イタリアは、いつでも人気の旅行先ですよね!
歴史と文化、世界遺産の登録数が一番多く、一度は訪れたい憧れの場所でもありますよね。
イタリア観光といえば、古代遺跡や教会、ショッピングなど大都市の街歩きがメインになりがちです。
でも、イタリアには歴史を感じる景色や、おとぎ話に出てくるような景色がたくさんあるんですよ。
今回は美しい街並みや大自然の風景にスポットをあてて「いつかは訪れたいイタリアの絶景14選」をご紹介します。
目次
都市の絶景
屋根のない美術館・フィレンツェ
フィレンツェといえば、ルネサンス発祥の地で芸術の都として有名ですね。
サンタマリアデルフィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)やヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館などは世界的に有名な観光地になっています。
フィレンツェの景色を楽しむなら、高台のミケランジェロ広場がおすすめです。
ドゥオーモから徒歩30分くらいの場所にあり、オレンジ色に統一された旧市街の美しい街並みが一望できますよ。
特に夕景は、さらにオレンジが濃く映えて絶景です。
アドリア海の真珠・ベネチア
ベネチアは大小100以上の島を橋で結んだ世界的にも珍しい水上都市です。
縦横無尽に水路が走り、入り組んだ路地は迷路のようです。
最もベネチアらしい景色と言えばカナルグランデから見る景色です。
リアルト橋から眺めるカナルグランデ(大運河)には水上バスやゴンドラが行き交い、眺めているだけでも飽きません。
世界で一番有名な橋ともいわれるリアルト橋からの風景は、最もベネチアらしい景色です。
有名なリアルト橋を訪れる観光客は多く、混み合っていることが多いです。スリも多いので荷物には注意が必要です。
夜景といえばナポリ
ナポリは南イタリア最大の都市です。
卵城、サンタキアラ教会、サンテルモ城などの観光ももちろんですが、やはりナポリといえばナポリ湾の景色がオススメです。
イタリアのことわざ「ナポリを見てから死ね」といわれるのも納得できる景色です。
青い海となだらかな曲線の海岸線、遠くにヴェスヴィオ火山が望めます。
南イタリア特有の陽気な雰囲気が伝わってくるようです。
また「世界三大夜景」のひとつとされます。
有名なのはポジリポの丘ですが、ヴォメロの丘もおすすめです。
深夜まで地元の若者やカップルが景色を楽しむ人気スポットなんですよ。
島の絶景
王道リゾート・カプリ島
ナポリの沖合にあるリゾートとして有名な島です。
ここに来たら「青の洞窟」には訪れたいですよね。
洞窟には手漕ぎボートで入るのですが、入り口が狭く波が高いと入れません。
また太陽の光によって美しく青く輝くので、その日その時間の天候次第では絶景がみられないことがあるんです。
しかし運よく条件がそろえば、洞窟に入った時の青さは言葉にできないほど美しいです。
カプリでは青の洞窟が有名ですが、絶景といえば「モンテ・ソラーロ」もおすすめですよ。
スキー場にあるような一人乗り用リフトに乗って丘の上へ行きます。
カプリ島と青い海を一望できるんですよ。
ナポリから船で1時間半
カラフルなブラーノ島
ベネチアから10㎞ほどのところにあるのがブラーノ島です。
レース編みが盛んで、島の特産物となっています。
この島ではなんといってもカラフルに彩られた家が並ぶ街並みです!
家ごとに色が塗られていて、どこを切り取ってカメラをむけてもかわいい写真が撮れますよ。
霧が多いこの島では、漁師が迷わずに自分の家に帰れるようにわかりやすく色を塗ったといわれています。
ベネチアから水上バスで約40分
船が空を飛ぶ!?ランペドゥーザ島
イタリア最南端にある、北アフリカのチュニジアに近い島です。
ここの海は、まるで船が空中に浮いているように見えるほど透き通っています。
いろいろな条件がかみ合い、この絶景を作り出しています。
- 石灰岩の崖が波で削られ、海底に積もっている
- 遠浅の海底
- 雨が少ない
- プランクトンが発生しにくい水質
- 地中海の明るい太陽
ベストシーズンはやはり7~9月の夏場です。
晴天が多く穏やかな海にたくさんの船が海に出るので「空に浮かぶ船」のシャッターチャンスの確立が高くなります。
おすすめは6月です!!
夏場以外は観光客も少なく船が海に出ていないこともあり、「空飛ぶ船」を見られないこともあるんですよ。
しかし、ハイシーズンになるとホテルがオフシーズンの倍以上値上がりするので、ハイシーズン直前が一番お得で見られる確率も高くなります!
パレルモから飛行機で約1時間
地球の息吹に圧倒!エオリエ諸島
シチリア島の北約30㎞に7つの島からなるのがエオリエ諸島です。
多くの世界遺産をもつイタリアですが、数少ない自然遺産のひとつです。
夏のリゾートとして海水浴やスキューバダイビングなども魅力のひとつですが、エオリエ諸島に来たならストロンボリ島へはぜひ訪れてください!
ここには活火山があり、トレッキングや火山ツアーに参加して噴火の様子を間近で観察できるんですよ。
体力と勇気のある方は火山の近くまでいくツアーが人気ですが、そうでない方はナイトクルーズがおすすめです。
船から夜の空に赤く吹き上がる溶岩を見ることができます。
生きている地球を目の当たりにすることができて、本当に感動しますよ。
火山活動が活発ですので、火山へ近づく際は必ず専門のガイドが付いたツアーに参加してください。
また必ず現地の最新情報を確認するようにしてください。
エオリエ諸島への玄関口となるのはリパリ島です。
シチリア島からリパリ島経由で各島々へ行くことができますが、直接エオリエ諸島の島々へ行く船も運行されています。
シチリア島のいくつかの港から船が出ていますが、おすすめはミラッツォ経由です。
ミラッツォからリパリ島までフェリーで約2時間・高速船で約1時間
ミラッツォからストロンボリ島までフェリーで約1時間45分
地方・秘境の絶景
世界一美しい海岸・アマルフィ海岸
ナポリから南へ約50㎞にある町です。
紺碧の海と断崖絶壁に立つ白い建物のコントラストがとても美しい海岸は「世界一美しい海岸」といわれています。
迷路のような路地と階段を巡って散歩するのもよいですし、カフェでゆっくり景色を堪能するのもよいでしょう。
道が切り立った崖にそってあります。
狭く曲がりくねっていて自分で運転するのはテクニックが必要なので、バスで行くのがおすすめです。
運転を気にせず絶景を車窓から楽しめますよ!
特におすすめはポジターノ展望台です。
ハイシーズンは4月~10月です。
夏は特に観光客が多く、バスはとても混雑するうえかなりゆれるので、酔い止めのお薬は必須です。
この時期はサレルノからフェリーが運航(天候により運休する場合あり)しているので、バスに代わる移動手段として検討してもいいかもしれません。
いくつか方法はありますが、ナポリからサレルノ経由で向かう方法がおすすめです。
ナポリから電車でサレルノまで約40分・サレルノからバスで約1時間15分。
またはサレルノからフェリーで約45分(11月~3月は運休)フェリーは予告なく変更・運休する場合があるので、直前に確認しましょう。
とんがり屋根のアルベロベッロ
イタリア南部、ブーツのかかと部分にあたるプーリア州にある町です。
おとぎ話から出てきたようなとんがり屋根がかわいい街並みです。
このトゥルッリと呼ばれる建物は約400年前に建てられ現在1500軒ほどが残っています。
今でも住居やホテル、お土産物屋さんやレストランとして使われています。
最近は日本でも知られるようになり、アルベロベッロを巡るツアーも人気です。
ローマ・ナポリからバーリを経由して電車で約5~6時間
ナポリ、サレルノから直行バスあり
昼と夜では一変!マテーラ
ブーツの形をしたイタリア半島の土踏まずに近い場所にあるのがマテーラです。
ここでは「サッシ」と呼ばれる洞窟住居が並んでいます。
古代遺跡や中世の壮麗な教会と街並みやイタリアらしい明るいビーチリゾートとは一線を画す、独特な雰囲気を漂わせています。
どことなく寂し気な雰囲気を漂わせているマテーラの景色ですが、夜になると景色が一変します。
昼間はセピア色の景色も、夜にはオレンジ色の街燈が町を幻想的に浮かび上がらせています。
訪れる際はぜひ1泊してみてくださいね。
ローマ・ナポリからバーリ経由で電車で約6時間
大自然を満喫できるドロミーティ
イタリア北東部、オーストリアとの国境に近く東アルプス山脈の一部にドロミーティはあります。
3,000m級の山や湖などの自然が豊かで美しく、夏は避暑地として、冬はスキーリゾートとして知られています。
天を衝く山々や澄み切った湖を巡るにはハイキングがおすすめですよ。
歴史的な建造物を巡る街歩きやビーチリゾートとは違う観光をしたい方にはぜひ訪れてくださいね。
ドロミーティと一口に言っても非常に範囲が広いです。
おすすめはコルティナ・ダンペッツォです。
ベネチアやミラノから直行バスがあり、アクセスしやすいです。
本格的なトレッキングだけでなく、ロープウェイで山に登ることができて山登りが苦手な方でも楽しめますよ。
三つの岩山が並ぶ「トレ・チーメ」が有名です。
コルティナ・ダンペッツォへはベネチアから直行バスで約2時間
絵画のようなオルチャ渓谷
トスカーナ州にあるシエナ南東部にある5つの町とその全域がオルチャ渓谷です。
「ヴァル・ドルチャ」とも呼ばれます。
どこまでも続く田園地帯の丘に点々と等間隔で糸杉が連なる景色は絵画のようです。
- 街単体でも世界遺産に登録されているピエンツァ
- 高級ワイン「ブルネッロ」の産地モンタルチーノ
- 森の中の秘境温泉のあるカスティリオーネ・ドルチャ
- シンボリックな糸杉の風景が見れ、古くから温泉地として有名なサン・クイリコ・ドルチャ
- 丘の上の要塞からの眺めが素晴らしいラディコファーニ
それぞれの街に特徴があるので、車でゆっくり回りながら景色を堪能するのがおすすめです。
サン・クイリコ・ドルチャまではシエナから直行バスで約1時間
フォトジェニックなチンクエ・テッレ
イタリア北西部リグーリア海岸沿いにあります。
チンクエ・テッレとは「5つの土地」という意味で、以下の5つの集落を指します。
- リオマッジョーレ
- マナローラ
- コルニリア
- ヴェルナッツァ
- モンテロッソ
- アル・マーレ
海に沿った断崖絶壁にカラフルな建物が寄り添うように建っていて、まさにフォトジェニックですよ!
同じように断崖に建物が建つアマルフィ海岸とはまた違った景色が楽しめます。
どこも小さな集落ですが、1997年に世界遺産に登録されてから観光客がたくさん訪れるようになりました。
昔は船でしか行くことが出来ませんでしたが、今は5つ村を鉄道が結んでいて車窓からも絶景が楽しめます。
ジェノヴァ・ピサから列車で約1時間半
天空の城・チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
チヴィタ・ディ・バーニョレージョは、イタリア中部ローマの北約100㎞にあるのバーニョレージョの町に属する集落です。
凝灰岩の台地の上に建つこの集落は、長年にわたる風雨による浸食と崩落のため、その上に建つ建物も確実に崩壊の危機にさらされ「死にゆく町」と言われています。
そのはかない景観は、あの有名なジブリ映画に出てくるお城のモデルでは!?と噂されています。
現在は、数人が住んでいるだけですが、観光客が訪れるようになってからトラットリアやホテル、お土産物屋などが出来ています。
いつかは崩落してしまうということなので、この景観は今しか見ることができない、と思うと感慨深い絶景でした。
この集落へは300mある橋が1本あるだけです。
この橋はかなり勾配がキツイので、体力のない方は注意してくださいね。
橋の手前の展望台が集落を見渡せる絶景ポイントです。
5€
ローマからオルヴィエートまで電車で約1時間。
オルヴィエートからバスで約30分。
まとめ
都市部の絶景は
- フィレンツェ
- ベネチア
- ナポリ
- カプリ島
フィレンツェの絶景は
- ミケランジェロ広場がおすすめ
- 旧市街の美しい町並みと夕方が絶景
ベネチアの絶景は
- リアルト橋から見る景色
- 最もベネチアらしい景色
- ゴンドラに乗って見る景色もおすすめ
ナポリの絶景は
- ナポリ湾の景色
- 遠くにヴェスヴィオ山が見える
- 世界三大夜景のひとつ
- ポジリポの丘やヴォメロの丘もおすすめ
島の絶景は
- カプリ島
- ブラーノ島
- ランペトゥーザ島
- エオリエ諸島
カプリ島の絶景は
- 青の洞窟
- モンテ・ソラーロの丘もおすすめ
- カプリ島と青い海が一望できる
ブラーノ島の絶景は
- カラフルな家が並ぶ街並み
- ベネチアから10kmほどのところにある
ランペトゥーザ島の絶景は
- イタリア最南端にある島
- 船が浮いてるように見えるほど海が透き通っている
エオリオ島の絶景は
- 7つの島からなる諸島で数少ない自然遺産のひとつ
- ストロンボリ島がおすすめ
- 活火山の近くまで行く火山ツアーやナイトクルーズがオススメ
地方・秘境の絶景は
- アマルフィ
- アルベロベッロ
- マテーラ
- ドローミティ
- オルチャ渓谷
- チンクエテッレ
- チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
アマルフィの絶景は
- 世界一美しい海岸といわれている
- ポジターノ展望台がおすすめ
アルベロベッロの絶景は
- イタリア南部のプーリア州にある町
- とんがり屋根がかわいい町並み
- トゥルッリと呼ばれる、約400年前に建てられた建物
マテーラの絶景は
- 独特の雰囲気があり、夜になると景色が一変する
- ローマ・ナポリからバーリ経由で電車で約6時間
ドローミティの絶景は
- おすすめはコルティナ・ダンペッツォ
- 三つの岩山が並ぶ「トレ・チーメ」が有名
オルチャ渓谷の絶景は
- 絵画のような景色
- 5つの町それぞれに特徴がある
- 車でゆっくり周るのがおすすめ
チンクエテッレの絶景は
- 海に沿う断崖絶壁にカラフルな家が建つ
- 1977年に世界遺産登録され、5つの村を鉄道が結んでいる
チヴィタ・ディ・バーニョレージョの絶景は
- ジブリ映画のモデルと噂されている城がある
- 橋の手前の展望台が絶景ポイント
今回は「いつかは訪れたいイタリアの絶景14選」をご紹介しました。
あなたの心に焼き付いた絶景はありましたか?
イタリアは、日本と同じく南北に長い国で、北部と南部、都市と地方や島では全く景色が異なります。
行きにくい場所もありますが、絶景を目にするときっと「来てよかった!」と感動しますよ。
今回の記事を参考に、その土地ならではの歴史と自然が作り出した絶景を訪れてみてくださいね。
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ベネチアではぜひゴンドラに乗ってくださいね!
迷路のような水路を巡ったあとカナルグランデに出てきたときには、明るいイタリアの太陽と青い海、美しいリアルト橋が本当にキラキラとまぶしいです。