北米には人気の観光地がたくさんありますよね。
ただ、「アメリカやカナダへ旅行するとき、ビザは必要だっけ?」
と分からなくなる人も多いですよね。
特に、アメリカ経由でカナダへ入国するとき、カナダ経由でアメリカへ入国する場合
「なにを用意すればいいの?」
と、より難しく感じてしまう人もいます。
今回は「アメリカ・カナダへの渡航に必要な手続き」についてご紹介します。
また、乗り継ぎや2カ国間を旅行するケースについてもご紹介しますので、北米旅行を満喫してくださいね。
日本国籍の日本人が旅行することを想定した記事になっています。
アメリカに旅行するときビザは必要?

90日未満の観光であれば、ビザは不要です。
ただし、「ESTA」という電子渡航認証システムの申請が必要になります。
渡航の72時間前までに申請するよう勧められていますが
「直前でいいや。後でやろう。」
と先延ばしにして忘れてしまうのが一番危険です。
なので、アメリカへ行くことが決まった時点で申請するようにしてくださいね。
申請料金:14ドル
有効期限:2年間(パスポート有効期限内)
申請に必要なもの:パスポート、クレジットカード(オンライン決済時に使用)
パスポートの期限が切れると、ESTAも無効になるので注意してくださいね。
また「英語ができないから、うまくできるか不安…」
という方でも大丈夫です。
公式サイトの右上で、言語を「日本語」に設定すると、サイトが日本語表記になります。
ちなみに申請するときに入力する名前は、パスポート同じようにアルファベットで入力してくださいね。
カナダに旅行するときビザは必要?

6ヶ月以内の観光の場合は、ビザは不要です。
「eTA」と呼ばれる電子渡航認証が必要になります。
こちらはカナダに滞在するためのもので、アメリカの「ESTA」とは別物です。
申請してすぐに許可が下りることがほとんどですが、
念のために「eTA」も、旅行が決まったときに申請をしておくことをおすすめします。
申請料金:7ドル
有効期限:5年間(パスポート有効期限内)
申請に必要なもの:パスポート、クレジットカード(オンライン決済時に使用)
eTAも、パスポートの期限が切れると無効になります。
eTAは、始めのページの説明部分は日本語でも見ることができますが、申請画面はすべて英語になっています。
全部英語だと「間違えたらどうしよう!」
と心配になってしまいますが大丈夫です。
安心してください!
日本語のヘルプガイドがあるので、見ながら入力を進めることができますよ。
入力することが意外と多く、時間がかかっていたので
「間違ってもう一度最初から入力することになるのは嫌だ!」
と思い、私もヘルプガイドと照らし合わせながら申請をしました。
乗り継ぎのときもESTA・eTAは必要?

アメリカ経由でカナダへ行く、もしくはカナダ経由でアメリカに行く場合
アメリカのESTAとカナダのeTAの両方が必要です。
旅行の日程を決めたときに、どちらも申請して取得しておきましょう。
また、アメリカ滞在中にカナダへ飛行機で移動するとき、またはその逆の場合でも
ESTA・eTAは必要になるので、忘れずに申請してくださいね。
陸路で移動する場合は?

アメリカとカナダは隣接しているので、近い都市だとバスや列車で移動することができます。
たとえば、西海岸では、シアトル(アメリカ)とバンクーバー(カナダ)はバスで約3~4時間です。
また、長距離バスになりますが、東海岸のニューヨーク(アメリカ)からモントリオール(カナダ)へは約8時間で移動することができます。
陸路で入国する場合は、それぞれESTAやeTAは必要ありませんが、申請しておくことをおすすめです。
特に、アメリカは入国審査が厳しいです。
入国審査の際に「I-94W(緑色)」という書類に記入する必要がありますが、事前にESTAを申請しておくと、記入する箇所が少なくなるメリットがあります。
申請料金:6ドル
申請に必要なもの:パスポート、アメリカドルまたはクレジットカード
(申請料金はカナダドルでは支払えないため)
その他、顔写真を撮られたり、指紋認証をすることが必要になります。

まとめ
アメリカに旅行するときは
- 90日未満の観光では、ビザは不要
- 「ESTA」(電子渡航認証システム)を申請する必要がある
カナダに旅行するときは
- 6ヶ月以内の観光では、ビザは不要
- 「eTA」(電子渡航認証)を申請する必要がある
乗り継ぎで入国するときは
- アメリカの「ESTA」とカナダの「eTA」どちらも必要
- 2カ国間を飛行機で移動するときも、どちらも申請する必要がある
陸路(バスや列車)で入国するときは
- 「ESTA」や「eTA」は必要ないが、申請しておくと入国がスムーズになる
- アメリカへの入国は「I-94W(緑色)」への記入が必要
今回は「アメリカ・カナダへの渡航に必要な手続き」についてご紹介しました。
直前になって慌てないためにも、前もって準備をしておきましょうね。
今回の記事を参考に、アメリカとカナダで楽しい思い出を作ってくださいね。
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