突然ですが、皆さんは大量のトマトを投げ合ったことはありますか?
普通に生活していると、トマトを投げ合うことなんてありませんよね。
ですが、スペインではトマトを投げ合う「トマティーナ」というお祭りがあるんです!
「トマト祭りに参加したいけど、どうやって参加できるの?」「一人や女性でも参加できるのかな?」と気になりますよね。
今回は「スペインのトマト祭りは女性でも参加できる?怪我や死亡事故もあったのは本当!?」をご紹介します。
目次
トマト祭り「トマティーナ」とは?
スペインのバレンシア州にあるブニョールという街で、毎年8月の最終水曜日に行われるお祭りです。
元々は収穫祭でしたが、今は世界中からトマトを投げ合うために、数万人が集まるお祭りとなりました。
このお祭りで使われるトマトの量は、なんと100トンです。
世界各地をロケするテレビ番組でも芸能人が多く参加しているので、見たことがある方も多いかもしれません。
トマト祭りで死亡した人はいるの?
「トマト祭り」で検索すると「死亡」の文字も一緒に出てきます。
調べてみたところ、過去に死亡事故は起きていません。
しかし、怪我をした人は数名いたと報道されています。
怪我人のほとんどが、熱中症や結膜炎などの目の炎症を訴えていたとのことでした。
確かに、トマトが目に入ると痛いので、お祭り後は綺麗に洗いましょう。
安全対策やルールがしっかり決められているため、怪我人が数名発生する程度で済んでいる安全なお祭りだと言えます。
トマト祭りのルールは以下の通りです。
- トマト以外は投げないこと
- 固い物や瓶などは持ち込まないこと
- 服を引っ張らない、破かないこと
- 他の人を傷つけない、トマトは投げる前に潰すこと
- トラックから離れて投げること
- 合図の後はトマトを投げないこと
- 警備員の指示に従うこと
- 他人を傷つけないように配慮すること
- 建物に直接トマトを投げないこと
- みんなで楽しい時間を過ごすこと
トマト祭りの参加方法は?
個人で参加する場合
事前にトマティーナの公式サイトでチケットを購入することができます。
チケット購入後は、印刷して持っていくだけで参加できますよ。
ちなみに、トマティーナが行われるブニョールという街は、小さな田舎町なので宿泊場所が少ないです。
なので、ブニョールから電車で約1時間の距離にあるバレンシアで宿泊しましょう。
バレンシアに滞在し、前日の夜または当日の朝にブニョールに移動する方法が一般的です。
ブニョールに比べると宿泊場所も多いですが、お祭り前後は予約が埋まりやすいです。
参加することが決まったら、早めに予約をしてくださいね。
また、バレンシアにはアパートタイプの宿泊場所も多いです。
「お祭りだから、大勢で参加して楽しもう!」ということで、8人が寝泊まりできる部屋を借りる人もいます。
トマティーナが始まれば、トマト投げに夢中になって、一人参加でも気にならないかもしれませんが、会場までの往復で寂しさを感じてしまうかもしれません。
そんなときは、現地ツアーに参加することをおすすめします。
ちなみに、バレンシアのアパートタイプをシェアするために、ネット上で参加者を募集しているときがあります。
皆でご飯を食べたり、トマティーナに参加する服装を揃えたり、まるで修学旅行気分を楽しめますよ。
ただし、ネット上で知り合って現地で顔合わせをするのが一般的です。
中には悪い人もいるので、自己責任で判断した上で参加してくださいね。
現地ツアーで参加する場合
旅行日数が限られている人は、現地ツアーがおすすめです。
バルセロナやマドリード、バレンシアから日帰りでお祭りに参加することができます。
現地ツアーには、トマティーナの入場チケットや往復バスが含まれています。
会場まで送迎してくれるので、移動に悩むことなく気軽に参加できますよ。
また、日本人向けの現地ツアーに参加すれば、言葉の不安も和らぎます。
ちなみに、バルセロナやマドリード発の場合、ツアーの出発時間は早朝です。
前日はしっかり休んで、時間厳守で参加しましょう。
トマト祭りに挑むときの持ち物5選
持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
会場には荷物預かり所があるので、トマト投げに不要なものは預けることができます。
バレンシアから電車で行く場合は、往復の電車代など最低限のお金を忘れないでくださいね。
水着と汚れてもいい服や靴
服は、確実にトマト色に染まります(笑)
洗濯してもなかなか落ちないので、汚れてもいい服や靴で参加しましょう。
靴は、サンダルでも参加できますが、人ごみで脱げてしまうので、マリンシューズで参加しましょう。
どうしてもサンダルで参加したい方は、ガムテープなどで脱げないようにグルグル巻きにしましょう。
ゴーグル
トマト汁が目に入ると、とても痛いです。
トマトが目の周辺に当たっても痛いので、ゴーグルがあると安心ですよ。
トマトが鼻の中に入ることもあるので、鼻まで覆ってくれるタイプを選ぶと良いですよ。
防水カメラ(衝撃にも強い物)
「せっかくだから、写真を撮っておこう。」と思いますよね。
ですが、普通のカメラだと故障する可能性があるので、防水カメラがおすすめです。
防水カメラを持っていない場合は、防水ケースに入れておきましょう。
私はスマホを防水ケースに入れて参加しましたが、飛んできたトマトがスマホに当たって落ちました。
幸い、防水ケースが犠牲となったので、スマホ本体に影響はありませんでした。
万が一のことを考えて、防水と衝撃に強いカメラを持っていくと安心ですよ。
着替え
トマトで汚れた服のまま帰るのは、着心地が悪いです。
必ず着替えを準備しておきましょう。
汚れた服装のままだと、電車に乗れない場合もあるので注意してくださいね。
防寒グッズ(前夜祭から参加する方は必須アイテム)
この後、前夜祭の様子を詳しくご紹介しますが、日差しが出てくるまでは薄着だと寒いです。
楽しいはずのお祭りで体調を崩さないように、上に羽織れる服などがあるといいですよ。
洗濯洗剤(ホテルで洗濯したい方は必須アイテム)
トマト祭りで汚れた服は捨てても良いですが、「捨てるのは勿体ない…。」と思う人もいるのではないでしょうか?
そんなときは、アリエールの洗濯洗剤ジェルボール「4Dプロクリーン」が綺麗さっぱり落としてくれます。
CMでは、あばれるくんがトマト祭りに参加した後に、トマトで汚れたTシャツが綺麗に元に戻っているので、使ってみる価値はあると思います!
少量タイプはこちら。
大容量タイプはこちら。
実際にトマト祭りに参加してきました!
トマト祭り前夜祭
トマトを投げ合うのは当日だけですが、前夜祭では道路に屋台が並びます。
イルミネーションもあって綺麗でしたよ。
楽器の演奏などもあり、ほろ酔い気分で盛り上がっていました。
バレンシアから22時半頃の最終電車でブニョールに移動し、前夜祭を楽しんだ後は、そのままトマティーナに参加することもできます。
ただし、ブニョールに宿泊場所をとっていないと、一晩野宿をすることになります。
公園のような場所には、同じように野宿する人がたくさんいたので、危険を感じることはありませんでしたが、一人や女性数人だけの野宿は危険です。
また、8月とはいえ、朝晩は冷え込みます。
私は、お祭りに参加する服装のままで行ったので、震えながらお祭りが始まるのを待っていました。
あまりの寒さに眠ることもできなかったので、防寒グッズを持っていきましょう。
トマト祭り当日
トマト投げが行われる少し前になると、通りの建物にブルーシートがかけられます。
「いよいよ始まるんだな!」
とワクワクしてきますよ。
9時頃からは、石鹸が塗られた木の棒の先端にあるハムを取るイベント「パロ・ハボン」が始まります。
棒の高さは数mあり、ハムに手が届きそうで届かず滑り落ちていく様子は見ていてもどかしいですよ。
「うわ~!おしい!頑張れ!」
と言いながらも、このイベントの間にトマティーナの場所取りをしておきましょう。
トマティーナが始まると、人がいっぱいで身動きができなくなります。
また、イベント中は住民が建物の窓から冷水をかけてきます。
前日からの寒さに追い打ちをかけられるので、移動するのも一苦労でした。
ハムが取れたら、トマティーナ開始です。
その年によって、ハムが取れないことがありますが、11時になるとトマティーナが始まります。
通りの奥からトラックが入ってきて、トラックの荷台に乗った人から容赦なくトマトが投げられます。
「投げている人の顔が笑顔すぎる。」
と思ったのは、私だけではないはずです(笑)
「トマトは潰して投げる」というルールはありますが、たまに原形が残っているトマトが当たると痛いです。
トラックが通りすぎた後は、落ちているトマトを投げ合います。
性別や国籍関係なく、みんなで投げ合う光景はまさにクレイジーでしたよ。
女性だからといって手加減はしてくれないので、気にせず投げ合いましょう。
ちなみに、スリが多く発生しているので、貴重品の管理に注意してくださいね。
トマト祭り終了
1時間ほどでトマティーナは終了です。
住民の方が、ホースで水をかけてくれたり仮設シャワーを利用すれば、ある程度は体についたトマトを洗い流すことができます。
ちなみに、トマト投げに夢中になっていると、一緒に来た人と離れ離れになることがあります。
事前に、集合場所を決めておくことをおすすめします。
預けていた荷物を受け取って着替えたら、あとは帰るだけです。
ブニョールからバレンシアに帰る電車の中では、前日からの寝不足もあって爆睡していました。
ホテルに到着したら、すぐにシャワーを浴びてください。
洗い流すことができなかった大量のトマトが、びっくりするくらい出てきますよ(笑)
トマティーナ翌日には、前夜祭の寒さで風邪をひいたり、トマト汁の影響で湿疹が出た人がいたので、旅行の日程に余裕があれば、トマティーナの翌日はゆっくり休むことをオススメします。
まとめ
トマト祭りは
- スペインのバレンシア州にあるブニョールという街で、毎年8月の最終水曜日に行われるお祭り
- 元々は収穫祭だった
- 使用されるトマトの量は100トン
参加方法は
- ネットから個人参加
- 現地ツアーに参加
持っていくと便利なアイテム5選は
- 水着と汚れてもいい服や靴
- ゴーグル
- 防水カメラ(衝撃にも強い物)
- 着替え
- 防寒グッズ(前夜祭から参加する方のみ)
- 洗濯洗剤(ホテルで洗濯したい方は必須アイテム)
トマティーナ前夜祭は
- 音楽を聴きながら屋台で盛り上がる
- ホテルを予約していないと野宿することになる
- 朝晩は冷え込むので、防寒グッズを準備する
トマティーナ当日は
- 9時頃から「パロ・ハボン」というイベントが始まる
- 11時頃からトマティーナ開始
- スリに注意する
トマティーナ終了後は
- 仮設シャワーなどで、トマトを洗い流すことができる
- 同行者と離れ離れになることもあるので、集合場所を決めておく
- 風邪をひいたり、トマト汁の影響で湿疹が出る人がいる
今回は「スペインのトマト祭りは女性でも参加できる?怪我や死亡事故もあったのは本当!?」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
トマティーナは、性別関係なく楽しめるお祭りです。
8月後半にスペインを旅行する予定があれば、トマティーナに参加してみてはいかがでしょうか?
スペイン旅行に必要な滞在日数は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
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トマトの仮装をしている人もいたので、見ているだけで楽しかったですよ。