「ドイツの気候って、日本とどう違うの?」
「どんな服装をして旅行すれば良いの?」と不安に思う人も多いのではないでしょうか?
今回は「旅行前に必ずチェックしたいドイツの気候と日本との違い」をご紹介します。
ドイツの気候
ドイツには、日本の四季のように気候の変化があります。
ただ、夏は日本よりも乾燥していて涼しく冬は寒いです。
一年を通して、平均降水量は日本よりも少なく雨が降る日数も月平均8日程度です。
また、ドイツは北部と東部と中、南部で気候の特徴がそれぞれ違います。
ドイツ北部(ハンブルグ、ブレーメンなど)は海洋性気候で、ドイツ東部(ベルリン、ドレスデンなど)は大陸性気候です。
ドイツ中、南部(フランクフルト、ミュンヘンなど)は、海洋性気候と大陸性気候が混ざった気候です。
また、アルプスに近い山間部は、一日の気温の変化が他の地域よりも激しいので注意が必要ですよ。
- 夏は涼しく冬は寒い
- 冬は、それほど厳しい冷え込みにはならない
- 一年を通して雨が降る
- 夏は比較的暑い日がつづくこともあり乾燥する
- 冬は厳しい冷え込みが長期間続く
- -20℃以下まで気温が下がることもある
- 夏は比較的涼しいが、熱波の影響で最高気温が30℃になることもある
- 冬はかなり寒い
- 寒気の影響で、-15℃以下まで気温が下がることがある
しとしと降る雨が続くので、観光の際は季節を問わず折り畳み傘を持参するのをオススメします。
季節ごとの気候の特徴とオススメの服装
春(3~5月)
日本に比べて気温は低く、天気の変化も激しいのが特徴です。
- 3月
3月は平均気温が11℃と寒いですが、暖房が効いてるところは少なくなります。
晴れた日の日光が当たる場所では、暖かく感じることもあります。
- 4月
天気の移り変わりがとても激しいです。
お天気の日でも、すぐ曇り空になったり土砂降りの雨が降ったかと思えば、急に青空が見えたりします。
天気に合わせて、気温の変化も激しく変わるので注意が必要です。
- 5月
5月も中旬になると、春らしく暖かい陽気な日が増えてきます。
ですが、昼間と夜間の温度差はかなり激しいです。
春の季節でも、まだまだ肌寒い気候が続きます。
防寒着の用意は忘れないようにしましょう。
薄手のニットやカーディガン、スウェット、コートなどの重ね着ができる服装も用意していくといいですよ。
観光中などは羽織れるものをカバンに入れておくと、急に寒くなった時に便利ですよ。
夏(6~8月)
日本に比べて涼しく乾燥しています。
雨が降った後や日没後などは、気温がぐっと下がります。
また、多くの建物や公共交通機関にはクーラーがないことが多いです。
最近では、扇風機を使うお店も増えてきましたが、暑い日が続く場合は熱中症に注意が必要です。
- 6月
6月の気温は5月に比べて暑くなり、平均気温も24℃まで上がります。
日中は暑く感じることも多くなりますが、日が暮れ始めると気温が下がり肌寒く感じます。
- 7月
6月に比べて少しずつ気温が上がってきます。
日中の日差しも強くなり、暑いと感じる日が増えます。
日照時間は22時までと長いですが、夜間は肌寒く感じる日もあります。
- 8月
8月になると、平均気温は25℃くらいまで上がり、30℃まで気温が上がる日もあります。
ただ、日が落ちるとぐっと冷え込むことも多いので、一日の温度差には注意が必要です。
クーラーがない場所も多いので、熱中症には気をつけてくださいね。
春に比べて気温は上がりますが、基本的に日本よりも涼しい気候です。
昼間と夜間の温度差も激しく、肌寒いと感じる瞬間も多いです。
夏の時期でも、軽く羽織れる服や、薄手のショールなどを持っていくといいですよ。
紫外線対策には、つばの広い帽子やサングラスがオススメですよ。
秋(9~11月)
ドイツの秋は短く、あっという間に冬になります。
秋は、一日の寒暖の差がさらに激しくなります。
- 9月
昼間は比較的暖かく、夜になると急にぐっと冷え込むのが特徴です。
最高気温21℃から最低気温11℃と気温差が激しく、昼間のあたたかな日差しに比べて夜間はコートなどの防寒着が必要です。
- 10月
9月に比べて、さらに温度が下がる日が増えてきます。
10月中盤になると昼間でも肌寒さを感じるほどになります。
風が強い日増えるので、一気に冬の装いが必要になっていきます。
- 11月
11月になると一気に気温が下がり、冬と変わらない気候になります。
最低平均気温が4℃まで下がるので、ドイツでは室内がかなり暖かく保たれています。
外出する際はマフラーや手袋は必須ですよ。
日本の秋の気候よりもかなり寒いです。
急な冷え込みに対応できるように、厚手のセーターやコート、ジャケットなどの防寒着を持って行きましょう。
ただ、室内はかなり暖かく保たれているので、セーターを着ていると暑く感じることもあります。
そのため、室内で脱ぎ着できるような重ね着スタイルがオススメですよ。
乾燥対策に保湿機能が高いクリームやオイルなどを準備していくといいですよ。
冬(12~2月)
ドイツの冬はとにかく寒く、平均最高気温は5℃くらいまでしか上がらず冷え込みます。
山間部以外は雪がたくさん積もることはないですが、雪が降った次の日は道が凍っている場合があります。
- 12月
クリスマスマーケットのシーズンに入り、町は賑わいますが寒さはますます深まります。
天気は曇りがちで、とにかく寒いです。
強い風が吹く日もあるので寒さには注意が必要です。
- 1月
12月と同じくとても寒い日が続きます。
最低気温が0℃になる日もあります。
日照時間も短く曇りの日も多いため、昼間でも寒い日が多いんですよ。
- 2月
2月の初めは、冷え込む日が続きます。
ただ、2月の終わりあたりからは少しずつ暖かくなってきます。
夕方や夜などは寒く冷え込むことも多いので、手袋、マフラー、毛糸の帽子などは必須アイテムですよ。
ドイツの冬は、曇りがちな天気でとにかく寒いです。
厚手のセーターやロングコート、お尻まで隠れる厚手のダウンは必須です。
カイロや厚手の下着、厚手の靴下、厚手のブーツがあると、さらに寒さを防げます。
日本で見かけるカイロはドイツではほとんど売っていないので、多めに持ってくといいですよ。
屋外は極寒でも建物の中はかなり暖かいので、脱ぎ着がかんたんにできる重ね着スタイルがオススメですよ。
旅行にオススメの季節は?
せっかくのドイツ旅行、天候に左右されず気持ちよく観光したいですよね。
一番おすすめの時期は、6~9月です。
日照時間も長く気候も過ごしやすいので、観光にはピッタリの季節ですよ。
ただし、8月の夏休みシーズンはホテルなどの値段も上がり、観光客の数も増えるので注意が必要です。
春や冬の季節は、曇りが多く日照時間も短いので、観光にはあまり向かない季節なんですよ。
冬にドイツを訪れたい方は、クリスマスマーケットに合わせて行くのもいいですね。
まとめ
ドイツの気候は
- 日本の夏よりも涼しく冬は寒い
- ドイツの北部と東部と中、南部で気候の特徴が違う
- 降水量は日本より少ない
- 突然の雨が多いので折り畳み傘は必須
季節ごとの気候の特徴とオススメの服装は
- 春(3~5月)は、天気の変化が激しい
- 薄手のニットやカーディガンなどの重ね着ができる格好が良い
- 夏(6~8月)は日本よりも涼しく乾燥していて夜間は肌寒い
- クーラーがない場合が多いので熱中症に注意
- 一日の寒暖差があるので軽く羽織れる服装や薄手のショールなどを持っていくと便利
- 秋(9~11月)は寒く、一日の寒暖差がさらに激しい
- 急な冷え込みにも対応できるように厚手のセーターやコート、ジャケットがあると安心
- 冬(12~2月)は、平均最高気温が5℃までしか上がらず冷え込む日が多い
- 厚手のセーターやロングコート、お尻まで隠れる厚手のダウンがオススメ
- クリスマスマーケット観光にはカイロが重宝する
旅行にオススメの季節は
- 観光には日照時間も長く気温も涼しく比較的過ごしやすい6~9月にかけての時期がオススメ
- 冬の時期はクリスマスマーケットのシーズンも良い
今回は「旅行前に必ずチェックしたいドイツの気候と日本との違い」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
最近は気候変動の影響もあり、30℃を超える暑い夏や暖冬の年もありますが、基本的に日本よりも夏は涼しく冬は寒いのが特徴です。
気候にあった服装を選ぶと、よりドイツ旅行を楽しますよ。
今回の記事を参考に、ぜひ快適なドイツ観光を満喫してくださいね。
ドイツ旅行に持っていくと便利な持ち物は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
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