スペインのバルセロナとマドリードにあるオススメの美術館はどこ?

有名画家ピカソやミロ、ダリを輩出したスペイン。

スペインの中でも旅行先として人気の２都市「バルセロナ」と「マドリード」には、訪れたい美術館がたくさんあります。

今回は「バルセロナとマドリードにあるオススメの美術館」をご紹介します。

バルセロナにあるオススメの美術館

ピカソ美術館

ピカソ好きの方なら、必ず訪れて欲しい美術館です。

ピカソ美術館があるゴシック地区は、大通りから小道に入ると少し入り組んでいます。

なので、地図を見ても「あれ？今どこにいるんだろう？」と分からなくなります。

また、美術館も改装していたりすると、一目で美術館と分からない時もあります。

そんな時は「MUSEO PICASSO」の表札を探しながら歩いてみてください。

時間帯によっては、入場待ちの行列ができていることもあります。

なので、列ができているところを探すと見つけやすいかもしれません。

中に入ると、外観に比べて開放感があり、年代別にピカソが描いた作品が展示されています。

ピカソといえば、独特な絵のイメージがありますよね？

ですが、若い頃のピカソの絵を見ると、ピカソに対するイメージが覆りました。

自分なりに、ピカソがどこで転換期を迎えたのか思いを巡らすのも楽しいですよ。

同じゴシック地区のノバ広場にある建築士会館には、ピカソが描いた壁画を見ることもできます。

館内は写真撮影禁止ですが、こちらの壁画は写真撮影OKです。

時間に余裕があれば、美術館への行き帰りに立ち寄ってみてくださいね。

カタルーニャ美術館

美術鑑賞と一緒にバルセロナの街並みを一望できるカタルーニャ美術館に行ってみませんか？

ここでは、カタルーニャ地方のロマネスク美術とゴシック美術を鑑賞することができます。

個人で行くなら、最寄駅ESPANYA駅を利用されることをおすすめします。

カタルーニャ美術館の大きい外観は、地下から地上に出れば、すぐに見つけることができますよ。

ただ、すぐに見つけられても、駅から美術館までは約700ｍもあるので、なかなか辿り着きません（笑）

なんとか必死に階段を登りきって振り返ると、バルセロナの街並みが目の前に広がります。

美術館内はとても広く、じっくり見たい方は、２～３時間では足りないです。

ちなみに、入館チケットは、購入日から1か月以内であれば、もう１回入場することができます。

なので、滞在日数が多い方は、２日に分けて訪れることをオススメします。

広い館内を散策した後は、館内にあるカフェで休憩してみませんか？

私は、美術館の正面入り口にあるカフェへ行きました。

アメリカンコーヒーとチーズケーキ（約7ユーロ）を食べながら、サグラダファミリアを見ました。

バルセロナの街並みを見ながら、優雅な一時を過ごしてみてくださいね。

ダリ美術館

滞在日数に余裕があれば、小旅行も兼ねてダリ美術館に訪れてみませんか？

ダリ美術館は、バルセロナからおよそ140ｋｍ北にあるフィゲラスという町にあります。

フィゲラスは、ダリの生誕地で美術館はフィゲラス駅から歩いて15分くらいのところにあります。

バルセロナとは違ったのどかな雰囲気を楽しみながら歩いていると、タマゴが乗った建物が現れます。

このユニークな建物こそが、ダリ美術館です！

ダリが美術館の設計・監修しているので、外観もダリの世界観が溢れ出ていますよね。

思わず目を疑ったり、「ぷっ！」と吹き出しそうになる外観なので、まずは外観を楽しんでから中に入ってくださいね。

ちなみに、館内は写真撮影OKなので、お土産話のネタにもなりますよ。

美術に興味がない人でも楽しめる美術館になっています。

フィゲラスの観光名所は、この美術館だけですが、訪れる価値はありますよ。

マドリードにあるオススメの美術館

プラド美術館

一日中、美術に浸りたい方は、プラド美術館をおすすめします。

プラド美術館には、3000点以上のスペイン王家のコレクションが保管されています。

その他の作品も含めると、保管されている作品数はおよそ２万点と言われています。

展示されているのは一部ですが、有名な作品を鑑賞するだけでも約２～３時間はかかります。

じっくり鑑賞したい場合は、１日では物足りないと言われています。

美術館が好きな方は、時間が許される限り鑑賞してみてくださいね。

また、プラド美術館は世界的にも人気の美術館なので多くの人が訪れます。

特に、混雑する時間帯は、開館直後と閉館の約２～３時間前です。

当日チケットを買うための行列が開館前からでき始め、数十メートルになることもあります。

そのため、開館時間の10時を過ぎても、なかなか列が進まない日もあるそうですよ。

ですが、入場チケットは事前にオンラインで購入することができます。

滞在時間を無駄にしたくない方は、公式ホームページで購入しておきましょう。

また、日本だと列ができている場合、スタッフがテキパキと対応してくれますよね。

でも、海外だと日本のような対応は全くありません。

入場後は、多くの美術品が心を癒してくれるので、入場できるまで気長に待ちましょう(笑)

ちなみに、閉館の２時間前から入場料が無料になるので、閉館３時間前から再び行列ができます。

無料で入場したい方は、早めに列に並ぶことをおすすめします。

館内はとても広いので、日本語のパンフレットを入手して回るといいですよ。

ソフィア王妃芸術センター

美術館巡りが好きな方はもちろんですが

「そんなに美術に興味ないんだよね。」

という方にも、マドリードに来たら訪れて頂きたい場所があります。

それは、ソフィア王妃芸術センターです。

スペイン現代アートの三巨匠であるピカソ、ダリ、ミロの作品を一度に見ることができます。

中でも、ピカソの「ゲルニカ」という作品は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。

その作品が、ソフィア王妃芸術センターに展示されています。

旅行誌の美術館の紹介ページにも「ゲルニカ」の写真が載っていますが、実物の大きさに圧倒されますよ。

ゲルニカは、縦3.5ｍ、横7.8ｍの巨大なキャンバスに描かれています。

モノトーンの作品からは、空襲を受けた悲しみや苦しみが伝わってきます。

ぜひ間近でじっくり見てみてくださいね。

ちなみに、ゲルニカは写真撮影不可です。

作品の近くには、係員が見張っています。

ゲルニカの写真を撮るつもりはなくても、カメラを構えていると注意されるので気を付けてくださいね。

ソフィア王妃芸術センターは、4階建てになっていてフロアは広く、多くの作品が展示されています。

ちなみに、三巨匠などの有名な作品は、2階に展示されています。

時間がない方や美術に興味がない方は、2階だけを鑑賞するといいですよ。

歩き疲れても、ベンチがあるので休憩することもできます。

美術館巡りする時のおすすめチケット

パセオ・デル・アルテ

マドリードで美術館巡りをする時におすすめのチケットがあります。

それは、「パセオ・デル・アルテ」です。

このチケットを使えば、以下の美術館を巡ることができます。

1. プラド美術館
2. ソフィア王妃芸術センター
3. ティッセン＝ボルネミッサ美術館

購入日から１年間で１回ずつ入場できるチケットです。

各美術館でチケットを個別に購入するよりも20％ほどお得になります。

• 価格：約30ユーロ
• 有効期限：最初の入場から1年間

国立美術館カード

マドリードでの滞在日数に余裕があり、じっくり美術館鑑賞をしたい方は「国立美術館カード」がおすすめです。

購入日から１年間、国立美術館や博物館に何度でも入場することができます。

国立美術館カードを使えば、以下の美術館を巡ることができます。

1. プラド美術館
2. ソフィア王妃芸術センター
3. 国立考古学博物館
4. マドリード以外の都市にある国立博物館など

ただし、「ティッセン＝ボルネミッサ美術館」は含まれていないので注意してくださいね。

• 価格：約37ユーロ
• 有効期限：最初の入場から1年間

ちなみに、プラド美術館のように各美術館にも入場が無料になる時間帯や曜日があります。

時間が限られていたり、混雑していてゆっくりと鑑賞することが難しい時は、有名な作品だけを見る方法もあります。

お得なチケットを利用して美術館巡りを堪能してくださいね。

スペイン旅行に必要な滞在日数は、こちらで紹介しています。

スペイン旅行!何日間がおすすめ?人気観光地を楽しめる日数は?

2019年6月11日

まとめ

バルセロナにある美術館は

• ピカソ美術館
• カタルーニャ美術館
• ダリ美術館

マドリードにある美術館は

• プラド美術館
• ソフィア王妃芸術センター

マドリードで美術館巡りをするときのお得なチケットは

• パセオ・デル・アルテ
• 国立美術館カード

今回は「バルセロナとマドリードにあるオススメの美術館」をご紹介しました。

ご紹介した美術館は人気なので、特に夏場などはチケット購入窓口が混雑している場合があります。

行列に並びたくない方は、事前にチケットを購入しておきましょう。

事前に購入しておけば、限られた時間を有意義に過ごせますよ。

今回の記事を参考に、スペインの美術館巡りを楽しんでくださいね。