皆さんは、スペインのベストシーズンをご存知ですか?
「情熱の国って言われてるくらいだから、夏がいいんじゃないの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
ですが、実は地域や目的によってベストシーズンが異なります。
今回は「目的別のスペイン旅行のベストシーズン」をご紹介します。
スペインの気候は?
日本でも北海道と沖縄では気候が違うように、スペインも地域によって気候が違います。
そのため、目的地によってもベストシーズンは異なります。
スペインは気候の違いで、大きく3つの地域に分けることができます。
- 北部(サンティアゴ・デ・コンポステーラなど)
- 中部(マドリードなど)
- 東・南部(バルセロナやアンダルシア地方など)
それぞれの地域の気候とベストシーズンをご紹介します。
北部
北部には、キリスト教の三大聖地の一つ「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」や、美食の街として有名な「サンセバスチャン」などの街があります。
ベストシーズンは、7~8月です。
「ヨーロッパの夏って暑くないの?」
と思われるかもしれませんが、海洋性気候のため、夏でも比較的涼しく過ごせますよ。
また、北部は一年を通して雨が多く、特に10月~5月は降水量が多くなります。
そのため、雨の日が少なく、青空が広がる確率が高いのも7~8月です。
北部は夏場の旅行先として、スペイン人にも人気ですよ。
ちなみに、冬でも寒さはそれほど厳しくありません。
ただし、冬は海風が強く、折り畳み傘では対応できない場合もあります。
冬に旅行をする場合は、骨組みがしっかりした傘や、傘をささなくても対応できる服装がオススメです。
中部
中部には、スペインの首都「マドリード」や、世界遺産に登録されている古都「トレド」などの街があります。
大陸性気候のため、夏の暑さ、冬の寒さともに厳しいです。
ベストシーズンは夏と冬を避けた、4~6月または9~10月です。
また、中部でもマドリードを中心にして、北か南かで気候も少し違います。
マドリードよりも北の地域では、冬の寒さがより一層厳しく、スペインでも一番寒いと言われています。
春の訪れも5月と遅く、夏場でも涼しいのが特徴です。
冬はしっかりと防寒対策をすることはもちろんですが、夏場でも羽織れるものを持っているといいですよ。
一方、マドリードよりも南の地域では、夏の暑さがより厳しいです。
観光するときは、暑さ対策をしっかりしてくださいね。
古都トレドは、こちらで紹介しています。
東・南部
東部にはガウディ建築で有名な「バルセロナ」や、スペイン第3の都市「バレンシア」などの街があります。
南部は、アンダルシア地方が観光地としても人気です。
地中海性気候のため、一年を通して温暖な気候です。
ビーチリゾートで過ごすなど、スペインの夏を楽しみたいなら、7~8月がオススメです。
街歩きなど観光スポットを巡る場合、暑さも少しずつ和らぐ9~10月がいいですよ。
また、冬の期間もありますが、寒さはそれほど厳しくありません。
特に地中海に面している地域は、冬場でも日中になると気温が上がります。
温度調整しやすい服装で訪れてくださいね。
ガウディツアーの魅力は、こちらで紹介しています。
アンダルシアのおすすめ観光スポットは、こちらで紹介しています。
予算は?
旅行代金の大部分を占めるのが、航空券代やホテル代です。
特に航空券代は、近場のアジア圏への旅行と比べると日本から遠い分、高くなります。
10万円前後~が相場ですが、お盆や年末年始のピーク時だと、20万円を超えます。
航空券代が安いのは、以下の時期です。
- 10月~12月中旬
- 1月中旬~2月
「夏のスペインを楽しみながら、お得に旅行したい!」
という場合は、5月中旬~7月中旬までなら、航空券も比較的安く購入できますよ。
また、航空会社や乗継時間によっても、航空券代は大きく変わります。
ちなみに、便利なのはイベリア航空の直行便です。
ですが、発着地は成田空港のみでフライトも週5便のみと限られています。
そのため、多くの場合、乗継が必要なフライトを利用することになります。
アジアや中東系の航空会社は、航空券代は安いですが、所要時間が20時間を超える便が多いです。
ヨーロッパ系の航空会社は、所要時間が16時間程~と短めですが、アジアや中東系の航空会社に比べると航空券代は高くなります。
早めに情報収集をして、希望に合うフライトを見つけてくださいね。
スペイン旅行に必要な滞在日数は、こちらで紹介しています。
季節ごとのイベントは?
イベント目的で旅行をする方も多いですよね。
スペインで有名なお祭りをご紹介します。
ちなみに、これからご紹介するお祭りの内、火祭り、春祭り、牛追い祭りは「スペイン三大祭り」と呼ばれていますよ。
火祭り
バレンシアで、毎年3月15~19日の5日間にわたって行われるお祭りです。
15日からファリャと呼ばれる、このお祭りのために一年かけて作られた人形がバレンシア市内に設置されます。
人形のクオリティは高く、近くで見るとその出来ばえに圧倒されますよ。
人形以外にも、3月1日~19日の間、毎日14時からはマスクレタと呼ばれる爆竹ショー、17~18日の15時半からは献花行列と呼ばれる民族衣装を着た人々のパレードが行われます。
夜は人形がライトアップされ、各通りもイルミネーションで彩られます。
期間中は一日中、お祭り気分を味わえますよ。
そして、一番の見所は最終日の夜に行われるクレマと呼ばれる人形焼きです!
期間中、設置されていた人形に次々に火がつけられて燃やされていきます。
街のあちらこちらで、炎が高く舞い上がる光景は圧巻ですよ。
人形から火の粉が飛んでくることもあるので、近づきすぎないように気をつけてくださいね。
春祭り
アンダルシア地方のセビリアという街で、毎年4月後半~5月前半の間、一週間にわたって開催されるお祭りです。
日程は毎年変わるので、旅行の計画を立てる前に確認しましょう。
期間中、スーツを着た男性や、華やかな伝統衣装を着た女性がたくさんいます。
ラフすぎる服装だと浮いてしまうので、ぜひオシャレをして訪れてくださいね。
馬車が目の前を通りすぎることもあり、中世の雰囲気を味わえますよ。
春祭りの会場には、カセタと呼ばれるカラフルなテントが立ち並びます。
カセタ内では、お酒を飲んだり、踊ったりしています。
ちなみに、多くのカセタが招待制のため、自由にカセタに入れるわけではありません。
でも、安心してください。
お祭りの事務局などが、誰でも入れるパブリックカセタを運営しています。
パブリックカセタで春祭りを楽しんでくださいね。
牛追い祭り
スペイン北部のナバーラ州にあるパンプローナという街で、毎年7月6日の正午に開幕し、14日まで開催されるお祭りです。
メインは、エンシエロと呼ばれる牛追いです。
7~14日の毎朝、闘牛場までの決められたコースを牛と人が駆け抜けます。
とても迫力がありますよ。
牛と一緒に駆け抜けることもできますが、毎年ケガ人が出ている危険なお祭りです。
見学のみなら安全度は高いですが、牛がすぐ近くまで来ることもあるので、十分気をつけてくださいね。
期間中は、牛追いの他にも闘牛や巨大な人形のパレードなどが行われます。
朝から夜まで活気であふれていますよ。
トマト祭り
バレンシア州にあるブニョールという街で、毎年8月の最終水曜日に開催されます。
世界中から集まった人々がトマトを投げ合うお祭りです。
トマトを投げ合うなんて、なかなか日本ではできない体験ですよ。
トマティーナ祭りの様子は、こちらで詳しく紹介しています。
まとめ
観光しやすい気候は
- 北部は7~8月
- 中部は4~6月または9~10月
- 東・南部は7~8月
- 東・南部は9~10月
安く旅行ができる時期は
- 10月~12月中旬
- 1月中旬~2月
- 夏場でも5月中旬~7月中旬は比較的安い
イベント目的で訪れるなら
- 火祭り:3月15~19日(バレンシア)
- 春祭り:4月後半~5月前半頃(セビリア)
- 牛追い祭り:7月6~14日(パンプローナ)
- トマト祭り:8月の最終水曜日(ブニョール)
今回は「目的別のスペイン旅行のベストシーズン」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
訪れる場所や時期によって、楽しみ方も変わりますよ。
今回の記事を参考に、スペイン旅行を満喫してくださいね。
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