合
の2パターンに分かれ、どちらになるかは空港や便により異なります。
チェックインカウンターで必ず確認するようにしてくださいね。
日本の搭乗エリアでの買い物には注意!
日本でセキュリティ検査を終え、出国した後は搭乗エリアで買い物をする方も多いです。
免税品なども売っているので、ついついたくさん買ってしまいがちですが
乗り継ぎの際は、再度セキュリティ検査があります。
くれぐれも液体物の購入はしないようにしてくださいね。
香水やリキッドのファンデーション、リップグロスなども液体なので、注意が必要です。
乗り継ぎ先で「入国審査」が必要なときの乗り継ぎ方法は?
アメリカやヨーロッパでは、乗り継ぎ先で入国の手続きが必要になることが多いです。
入国方法はいくつかパターンがあるので
「どうしたら良いか分からない。」
という方もいると思うので、乗り継ぎの可能性が高い国を例に挙げて、ご紹介します。
アメリカの空港の場合
アメリカでは他国へ行く際の乗り継ぎでも、必ずアメリカへの入国が必要です。
その為、電子渡航書であるESTAは事前に必ず申請しておきましょう。
ESTAの申請方法は、こちらで詳しく紹介しています。
乗り継ぎ方法は
- 入国審査
- スーツケースを受け取る
- 税関を抜け、乗り継ぎの搭乗券を見せてスーツケースを再び預け直す
- セキュリティ検査を受け搭乗エリアへ向かい、モニターにて搭乗口を確認する
- 搭乗口へ向かう
ただし、乗り継ぎ先の搭乗券を持っていないときは、一番先にチェックインをしてください。
搭乗口を探すモニターには、本当にたくさんの飛行機が表示されています。
その中で、自分の乗る便を見つけるのは大変です。
便名から探す方が多いですが、おすすめは時間から探す方法です。
時間から探すとある程度便数が絞れるので、見つけやすいですよ。
フランクフルト空港の場合
巨大なハブ空港であるフランクフルト(ドイツ)からはヨーロッパ内の国に行くことができます。
その為、乗り継ぎで利用する方も多いです。
ヨーロッパでは、シェンゲン協定という「最初の国で入国が必要になる」という協定が結ばれています。
そのため、フランクフルトでは入国の手続きが必要です。
乗り継ぎ方法は
- モニターで自分の飛行機がどのエリア(A,B,Cなど)の搭乗ゲートから出発するか確認する
- 入国審査を受ける
- セキュリティ検査をする
- 搭乗口へ向かう
ただ、シェンゲン協定に加盟していない国へ乗り継ぐときは、入国審査はなく、セキュリティ検査だけです。
「入国審査の場所はどこだろう?」
と、とても不安だったので、ホームページに載っている地図を何度も確認しました。
ですが、実際は目的の搭乗ゲートの確認だけで良かったです。
これさえ分かれば、目的のそのエリアの標識を追って歩くだけです。
ちなみに、入国審査場所は何箇所もあります。
時間がないときはスタッフに声をかけると、空いている場所を案内してくれますよ。
乗り継ぎ先で「入国審査」が不要なときの乗り継ぎ方法は?
「入国審査」が必要な場合と違い、手続きはとても簡単です。
ドバイ国際空港、ドーハ国際空港の場合
ドバイやカタールの国際空港の乗り継ぎ方法は
- 飛行機を降りたら“connections”や“transfer”の文字に従って進む
- セキュリティ検査を受ける
- モニターで搭乗エリアを確認し、搭乗口へ向かう
ドーハ国際空港では、乗り継ぎ時間が長い方に市内観光サービスを行っています。
多少料金はかかりますが、中々旅行では行かない国なので、都合が合えば、ドーハ国際空港市内観光ツアーにもぜひ参加してみてくださいね!
チャンギ国際空港の場合
シンガポールにある国際空港の乗り継ぎ方法は
- 飛行機から降りたらモニターで搭乗エリア、搭乗口を確認する
- 搭乗エリアへ向かう(場合によってはシャトルトレインでターミナルの移動が必要)
- 搭乗時間が近くなったら、セキュリティ検査を受ける
4時間程乗り継ぎ時間があり 「待つのが大変だな。」 と思いましたが、足りないくらいでした。 最近完成した「Jewel」という、ショッピングモール内の世界最大の屋内人口滝は圧巻でしたよ。 また、4つのターミナルがありましたが、モノレールで簡単に移動できました。 フラワーパークなどの遊べる場所も沢山あったので、飽きませんでしたよ。
シンガポールのチャンギ国際空港では、定期的に乗り継ぎする方へクーポンを配布しています。
空港内で使える$20程のクーポンが貰えるので、食事やカフェがお得に利用できますよ。
知らない方も多いと思うので、ぜひ行く前に調べてみてくださいね。
チャンギ国際空港利用特典ページ:https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/plan-travel/privileges/changi-transit-programme/
経由便とは?
皆さんは、経由便を聞いたことはありますか?
私は中国の西安へ向かうときに、上海経由で経由便を使いました。
乗り継ぎとは違い、経由便は途中の空港を出て観光などはできませんでした。
また、便によっては目的地へ向かう途中に、一度飛行機を降りて、セキュリティ検査を受けることもあるそうです。
ですが、経由便は係員の指示に従って移動するだけなので、特に心配することはないですよ。
こんなトラブルはどうしたらいいの?
乗り継ぎがスムーズにできたら良いですが、稀に「どうしよう…」と困ることもあります。
飛行機が遅れて時間がない!
日本からの飛行機が遅れ、乗り継ぎ時間がない場合は飛行機の中からドキドキしてしまいますよね。
まずは、乗り継ぎ便が日本からの飛行機と同じ航空会社かどうか確認してみてください。
同じ航空会社で乗り継ぐ場合は、遅れの情報が入っている可能性が高いです。
飛行機を降りてすぐの場所で空港スタッフが搭乗者の名前を書いたプレートを持ち、待ってくれていることがあります。
その時は、スタッフに声をかけると次の搭乗ゲートまで案内してもらえますよ。
ですが、とにかく走って乗り継ぎゲートへ向かうことが大切です。
親切なスタッフだと「今遅れている人が向かっています」と搭乗ゲートへ電話などをしてくれます。 また、搭乗ゲートでは「お待ちしていました。」と待っていてくれたこともありましたよ。
乗り継ぎ便に乗り遅れてしまったら
数分だったら待ってくれることもありますが、数時間も遅れると待たずに出発するときもあります。
そんな時は、乗り継ぎ空港のスタッフに「どうしたら良いのか」を確認する必要があります。
その日のうちに同じ目的地へ行く便に空きがあれば、振り替え便に乗ることもできますよ。
同日が無理なときは翌日便となり、遅延状況によってはホテルなどの手配をしてくれることも多いです。
ちなみに、スーツケースが現時点でどこにあるのかも確認するとトラブルの防止になりますよ。
カウンターで交渉しましたが、空きがなかったので、翌日便への振り替えになりました。 そこには、同じく乗れなかった色々な国の方たちもいました。 混載バスでホテルに向かい、ホテルで一泊しました。 大変でしたが、食事は当日夜、翌日朝、昼とホテルにて手配がありましたよ。 またお詫びもあり、数万円の振込みか、ビジネスクラスへのアップグレードから選びました。
飛行機の遅延などで、乗り遅れてしまうときはあります。
天候など、航空会社が原因の遅れではない場合は、航空会社からの保障を受けられないこともあります。
そんな時は、海外旅行保険の“航空機遅延費用等補償特約”に加入しているか確認してみてください。
遅延や欠航などの際に保障されるので、旅行前に一度見てみると良いですよ。
乗り継ぎに心配があり保障を受けたい方は、この特約を付けることをオススメします。
まとめ
予約段階で注意することは
- 乗り継ぎ時間の確認
- 「乗り継ぎ空港の最低乗り継ぎ時間」+「1時間」の余裕を持つ
日本出発の際の注意点は
- 搭乗券は乗り継ぎ先で発券する場合もある
- スーツケースは目的地で受け取るのか、乗り継ぎで一度受け取るのか必ず確認する
- 乗り継ぎ国で再度セキュリティ検査があるので、液体物は購入しない
乗り継ぎ方法は
- 乗り継ぎ国で入国して乗り継ぐ方法
- 乗り継ぎ国で入国せずに乗り継ぐ方法
- 経由便
飛行機が遅れ時間がないときは
- 急いで搭乗口へ向かう
乗り継ぎ便に乗れなかったときは
- 乗り継ぎ空港スタッフに確認し、後便へ振り替えてもらう
今回は「飛行機の乗り継ぎの基本的な流れ」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
初めての乗り継ぎは緊張しますが、基本の流れを覚えてしまえば、とても簡単です。
今回の記事を参考に、乗り継ぎの不安を解消して、思いっきり海外旅行を楽しんでくださいね。
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