夏のイギリス旅行!!!知っておきたいサマータイム制度とは???

「来年の夏休みはイギリス旅行したい！」

夏のイギリスは日本に比べて涼しく、日も長いので旅行にはピッタリの季節です。

しかし、夏のイギリスにはサマータイムという制度があることをご存じでしたか?

サマータイムのことを知っておかないと、飛行機や電車の乗る時間を間違えてしまうかもしれませんよ。

今回は、「夏のイギリス、サマータイム制度とは？」をご紹介します。

イギリスのサマータイム制度とは？

サマータイム制度とは、夏の期間、時計を一時間進める制度のことです。

日本にはない制度のため、馴染みのない方も多いですよね。

でも、イギリスやアメリカ、オーストラリアなど多くの国で採用されている制度なんですよ。

今回は、イギリスのサマータイム制度について、詳しく説明していきますね。

イギリスがサマータイムを導入している理由

イギリスのサマータイムは、BST : British Summer Timeと呼ばれています。

イギリスの夏は、平均日照時間が16時間と長く、日本と比べて約2時間も日が出ている時間が長いんですよ。

その長い日照時間を有効活用するため、イギリスではサマータイム制度を採用しています。

サマータイムを導入することで、省エネ対策や経済活動の効果が望めると言われており、世界の1/3が実施している制度なんですよ。

ちなみに、サマータイムではない時間のことをグリニッジ標準時間「GMT : Greenwich Mean Time」と呼びます。

イギリスと日本の時差は通常だと＋9時間ですが、サマータイム期間中は＋8時間になるので気をつけてくださいね。

サマータイムの期間

イギリスのサマータイム期間は、毎年3月の最終日曜日午前1時～10月の最終日曜日午前2時まです。

つまり、3月の最終日曜日午前1時は時計を1時間進め、10月の最終日曜日午後2時に1時間戻すということです。

サマータイムといっても、3月末から10月末頃まで続くので長いですよね。

春や秋にイギリス旅行を考えている方は、旅行日程を確認してサマータイムに注意してくださいね。

サマータイム制度は他の国でも導入されていますが、開始日と終了日は国によって違うんですよ。

ちなみに、EU諸国でもサマータイムを導入していましたが、2021年を最後に廃止が決定しました。

2021年以降、イギリスと一緒にEUの国々を旅行したいと考えている方は、時間の違いに注意が必要です。

時計をサマータイムに合わせる方法

腕時計

夏のイギリスは、日本と8時間の時差があります。

そのため、腕時計は日本時間＋8時間に調整してくださいね。

また、最近の腕時計の中には、「電波時計」と言い、電波を受信すると自動的に時間調節してくれる機能が付いたものもあります。

この機能が付いている腕時計は、現地に到着すると数分で、イギリス時間に自動的に変わってくれるので便利ですよ。

電波時計を調節する時は、腕から外し、窓側など電波が受信しやすい場所に向けると、よりスムーズに調整できるのでいいですよ。

スマートフォン

今の時代、スマートフォンを時計代わりに使用する方も多いですよね。

スマートフォンには、あらかじめイギリス時間に自動的に合わせてくれる機能が付いています。

この機能はWi-Fiを使うため、イギリスに着いたら空港などでWi-Fiに必ず接続してください。

Wi-Fi接続後、イギリスの時間に自動的に切り替わるので簡単で便利ですよ。

スマートフォンが自動的に切り替わる設定になっているか不安な方は、あらかじめ設定をチェックしておくといいですよ。

以下の方法で、お手持ちのスマートフォンの設定を確認することができます。

• iPhoneの場合、設定 → 一般 → 日付と時刻 → 自動設定ON
• androidの場合、設定 → 日付と時刻 → 日付と時刻の自動設定ON → タイムゾーンの自動設定ON

おまけ

イギリスの時計といえば、ロンドンのランドマークでもあるウェストミンスターの時計（通称ビックベン）ですよね。

サマータイムの期間に合わせて、ビッグベンの時計も時間が変わります。

ビックベンは、どうやって時間を切り替えているかご存じですか？

実は、サマータイムの開始日と終了日の前日午後10時に、一度時計が止まるんです。

その後、時計の針が早回りして、針を０時に合わせます。

移行後の時間に合わせて、移行日の０時から針がスタートするので、その日は鐘が鳴らないんですよ。

時計が止まっている間は、時計のメンテナンス作業をしています。

年に二回のビックベンの鐘が鳴らない瞬間を狙って、ロンドン旅行するのも面白いかもしれませんね。

まとめ

イギリスのサマータイム制度

• 夏のイギリスは日照時間が長く、有効活用するためサマータイムを導入している
• サマータイムを導入すると、省エネや経済対策効果が望める
• サマータイムの期間は、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日まで
• サマータイムに入ると時計の時間を1時間進め、終わると1時間戻す
• サマータイムは、国により期間が異なる
• EU諸国は2021年を最後にサマータイムを廃止する

時間をサマータイムに合わせる方法

• 日本との時差は通常+9時間だが、サマータイム期間は+8時間
• 電波時計は、自動的に現地時間を合わせてくれるので便利
• スマートフォンはWi-Fiにつなげると、自動的に現地時間に切り替わる機能がある

今回は「夏のイギリス、サマータイム制度とは？」をご紹介しましたが、いかがでしたか？

日本にはない制度なので、きちんと把握しておかないと旅行先で混乱していまいそうですね。

今回の記事を参考にして、ぜひ夏のイギリス旅行を満喫してくださいね。