「ドイツのトイレって綺麗なの?」
「どこに行けば見つかるの?」
「トイレはどこでも無料なのかな?」
海外旅行中にトイレが見つからなくて困った、使い方が分からなくて大変だったという経験をしている人は多いです。
特に、女性は観光の前にトイレ事情を知っておくと役に立ちますよ。
今回は「ドイツ観光に役立つドイツのトイレ事情」をご紹介します。
目次
ドイツのトイレの特徴とは?

海外のトイレで心配になるのは、トイレが綺麗かどうかですよね。
日本のトイレの綺麗さは、世界一と言ってもいいくらい綺麗です。
ですが、実はドイツ人も綺麗好きな人が多く、ドイツのトイレは清潔なんですよ。
ドイツには、有料のトイレと無料のトイレがあり、有料トイレは常に清掃係の人がいるため清潔に保たれている場所も多いです。
また、自動的に便器を洗浄してくれるハイテクなトイレが設置されていることもあります。
ドイツのトイレはどんな表記とマーク?

ドイツでは、トイレのことを「Toilette(複数形でToiletten)」もしくは「WC」と表記します。
ドイツのトイレのマークも、日本とよく似た男女のマークが使われていますが、日本と違って男女の赤と青の色分けはされていないことが多いです。
また、ドイツ語で「HerrenまたはMänner(男性)」「DamenまたはFrauen(女性)」と書かれています。
省略されて「H」「D」と頭文字だけで表記されているので、気をつけてくださいね。

私は「Damen」が男性だと勘違いしてしまい、「Herren」と書かれた男性トイレに入ってしまったことがよくありました。
トイレはどこに行けば見つかるの?

トイレを見つけたときは、とりあえず行っておくと安心ですよ。
ドイツのトイレは、駅などで見つかる有料のトイレとレストランなどにある無料のトイレの二種類があります。
では、どんな場所に行けばトイレが見つかるのでしょうか?
大きな駅構内(有料)

ベルリンやミュンヘンなどの都市にある「Hauptbahnhof(中央駅)」や大きい駅の構内には、有料で使えるトイレがあります。
お金を支払う機械が付いたゲートに、利用料金を支払って中に入る仕組みです。
ドイツは日本と違って、どの駅にもトイレがあるわけではないので気を付けてくださいね。
利用料金は、1ユーロ~50セントです。

また、トイレを利用した際に駅の中のお店で使える割引券をもらえる場合があるので、忘れずとっておくといいですよ。
大きなデパートやモール(有料)

日本ではデパートやモール内のトイレは無料ですが、ドイツでは有料の場合が多いです。
トイレの入り口に清掃スタッフの方がいるので、利用料金を支払って入ります。
清掃員のスタッフが値段を提示してる時もあるので、その時は提示された値段を払ってください。
利用料金は、だいたい50セントです。
公園内などの公衆トイレ(有料)

数は多くはありませんが、大きな公園などには公衆トイレが設置されているときがあります。
コインを入れると、自動で扉が開く仕組みの有料の公衆トイレです。
公衆トイレは綺麗とは言えないので、あまりオススメできません。
利用料金は、50セントです。
観光地やミュージアム(無料/有料の場合もある)

海外旅行でよく訪れるのが、有名な観光地やミュージアムですよね。
ほとんどの観光地やミュージアムなどの施設内のトイレは、無料で利用できます。
ただ、一部の観光地では、デパートなどのように清掃のスタッフがいて有料の場所もあるので気をつけてくださいね。
観光地やミュージアムのトイレは綺麗に清掃されている場合が多いので、訪れたときにはぜひ使用するのをオススメします。
レストランやカフェ(無料)

基本的に、レストランやカフェにあるトイレは無料で利用できます。
ただ、スターバックスやマクドナルドなどのチェーン店は、トイレの扉にコードを入れるタイプのカギが付いている場合があります。
その場合は、店員さんにコードを聞きましょう。

お店を選ぶ際には気を付けてくださいね。
トイレが見つからない時のお役立ちフレーズ

誰かに聞きたいけど、なんて聞けばいいの?
そんな時に使えるドイツ語フレーズがこちらです。 ぜひ使ってみてくださいね。
<トイレが見つからないときのお役立ちフレーズ>
「トイレはどこにありますか?」
Wo ist die Tolette?(ボー イスト ディ トイレッテ?)
<レストランやカフェに駆け込むときのお役立ちフレーズ>
「トイレを使うことはできますか?」
Kann ich die Toilette benutzen?(カン イッヒ ディ トイレッテ ベヌッツエン?)
駅の有料トイレの使い方

駅の有料トイレを使った人の中では、トイレの入り方が分からなくて困ったという人も見かけます。
そこで、ドイツの駅の有料トイレの使い方とお役立ち情報をお伝えします。
トイレのゲートの通り方

駅の中にあるトイレにはゲートが付いていて、ゲートの横にお金を払う機械があります。
料金の1ユーロを入れ、バーを回転させて入ります。
最近ではカード払いできる機械も増えてきているので、コインが手元に無い場合でも大丈夫ですよ。
出る時には、入った時と同様にバーを下げて出てください。

割引券の使い方

駅のトイレでは、トイレを使用するのに1ユーロ支払いましたが、その代わりに駅の中にあるお店で使える50セントの割引券をもらえます。
この割引券は、駅の中の指定されたお店で割引券として使えます。
ただし、どこでのお店でも使えるわけではなく、決められたお店でしか使用できないので気をつけましょう。
また、たいていの割引券は2.50ユーロ以上の買い物からしか使えないので注意が必要です。
ドイツのトイレで気を付けたいこと
トイレットペーパー

ドイツのトイレでは、たいていトイレットぺーパーは備えつけてあります。
トイレの個室ではなく、違う場所に置かれている場合もあるので、その時は必要な分を取って個室に入りましょう。
注意したいのは、トイレットペーパーがあると思っていたのに、切れてなかったときです。
これはドイツの公衆トイレではよくあることです。
個室に入る前には紙がきちんとあるか確認するか、ポケットティッシュを必ず持ってトイレに入ってくださいね。
ウォシュレット、暖房機能

基本的に、ドイツの公共のトイレにはウォシュレットや暖房機能が付いているトイレはありません。
どうしてもウォシュレットがないと困るという方には、事前に日本で携帯ウォシュレットを購入して持っていくことをオススメします。
生理用品

生理用品など、備え付け以外のものはドイツでも日本と同様に便器内に捨てることはできません。
また、ドイツのトイレでは、上の写真のような袋が個室内に設置されていることがあります。
これは生理用品などを入れて捨てるための袋です。
もし、見つけた方は使ってみてください。
おまけ

最近、ベルリンのバーやクラブのトイレで見つけた珍しいトイレマークがこちらです。
男性と女性のマークが半分にくっ付いたようなマークは「LGBTQの方たちに配慮したトイレ」ということを示したマークです。
このマークが付いたトイレは、性別に関係なく使えるということです。
ベルリンはLGBTQの人たちも多く住む街なので、こういった配慮があるのも良いですね。
まとめ
ドイツのトイレの特徴は
- ドイツのトイレは綺麗な場所が多い
- 有料と無料のトイレの二種類がある
ドイツのトイレ表記とマークの特徴は
- ドイツのトイレのマークも日本とよく似た男女のマークが使われている
- トイレの表記は「Toilette(Toiletten)」もしくは「WC」
- 「HerrenまたはMänner(男性)」「DamenまたはFrauen(女性)」
- 省略されて「H」「D」と頭文字だけで表記されているときもある
トイレはどこに行けば見つかる?
- ドイツは日本に比べて公共のトイレが少ない
- ドイツの都市の大きな駅に行けば見つかる(料金は1ユーロから50セント、割引券付)
- ドイツの全ての駅にトイレがあるわけではない
- 大きなデパートやモールに行けば見つかる(料金は50セント)
- 大きな公園には公衆トイレが設置されている(料金は50セント)
- 観光地やミュージアムの施設の中に行けば見つかる
駅の有料トイレの使い方は
- 入口にある機械に1ユーロを入れて、バーを下げて入る
- お金を支払うと割引券が出てくるので忘れず取る
- 出るときは、入ってきた時と同じ入り口からバーを下げて出る
ドイツのトイレで気を付けたいことは
- トイレットペーパーはトイレ内に備え付けてあるが、ポケットティッシュを携帯しておくと安心
- ドイツの公共のトイレには、ウォシュレット機能や暖房機能は付いていない
- 生理用品は日本と同様トイレに流せない
今回は「ドイツ観光に役立つドイツのトイレ事情」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
事前に旅行先のトイレのことを知っておくと、安心してゆっくり観光できますよね。
今回の記事を参考に、ぜひドイツ観光の際に役立ててくださいね。
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