メキシコのクジラツアーは感動の連続!見どころとおすすめツアーは?

ホエールウオッチングを体験してみたいと思ったことはありますか?

ハワイやオーストラリアなどでも体験できる人気のアクティビティです。

実は、メキシコでもホエールウオッチングができることをご存知ですか?

バハ・カルフォルニア半島周辺の海は、世界有数のホエールウォッチングエリアなんです。

今回は「メキシコのクジラツアーは感動の連続!見どころとオススメのツアー」をご紹介します。

バハ・カリフォルニア半島はどこにあるの?

バハ・カリフォルニア半島はメキシコの西部にあり、南北に延びる細長い半島です。

最北端にある町ティファナから南端のサンルカス岬まで約1,300㎞もあり、世界一長いんですよ。

バハ・カルフォルニア州はメキシコ最北の州で、アメリカのカリフォルニア州に接しています。

砂漠気候で、冬でも暖かく雨が少ないのが特徴です。

世界有数のホエールウオッチングエリア!

冬になると、北極の海からたくさんのクジラたちが半島周辺の海域にやってきます。

暖かいこの地域で、出産と子育てをするためなんですよ。

半島周辺のいくつかの街からクジラを見るツアーが出ています。

ホエールウオッチングスポット
  1. エルビスカイノ・クジラ保護区
  2. マグダレナ湾
  3. カリフォルニア湾
  4. ロス・カボス

エルビスカイノ・クジラ保護区

この保護区では、たくさんの生き物を見ることができます。

クジラだけでなくウミガメなど海洋生物の宝庫と言われているんですよ。

かつて絶滅の危機に瀕していたコククジラも、ここで手厚く保護されるようになって数が回復してきています。

1993年に世界遺産に登録されています。

マグダレナ湾

天敵のシャチが入ってこないので、エルビスカイノ・クジラ保護区と同様にコククジラの一大繁殖地となっています。

ロス・カボスやラパスからもツアーが出ています。

カリフォルニア湾

バハ・カリフォルニア半島とアメリカ大陸に挟まれた海でコルテス海とも呼ばれます。

シャチやイルカ・クジラ・アザラシなど、世界の海生哺乳類の約4割がこの海域に生息しています。

多様な海洋生物を見られることから「世界の水族館」とも言われています。

シロナガスクジラは、カリフォルニア湾で子育てを行います。

2005年「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」として世界遺産に登録されました。

ロス・カボス

カリフォルニア半島の南端部にあるロスカボスは、カンクンとともにメキシコの高級リゾート地として知られています。

また、数多くのホエールウオッチングのツアーが出ています。

ここでは、主にコククジラ・ザトウクジラを見ることができます。

運が良ければシロナガスクジラやシャチ・イルカなどが顔を出してくれることもあります。

バハ・カリフォルニア半島でザトウクジラに遭遇するチャンスが一番高い場所ですよ。

ホエールウオッチングのシーズンは?

北半球にいるクジラは夏の間、豊富な食糧がある北極海で過ごします。

そして、冬になると暖かいバハカリフォルニア半島周辺まで10,000㎞移動してやって来ます。

毎年12月~4月ごろまで出産と子育てをするために、この地域に留まって春になるとまた北極へ旅に出ます。

出産と子育てのシーズンとなり、たくさんのクジラツアーが催行されます。

Aさん
ホエールウオッチングのハイシーズンは2月ですが、オススメは3月頃なんですよ。

この頃になると、子どものクジラが少し成長して警戒心が薄れるので、コククジラの親子を近くで見る確率が高くなります!

クジラにタッチできるチャンスも上がりますよ!

見られるクジラの種類と見どころは?

見られる種類と特徴とは?

バハ・カリフォルニアで主に見られるクジラを紹介します。

  1. シロナガスクジラ
  2. ザトウクジラ
  3. コククジラ
  4. シャチ
  5. イルカなど
シロナガスクジラ

シロナガスクジラの体長は約25mまで成長します。
地球上最大の動物と言われ、30mを超えるような大きさになることもあります。

Aさん

シロナガスクジラはカルフォルニア湾で見ることができますが、なかなか見ることが難しいです。

約8分ごとに息継ぎ(ブロウ)をして潮を吹くのですが、とってもダイナミックです!

ホエールウオッチングで遭遇できるとラッキーなクジラなんですよ。

ザトウクジラ

ザトウクジラの体長は約15mまで成長します。
水面からジャンプをする「ブリーチング」や、長い胸びれを海面にたたきつける「ペック・スラップ」などのアクロバティックな動きをします。

Bさん
ザトウクジラは、私たちの前で何度もジャンプしたりヒレをバタバタしていました。

一緒に船に乗っていた人たちも大興奮で、船酔いするヒマもなく楽しめました。

ちなみに、ザトウクジラは鳴き声を出すため「歌うクジラ」とも言われています。

船には、水の中の音が拾えるマイクが付いているのでザトウクジラの「歌声」も聞くこともできました!

コククジラ

コククジラの体長は約13mまで成長し、バハ・カリフォルニアを象徴するクジラです。
水面から顔を出す「スパイホップ」をしてこちらを見たり、ボートに近づいたりと人懐っこい一面があり
一時は乱獲により数が激減していましたが、保護活動により数が増えてきています。

Cさん
運が良ければ、ボートからタッチできることもあります!

ボートのすぐ脇ににゅっと顔を出してくれて、みんな大興奮でした!

幸運にもクジラに触ることもできて、滅多にできない経験ができて良かったです。

クジラはどんなアクションをするの?

クジラは海面からジャンプしたり、大きな尻尾を振り上げて海に潜ったりと色んなアクションをします。

クジラたちの特徴的なアクションをいくつか紹介します。

知っているともっとホエールウオッチングが楽しめますよ!

  1. ブリーチング
  2. ペック・スラップ
  3. ペダンクル(テイル)・スラップ
  4. フルーク
  5. スパイホップ
  6. ブロウ
ブリーチング

勢いよくジャンプする行動です。
空中で体をひねって背中から落下したり、横方向へジャンプしたりバリエーションも色々とあります。
ホエールウオッチングでは、最も人気のアクションです。

ペック・スラップ

胸びれを空中に突き出し、海面に叩きつける行動です。

ペダンクル(テイル)・スラップ

尾びれなど下半身を海面に叩きつける「テイル・スラップ」が有名です。
他にも、海面で尾を横に激しく振る「ペダンクル・スラップ」もあります。

フルーク

深く潜る前に尾ビレを海面から上へ突き出します。
尾びれの裏の模様が1頭ずつ違うので、個体を識別するときに観察します。

スパイホップ

海面から顔を出し、あたりの様子を眺める様子です。
回転しながら行うこともあり、時にはボートの近くで見られることがあります。

ブロウ

息継ぎのための潮吹きです。
クジラを探す時、まずブロウを探します。

Aさん
ツアーの船は、クジラのブロウを見つけると近づきます。

ですが、シロナガスクジラはとても泳ぐスピードが速く、ブロウを見つけてからは近づいても間に合いません。

シロナガスクジラのブロウを見つけると、次のブロウの位置を予想して船を向かわせるんですよ!

クジラとイルカの違いって?

 クジラとイルカの違いは一般的に

  • 体長4mより大きいものを「クジラ」
  • 体長4mより小さいものを「イルカ」

と呼んでいます。

ですが、これは厳密な定義ではなく、実際は4mより大きいイルカもいますし、4mより小さいクジラもいます。

シャチは「クジラ」と「イルカ」の中間ぐらいの位置づけです。

クジラの種類としては、2種類に分けられています。

  1. ヒゲクジラ(シロナガスクジラ・ザトウクジラ・コククジラなど)
  2. ハクジラ(マッコウクジラ・シャチ・ハナゴンドウ・イルカなど)
ヒゲクジラ

イラストなどで表現されるイメージのクジラはヒゲクジラです
ヒゲクジラはブラシのような「ヒゲ(歯)」でオキアミなどの小さな獲物を食べます。
ザトウクジラなどのように、体が大きくなるものが多いです。

ハクジラ

ハクジラの仲間は、とがった歯を持っていて、魚やイカなどを食べます。
マッコウクジラやシャチのような大型のものもいますが、一般的にはイルカのような小型のものが多いです。
水族館でみられるクジラの仲間はみんな、ハクジラの仲間なんですよ。 

ツアーに参加しよう!

バハ・カリフォルニア半島でホエールウオッチングができると言っても、その範囲は広大です。

半島の長さが南北に1,300㎞なので、東京から長崎ぐらいの距離です。

サンイグナシオやラパス、ロス・カボスなどの観光地からツアーが出ています。

大体どのツアーも以下のような料金形態でした。

  • 所要時間は2時間~2時間30分ほど
  • 料金は60ドル(約6,500円)~85ドル(約9,200円)

小型のボートで10~15人ぐらいで行くツアー以外に、ビュッフェスタイルのブランチが付いているクルーズ船のような大きな船のツアーもあります。

補足

小型のボートは、小回りが利いてクジラの出没するところへすぐに向かえます。

大型のボートは、トイレなどの設備が整っていて揺れが少ないので、船酔いが心配な方には安心です。

ちなみに、午前中の方が海の様子は比較的安定しています。 

ラパスからのツアーは、車や小型ボートでホエールウオッチングをするポイントまで数時間移動することになります。

移動の交通費や食事代などが含まれることになるので、料金が高くなります。

ホエールウオッチングが目的なら、空港からも近いロス・カボスからの日本語ガイド付きツアーがオススメです。

Dさん
ラパスからクジラを見るツアーに参加しましたが、マグダレナ湾へ移動するのに車で3時間かかりました。

ホエールウオッチングはとても楽しめましたが、移動が疲れました。

料金は200ドル(約22,000円)以上かかりました。

Bさん
子連れだったので、大きい船のツアーにしました。

小型ボートだと2時間ほどのツアーの間、ほとんど座りっぱなしなので小さい子供は無理だと思います。

子供が途中で飽きても、船の中をウロウロして遊んだりできます。

小型ボートのようにクジラを至近距離から見ることは出来ませんが、それでも十分楽しめましたよ。

注意

妊娠中や妊娠の可能性がある方、心臓病などの持病のお持ちの方は、残念ながら参加できません。

ツアーに持って行くと良いアイテムは?

ツアーに参加する際に用意しておくものを紹介します。

ツアーに持って行くと良いアイテム
  1. 防寒着
  2. ビニール袋・タオル
  3. 酔い止め
  4. 帽子・サングラス
  5. カメラのストラップ

防寒着

暖かい地域とはいえ冬季なので、海上では風が吹いて冷えます。

防寒着があるだけでも全然違うので、持って行くことをオススメします。

ビニール袋・タオル

水で濡れる可能性があるので、荷物はビニール袋に入れるようにしましょう。

クジラのアクション次第では、水しぶきがかかることもあります。

いつ濡れても拭けるように、タオルも用意しておきましょう。

酔い止め

船酔いすると、せっかくのツアーを楽しめませんよね。

船酔いが心配な方は、乗船前に酔い止めを飲んでおきましょう。

帽子・サングラス

海の上は、日差しを遮るものがありません。

日焼け止めを塗って、しっかり紫外線対策をしておきましょう。

カメラのストラップ

船は揺れることもあるので、カメラを海に落としてしまうこともあります。

せっかくの思い出が全部水の泡になるのは悲しいですよね。

カメラにはストラップを付けて、手首や首などにかけるようにしましょう。

まとめ

バハ・カリフォルニア半島は

  • メキシコの西部に位置している
  • 南北に細長く1.300km続く世界一長い半島
  • 砂漠気候で冬でも暖かい
  • クジラが出産・子育てする場所

世界有数のホエールウオッチングエリアは

  1. エルビスカイノ・クジラ保護区
  2. マグダレナ湾
  3. カリフォルニア湾
  4. ロス・カボス

エルビスカイノ・クジラ保護区は

  • クジラ以外にもウミガメなどの海洋生物宝庫
  • 絶滅の危機に瀕していたコククジラも回復してきている
  • 1993年に世界遺産に登録

マグダレナ湾は

  • エルビスカイノ・クジラ保護区と同様にコククジラの一大繁殖地
  • ロス・カボスやラパスからもツアーが出ている

カリフォルニア湾は

  • バハ・カリフォルニア半島とアメリカ大陸に挟まれた海
  • シャチやイルカ・クジラ・アザラシなど、世界の海生哺乳類の約4割がこの海域に生息
  • シロナガスクジラはカリフォルニア湾で子育てを行う
  • 2005年「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」として世界遺産に登録

ロス・カボスは

  • バハ・カリフォルニア半島の南端にある地域
  • カンクンとともにメキシコの高級リゾート地
  • 数多くのホエールウオッチングのツアーが出ている
  • 運が良ければ、シロナガスクジラやシャチ・イルカなどが顔を出してくれる
  • バハ・カリフォルニア半島でザトウクジラに遭遇するチャンスが一番高い場所

ホエールウオッチングのシーズンは

  • クジラがバハ・カリフォルニア半島にやってくるのは12月から4月
  • ハイシーズンは2月
  • 3月頃は、コククジラの警戒心が薄れて親子の姿を近くで見られる確率が高い

見られるクジラの種類は

  1. シロナガスクジラ
  2. ザトウクジラ
  3. コククジラ
  4. シャチ
  5. イルカなど

クジラがするアクションは

  • ブリーチングは勢いよくジャンプする行動
  • ペック・スラップは胸びれを海面にたたきつける行動
  • ペダンクル(テイル)・スラップは尾びれを海面にたたきつけたり、横に振ったりする行動
  • フルークは海中に深く潜る際に尾びれを高く上へ突き上げる行動
  • スパイホップは海面から顔をだし、あたりを眺める行動
  • ブロウは息継ぎ・潮吹きをする行動

クジラとイルカの違いは

  • 一般的に体長4mより大きいものを「クジラ」と呼ぶ
  • 一般的に体長4mより小さいものを「イルカ」と呼ぶ
  • 実際は4mより大きいイルカもいるし4mより小さいクジラもいる

クジラを見れるオススメのツアーは

  • サンイグナシオやラパス、ロス・カボスなどの観光地から出ているツアー
  • どのツアーも所要時間は2時間~2時間半、料金は60ドル(約6,500円)~85ドル(約9,200円)
  • 妊娠中や妊娠の可能性がある方、心臓病などの持病がある場合はツアーに参加できない

ツアーに持って行くと良いアイテムは

  1. 防寒着
  2. ビニール袋・タオル
  3. 酔い止め
  4. 帽子・サングラス
  5. カメラのストラップ

今回は「メキシコのクジラツアーは感動の連続!見どころとオススメのツアー」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

子育て中の親子のクジラを見ることができるなんて、滅多に出来ない体験ですよね。

野生のクジラたちのダイナミックな姿は、感動の連続ですよ!

今回の記事を参考に、メキシコでのクジラツアーを存分に楽しんでくださいね。

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