日本人に馴染みのないチップの文化は、旅行先でついつい忘れがちです。
なんとなく「チップを払う」ということは知っていても、国によって相場や払う場面も違ってきます。
海外旅行に行く際は「どんなアクティビティーをしようかな?」など色々と下調べをしますよね?
行く国のマナーや文化も忘れずに下調べしておくことで、海外旅行をもっと楽しめますよ!
今回は「旅行前に知っておこう!メキシコのチップ事情」をご紹介します。
目次
そもそもチップってなに?
ずばり!チップ=サービス料のことです。
日本では当たり前に受けるサービスは、海外では当たり前ではありません。
例えば、レストランのウェイターがニコっと笑顔で接客してくれた場合やホテルのコンシェルジュが丁寧に街の案内をしてくれたら、お礼を言ってチップを渡しましょう。
「こんなことにお金が発生するの?」と思う人もいますが、それがその国の文化です。
旅行先の文化を尊重するという意味でも、チップは渡すようにしましょう!
チップを渡すときの注意点
チップは、必ずしも強制ではありません。
チップの相場は、あくまでも相場なので、相場より少なくても多くても大丈夫です。
たとえ不愛想な態度で接客されても、チップの文化を尊重して最低限のチップは払うように心掛けましょう。
また、レストラン、スパ、ツアーなどで、じゃらじゃらと小銭を渡したり、あまりにも少ない金額を渡すのは、とても失礼です。
「チップがこんなに必要だと知らなかった。」と現地に行って気付く人も多いので、チップ代はケチらずに、旅行の予算を考えておきましょう。
チップはメキシコ人の貴重な収入源!?
日本人に馴染みのないチップですが、海外ではチップがないと生活ができない人たちがたくさんいます。
チップはスペイン語で「プロピーナ(propina)」と言い、メキシコでもチップの文化が根付いています。
チップ文化のある国は、チップの収入があると見込んで、お給料は最低限の日給しかもらえません。
ちなみに、レストランのウェイターの日給は、7~8時間働いて、基本給が約700円~です。
そして、チップの収入額は、その人の努力や働く場所により大きく変わりますが、平均1日500円~2000円ほどです。
このように、チップがもらえないと、生活は成り立ちません。
家族の多いメキシコ人は、共働きをして、家族を養っている家庭が多いんですよ。
メキシコの通貨はペソ(peso)で、1ペソ=5~6円ほどです。 硬貨:1ペソ、2ペソ、5ペソ、10ペソ 紙幣:20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソ 基本的に、レストラン、スパ、スーパー、コンビニなどではカードを使えると思ってOKです。 ただし、チップ、交通機関、屋台では、現金が必要になります。 旅行の際は、細かいお金を持っておくと便利ですよ。 少しの小銭と20、50、100ペソが何枚かづつあるといいですね。 もしくは、ホテルのフロントデスクでも細かいお金に両替してもらえますよ。 ペソに両替するときは、日本の空港かメキシコの空港で済ませておきましょう。 メキシコの街に出てしまうと、円→ペソの両替所を探すのは大変です。 米ドル→ペソの両替所は多いので、念のために、多めに米ドルを持っていると安心ですよ。 カンクン旅行の際は、どこでも米ドルが使えます。 チップもお買い物もドルで支払えるので、ペソがなくても不便ではありませんよ。 ホテルでは、チップを渡す機会が多いです。 すぐにチップを出せるようにしておきましょう。 ベルボーイが荷物を部屋へ運んでくれた時や、コンシェルジュがツアーの手配をしてくれた時は、去り際に「グラシアス(ありがとう)」と言って50ペソ~(3ドル~)渡しましょう。 チェックインの際、部屋の中まで案内してくれた場合は、もう少しあげてもいいですね。 ベッドメイキングのチップは、ベッドのサイドテーブルに毎朝、30ペソ~50ペソ(2ドル~3ドル)部屋を出るときに置いておきます。 チェックアウトの日にまとめてチップを置いておくのもありですが、担当のスタッフが変わるかもしれないので、毎日チップを置いておくのが無難です。 原則、チップもオールインクルーシブに含まれています。 ですが、実際は、多くの宿泊客(欧米人など)は当たり前のようにチップを渡しています。 従業員もチップをもらうのに慣れているので、チップを払わないとムスッとされることもよくあります。 強制ではありませんが、ホテルでスタッフの対応が良かった、何か助けてもらった場合は50ペソ~150ペソ(3~10ドル)くらい渡すと良いですよ。 メキシコは、テーブルでのお会計です。 ウェイターがレシートを持ってきたら、必ず注文したものに間違いないかを確認してください。 チップはお会計の10%~20%が相場です。 普通のレストランでは10%から15%で大丈夫ですが、高級レストランやホテル内のレストランは20%~25%のチップを渡しましょう。 現金で支払う場合は、食事代とチップの金額を合わせてテーブルに置いて去るか、おつりをもらった後にチップをテーブルに置いておきます。 カード決済の場合は、ウェイターが「チップはどうしますか?」と聞いてきます。 チップも合わせてカード決済する場合は、レシートにチップの額を記入するところがあるので、あげたい額を記入しましょう。 もしくは「チップは○○%分もしくは〇〇〇ペソ」と口頭で伝えても構いません。 食事代だけカード決済で、チップは現金で渡すことも可能です。 高級レストランやホテル内のレストランでは、お会計にチップが含まれていることがあります。 レシートにサービスチャージ(service charge)と書いてあれば、すでにチップ代が加算してあります。 お会計の合計金額だけを払うだけで大丈夫ですが、追加でチップを渡してあげてもOKですよ。 「忘れずにチップを払わなきゃ!」ときっちり20%分のチップを払い、後から「こんな高い料理頼んだっけ?」とレシートをよく見ると、それはサービスチャージでした。 チップを2倍支払ったと分かってショックでした。 支払う前に、レシートの内容をきっちり確認してくださいね。 ですが、ウェイターがいい対応であれば、200~400ペソ(10~20ドル)直接渡すか、テーブルに置いておきましょう。 「ウェイターにチップを渡したら、サービスでドリンクを出してくれたり、メニューにない料理を提供してくれた!」となど、運が良いと、チップのお返しが来ることもあるそうですよ。 海外旅行に行くと、ツアーに参加することもありますよね。 メキシコにも観光地を効率よく回ってくれるツアーがたくさんあり、旅行中1回はツアーに参加する人もいます。 チップは、ツアー終わりにツアーガイドとドライバーにそれぞれ200ペソ~400ペソ(10ドル~20ドル)を渡しましょう。 ツアーガイドが日本人の場合も同じように渡しましょう。 「日本人に現金を渡すには抵抗がある。」と思う人は、お年玉を入れるような袋で渡すと良いですよ。 細かい現金がない場合は、二人分まとめて渡しても問題ありません。 空港送迎の場合、100ペソ~200ペソ(5ドル~15ドル)をドライバーに渡しましょう。 スパや美容院は施術後、もしくはお会計の際に、合計金額の10%~20%を支払います。 レストランと同じく、カードの場合はチップ代とまとめて払っても、チップだけ現金で渡しても大丈夫ですよ。 現金の場合は、チップとまとめてお会計するか、おつりをもらってからチップを渡しましょう。 美容院もチップが必要ですが、メキシコはカット、カラーなどのメニューが安いです。 カット代とチップを払っても2000円くらいです。 勇気のある方は、試してみてください(笑) マリアッチとは、メキシコの音楽を演奏する音楽隊のことです。 メキシコ料理のレストランに行くと、マリアッチの生演奏を聞けて、より一層メキシコの雰囲気を味わえます。 何曲か演奏した後にあいさつがあり、テーブルを回ってきます。 その際、チップとして1テーブルで30ペソ~50ペソ(2ドル~3ドル)渡しましょう。 また食事をしてると「1曲いかがですか?」とマリアッチ隊が聞いて来ることがあります。 これは「あなたたちだけのために歌いますよ」ということです。 断ることもできますが、お願いした場合は、1曲50ペソ~150ペソ(3ドル~8ドル)くらい渡すと良いですよ。 いつもマリアッチと一緒に歌って盛り上がっていますよ。 メキシコに行かれた際は、ぜひ生演奏のマリアッチを楽しんでみてくださいね! メキシコの公衆トイレは、他の海外に比べると綺麗です。 ガソリンスタンドや公園などにある公衆トイレには、番人が入り口にいます。 トイレの番人がトイレを綺麗に保ち、管理してくれているんです。 チップ(5ペソ)を払うと、トイレットペーパーをくれてトイレを利用できます。 トイレットペーパーが必要なくても、5ペソ渡しましょう。 おつりはあったりなかったりするので、財布に小銭が少し入ってると、こういう時に便利です。 ドルで払うと1ドル(18ペソ)とかなり割高になるので、ペソを持っていた方が安心です。 メキシコでは、チップさえ払えば、公衆トイレも比較的きれいに保たれていて、ティッシュもあるので安心ですよ! メキシコには、スーパーにもチップが必要なんです!! スーパーのレジには、レジの人とは別に、袋詰めのスタッフがいます。 そのスタッフのほとんどが、すでに退職をしたおじいちゃんやおばあちゃんです。 袋詰めでチップをもらって生活の足しにしています。 レジでお会計後、袋詰めしてくれた人に5ペソ~20ペソ(1ドルほど)渡しましょう。 なので、私は「チップ渡すから自分で袋詰めさせて!」と言ってしまいます(笑) メキシコには屋台がたくさんありますが、チップは基本的には必要ありません。 「プロピーナ(propina)」と書かれたボックスがあるので、チップを渡したい人は、そこにチップを入れます。 余った小銭などを、チップボックスに入れている人をよく見かけますよ。 メキシコのタクシーでは、チップを渡す必要はありません。 タクシーで空港に向かう場合でも、基本的にはチップは渡さなくても大丈夫です。 ですが、タクシーチャーターをしたり、長距離を走ってもらったら、タクシー料金より少し多めに渡してもいいですね。 なので、乗る前に必ず行き先と値段を聞いてから乗車しましょう。 メキシコシティーだと、タクシーアプリ(Uber)を使うのも便利ですよ。 スターバックスのようなカフェやフードコートのように、自分で注文して、商品を受け取る場合、チップは特に必要ありません。 屋台と同じように、レジ横にチップを入れるボックスがあるので、チップを渡したい人は、そのボックスに入れます。 もし、店員さんが注文を取りに来てくれたり、飲み物を運んでくれるようであれば、お会計の時に10%分くらいのチップをテーブルに置いておくと良いですよ。 そもそもチップとは、サービス料金のこと メキシコのチップ事情は ホテルで必要なチップの場所と相場は レストランのチップの渡し方と相場は ツアー・空港送迎のチップの渡し方と相場は スパ・美容院で必要なチップの場所と相場は チップが必要でないところは 今回は「旅行前に知っておこう!メキシコのチップ事情」を紹介しましたが、いかがでしたか? 日本人には、馴染みのないチップですが、チップがなぜ必要なのかを知ると、渡すのに抵抗もなくなりますね。 今回の記事を参考に、メキシコへ行く際は、ストレスフリーな旅行を楽しんでくださいね。 海外旅行で怖いのは、病気や事故に遭ってしまうことです。 2023年度に、事故や病気などで海外旅行保険を利用した人は3.70%でした。 エポスカードは無料なのに傷害死亡・後遺傷害の補償額が3,000万円と他のクレジットカード(楽天カードなど)に比べて補償額が手厚いので、旅好きの人から選ばれています。 年会費も永年無料でその場で(スマホで)45秒で申し込み&即日発行可能! ↓年会費永年無料のエポスカード↓メキシコの通貨
チップはどこで必要?相場はいくら?
ホテル
レストラン
ツアー・空港送迎
スパ&美容院
こんなところにもチップがいるの?!
マリアッチ
公衆トイレ
スーパー
チップを渡さなくていいところは?
タコス屋などの屋台
タクシー
カフェ&フードコート
まとめ
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しかし、海外では優しい目で「この人よく頑張ってるな。」「笑顔が素敵だな。」と思ったら、ぜひチップを渡してあげてくださいね。