イギリスのコンセント事情とは?電圧やプラグに違いはあるの?

イギリス旅行が目前になるとワクワクしますよね！

現地でインスタ映えする写真を撮ってSNSに投稿する人も多いので、旅のお供にスマホは欠かせません。

しかし、スマホと同じくらい大事な存在が「充電器」です。

「日本のコンセントの形と違って挿さらなかった！」
「充電したら使えなくなった！」

日本とイギリスでは、コンセントや電圧、プラグのタイプが全然違うことをご存知ですか？

せっかくの旅行が台無しになることのないように、大事なポイントを抑えておきましょう。

今回は「イギリスのコンセント事情と電圧やプラグの違い」をご紹介します。

イギリスのコンセント事情

プラグと電圧について

イギリスのプラグは大きめの三角形で、日本のプラグとは形状が全く違います。

3つの角形の突起があり、上の縦の一つは安全性のためアースになっているのでかなり大きいです。

電圧は240Vで、日本の約2倍と高めの電圧になっています。

そのため、日本の電化製品によっては、イギリスで使うときに変換プラグや変圧器が必要になるものがあります。

日本から持ち込む電化製品、どうチェックしたらいいの?

スマホや携帯、カメラ、パソコン機器などは、もはや旅行のマストアイテムですよね。

まずは、これらの充電器の「対応電圧」をチェックしてみましょう。

対応電圧は、充電器本体の「Input」または「入力」として表示されています。

ここに「100V-240V」と表示されていれば、その製品は幅広い電圧に対応した「ユニバーサル仕様」になっています。

つまり、海外どこでも変圧器なしで充電器が使えるということです。

ここに「AC100V」と表示されている場合は日本国内向けの製品です。

日本向けの製品をイギリスで使用したいときは、変圧器が必要になります。

イギリスの電圧に対応していない電化製品を使うと故障の原因になることもあります。

また、最悪の場合は発火してしまうこともあるので、対応電圧は必ずチェックしてくださいね。

最近のスマホや携帯、タブレット、カメラ、パソコンの充電器のほとんどは「ユニバーサル仕様」になっています。

そのため、変換プラグさえあれば日本と同じように充電できますよ。

旅行に持っていくべき変換プラグの種類は?

BF型プラグ

スマホや携帯、カメラ、パソコン機器などの充電に必要になる変換プラグです。

イギリスで使う変換プラグは「BFタイプ」しかありません。

ただし、今後色んな場所へ行く予定があれば、世界中どこでも使えるマルチ変換プラグがお得で便利ですよ。

マルチ変換プラグ

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マルチ型は手のひらサイズのパーツをパズルのように組み合わせて使います。

そのため、繋ぎ合わせるのが難しい、パーツを無くしやすい等のデメリットがあります。

ですが、マルチ変換プラグをバッグに忍ばせておくだけでいつでもどこでも使えるので、買うならマルチ変換タイプがオススメです。

変換プラグはどこで買える?

100円ショップ

残念ながら、100円ショップで取り扱いがあるのは、C・O・Aタイプの変換プラグタイプのみです。

イギリスはBF型なので、100円ショップでは購入できません。

家電量販店やネットショップ

BF型を買うなら、家電量販店またはネットショップがオススメです。

いずれも、簡易型プラグとマルチ変換プラグのどちらのタイプも購入できます。

簡易型プラグの値段は様々ですが、150円～1,000円というお手頃価格で販売されています。

最近では、マルチ変換プラグも安価で品揃えも豊富です。

複数の差込口があるUSB変換プラグでも1,000円台で売られています。

おしゃれなデザインのもの、平たくてスペースを取らない持ち運びにも便利なものなど色んな種類が出ていますよ。

空港

変換プラグは成田空港でも買うことができます。

ただし、一般の家電量販店などで購入するよりも割高になることが多いです。

ちなみに、ヒースロー空港でも購入することができますが、値段が非常に高いので注意してください。

「ネットの2倍、3倍は当たり前くらいの料金だった！」という話も聞いたことがあります。

どうしても必要なときの最終手段として、空港で調達することをオススメします。

現地

変換プラグは、イギリス現地でも購入可能です。

ただし、日本のプラグからイギリスのプラグに変換するものは置いていないこともあります。

日本仕様からイギリス仕様へ変換するプラグが見つからないときは、米国仕様からイギリス仕様のプラグに変換するものを探しましょう。

日本とアメリカのプラグは同じ形なので、米国仕様のプラグでも対応できますよ。

ちなみに、イギリスのほとんどのホテルには変換プラグを貸し出すサービスはありません。

ホテルに帰ってから充電できなくて困ることが無いように、変換プラグは出発前に必ず購入してくださいね。

モバイルWi-Fiルーターの貸し出しを行っている業者によっては、サービスとして変換プラグを貸し出してくれることがあります。

事前確認をして、出国前に空港で受け取れるようにしておきましょう。

ここでひとつアドバイスです！

変換プラグは2つ以上持っていくと便利です。

特に、コンセント差込口が1つだけのときは、一度にひとつしか充電できません。

2つ以上あれば、スマホもカメラもパソコンも夜寝ている間に同時に充電できて便利ですよ。

変圧器が必要なもの

ヘアドライヤー、ヘアアイロン

日本のメーカーのヘアドライヤーやヘアアイロンは、とても優秀です。

そのため、旅行に持って行きたいマストアイテムの1つに掲げる人も多いと思います。

ただ、日本のヘアドライヤーやヘアアイロンは、イギリスの高い電圧に対応していないものが多いです。

変圧器は、日本の家電量販店やネット通販で販売されています。

値段はメーカーや購入場所によって差がありますが、安いもので5000円台です。

また、小型のものでも1.9kg、大型のものとなると12kgと重いのがデメリットです。

ちなみに、現地で買おうと思っても、イギリスで売っている変圧器のほとんどは、アメリカなど海外用のものばかりなので、やはり変圧器の現地調達は難しいです。

他にも、ヘアドライヤーなどは、一般に消費電力が高いです。

変圧器を使っても「冷風しか出てこない」「動かなくなった」という話もよく聞きます。

さらに、プラグ部分に火花が散ったり、ドライヤーから「パンッ！」と音がして焦げたような臭いがした、煙が出たという話もあります。

そのため、ホテルに備え付けのドライヤーを使うことをオススメします。

イギリスでは、格安ホテルでもドライヤーは常備されていますが、部屋に無い場合はフロントに伝えると貸してくれますよ。

それでも日本製を持って行きたい人は、海外対応の製品を持って行きましょう。

また、海外のお水で髪を洗うとバシバシになりやすいです。

少し高くても質の良いヘアドライヤーを持っていくことをオススメします。

以下の商品は、アマゾンでもベストセラーに選ばれている商品です。

パナソニック ヘアドライヤー ナノケア ゴールド EH-NA2B-N

また、ユニバーサル対応のヘアアイロンを購入する場合は、ネット通販などで2000円台で手に入れることができます。

変圧器を買うより安く済むので、旅行前に調達してサラサラ髪でイギリスを観光しちゃいましょう！

こんなグッズがあると便利！

旅行中は、稀にこんなハプニングに見舞われるときがあります。

「変換プラグも必要なだけ買って持ってきたのに、ホテルにはコンセントがひとつしかない！」
「スマホとカメラを同時に充電したいのに、変換プラグがひとつしかない！」

こんなときに役に立つおすすめの便利グッズをご紹介します。

延長コード

延長コードがあれば、たくさんの電子機器を一度に充電することができます。

ただし、日本で普通に売られている延長コードは、電圧の高い国で使うと大変な目に遭いますよ。

なぜなら、日本で売られている延長コードは、ほとんどが125Vまでしか対応しておらず、電圧の高いイギリスでは使えないからです。

延長コードを買うときは、必ず「海外製品対応」のものを選んでくださいね。

複数の差込口が付いたUSB充電器

Anker PowerPort PD 2(PD対応 30W 2ポート USB-A & USB-C 急速充電器)

スマホやカメラなど、最近はUSBの差込口に繋いで充電するタイプのものが多いですよね？

複数の差込口があるUSB充電器は、一度にスピーディーに充電することができます。

1つずつ充電していく時間も手間もかからず、便利で安心、安全の優れモノです！

ちなみに、ユニバーサル対応のプラグ形状、4つのUSBケーブルから同時に充電できるタイプの商品がオススメです。

モバイルバッテリー

Anker PowerCore 10000 (10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)

外出先でバッテリーが切れたら大ピンチですよね？

近くに充電できそうなカフェが見当たらない場合や、ホテルに帰れないときなどは最悪です。

こんなときに便利なのが、繰り返し充電できるモバイルバッテリーです。

場所や時間を選ばず、いつでもどこでも急速充電できて超軽量なところもオススメポイントです。

コンパクトなので、カバンやポケットに収納できるサイズで持ち歩きにも重宝しますよ。

お値段も2000円台で買える安いものも販売されています。

長距離バスや電車に乗るときなど、長時間外出するときに1つは持っておきたい便利アイテムですよ。

旅先でのトラブルシューティング

外出先でバッテリー切れになった場合の対処法

「しまった！スマホのバッテリーがもうすぐなくなっちゃう！」

こんなとき、イギリスではホテル以外にも無料で充電できるスポットがあるんですよ。

観光中、携帯電話充電用のロッカー（Phone Charging Stations）が設置されているのを見かけると思います。

中に設置されている充電ケーブルから充電できるようになっていて、扉の鍵を閉めれば盗まれることはありません。

裏技中の裏技をご紹介します！

それは「ホテルのテレビで充電する」という方法です。

テレビの裏にあるUSB差込口に充電ケーブルを差し込むと、ゆっくりですが充電できます。

比較的時間に余裕のあるときに、応急処置として試す価値ありですよ（笑）

電源が入らない！？

「充電したはずなのに、電源が入らない！」

そんなときは、まずコンセントをチェックしてみましょう。

コンセントには、差込口のとなりに「オン・オフ」ボタンがついています。

オンにしたときのボタンはオレンジ色、オフにしたときのボタンは白色です。

このスイッチのことを知らずに「オフにしたままで充電ができていなかった」という話を頻繁に聞きます。

そのため、故障を疑う前に最初にこのスイッチがオンになっているか確認してみてください。

意外によく聞く話なので、皆さんは気をつけてくださいね。

まとめ

日本と違うイギリスのコンセント・プラグ事情は

• イギリスの電圧は240V（日本は110V）
• 大きい三角形のコンセントが特徴
• プラグの形状はBFタイプ

日本から持ち込む電化製品をチェックする方法は

1. 充電器本体の「Input」をチェックする
2. 「100V-240V」と表示されていれば変圧器は不要

持っていく変換プラグの種類は

• 必要な変換プラグの種類はBFタイプ
• あまり海外旅行に行かない人には簡易タイプがオススメ
• 海外へよく行く人にはマルチ型がオススメ

変換プラグを購入できる場所は

• BF型は100円ショップにはない
• ネットショップ、家電量販店
• 空港（値段はかなり割高になる）
• 現地のスーパーやデパート

変圧器の必要な日本の家電とは

• ヘアアイロン、ドライヤーなど

あると便利なおすすめグッズ

• 延長コード（ただし、海外製品対応のものを使うこと）
• 複数の差込口が付いたUSB充電器
• 繰り返し充電できるモバイルバッテリー

外出先でバッテリー切れになった場合の対処法

〈変換プラグや充電コードがあるとき〉

• 駅の構内
• 長距離電車やバスの中
• スターバックスやコスタなどのカフェ
• 大学や図書館などにコンセントがある

〈変換プラグや充電コードが無いとき〉

• 空港や駅
• ショッピングモール
• 携帯ショップなどに設置されている充電ロッカー（Phone Charging Stations）

コンセントに挿しても充電されない場合は

• コンセントにあるスイッチがオンになっているか確認する

今回は「イギリスのコンセント事情と電圧やプラグの違い」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

イギリスのコンセントやプラグ事情は、旅行前に知っていると役に立ちますよ。

事前に準備しておくことで、イギリスに着いてから「スマホやカメラが充電できなくて使えない！」「日本から持ってきたドライヤーが使えない！」などのトラブルを回避することができます。

今回の記事を参考に、イギリスで快適な旅を満喫するために事前チェックと変換プラグは忘れないでくださいね。