フランスツアーで行くモンサンミッシェル!!その魅力とは?

「フランスへ行きたいな」

と考えたとき、どんな観光地を思い浮かべますか?

「ベルサイユ宮殿」や「ルーブル美術館」等、パリ周辺だけでも有名な観光地は沢山あります。

そんな中、パリから離れた観光地ですが「モンサンミッシェル」も魅力的な場所の一つです。

ただ、ここは個人で行くには少し不便なので、ツアーがオススメです。

今回は「フランスツアーで行く!モンサンミッシェル魅力」をご紹介します。

モンサンミッシェルの歴史

簡単にモンサンミッシェルの歴史をご紹介します。

  • 708年…アブランシュの司教オベールが、大天使ミカエルのお告げにより小さな聖堂を建てた
  • 966年…ノルマンディ公の命令で、ノートルダム聖堂が建設された
  • 1212年…現在の形のモンサンミッシェルが建設された

これだけ見ても、モンサンミッシェルは古くからある貴重な聖堂というのが分かりますね。

補足

オベール司教の夢の中で、大天使ミカエルが

「この岩山に、わが名を称える聖堂を建てよ。」

と命じ、この聖堂が建てられたと言われています。

オベール司教は、最初は信じなかったそうですが、大天使の一人がしびれを切らし、3度目にオベール司教の額に指を触れて強く念じると、稲妻が司教の脳天を走ったそうです。

翌朝、オベール司教は頭に手を置くと脳天に穴が開いていて、

「本物のお告げだ!」

と信じ、小さな聖堂をモンサンミッシェルがある場所に建設しました。

実際オベール司教の穴の開いた頭蓋骨が11世紀に見つかっています。

現在では、聖遺物としてアブランシュのサンジェルベ教会に残されていますよ。

モンサンミッシェルに行くには、どの位時間がかかるの?

モンサンミッシェルに行くにはパリからバスで約5時間かかります。

ただし、時間帯やタイミングによっては、パリの大渋滞に巻き込まれることがあります。

マタタビ

私はパリを抜けるのに、かなりの時間がかかることを知っていたので、飛行機用のネック枕を持って行きました。

ツアーだと同じバスで帰るので、観光中はバスにおいて置くことができます。

ネック枕は、長距離の移動中でも首が疲れないので、すごく便利ですよ。

途中、サービスエリアのような所でトイレ休憩を取ります。

他の会社のツアー客も同じくらいの時間にパリを出発し、同じくらいの時間にトイレ休憩を取るそうです。

そのため、トイレは日本人でかなり混んでいることも多いです。

ですが、ツアーによっては休憩に良さそうな見所のある街に立ち寄るツアーも多いですよ。

マタタビ

途中、休憩として港町に寄りましたが、カラフルで可愛らしい街でした。

あまり時間は取れませんでしたが、写真を撮ったりして良い思い出の一つになりましたよ。

休憩場所なども、色々な好みがありますよね。

ツアーを探すときは、休憩ポイントにも注目してみると、さらに旅行が楽しくなりますよ。

途中どんな街があるの?

途中寄ることはなく高速で通り過ぎるだけですが、実は有名な街があります。

  • ルーアン

ジャンヌ・ダルクが火あぶりによって処刑された街です。

  • ジヴェルニー

クロード・モネが半生を過ごした街です。

ここで、自身の庭を描き続けたそうですよ。

  • ノルマンディー半島

歴史上、最大規模の上陸作戦があった場所です。

よく映画の撮影場所としても使われ、バスからは街の看板が見えますよ。

バスの移動中に、ガイドさんが親切に説明をしてくれたので

「この辺りが、そうなんだなぁ。」

とイメージしながら楽しむことができました。

モンサンミッシェルに着いてからの流れは?

まずはシャトルバスに乗る

ツアーでは、バスを降りるとシャトルバスに乗り換えます。

食事付きのツアーの場合は、その前にレストランで食事をすることも多いです。

マタタビ

実は、以前はモンサンミッシェルのすぐ下まで大型バスで行けたので、あまり歩かなくて良かったのです。

ですが、今は少し移動しないとダメみたいです。

補足

モンサンミッシェルとその湾は、ユネスコの世界文化遺産及び自然遺産に指定されています。

現在は、モンサンミッシェルの周辺に住む人や観光客が増えたことで、湾内に砂が急速に蓄積され、湿地が広がっています。

そのため、2005年よりフランス政府などが、海洋環境復元工事を始めました。

その関係で、現在はモンサンミッシェルから約2.5km離れた場所に巨大な駐車場ができました。

少し移動は大変になりましたが、昔の自然の中に佇む神秘的なモンサンミッシェルの姿を見ることが出来るようになってきていますよ

実は楽しいのは修道院の外?

モンサンミッシェルは、山の頂上に建つ修道院です。

そこへ行くまでは“グランド・リュ”と呼ばれる大通りで繋がっています。

現地自由行動、送迎のみのツアーだと、その“グランド・リュ”を通って上まで登っていきます。

とても狭い道ですが、お土産屋さんもあり、人も多くかなり賑わっていますよ。

マタタビ

グラン・リュの中に、有名なプラールおばさんのオムレツ店がありました。

ふわふわのオムレツだったので、とても美味しかったです。

それ以外にも、色々食事ができるところがあり、困りませんでした。

ただ、食事付きのほうが、悩まずに観光の時間も有効に使えますよ。

ここでのポイントは、先に修道院まで行くことです。

修道院を見学後、グランド・リュ通りにあるお土産屋さんを見るほうが時間調整しやすいです。

なので、“グランド・リュ”見学は、最後の楽しみに取っておくとより満足できますよ。

注意

ガイドさん付きのツアーの場合は、観光客の人数が多いため、全員でグランド・リュを通ることが難しいそうです。

そのため、途中裏道を行くこともあります。

この時、ガイドさんの話を良く聞いて、迷子にならないように気をつけてくださいね。

以下の映像は“グランド・リュ”の雰囲気が分かりやすいです。

この後記載する、修道院の中も撮影されていていますので、参考にして下さいね。

修道院の中はどうなっているの?

では、修道院の中はどうなっているのでしょうか。

主に、モンサンミッシェルには三つの階層があります。

  • 3F 聖職者専用食堂と回廊:聖職者
  • 2F 貴賓室と騎士の間:騎士
  • 1F 巡礼者への施し場所と貯蔵室:一般人(貧者)

この位置関係は、モンサンミッシェルを見学する上で大切なので、覚えておいてくださいね。

当時の聖職者の階級が、とても良く分かります。

まず、見学では「西のテラス」と呼ばれる場所まで、一気に登っていきます。

かなり登るのは大変ですが、昔の巡礼者は膝で登っていたそうですよ。

ガイドさん付きのツアーでは、色々説明してもらえますが、各自で見学される方は、見逃せないポイントも沢山あります。

これから紹介するので、参考にしてみて下さいね。

西のテラス

見晴らしのいいテラスです。

上を向くと尖塔にそびえ立つ避雷針にもなっている、金の聖ミカエルの像が見えます。

マタタビ

テラスの石をよく見ると、様々なマークがありました。

ガイドさんから

「当時は歩合制で、石を運んだ個数で給料が決まっていたよ」

と教えてもらいました。

景色に夢中になり、ついつい見逃してしまいそうだったので気付けて良かったです。

修道院付属聖堂

この聖堂は、歴史上燃えたり崩れたりしています。

フランス革命の後は、牢獄として使用されたとも言われています。

小さなものですが、15世紀に作られた木造の聖ミカエル像も必見ですよ。

また、一部足元に丸い穴がある場所があり、そこから下の地下聖堂が見れますよ。

ラ・メルビエーユ

「脅威」と言う意味の名が付けられた場所で、修道士の瞑想の場所だったそうです。

モンサンミッシェルの中では、特に有名な場所です。

アーチ上部に彫られる花は昔は色が付いていて、同じものは一つもないそうですよ。

修道士たちの食堂

直接目に光が当たらないように出来た小窓からは、やさしい光が差し込みます。

会話は禁止で、手話を使って会話をしていたそうですよ。

マタタビ

“聖ミカエルが、オベール司教の額に指を差し込む彫刻”を見ました。

この彫刻は、食堂から貴族用ダイニングに向かうまでの階段にあります。

ぼーっと歩いていると、ついつい見逃しそうになるので要チェックですよ

貴族用ダイニング

貴族階級の客を迎えるダイニングです。

昔は装飾され、華やかだったそうです。

暖炉があったので、暖かかったとも言われています。

地下聖堂

周囲5mもある、かなり太い柱が10本ある聖堂です。

この太い柱で、上の聖堂を支えていました。

天井に丸い穴があり、初めに見た聖堂が上に見えます。

大歯車

囚人が歯車に入り、漕ぐことによって下から荷物を上げていたそうです。

その歯車を見ることが出来ます。

チャペル

15世紀に作られた、小さなチャペルです。

すぐ隣の部屋では、19世紀までハンセン病患者の収容に使われていました。

亡くなると、チャペルで祈りを捧げ、さらに隣の部屋にある墓に埋葬されたそうですよ。

その後「石の山の頂点が見られる部屋」を通り過ぎます。

騎士の間

修道士たちが、写本を行ったと言われている場所です。

大きな窓があり、この明るい場所には当時3000冊ほどの本があったそうです。

ですが、フランス革命によって紛失してしまいました。

この騎士の間は、1469年に騎士団が結成された際に、こう呼ばれるようになったそうです。

その後、螺旋階段を使って下の階へと下りていきます。

売店

昔は、この場所が「巡礼者への施しの場所」でした。

そして、売店の真上には、「貴族用のダイニング」が作られ、さらにその上の階は「修道士たちの食堂」と縦に同じ場所に配置されていて興味深かったです。

ガイドさん付きツアーでは、ここで解散になることが多いです。

時間があれば、お土産屋さんも覗いてみてくださいね。

マタタビ

売店を出るときに「西のテラス」で見た尖塔に立つ聖ミカエルの真っ白なレプリカが置いてあり、とても印象に残りました。

レプリカは、中々のイケメンさんに作られていましたよ。

大天使ミカエルとはどんな天使?

モンサンミッシェルというのは

  • モン…山
  • サン…聖
  • ミッシェル…ミカエル

を合わせて「聖ミカエルの山」という意味です。

「ミカエル」とはラテン語になり、「ミッシェル」はフランス語です。

例えば

  • 英語だと「マイケル」
  • ドイツ語だと「ミヒャエル」「ミハエル」
  • イタリア語だと「ミケーレ」

と変わりますが、全て同じ「ミカエル」を意味する言葉です。

また、三大天使と呼ばれる天使がいますが、この一人がミカエルです。

  • ミカエル

神が最初に創ったとされる、鎧で身を固めて右手に剣、左手に必ず天秤を持っているのが特徴です。

美青年に描かれることが多いです。

  • ガブリエル

神の意思を伝える天使です。

聖マリアに「神の子を身ごもる」と伝えた天使(受胎告知)としても有名です。

  • ラファエル

病気や怪我を癒し、若者や旅人の守護者とされる天使です。

サンダルを履き、水筒や小箱やリュックサックを持っています。

ヨーロッパでよく見る宗教画に、天使がよく出てきますね?

聖ミカエルだと「最後の審判」で有名ですが、各天使の特徴を知っていれば、

「絵画の天使は、あの天使だ!」

と分かるので、絵画鑑賞も面白くなりますよ。

おすすめのお土産は?

とても狭く、小さな大通りである“グランド・リュ”では、レストランやお土産屋さんが沢山あります。

ツアーでは時間が限られているので、お土産を買う時間が足りなくなる時があります。

そんな時に、私がおすすめするマストなお土産は

  • ラ・メール・プラールのクッキー
  • ゲランドの塩

ラ・メール・プラールのクッキー

ラ・メール・プラールのクッキーは本当に有名で、グランド・リュを歩いているとかなり目立っています。

ガイドさんも行きに通りかかったときに「オススメのお店」として教えてくれますよ。

種類も多く、サイズも沢山あるので、友人や会社へのお土産にもピッタリです。

あの有名なフワフワオムレツで有名なプラールおばさんが考案したクッキーだそうです。

厳選された素材で焼かれているので、味もとっても美味しいですよ。

プラールおばさん

モンサンミッシェルを調べると、食べ物として良く出てくるのが「フワフワのスフレオムレツ」です。

これは1888年、当時宿を営んでいた彼女が巡礼者へ提供する食事として考案されたメニューです。

卵一個をメレンゲ状にしたボリュームのあるオムレツは「少しでも満足してほしい」と言う願いが込められています。

そんなプラールおばさんですが、クッキーのレシピも考案し、それが現在でも人気となっています。

ゲランドの塩

私自身が塩好きなこともありますが、「ゲランドの塩」はオススメです。

天然塩なので、真っ白ではなくちょっと茶色っぽい色が特徴です。

日本のお菓子などでも「ゲランドの塩を使用!」と謳っている所もあり、有名なブランド塩の一つです。

普通の塩もありますが、ハーブやペッパーなどが入っているタイプもあり、料理にも使いやすいですよ。

料理好きの方へのお土産に人気の商品なので、色々と見比べてみてくださいね。

まとめ

モンサンミッシェルの歴史は

  • 708年…アブランシュの司教オベールが、大天使ミカエルのお告げにより小さな聖堂を建てた
  • 966年…ノルマンディ公の命令で、ノートルダム聖堂が建設された
  • 1212年…現在の形のモンサンミッシェルが建設された

モンサンミッシェルへ行くまでは

  • バスで約5時間かかる
  • ツアーによっては、小さな街に寄るときもある

モンサンミッシェルに着いてからの流れは

  1. シャトルバスに乗る
  2. グラン・ドリュを通って、修道院まで行く
  3. ガイド付きツアーの場合は、裏道を通ることが多い

修道院の中にあるものは

  1. 西のテラス
  2. 修道院付属聖堂
  3. ラ・メルビエーユ
  4. 修道士たちの食堂
  5. 貴族用ダイニング
  6. 地下聖堂
  7. 大歯車
  8. チャペル
  9. 騎士の間
  10. 売店

おすすめのお土産は

  • ラ・メール・プラールのクッキー
  • ゲランドの塩

今回は「フランスツアーで行くモンサンミッシェルの魅力」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

個人で楽しむ旅行も魅力的ですが、ツアーだと安心感があり、現地を目いっぱい楽しむことができますよ。

ガイドさんの話を聞くことにより、歴史を知ることもでき、大切なポイントを逃さすこともありません。

帰りは、バスでぐっすり眠れるのもバスツアーの魅力ですよ。

今回の記事を参考に、フランスツアーを利用して、モンサンミッシェルを楽しんでくださいね。

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